2017.2 改訂14版 管路リニューアルソリューション アセットマネジメントからリニ ューアルまで! 管 路トータルリニ ューアル システムのご 提 案! 劣化調査・診断システム SPR工法 フレキシブルSPR工法 農業用SPR-A工法 SPR-SE工法 SPR-PE工法 ノーディパイプ工法 リフトイン工法 オメガライナー工法 取付管更生工法 オメガライナー GR工法 RCPマンホール更生工法 マンホール更生工法(PPSライニング工法) シールド用防食工法(PPSライニング工法) PPSライニング工法 水インフラストックの危機管理 それがセキスイ 管路リニューアルソリューション。 老いていくライフラインをいかに活かすか? 共有資産である管路の管理が問われています。 ライフラインなくしては生活できない。普段、目にすることの ないライフラインは暮らしの生命線として地中に張り巡らさ れています。 しかし、その生命線にタイムリミットが迫ってい ます。それは老 朽 化。整 備 が 早く進められた都 市 部 から刻 一刻と埋設管路に老朽化の波が押し寄せています。50年前 後の耐用年数をもつコンクリート管きょ。耐用年数を超えた 管きょの増加で都市部を中心にして、ある日突然“道路が陥 没する”という危険が住民に迫っています。さらに急がれる 地震対策。地震国日本においてライフラインをいかに健全 に保つか?が命題になっています。 埋設管路はリニューアル時代へ 今、ライフラインは“ 普 及 拡 大の時 代 ” から、“ 真に有 効 な 維持管理を行う時代”へと転換を迫られています。 セキスイの使命、それは時代を越えてライフラインを活か すこと。わたしたちの共有資産であるライフラインの調査・ 診断から更新までトータルの解決策を提案することで、ラ イフラインの効率的管理を実現します。 -1- 老 朽 化 が 引 き 起 こ す 危 険! さ ら に 迫 ら れ る 地 震 対 策! 生活に直結する埋設管路の更新が迫られています。 パイプラインの老朽化は地震などで崩落しやすく、道路陥没などを引き起こす可能性があります。 木根の 侵入 継手の ズレ 井戸水 地下水へ 汚水が浸透 圧力管の破損により街が水浸しに ヒビ割れによる 地下水の浸入 ! アッ 開削用 水路 子供の転落事故 下水処理場の処理能力オーバー 今後の全国の老朽管延長の増加状況グラフ 交通量の多い道路下の管路では標準耐用年数よりも早く 300,000 老朽管累積延長(km) 今後、 さらに危険は増加する 可能性があります。 劣化が進み、 天井が崩落する事例も多く発生しています。 200,000 150,000 政令指定都市 73,300km 100,000 50,000 0 -2- 全国の状況 267,100km 250,000 13 18 23 28 33 38 43 年 度 (平成) 48 53 今、求められるのは 埋設管路という資産のトータル管理。 取付管・継手のズレ クラックからの浸入水 マンホール躯体のズレ マンホール管口のズレ 浸入水 浸み出し 本管継手部からの浸入水 老朽管は毎年増加の一途 全国で拡がるセキスイ管更生の実績と信頼。 管路施設の年度別管理延長(2013年末現在) 12 8 約46万km 年度別累計延長 40 今後、50年経過管が 30 急増 50年経過 約1万km 30年経過 約8万km 20 120,000 100,000 累計施工実績(m) 布設年度別整備延長(千 km) 16 SPR 工法、オメガライナー工法累計施工実績 1400 単年度延長 (m) 管路管理延長(万 km) 年度別整備延長 140,000 80,000 累積延長 (km) 1200 47都道府県で施工実績有り! 老朽管きょの増加とともに管路更生技術 の実用性が認められ、全国においてその 需要は年々、増加しております。 1000 累積延長(km) 計画的な維持 管理で管きょの 長寿命化を実現。 管きょの耐用年数は50年。現在、大都市において下水道の約5%にあたる4000km超が 耐用年数を超えています。管きょの更新に対して、問題が生じてから対応する発生対応型 の維持管理では苦情や事故が発生してから補修することとなり、修繕が大規模でコスト も割高になり大きな社会問題化にもなりかねません。 大規模な破損が起きる前に老朽管に対して修繕を行うことで、緊急工事による交通規制 など社会的な影響を少なくし、 トータルコストも抑えた更新が可能となります。 800 60,000 600 40,000 400 20,000 200 10 4 以前 1965 1975 1985 年 度 1995 2005 0 2014 2013 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996 1995 1994 1993 1992 1991 1990 1989 1988 1987 1986 0 1954 出典:国土交通省資料 年 度 -3- 0 管きょ調査・診断から更生まで。 リニューアル時代のソリューション。 セキスイの管路リニューアルソリューション 社会生活に必要不可欠なパイプライン。布設後、長い年月の中で劣化は確実に 進行しています。 当初の機能を満足しなくなったパイプラインには早急な対策が 必要です。 近代化の中で急速な都市化が進み、パイプラインを布設替しようにも交通渋滞や 騒音など社会環境に支障をきたすような大規模な工事は避けられ、新管布設替 で対応していた時代は終わりを告げようとしています。 これからは 維持管理 と既存ストックを活用した 更新 の時代です。 パイプラインの現状を把握し、効果的な維持管理を実施するための 『調査・診断』。 その診断結果とライフサイクルコストを考慮した 『最適な改築・更新工法』。 