ペアマルチLow-E - ガラスカタログ 日本板硝子の商品カタログサイト

ビ ル 用 L o w - E 複 層 ガ ラス ペ ア マル チ L o w - E ®
Clear 76
Blue 60
Clear K 76
Gray 55
PA I RM U LT I Low -E
Silver 54
Blue K 72
Clear Green 68
Clear Blue 75
Clear Blue K 75
®
ビル用Low-E複層ガラス ペアマルチLow-E®
カラーバリエーション
ペアマルチLow-E(Low-E膜第2面使い)
Conte n ts
Low-Eガラス
を室外側とし、
Low-E膜を中
空層側にコー
ティングしたタ
イプ
室外側
Low-E膜
室内側
カラーバリエーション…… p03
ペアマルチLow-Eの概 要 …… p04
Ca se Study
ブルー60
日本 経 済 新 聞 社 東 京 本 社ビル …… p06
クリア76
G S Q U A R E …… p08
クリアブルー7 5
フジテレビ湾 岸スタジオ …… p10
汐 留 芝 離 宮ビルディング …… p12
三 井 住 友 海 上 大 阪 淀屋 橋ビル/ 淀 屋 橋 三 井ビルディング …… p13
クリアグリーン6 8
さいたま新 常 盤ビル/ N T T 新 池 袋ビル …… p14
シルバー54
J D Lドミトリ葛 西 …… p16
東 五 反田スクエア…… p18
特注色
新 千 歳 空 港 国 際 線 旅 客ターミナルビル …… p19
クリア76
クリアグリーン68
シルバー54
クリアブルー75
ブルー60
グレー55
ペアマルチLow-E(Low-E膜第3面使い)
Low-Eガラス
を室内側とし、
Low-E膜を中
空層側にコー
ティングしたタ
イプ
室外側
Low-E膜
室内側
ペアマルチLow-Eのご採用にあたって…… p20
光 学的 性 能・熱 的 性 能 …… p22
品 質保 証について …… p23
クリアK76
P A I
2
R M U L T I
L o w - E
クリアブルーK75
ブルーK72
®
3
遮熱低放射複層ガラス
ペアマルチLow-E®
ガラスをLow-E膜でコーティングした夏冬兼用の遮熱高断熱複層ガラスです。
このLow-E膜は、透明性を損なうことなく、可視光を透過、
日射を反射するので、
冷房負荷を大幅に軽減するとともに、室内の熱エネルギーを室外に逃がしにくく、冬の暖房負荷の軽減に効果的です。
カラーバリエーションも、透明感を高めたものからグリーン系、
ブルー系、
グレー系まで9種類を取りそろえています。
●特長
ガラスの性能が向上したため、断熱・日射遮へいという省エネ性に対応しながら、
明るさや眺望という採光性を確保した透明建築が可能になります。
このようなガラスの選定には、下記の3つの性能がポイントになります。
●構造図
(第2面使い)
透過性
ガラスの透明性は損なわず、可視光線は透過
するので、
明るい空間をつくることができます。
遮熱性
L o w-E膜の働きで、
日射熱を反射するととも
に、
ガラス自体が吸収した熱量の80%近くも
室外に放射します。
これによって、室内に侵入
する熱は30∼40%と半分以下に抑えられ、冷
房負荷を大幅に軽減します。
遮熱性を重視するLow-E膜第2面使いをお奨
めします。
断熱性
Low-E膜と中空層との効果で、
フロート板ガラ
スの約3倍、一般複層ガラス
「ペアマルチ」の
約1.5倍の高断熱性を実現。室内の暖かさを
外に逃がしにくくなるので、暖房効率の向上に
効果的です。
快適な
室内環境
ガラス選定のポイントとなる3つの性能
室外側
室内側
Low-E膜
断熱性能 …
性能を表す単位=熱貫流率(W/m2K)
室内外の温度差によって、
ガラスを通過する熱量です。熱貫流率が小さいほど断熱性能に優れています。
遮熱性能 …
性能を表す単位=日射熱取得率(η)
ガラスに入射した日射熱が、
室内側に流入する割合です。
日射熱取得率が小さいほど、
日射を遮へいします。
採光性能 …
性能を表す単位=可視光透過率(%)
可視光透過率が大きいほど、
採光性能が高くなります。
中空層
●3つの性能の相関関係
Low-Eガラス
夏は、
日射熱の侵入を抑えるので、冷房効率
を向上させ、室内を涼しく快適な環境に保ちま
す。
また冬は、暖房をしていても、暖かいからだ
の表面から、窓ガラス付近の冷気に熱を奪わ
れて寒く感じる冷輻射や、足元が冷え冷えとす
るコールドドラフト現象をやわらげます。
板ガラス
[明るさと断熱性能]
[明るさと遮熱性能]
ペアマルチLow-Eは
「採光性」
と
「断熱性」
を両立させます。
[断熱性能と遮熱性能]
ペアマルチLow-Eは
「採光性」
と
「遮熱性」
を両立させます。
(%)
(%)
(η)
100
100
1.0
乾燥剤入りスぺーサー
高品質デュアルシール
フロート板ガラス
90
ペアマルチLow-E
第3面
シルバー54
シルバー系
クリア76
クリア系
クリアグリーン68
グリーン系
クリアブルー75
ブルー60
ブルー系
グレー55
グレー系
クリアK76
クリア系
クリアブルーK75
ブルー系
ブルーK72
構成品種
最大寸法
(mm)
