《テキスト》 Impress基礎[第1巻]

Impress 基礎[第 1 巻]
プレゼン資料作成のトレーニング
(C)TERAKOYA 2012
Impress 基礎[第 1 巻]
[1]プレゼンテーション presentation
話し手から聞き手へ情報を《分かりやすく》《効果的に》伝えること。
略して「プレゼン」ともいい、以下のような場面が考えられます。
(ア) 自己紹介
(イ) 会社説明会
(ウ) 工場見学・施設見学
(エ) 自治体による事業説明会
(オ) 業績や成果の報告
(カ) 新製品発表会
(キ) イベントの司会・進行
(ク) 商品販売
(ケ) ・・・・・
◇プレゼンテーションの目的
プレゼンの目的は、以下のように大別できます。
(1) 分かりやすい説明をして、相手に理解してもらう
(2) 提案を効果的に行い、相手に納得してもらう
(3) 信頼感のある説得を行い、相手の行動を促す
◇プレゼンテーションの道具
最近のプレゼンはパソコンやプロジェクタを使うことが多く、パソコン
にはプレゼン用のソフトをインストールしておく場合が一般的です。
パ ワ ー ポイント
イ ン プ レ ス
・代表的なプレゼンソフト ......... PowerPoint, Impress
(C)TERAKOYA 2012
1
Impress 基礎[第 1 巻]
[2]Impress の画面構成
◇シンプルな構成 ............. [メニューバー]と[作業スペース]のみ
◇ツールバーを表示 .......... [標準]、[線と塗りつぶし]など
◇ペインを表示 ................. [スライドペイン]と[タスクペイン]
デフォルト(初期設定)では、この画面構成です。
※ペイン[pane]枠、窓ガラス
(C)TERAKOYA 2012
2
Impress 基礎[第 1 巻]
[3]スライド
Impess で作る 1 枚 1 枚の画面がスライドです。
複数のスライドを連続して見せていくことで、プレゼンを行います。
まとまりのある複数のスライドは、1 つのファイルで管理されます。
・Word のファイル ...........まとまりのあるページの集まり
・Excel のファイル ...........まとまりのあるシートの集まり
・Impress のファイル .......まとまりのあるスライドの集まり
◇プレースホルダ place holder
スライド上には、プレースホルダと呼ばれる入力領域が配置されていて、
この領域内にタイトルやテキスト、画像、グラフなどを挿入します。
タイトル用
プレースホルダ
コンテンツ用
プレースホルダ
◇レイアウト layout
プレースホルダの配置のパターンを、
レイアウトと呼びます。Impress には、
16 種のレイアウトが用意されています。
1 枚目のスライドのレイアウトの設定は、
[タイトルスライド]になっています。
2 枚目以降のスライドのレイアウトは、
[タイトル、コンテンツ]がお勧めです。
(C)TERAKOYA 2012
3
Impress 基礎[第 1 巻]
[4]文字の入力と書式設定
プレースホルダの内部をクリックすると、カーソルが点滅します。
ここに、タイトル「大人の音楽教室」を入力します。
文字列の書式設定には、
[テキストの書式設定]ツールバーを使います。
・フォント
・太字
・フォントサイズ
・斜体
・下線
・左揃え
・影
・中央揃え
・右揃え
・両端揃え
・フォントの色
1 枚目のスライドの完成例
(C)TERAKOYA 2012
4
Impress 基礎[第 1 巻]
[5]スライドの追加と削除
◇スライドの追加 ............. スライドペイン内で操作をします。
..
直前のスライドにマウスポインタを合わせ、右クリックします。
表示されたメニューで、[新しいスライド]をクリックします。
※別に、 Enter キーを押すやり方もあります。
スライド
ペイン
◇スライドの削除 ............. スライドペイン内で操作をします。
削除したいスライドにマウスポインタを合わせ、右クリックします。
表示されたメニューで、[スライドの削除]をクリックします。
(C)TERAKOYA 2012
5
Impress 基礎[第 1 巻]
[6]インデントと行間隔
2 枚目のスライドに文字を入力します。
上のプレースホルダ(タイトル)に入力します。
下のプレースホルダ(コンテンツ)に入力します。
◇段落と強制改行
段落を明示するときは、Enter キーを押します。
段落内で行だけを変えるときは、Shift キー + Enter キーを押します。
※この操作を強制改行と呼びます。下図で、①~③は強制改行です。
①
段落
②
③
※各段落の 2 行目のフォントサイズを 28pt にします。
◇[段落]ダイアログボックスの表示
[書式]メニュー
→[段落]
(C)TERAKOYA 2012
6
Impress 基礎[第 1 巻]
[6]インデントと行間隔(つづき)
◇行間の設定
すべてを選択して、行間の設定をします。 固定:1.5cm
※[固定]を選んで設定することをお勧めします。
◇間隔の設定[段落と段落の間隔の設定]
すべてを選択して、間隔の設定をします。 段落の下:1.2cm
※[段落の下]で、段落どうしの間隔を設定します。
◇インデントの設定
すべてを選択して、インデントの設定をします。 テキストの前:1.0cm
※[テキストの前]が、文字列左側のへこみ(左インデント)を表しています。
(C)TERAKOYA 2012
7
Impress 基礎[第 1 巻]
[7]箇条書きの設定
コンテンツのプレースホルダでは、各段落が箇条書きで表示されます。
文字を入力すると、自動的に行頭文字「・」が追加されます。
◇箇条書きの解除
すべてを選択して、[箇条書き オン/オフ]ボタンをクリックします。
◇行頭文字の変更
[書式]メニュー →[箇条書きと番号付け]
①[箇条書き]タブで、任意の行頭文字を選びます。
②[オプション]タブで、色と大きさを決めます。
※[相対的なサイズ]は、直後の文字列との比較です。
(C)TERAKOYA 2012
8
Impress 基礎[第 1 巻]
❖ここから、ドリル[第 1 巻]に進みましょう。
・ステップ 01_「町内行事」
・ステップ 02_「音楽教室」
・ステップ 03_「資料作成のコツ」
※ドリルの解答例は、それぞれ次のスライドにあります。
❖練習問題[1][2]は、
すべてのスライドに入力後、書式設定をしましょう。
練習問題[1] スライド 1,2
・MSP ゴシック
・44pt
・緑 2
・36pt
・行間 固定 2.4cm
・赤 1, 青 6
・MSP ゴシック
・44pt
・緑 2
・36pt
・行間 固定 1.6cm
・間隔 段落の下 1.0cm
・インデント 0.8cm
・青 6
・行頭文字の変更
(C)TERAKOYA 2012
9
Impress 基礎[第 1 巻]
練習問題[2] スライド 1,2,3
・48pt
・青緑
・36pt
・行間 固定 2.0cm
・赤 1
・48pt
・青緑
・32pt
・行間 固定 1.5cm
・間隔 段落の下 1.2cm
・行頭文字
[オプション]タブ
色 橙色 2
相対的なサイズ 80%
・48pt
・青緑
・行間 固定 1.2cm
・間隔 段落の下 1.2cm
・インデント 1.2cm
・各段落の 1 行目
青 6, 36pt
・各段落の 2,3 行目
黒, 28pt
(C)TERAKOYA 2012
10