さらに 工事、更新後のアフターメンテナンスまでと、 パイプライントータルでの提案で社会 に貢献していく、 それがセキスイの 『管路リニューアルソリューション』 です。 ・スピーディな対応と最適なご提案で “安心” を追求します。 ・公共事業費縮減の今だからこそ、現在から未来に繋がる効果的な維持管理を提案します。 ・既存ストックを最大限に利用し、限られた事業費の有効活用をアシストします。 の 待ち はNO! めの 管理 維持 らは攻 代! か 時 これ 管理の 維持 管 き ょ の 調 査・診 断 下水分野 農水分野 小口径管路の更新 中・大口径管路の更新 農業水路の更新 オメガライナー工法 SPR工法 ハートSPR工法 SPR-SE工法 SPR-PE工法 リフトイン工法 ノーディパイプ工法 SPR-A工法 PPSライニング工法 リフトイン工法 ノーディパイプ工法 取付管の更新 マンホールの更新 オメガライナー取付管更生 RCPマンホール更生工法 PPSライニング工法 主な施工場所 ●下水道 (本管・取付管) ●農業用水管…かんがい排水 …農地防災 …ため池整備 こんな所でも使われています ●工場排水管 ●河川の樋管 ●道路横断管 ●発電所の導水路・排水路 -4- ●電力管 ●通信用管路 ●水道管 ●サイホン管 ●シールド2次覆工 ●建築配管 ●隧道 ●工業用水管 工 法 ラ イ ン ア ッ プ セキスイの管路 RCPマンホール更生工法 適用:1~4号マンホール マンホール更生工法 (PPSライニング工法) 劣化調査・診断システム 適用:1~3号マンホール 適用管径:200~700㎜ SPR-PE工法 適用管径:900~1500㎜ イに ス セキ かせ おま い さ くだ 劣化調査・診断システムで 管路の劣化を把握! 改築・修繕の優先順位づけと 最適工法のご提案! -5- リニューアルソリューション ノーディパイプ工法 オメガライナー 取付管更生工法 適用管径:200~800㎜ 適用管径:100~200㎜ GR工法 適用管径:200~400㎜ 200~1350㎜ オメガライナー工法 適用管径:150~450㎜ (230、380㎜インチ管にも対応) ハートSPR工法 適用管径:800~3000㎜ SPR-SE工法 適用管径:450~1100㎜ SPR工法 適用管径: 自走式 900~5000㎜ 元押式 250~ 900㎜ -6- 工 法 ラ イ ン ア ッ プ シールド用防食工法 (PPSライニング工法) PPSライニング工法 適用:農業用、雨水排水路などの開水路など -7- リフトイン工法 劣化調査・診断システム P11 SPR工法 P14 フレキシブルSPR工法 P17 農業用SPR-A工法 P18 SPR-SE工法 P19 SPR-PE工法 P20 ノーディパイプ工法 P22 リフトイン工法 P23 オメガライナー工法 P24 適用管径:700~2600㎜ オメガライナー取付管更生工法 GR工法 RCPマンホール更生工法 マンホール更生工法(PPSライニング工法) シールド用防食工法(PPSライニング工法) PPSライニング工法 P26 P27 P28 P29 コスト、ライフサイクル そして現場の作業までを考えた管更生 -8- ASSET MANAGEMENT 1 ストックマネジメント 避けられない管きょの老朽化。管きょが崩落する前に適切な管理を行うことで より永く活かし、 無駄のない活用が可能です。 ●パイプラインの調査診断 管の損傷・劣化 継手部接続不良 勾配不良(不陸・蛇行) 調査 衝撃弾性波法 劣化調査・診断システム TVカメラによる目視調査 + + + 送煙調査など 流量調査・勾配調査など 流量調査・水密性調査など (従来はTVカメラによる目視調査) 診断 不具合部位の特定及び補修・更生レベルの判定 本管更生 スパン更生 改 築 部分補修 取付管更生 マンホール更生 オメガライナー工法 PPSライニング工法 GR工法 SPR工法、PPSライニング工法 修 繕 SPR工法 オメガライナー工法(自立、ライニング) リフトイン工法 ノーディパイプ工法 不明浸入水 SPR工法 オメガライナー工法(ライニングタイプ) SPR-SE工法 ●計画的な維持管理のフローチャート 問題提起 計 画 予備調査 実態調査 詳細調査 改修計画 改修工事 追跡調査 ●農業水利施設におけるストックマネジメント 農業水利施設の適切な機能保全のためには、適切な日常管理、定期的な機能診断による性能低下要因と状況の把握、 これに対応した対策の検討と適時・的確な対策を実施するプロセスをサイクルとして繰り返すストックマネジメントが有効です。 日常管理 ・異常、変状の把握 ・軽微な補修 点検情報 SPR工法による管路更生 対策工事 補修 補強 更新 補修等情報 機能診断調査 連携 データの蓄積 連続画像撮影による管内調査 診断情報 支援 機能診断評価 機能保全計画の作成 PPSライニング工法による補修 弾性波による管内調査 -9- セキスイの管路リニューアルソリューションで 先を見据えたパイプラインの資産管理。 2 ライフサイクルコスト 管路の長期的維持管理を考えると、付け焼刃での対応ではコストは割高になります。 セキスイの管路更生は新管以上の性能を確保し、長寿命化を実現します。 セキスイの管更生 3年保証の部分補修×何十回のくり返し 新管以上の 性能へ復活 高 高 管更生 0 管きょの 耐久限界 管きょの 耐久限界 補修 補修 補修 補修 補修 補修 補修 補修 補修 (年) 50 経過年数 コンクリート管の 新管強度 いたちごっこは もうゴメン 経年強度 経年強度 長寿命化・ 安全性の向上 コンクリート管の 新管強度 0 50 経過年数 (年) 施工費: ×20回 施工費: ×1回 長い目で見るとしっかりとした管更生が結局は経済的! 3 スピーディな施工 セキスイの管路更生は開削の必要もなく、 スピーディな施工を実現するため 様々なメリットがあります。 ●開削の必要なし 4 ●交通遮断なし ●農作業の支障も最小限 ●路線下でも施工可能 ●工場の作業の支障も最小限 環境にも配慮 非開削による施工のため、騒音など住環境への影響も最小限。 また残土運搬車両も最小でCO2の排出削減にも貢献します。 非開削施工で掘削残土を削減! 掘削残土を最小限に抑え、運搬車両・機器も最 小限のため、排出CO2の削減も図れます。 大型車両・機器も最小限! 交通渋滞の最小化! 工期も短く、 さらに大型車両・機器も最小限のた め、近隣への騒音も低減。 施工時間も短く、最小限の占有面積のため車 両通行の円滑化が図れます。 -10- 事前調査・診断 劣化調査・診断システム ● 衝撃弾性波検査法 適用管径 200~700㎜ 衝撃弾性波とTVカメラで管路を診断。 劣化調査・診断システムは、TVカメラだけでは確認でき ない管内の腐食や摩耗による減厚、破損、 クラックなど の劣化を、衝撃弾性波を利用して非破壊で測定できる 下水道管きょの調査・診断システムです。機械の目により 診断結果を数値化するため、定量的な数値で結果が得 られ、そしてその数値データに基づいて的確に「改築・ 修繕の優先順位」をご提案。下水道管きょのライフサイ クルコストを考えた合理的な維持管理をサポートします。 適用範囲 ●ヒューム管、陶管等 ●口径 φ200~700 ●単管長 L=550㎜以上 ●既設管呼び径の20%までの管内水位 検査ロボット 特 長 ■管に軽い衝撃を与えることにより管を振動させ、計測された波形の周波数分布を解析する 「衝撃弾性波検査法」に より、管体の劣化を定量的に判定。的確な「改築・修繕の優先順位」を提案 ■診断結果は、改築工法選定に使えます ■振動を計測・解析するため、付着物に隠れたクラックや微細なクラックまでもキャッチ ■ロボットで検査するため、定量的な数値による診断結果を提示。また、計測データの解析・ 診断は、解析専門機関の(株) リハビリ・リサーチ・ラボラトリー (RRL) で実施します ■管を軽くたたくだけなので、管を傷めません ■作業時間はTVカメラ調査と同等です 従来のTVカメラ調査の問題点 ●データの計測 下水道管路の改築要因の約半分は、 「破損・クラック」、 「腐食・摩耗」。 TVカメラ調査では正確に確認することは困難です。 ①調査の結果が定性的 ③判定に個人差がある ●2つの調査方法で確実に捉える 対処法 項 目 調査手法 破損・クラック 改築・修繕にて対処 ●連結型検査システム ②管内面の視覚的情報のみ ④検査員の訓練・経験が必要 衝撃弾性波検査 腐食・摩耗 50%が 因の約 改築要 ク」、 ッ ラ ク 「破損・ 耗」です! 摩 「腐食・ 継手ズレ 浸入水 維持管理にて対処 侵入根 TVカメラ 突起物 -11- 2012年3月、 衝撃弾性波検査 法は、 公益財団法人 日本下水道 新 技 術 機 構から技 術 資 料が 発行されています。 作業フロー 調査・診断イメージ図 洗 浄 ●オペレータ室 調 査 高圧洗浄車などを使用し、事前 に管路内の洗浄を行います。 止 水 ●TVカメラ 検査ロボット TVカメラで管内状況を確認し、衝 撃弾性波検査により、定量的に劣 化状況を確認していきます。 パッカーなどで調査箇所への 下水の流入を止水します。 ●衝撃弾性波 検査ロボット 診 断 (株) リハビリ・リサーチ・ラボラトリー※で、計測データ の解析を実施。劣化判定、報告書の作成を行います。 ※鎌田教授(PQEST協会会長:大阪大学)が設立した解析・診断機関 劣化度の解析手順 調査・診断作業 弾性波入力 インパルスハンマーを用いて衝撃を加え、管体を振動させます。 発生した振動を、加速度センサーにより受信します。 クラック、管厚み、材質変化などにより発生振動が異なります。 ●管軸方向の振動例 ●計測イメージ 振動パラメータ の解析 劣化判定 打撃 受振 管厚の減少やクラックなどの劣化現象を 周波数の違いで確認します。 ※衝撃弾性波検査では、改築・修繕の優先順 位や工法選定となる 「軸クラック」etcを管体 1本ごとに判定し、必要に応じて、管体の剛性 変化を評価します TVカメラ結果 改築・修繕 必要性の提案 異常のない管 クラック発生管 フーリエスペクトル 発生振動の受信 ●円環断面の振動例 0 1 2 3 4 5 周波数 〔kHz〕 6 7 数値化された診断結果により、的確に 「改築・修繕の優先順位、工法」をご提案します。 ※ 衝撃弾性波では、軸方向クラックや有効管厚みの減少が確認された際に、周波数パラメータの高周波成分比から自立指数を算出し、管路診断票に健 (陶管については、管体の構造、及び管材料の特性上、数値の算定は行えない。 全管を100とした場合の数値を記載する。 管路診断報告書 (株)リハビリ・リサーチ・ラボラトリーにて実施 -12- ● 画像展開システム 画像展開システム 適用管径 200~700㎜ 魚眼を超える190° の超広視界レンズ。 直視走行させるだけで、管全周の状態把握がリアルタイムに! 特 長 ■190° の超広視界特殊魚眼レンズによって、管内全周を展開撮影可能。 ■管内を直視のまま走行するだけで、側視の必要がなく、 停止する必要もないため調査時間が大幅に短縮が可能。 ■調査後の展開画像から、 クラックや取付管等の寸法計測が可能。 システム内容 1.専用カメラヘッド 2.信号処理装置 ●専用カメラヘッド 3.専用ソフト及びパソコン ● TVカメラ車 画像展開システム 適用管径 200~700㎜ 普通車両に管内調査工のすべてを凝縮。 場所を選ばず作業がグングンはかどります。 ■低価格なロボットシステムの採用により、従来に比べリーズ ナブルな価格を実現。 ■TVカメラロボットは、部品単位で交換できる構造で、 ユーザーによるメンテナンスも容易。 ■文字入力システム、報告書作成支援システム等の オプションが選択可能。また、画像展開システムの搭載可能。 ■衝撃弾性波検査ロボット (連結型)一式の搭載が可能。 基本構成 自走車+カメラヘッド カメラヘッド 自走車 -13- コントローラー 電動ケーブルドラム 管路更生(中・大口径) 下水道管路更生 SPR工法 適用管径 250~5000㎜ 円形、矩形、馬蹄形などの あらゆる形状の管路に! 中・大口径の老朽下水道を新管以上に更生。 非開削で通水しながら施工が可能。 中・大口径の老朽化下水道を更生するSPR工法。 マンホー ルから製管機を管路内に搬入・組立し、 管内側に硬質塩化 裏込めモルタル層 既設管 製管機 ビニル製のプロファイルを用いた更生管を築造。裏込めを 注入し、 更生管と既設管を一体化する工法です。 さらにハートSPR工法なら製管と同時に裏込め材注入作業 を行い、 工程の短縮が図れます。 製管方式は自走式を基本 らせん状に供給 としますが、人が入れない管路には元押し式で対応。 自走 式は円形、 矩形、 馬蹄形の管路に対応します。 製管方向 プロファイル 裏込め材注入の流れ 受賞歴 SPR工法 (製管同時注入) ハートSPR工法 特 長 ■作業に支障のない水量なら通水しながら施工可能 既設管 ■自走式製管機を用いることで円形、矩形、馬蹄形、背 割り管にも対応 ■開口部(φ600程度の人孔蓋) があれば、機材や資材 プロファイル の搬入が可能なため、開削が不要 ■曲線や長距離製管にも対応 ■管路の任意の位置で部分施工が可能 裏込め ●プロファイルの断面 ●モルタルの断面 ●既設管のクラック発生状況 ●既設管の腐食状況 (矩形) ●施工状況 (共用下での施工) ●施工後の管内状況 (曲線部分も施工可能) ■新管と同等以上の管路(強度・流量)に復元 ■浸入水をシャットアウト ■既設管をそのまま活かして更生するため、廃棄物が でません 技術・審査証明 SPR工法は (公財) 日本下 水道新技術機構において、 下水道技術・審査証明書を 受けた工法です。 SPR工法はNETIS (国土交通省新技術情報提供 システム) の登録技術です。 NETIS登録番号 KT-990074-V -14- 製管方式 SPR工法の自走式 既設管:900~5,000㎜ 円形、矩形、馬蹄形など 既設管内を製管機が自走し, 更生管を製管しながら進みます。 特 長 ● 人が入って作業可能な大口径管路に用います。 ● 円形、馬蹄形、矩形などあらゆる断面形状に対応できます。 ● 長距離、曲線製管などにも対応できます。 プロファイルドラム 電源車 既設管 自走式製管機 油圧ユニット 更生管 SPR工法の元押し式 既設管: φ250~φ900㎜ 円形のみ マンホール内に設置した製管機でプロファイルを嵌合させ,既設管に挿入していきます。 特 長 ● 人が入れないような管路に用います。 プロファイルドラム 動力ユニット 製管機 更生管 既設管 -15- 作業フロー 1 ●クラック 3 ●腐食 (矩形) 製 管 ●自走式 (矩形) ●自走式 (円形) 4 裏込め材注入 ●変形・浮上防止 (円形) 5 2 事前調査・製管径の決定 取付管口削孔 ●削孔 (大口径の場合) ●モルタル注入状況 ●削孔 (小口径の場合) ◆プロファイルの接続には 管口・インバート仕上げ 1ドラムで更生材料が不足する場合は、以下の方法で接続します。 ①融着による接続(スチール補強材がない場合) 塩ビを加熱し、 融着により一体化します。 ●更生完了 (円形) ●作業完了 ◆関連部材 ●自走式製管機 中・大口径用 M型・L型 超大口径用 LL型 ②溶接による接続(スチール補強材がある場合) 製管途中でスチール補強材をはめ込んで接続し、 施工後、 管内か ら溶接します。 スチール補強材 プロファイル 各種施工 ■ 部分施工 ■ 特殊形状対応(背割り管) 管路の一部分だけの補修が必要な場合においても本工法で対応可 能です。既設管と更生管との段差はセメント系止水剤等で水流を防げ ないようにテーパー仕上げします。 セメント系止水剤等で 円形、矩形、馬蹄形のみならず背割り管もSPR工法ならスピーディに 更生できます。 SPR裏込め材 テーパー仕上げ 更生管 更生管口 ※部分施工及び勾配修正は自走式φ900~で対応。 -16- ●更生前 管路内状況 ●更生中 管路内状況 フレキシブルSPR工法 究極の急曲線更生。この難問をSPR工法が解決。 従来の更生工法は直線に敷設されている管路が対象でした。 急な曲線部があった場合、 施工は非常に困難なものになって しまいます。 曲線部の問題を解決するフレキシブルSPR工法。 新形状プロファイルで、 より急曲線部の更生が実現しました。 更生管径:φ840 R:4.2(5D) 更生管径:□1100 R=5.5m(5D) 新形状のプロファイルで、急曲線部(5D※以上)の更生を可能に! 従来の曲線用プロファイルを改良し、伸縮性が増大しました。これにより5D※以上の曲線部まで対応可能。 ※既設管径の5倍の曲率半径 プロファイル スチール補強材一体型プロファイル #792SFU 新形状ベローズ部 (伸縮量が増大) スチール補強材 #79SF シール材 伸縮 曲線用プロファイル #792SFU #80SF #79SFW #80SFW 更生前の管内 更生後の管内 サイズダウン不要 連続製管施工 急 半 率 曲 線( 曲 既設管径:D -17- D) :5 (ただし管路内を一時的にでも乾燥状態にする必要があります。) 径 FRPハンドレイアップ接続も可能。 管路更生(中・大口径) 農業用パイプライン更生 SPR-A工法 適用管径 900~5000㎜ 円形・矩形・馬蹄形、大口径5000まで対応。 実りの源、農業用パイプラインを完全更生。 円形、矩形、馬蹄形などの あらゆる形状の管路に! 