日産、ブラジル輸出は前年並み 2012/05/24 20:18 日経速報ニュース 輸出制限の影響は限定的 501 文字 日産自動車は 24 日、メキシコからブラジルへの乗用車輸出額に制限がかけられた問題 で、日産の輸出台数は前年並みの水準を確保できる見通しとなったことを明らかにした。 輸出制限は3年間の期間で実施されるが、期間中、11 年の輸出台数分を維持できるとい う。14 年にもブラジルに新工場を稼働する予定で、輸出制限の影響は限定的となりそう だ。 同日、横浜市で記者会見したメキシコ日産のホセ・ルイス・バルス最高経営責任者(C EO)が明らかにした。日産の 11 年のメキシコからブラジルへの輸出台数は約4万 5000 台で首位。ブラジル新工場稼働まではメキシコからの輸出が成長の原動力のため、輸出制 限の影響が懸念されていた。 「輸出制限の期間中、ブラジルへは 11 年並みの輸出台数になる見通し」(バルスCE O)という。日産はメキシコ市場で3年連続のシェア首位で、販売台数を伸ばしている。 「国内販売の供給力が足りなかったので、輸出制限の影響はない」(同)とした。 ブラジルはメキシコ製自動車の輸入超過で自国の自動車産業への悪影響を警戒し、メキ シコに是正を求めた。メキシコはブラジルの要望に応じて乗用車輸出額の制限を今年3月 に設けていた。
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