赤ちゃん一人を連れての外出であれば、おんぶや抱っこをしながら荷物を持って もなんとかなりますが、ふたごの場合は、体格や体重の増加に伴って二人いっぺん におんぶと抱っこをするのにも限界がきますので、ベビーカーは必需品といえるで しょう。 ふたごの場合、最初の6カ月くらいは外に連れ出すこと自体が大変なので、出産 と同時にそろえる必要はほとんどありません。ただ、6∼7カ月を過ぎた頃から、外 気浴を兼ねた散歩や買い物などに連れ出す時は、ベビーカーが必要になりますね。 A型のベビーカーは重量13kg前後とかなり重いので、早いうちから外出できそう な場合は最初の数カ月間だけレンタルし、その後、長期間使用するベビーカーを購 入した方が都合がよいと思います。 ここでは、ベビーカーを中心に一覧表にまとめてみました。軽量なものや、比較 的操作が楽なA型も入っています。 ■ベビーカーの比較表(平成17年5月現在) メーカー アップリカ 発売元 名 称 税込価格 本体重量 使用時幅 ネルッコベッド ツインズサーモ 83,790円 日本 ツインストローラー 9,999円 トイザらス クロス ツアーメイト コルクラフト 日本 デュアルアンブレラ 14,490円 (アメリカ) トイザらス ストローラー 有)GMP エアバギースリー 71,400円 ダブル インターナショナル カトージ 五十畑工業 前面型S-33 31,000円 特 徴 A型だが軽量。体温調節機能つき 一人乗り用並みに軽量。 収納時コンパクト 衝撃吸収輪、収納時コンパクト。 リクライニング150度まで 3輪で操作しやすくさまざまな工夫 がある。リクライニング135度まで ふたご用ベビーカーにおいては 老舗メーカー ●購入時に特に注意したいこと 1.使用しない時の収納スペース 収納時の必要スペース(乗用車のトランクのスペースも考慮しましょう) や、折り たたんだ時、自立するものとそうでないものについての使い勝手も考えましょう。 2.眠ってしまった時 リクライニング可能なものとそうでないものがあるので、 検討材料にしましょ う。ふたごの場合はいろいろな事態を想定しておかないと、お母さんがあわて ますから。 3.荷物のたくさん積めるものが理想 よく、ハンドルにS字フックをつけて荷物を引っ掛けて使っているかたがいら っしゃいますが、ふたごの場合は荷物が多くなりがちなので、ベビーカーの下 部に容量の大きいカゴがあるととても便利です。 ベビーカーは、横型で軽量なものがほとんどです。そのため、目を離したすきに子 どもが立ち上がり、背もたれに体重をかけたりすると、ベビーカーごと後ろに転倒し て思わぬ事故につながるケースもありますので、注意が必要です。またベビーカーは A型より幅は小さいのですが、狭い歩道やスーパーのレジの通行に不便な場合があり ますので、よく考えて購入しましょう。 ふたご用のベビーカーは、使用頻度が高い場合は、安定性のある頑丈なものの方が よいでしょう。超軽量のものは、旅行先での使用やセカンドカーとして使用する場合 におすすめです。 人見知りは、母子関係がちゃんと形成され、子どもの情緒が安定していれば、成 長過程で現れるごく普通の現象です。人見知りがあまりない子もいれば、激しい子 もいますが、人見知りは自然に解消されることなので、一時のことと考えてあまり 悩まないようにしましょう。 人見知りが激しくて、お母さんだけでの外出ができないと嘆いていらっしゃるか たもいますが、どうしても誰かに預けて外出しなければならないことが今後ありそ うな場合は、ちゃんとした準備期間を考えましょう。いきなり初めての人に預ける のは無理ですし、預けられた人も戸惑ってしまうかもしれませんので、可能ならば 慣らし期間を作るようにしてみましょう。 「子どもの人見知りが激しいので一人での外出は絶対無理!」と思い込んで、そ れがお母さんのストレスになってしまうようだとしたら、むしろその方が問題です。 お母さんも、たまにはゆっくり買い物したり、上の子どものための時間を作ったり する必要もありますから、人に預けることを躊躇せず、お願いできるかたがいるの でしたら積極的にその方法を考えましょう。相手のかたに子どもの人見知りのこと を理解してもらうなど、事前の人間関係を作っておくことも大切ですね。
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