既設管 裏込めモルタル層 製管機 更生を行う既設管路の途中にある分水工等の開口部を 利用し、 自走式製管機を管路内に搬入・組立し、管内側 に硬質塩化ビニル製のプロファイルを用いた更生管を築 らせん状に供給 造、裏込めを注入し、更生管と既設管を一体化する工法 製管方向 です。 また、ハートSPR-A工法なら製管と同時に裏込め プロファイル 材注入作業を行い、 工程の短縮が図れます。 特 長 ■作業に支障のない水量なら通水しながら施工可能 既設管 ■5000mmの大口径にも対応 ■開口部(600mm程度) があれば、機材や資材の 搬入が可能なため、開削が不要 ■新管と同等以上の管路(強度・流量) に復元 裏込め プロファイル ●プロファイルの断面 ●モルタルの断面 ●漏水状況 ●劣化状況 ●施工状況 (馬蹄形) ●施工後の管内状況 (曲線部分も施工可能) 農水「新技術普及マニュアル」 (公社) 土地改良測量設計技術協会において、農業 農村整備事業品質の確保、向上のために早急に 普及を図る工法として採択されています。 製管方式 SPR-A工法の自走式 既設管:900~5,000㎜ 円形、矩形、馬蹄形など プロファイルドラム プロファイル 既設管 更生管 自走式製管機 発動発電機 SPR-A工法のハート式 発進側 既設管:800~3,000㎜ 円形 到達側 プロファイルドラム 裏込め材混練車 ドラム搬入車 給水車 ロータリージョイント 油圧ユニット 油圧ポンプ 製管方向 既設管 更生管 モルタルポンプ 材料台車 各種施工 ■ 曲線部の施工 ■ 屈曲部の施工 更生する管路に曲線部がある場合、曲線対応プロファイルを使用す ることにより曲線部施工が可能です。 サイホン部などの屈曲部の施工については、既設管の角度を合わせて、 FRPハンドレイアップで接続することが可能です。 既設管 (曲線部分) 更生管 (直線部分) #80SA使用 ●曲線用プロファイル FRPハンドレイアップ 更生管 (曲線部分) 曲線対応フレキシブルプロファイル 更生管 (直線部分) -18- SPR-SE工法 適用管径 450~1100㎜(φ1200~1650㎜ 開発中) 自走式製管による「自立管」更生工法。 プロファイル単体で自立強度を確保。 従来のSPR工法は既設管の残存強度を利用して 「複合管」として更生していましたが、新工法の 既設管 SPR-SE工法はプロファイルによる更生管だけで 充填材 (強度負担なし) 自立強度を確保。既設管の強度を期待できない ような老朽管でも更生できます。 プロファイル 特 長 ■プロファイル ■非開削で水を流しながら施工可能 既設管径 (mm) ■更生管の性能は新管と同等以上 しかも抜群の水密性を誇ります。 ■耐食性・耐摩耗性・耐震性に優れ、 #62RW 下水道新技術機構において、 ■充填材は、強度を負担 しません。 φ600 φ700 牽引式 #78RW φ800 牽引式 受けた工法です。 φ1000 自走式 φ1100 1.7 ♯53RW 単位:mm ■自走式製管 新開発 ①プロファイルに製管径同等の巻癖をつける ②管内の自走式製管機へプロファイルを供給し嵌合する W=53 シール材 スチール補強材 内巻きプロファイルドラム プロファイル送り装置 2014年度 審査証明 取得 φ900 スチール補強材 下水道技術・審査証明書を ■施 工 備考 2.6 ♯62RW 単位:mm 18.6 SPR-SE工法は (公財) 日本 φ500 #67RW 製管方式 11.9 技術・審査証明 φ450 既設管径 (mm) W=62 シール材 スチール補強材 油圧ユニット 自走式製管機 2.6 ♯67RW 21.9 ■ 周 辺 環 境へ の 影 響や 廃棄物の発注を最小限 に抑えます。 #53RW 製管方式 単位:mm W=67 シール材 ■牽引式製管 ①プロファイルに製管径同等の巻癖をつける ②マンホール内で回転する牽引式製管機で嵌合する ③製管した更生管をウインチで引き込む ♯78RW 内巻きプロファイルドラム プロファイル送り装置 ウインチ W=78 自走式製管 牽引式製管機 既設管 3.0 単位:mm 更生管 -19- 牽引式製管 27.0 スチール補強材 シール材 SPR-PE工法 適用管径 900~1500㎜ ポリエチレン融着による一体更生管。 合理的な断面設計だからできる大口径・自立管路更生。 ポリエチレンによる管きょ更生工法SPR-PE工法。 ポリ エチレン製のプロファイルを融着させながら更生管を 築造するため、一体化した自立管路を実現。 ポリエチ レン樹脂は柔軟性があり、耐震性にも優れています。 鉄筋コンクリート管、 シールド管、鋼管、鋳鉄管など様々 な管路の更生に威力を発揮します。 既設管 充填材 (強度負担なし) プロファイル 特 長 ■プロファイル ■プロファイルによる更生管だけで自立強度を確保 ■非開削で水を流しながら施工可能 ■耐食性、耐摩耗性に優れ、 しかも完全な水密性を確保 ■耐震性に優れるポリエチレン樹脂を採用 112-30PE リブ高さ (㎜) プロファイル幅長さ (㎜) 技術・審査証明 PE熱融着部 管径φ900~1100㎜対応 SPR-PE工法は (公財) 日本 112-40PE 下水道新技術機構において、 下水道技術・審査証明書を リブ高さ (㎜) プロファイル幅長さ (㎜) 受けた工法です。 PE熱融着部 管径φ1200~1500㎜対応 ■施 工 プロファイルドラム 動力ユニット 元押し式製管方式 ポリエチレン融着装置 製管機 更生管 既設管 諸元・性能・ 適用範囲 適用管種 適用形状 既設管径 施工延長 下水供用下の施工 製管速度 鉄筋コンクリート管、 シールド管、 鋼管、鋳鉄管等 円形 φ900㎜~ φ1500㎜ 100m 既設管の 30% 水深まで可能 5~10m/分 (プロファイル送り速度) -20- プロファイル一覧 ■下水用SPRプロファイル ■農水用SPRプロファイル 品 名 品 名 プロファイル プロファイル #90S 外巻 #87S 外巻 #80SA 内巻 #80S 外巻 プロファイル (曲線対応) #79S 外巻 #87S 内巻 #80SFA 内巻 #80S 内巻 スチール補強材一体型プロファイル #79S 内巻 プロファイル (曲線対応) #80SWA 内巻 #80SF 内巻 #79SWA 内巻 #79SF 内巻 #792SUA スチール補強材 一体型プロファイル #80SW 内巻 スチール補強材 一体型プロファイル (曲線対応) #80SFWA 内巻 #79SW 内巻 #79SFWA 内巻 #792SU 内巻 #792SFUA 内巻 スチール補強材 一体型プロファイル (曲線対応) #80SFW 内巻 #79SFW 内巻 ■ハートSPR農水用プロファイル #792SFU 内巻 品 名 プロファイル ■SPR-SE工法用プロファイル #87SA 内巻 スチール補強材 一体型プロファイル 品 名 プロファイル #90SA 内巻 #53RW #62RW ◆関連部材 #67RW ●プロファイルドラム #87SWA 内巻 #78RW ※各プロファイルは管径、形状、土被り、内・外水圧等の現場条件により選定します。 -21- ノーディパイプ工法 小・中口径下水道管路更生の新バリエーション。 現場強化のガラス繊維強化プラスチック更生管。 適用管径 200~800㎜ 内面被覆(熱可塑性樹脂) ノーディパイプ工法は老朽化した下水道管路を現場硬化の ガラス繊維強化プラスチック更生管で強化する工法です。 既設管 自立強度を有した更生管としてリニューアルするだけでなく、 アウターシート 流下能力も向上させます。 補強層(ガラス繊維強化プラスチック) 技術・審査証明 内面層(ポリエステル織布) ノーディパイプ工法は (公財) 日本下水道 新技術機構において、建設技術審査証明 書を受けた工法です。 特 長 ■自立強度を有する ■施 工 ■既設管変位に追従・耐震性に優れる 挿入方法 引 込 み ■流下能力の向上 材料車 ■高い内圧性能(最大1.0MPaの水密性) ウィンチ ノーディパイプ 引き込み 硬化方法 蒸気加熱 ■仕様・適用範囲 管路条件 対象管路 鉄筋コンクリート管・陶管・鋼管・鋳鉄管 対応口径 φ200~φ800 最大100m 25mm以下 施工延長 段 差 屈 曲 浸 入 水 ボイラーユニット車 ノーディパイプ 10° 以下 滞 水 流量2ℓ/分、 水圧0.05MPa以下 100mm以下の部分的滞在 隙 間 50mm以下 ■施工事例・採用事例など 施工事例:口径700 延長70m -22- リフトイン工法 適用管径 700~2600㎜ 既設管に強プラ管(エスロンRCP)を挿入する更生工法。 軌条不要で長距離運搬 ・大口径に対応。 軽量で高強度、耐食性にも優れたエスロンRCPを更 生管として用いることにより、老朽管路を高強度、高機 能で耐久性にも優れた管路として蘇らせる、画期的更 生工法です。 また、新開発のカゴ型運搬台車、低重心 バッテリ-カ-によって、軌条不要の長距離運搬が行え、 工期短縮、 コスト縮減にも貢献します。 特 長 ■新開発のカゴ型運搬台車および低重心バッテリ-カ-で、 軌条不要の長距離運搬を実現。 技術・審査証明 リフトイン工法は (公財) 日本 下水道新技術機構におい て、建設技術審査証明書を 受けた工法です。 新開発のカゴ型運搬台車で更生管であるエスロンRCPをかつぎあげ、低重心 バッテリ-カ-で既設管内に搬入。軌条および台車設置スペ-スが不要のため、 既設管の計画流量をほぼ確保 します。 リフトイン工法はNETIS(国土交通省新技術情報 提供システム) の登録技術です。 ■カゴ型運搬台車 NETIS登録番号 KK-100007-A ■低重心バッテリーカー ■耐久性、水理性、耐震性に 優れたエスロンRCP ■2サイズダウンで管路更生が可能 外面保護層 FRPM管 周方向 外面FRP層 軸方向 流量確保の2サイズダウン更生 既設管 エスロンRCPはガラス繊維 (JIS R3412) 、不飽和ポリエ ステル樹脂 (JIS K6919) お レジンモルタル層 よび硅砂で構成された強化プ ラスチック複合管 [FRPM管] 内面FRP層 軸方向 周方向 (JIS A5350, JSWAS K-2) 内面保護層 です。 FRPM管 従来の パイプイン パイプ工法 リフトイン工法 車輪付きバンド (埋めごろし) エアーモルタル 軌条不要、長距離運搬を実現 レール (埋めごろし) ■ 軌条不要の管運搬法を実現 新開発のカゴ型運搬台車 によって軌条設置および 台車設置スペ-スが不要 となり、流量確保の2サイ ズダウン更生が可能となり ました。 既設管 エアーモルタル FRPM管 RCP リフトイン工法 (2サイズダウン) ■ 長距離運搬および大口径管路へ対応が可能 低重心バッテリ-カ-によ ●施工可能距離比較 従来工法 って更生管を運搬するた 約150m め、約2kmの長距離運搬 および大口径管路への対 ●施工可能口径 従来工法 応が可能になりました。 φ500~1500mm リフトイン工法 約2000m ■ 施工工程、交通規制を 最小限に抑えます 軌条設置工程が不要で更生管運搬 がスピ-ディに行えるとともに、長距 離運搬によって立坑設置数も削減。 大幅な工期短縮が図れます。また、 立坑からの横持ち搬入により、交通 規制も最小限に抑えます。 ●工期比較 (100m当り) 従来工法 15日 軌条設置、 布設 中込め作業 リフトイン工法 リフトイン工法 7日 布設、 中込め作業 工期短縮によって 建設コストを縮減 ●工事費比較例 100 100 総工事費 (指数) 従来工法 (3サイズダウン) 既設管 78 50 49% (管材) 51% (工事費) 工 法 リフトイン工法 38% (管材) 9%(軌条設置等) 53% (工事費) 従来工法 注) 1.RCPφ1500mm 2.立坑設置費は含まず。 φ700~2600mm -23- 管路更生(小口径) 形状記憶塩ビ管更生工法 オメガライナー工法 適用管径 150~450㎜ 形状記憶塩ビ管を蒸気で円形復元。 老朽化した小口管路を新生塩ビ管路に。 オメガライナー工法とは、老朽化したコンクリート、鋼管など の小口径管路に折りたたまれた形状記憶塩ビ管を挿入し、 次に蒸気加熱を加えることで、その形状記憶塩ビ管が円形 復元し、既設管に密着します。 オメガライナーは、硬質塩化ビニル管 JSWAS K-1 と同等 以上の強度・水理性を有す自立管です。 技術・審査証明 オメガライナー工法は、本管・取付管ともに、新管と 同等の性能を持った管に更生できる下水道管きょ 更生工法として、 (公財) 日本下水道新技術機構の 建設技術審査証明を受けています。 オメガライナー工法はNETIS(国土交通省新技術情報提供システム)の登録技術です。 NETIS登録番号 KT-050096-V 特 長 ■強度・耐久性・耐食性・水理性に優れた塩ビ管路に更生 ■加熱のみで円形にスピード復元。安全性・確実な管路更生 ●Ω状に折りたたまれた管 ●老朽管路 ●円形復元した状態 ■非開削工法だから周辺環境 への影響も最低限 ●更生後 ■スピーディで容易な 施工性、工期短縮、 コスト縮減 劣化度合いに応じて、3種類のオメガライナーを選択できます。 オメガライナーR(Ⅰ) 自立埋設強度を持ち、更生管単体でも土圧に耐えるため、既設管の損傷の程度にかかわらず全く新しい強固な 管路として復元させることができます。 オメガライナーR(Ⅱ) 腐食やクラック等により、既設管きょが損傷状態にあるが、既設管きょの残存強度をある程度期待できる場合に 使用します。更生管が既設管に内接して、既設管と共に外力を負担し、 土圧などの外力に耐えます。 オメガライナーLn 既設管の損傷程度が比較的軽く、既設管が土圧を負担できる場合に使用します。地下水に対する耐外水圧強度 は確保しており、地下水位が高く、更生管に地下水圧が直接かかっても問題ありません。 (自立管タイプ) (二層構造管タイプ) (ライニングタイプ) -24- 作業フロー 1.既設管への引き込み。 パイプドラム ウィンチ 老朽管路 オメガライナー 引き込み オメガライナー 既設管 2.蒸気加熱で円形復元。 管の引き込み ボイラーユニット車 円形復元 加 熱 蒸 気 オメガライナー 蒸気加熱 円形復元 3.圧縮空気により既設管と密着。 蒸気加熱 圧 縮 空 気 オメガライナー 圧縮空気で密着 既設管に密着 規 格 ̶ 参考値 ̶ t 既設管 オメガライナー D 単位:㎜ オメガライナーR(Ⅰ)オメガライナーR(Ⅱ) オメガライナーLn 既設管呼び径 (自立管タイプ)(二層構造管タイプ)(ライニングタイプ) D 仕上り肉厚t(最小) 仕上り肉厚t(最小) 仕上り肉厚t(最小) 150 5.4 - 2.6 200 7.2 4.3 3.5 230 8.2 4.9 4.0 250 8.9 5.3 4.3 300 10.7 6.4 5.2 350 12.5 7.4 6.1 380 13.6 8.1 6.6 400 14.3 8.5 7.0 450 - 9.6 8.0 主要施工機器 ■ボイラーユニット車 ■ウィンチ ■その他治具類 ・管端栓 -25- ・先端引張治具 オメガライナー 取付管更生工法 適用管径 100~200㎜ 曲がり・段差にもシワなく追従し、本管と取付管を完全接続。 先貼り方式 既設管 取付管用 オメガライナー 熱硬化性接着剤 止水ゴム 接合部後処理方式 本管との接続部は塩ビ製 サドルと止水ゴムで一体 化することにより高い水 密性を発揮。オール塩ビ での更生が可能。 取付管用 オメガライナー 適用条件:管口の崩落がな く、オフセットの程度が少 ない場合に適用可能 塩ビ製サドル 本管側の管口の止水を FRPで行うことで、管口部 分への形状追随性、止水性、 施工性が大幅向上! 既設管 適用条件:多少の管口の崩 落やオフセット等にも適用 可能 FRP管口止水部材 特 長 ■既設管の曲りや段差にシワなく追従。45° 、90° の曲管部も美しい内面に! ■取付管のみの更生でも対応可能 単位:㎜ 取付管用ライナー材 取付管用ライナー材 既設管呼び径 (自立管タイプ) (ライニングタイプ) D 仕上り肉厚t(最小) 仕上り肉厚t(最小) 100 - 2.2 125 - 2.7 150 5.4 3.3 200 7.2 4.4 更生管マンホール接続部の耐震化 GR工法 技術・審査証明 GR工法は (公財) 日本下水道新 適用管径 200~400㎜ 技術機構において、 下水道技術・ 審査証明書を受けた工法です。 マンホール管口の地震動(Ground Vibration) を軽減(Relief)! 特 長 ■既設管を傷つけません 接着系アンカーボルト 更生管(自立管) ■マンホール管口壁面を傷つけません 人孔壁 ■マンホール管口部をフレキシブルな構造にか えて、抜け出し、突き出し、屈曲など、 レベル2 固定バンド 震動にも耐えます 品揃え インバート 既設管 可とう止水ゴム 鋼製押え板 -26- 対応マンホール 内径900以上 自立管用耐震継手 既設管口径 φ200~400 SPR工法用耐震継手 既設管口径 φ250~350 ※φ400~1350については別途ご相談ください。 マンホールの自立更生 RCPマンホール更生工法 適用 1~4号 劣化したマンホールを スピーディに自立更生。 RCPマンホール更生工法は軽量・高強度、耐食性に優れた エスロンRCPを更生材として使用します。 更生材は軽量で施工性が良いので短工期でのスピーディな 設置が可能。老朽化したマンホールの残存強度に関係なく 自立更生ができる自立マンホール更生工法です。 特 長 ■RCPマンホール更生材は自立強度を有しています。 ■更生マンホールに使用するRCPは、日本下水道協 会規格K-2に規定される「下水道用強化プラスチッ ク複合管」で、耐食・耐薬品性に優れます。 ■工場二次製品のため、短工期で施工が完了します。 ■下水供用下でも施工が可能です。 本工法は、 (公財)日本下水道新技術機構 「下水道用マンホール改築・修繕工法に関する技術資料 ー2014年12月ー」の 自立マンホール更生工法に該当します。 RCPマンホール更生材 ■適用範囲 既設マンホールの内径 1号 2号 3号 4号 900mm 1200mm 1500mm 1800mm 使用RCP内径 800mm 1100mm 1350mm 1650mm ステップ付です。ステップ取付部外面はFRP積層により止水しています。 施工例 ■1号マンホール(φ900) H=1.85m ■2号マンホール(φ1200) H=4.59m ■4号マンホール(φ1800) H=4.12m 施工前 施工前 施工前 RCP (φ1100) 施工後 RCP (φ800) 施工後 ハシゴ型ステップ仕様 -27- RCP (φ1650) 施工後 マンホール更生 シールド用防食 PPSライニング工法 H22~24年度、 日本下水道事業団 (JS) との 共同研究 「紫外線硬化型シートライニング工法 の防食性能に関する研究」 を実施し、 共同研究の 結果に基づきJSの技術評価を受けています。 PPSライニング工法はNETIS (国土交通省新技術情報提供シ ステム) の登録技術です。 技術・審査証明 PPSライニング工法は (公財) 日本下水道新技術機構にお いて、下水道技術・審査証明 書を受けた工法です。 防食・止水タイプ NETIS登録番号 CG-140016-A マンホール更生 非開削で老朽化したマンホールを更生。 自立・防食・止水とニーズに応じたラインアップ。 セキスイのPPSライニング工法(マンホール 更生) は、紫外線により均一に硬化するPPS シートを使用して、止水性の向上、防食ライ ニングを図るマンホール更生工法です。 防食・止水タイプ 下水処理場の防食 シールド用防食 防食・止水タイプ シールドを漏水やサビから守る! 光硬化型FRPシートで防食・止水。 PPSライニング工法(シールド用防食)は、 シールドを漏水から守り、 防食ライニングを図るシールド用防食工法です。 紫外線照射で硬化完了! 特 長 光硬化型FRPシートの構造 補強材(ガラス繊維など)+ エポキシアクリレート樹脂+ 光硬化開始剤 ■防食・止水性能に優れたシートライニング工法 ■コンクリート防食指針「D種」の品質規格に適合! ■現場での手間なし・スピード施工で工期短縮 ■施工中の臭気拡散を防ぎ、作業環境向上 透明フィルム(表面) ■施設形状を選ばない。角型マンホールも更生 透明フィルム(裏面) 多段式マンホールをスマートにリニューアル ル リニューア 流入部 上部らせん案内部 マンホール壁面を防食 流量を維持しつつ リニューアル! PPSライニング工法 スムーズな落差工 メンテナンス性も向上! ドロップシャフト らせん案内路式 高 落 式 処 理システム ドロップシャフト 適用管径250~3000㎜ 中間案内部 下部らせん案内部 流出部 -28- 水路水利施設の更生工法 PPSライニング工法 適 用 農業用、雨水排水路などの開水路 老朽水路はPPSシートで救われる。 自然光だけで確実に水路機能が復活。 今、多くの水利施設は布設後、数十年を経て、ひび割れなどの老朽化により 機能低下し、更新の時期にきています。 セキスイのPPSライニング工法は、自然光により均一に硬化するPPSシート を使用して、水密性の向上、防食ライニング、粗度改善を図る補修 ・ 更生 工法です。水利施設の機能の適切な維持保全、長寿命化を実現し、次世 代へと受け継ぐことができる社会資本づくりに貢献します。 農業農村整備新技術データベース 平成19年度 官民連携新技術研究開発事業 「用水路に要求される機能と施工環境条件に合致した合理的な表面被覆工法の総合開発」 コンクリート開水路の表面被覆工法には、 「摩耗」 と 「ひび割れ挙動」に対応できる性能が必要です! 特 長 ■自然光で硬化完了! ■老朽水路の長寿命化を実現! ■均一なライニング施工で水利性能アップ! ■現場での手間なし、 スピード施工で工期短縮! ■水路前面だけでなく部分補修も対応可能! ■カンタン施工。地域主体の工事も可能! ●紫外線硬化型PPSシートの構造 補強材 (ガラス繊維など) + エポキシアクリレート樹脂 + 光硬化開始剤 透明フィルム (表面) 透明フィルム (裏面) 全面ライニング 水路の機能を復元、劣化防止! ●三面水路の更生例 貼付プライマー PPSシート 老朽コンクリート水路 ●補修前 ●補修後 ●事業目的に応じて、 幅広い用途に適用 できます。 目地の補修 水路における目地の漏水を専用シートでカンタン補修! 目地用PPSシート 200㎜ (300㎜) 非接着部 75㎜ 50㎜ 75㎜ (100㎜) (100㎜) (100㎜) 目地 貼付プライマー ベースプライマー 水路壁 貼付プライマー ベースプライマー 注: ( ) 内寸法は、 シート幅が300mmの場合を示す。 -29- -30- *印刷のため製品の色調は実物とは異なる場合があります。 *記載事項は予告なく変更する場合があります。 不許転載 2008年 4月 初 版 2017年 2月 改訂14版 管路リニューアルソリューション カタログ 積水化学工業株式会社 管路更生事業部 ツールコード No. 06871 2017. 2. 1.5TH TX
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