最小寸法
(mm)
3,400×2,000
Low-E6 + A + FL6
Low-E8 + A + FL8
Low-E10 + A + FL10
Low-E12 + A + FL12
可視光透過率
明るい。眺望がよい
第2面
色・パターン
17
48
9
70
ペアマルチ
Low-E
2
60
❶
350×200
2
82
7
0.6
49
1
ペアマルチ
Low-E
5
3
50
50
・使用にあたっては、耐風圧強度、熱割れなどをご検討のうえ、
ガラス品種・呼び厚さ・面
積を選定ください。
・上記以外の仕様についてはお問い合わせください。
❹
❺
0
5
W/
(m2K)
0
0.0
5
6
6
0.4
ペアマルチLow-E
3
0.0
0.5
熱貫流率
日射熱取得率
断熱性能が高い
日射遮へい性能が高い
❻
第2面使い
❼
1.0
0
5
(η)
W/
(m2K)
熱貫流率
断熱性能が高い
❽
❾
第3面使い
クリア76
(AL2)
4
70
6
3
FL6 + A + Low-E6
FL8 + A + Low-E8
FL10 + A + Low-E10
FL12 + A + Low-E12
❸
0.7
9
0.5
3,400×2,300
❷
1 7
4 8
60
5
0
・構成されるガラスの厚さが異なる場合、薄いガラスの寸法が最大寸法となります。
・最大寸法の範囲であっても中空層
(A)
が6ミリの場合は面積制限があります。詳しくは
P.20・中空層6ミリの場合の面積制限の表をご参照ください。
一般複層ガラス
0.8
80
日射熱取得率
日射遮へい性能が高い
【表中の記号】Low-E:Low-Eガラス FL:フロート板ガラス A:中空層
Low-E膜面
フロート板ガラス
一般複層ガラス
80
可視光透過率
明るい。眺望がよい
品 種
0.9
フロート板ガラス
90
一般複層ガラス
●品種表
省エネ効果を得るためには、
「断熱性」
と
「遮熱性」のバランスが重要です。
クリアグリーン68
(AJ)
シルバー54
(AS)
クリアブルー75
(AC)
ブルー60
(AN)
グレー55
(AO)
クリアK76
(AL)
クリアブルーK75
(AM)
ブルーK72
(AW)
5
photo_堀内 広治
空調・照明エネルギーを低減
有効面積の確保にも寄与
日本経済新聞社 東京本社ビル
中正公平を旨とする企業姿勢を表現した、透
明 性の高いL o w - E 複 層ガラスのファサード
が、超高層ビルをまるごと包む。このプロジェ
クトではL o w-E複層ガラスを使うことで、複数
使用したペアマルチLow-E
のメリットを同時に引き出している。
ブルー60
(AN)
まず、空調負荷を低減しつつ大きな開口部が
可能になった。大きな開口部は、自然採光を
増やせるので照 明エネルギーの低 減にもつ
ながる。また、
ダブルスキンなどに比べて奥行
きの小さいL o w-E複層ガラスの採用は、特に
都心部では貴重なオフィスの有効面積の確
保にも寄与した。
L o w-E複層ガラスの大開口は、ペンの形をし
たデザインのアルミ製フィンによって、
ファサー
ドの外側で支持されている。外部で支持する
ことで確保した開放的な眺望は、
オフィスで働
く社員の知 的 生 産 性の向 上を意 図したもの
でもある。ファサードを包むL o w-E複層ガラス
の色には、日本経済新聞社のコーポレートカ
ラーであるブルーを用いている。
南西からの全景。空の青さ
と同調するスカイブルーの
Low-E複層ガラスを使用
日本経済新聞社 東京本社ビル
(大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業)
西側ファサードの見上げ。アルミのフィンとフ
レームとで支持する繊細なカーテンウォール
6
所在地:東京都千代田区大手町
建築主:大手町開発、日本経済新聞社
設計者:日建設計
施工者:清水建設
構 造:S造・SRC造・RC造
階 数:地下3階・地上31階
延べ面積:7万4751.03m2
竣 工:2009年4月
構造のフレームや設備を
最小化して、開放感に満
ちた開口部を創出した
7
透明な色調のペアマル
チL o w-Eによって、
クリ
アな眺望を確保した
南東に面したファサードの全景。設計
では、
透明なガラスの箱を意図した
photo_山崎 浩治
開口部のペアマルチLow-Eには、層間部分のフロート板ガラスとの違いが分からないほど透明性の高い製品を使用
夜景。層間部分に内蔵されたLEDによって白黒のスト
ライプが浮かび上がる
G SQUARE
使用したペアマルチLow-E
クリア76
(AL2)
8
フロート板ガラスのような
透明性の高い開口部
ファサード全 面を覆うガラスが 、通り沿いの
開口部がL o w-E複層ガラスである一方、層
ケヤキ並 木を映し出す。東 京・渋 谷に完 成
間部分はフロート板ガラスで、内側に白色の
した「 G S Q U A R E 」は、オフィス開 口 部に
耐火ボードを張り、L E D照明を内蔵している。
L o w-E複層ガラスを採用したテナントビル。
日が暮れると、照 明が落ちるオフィス開 口 部
G SQUARE
設計では、
シンプルで透明性の高いガラスの
と、L E Dで白く浮かび上がる層間部分とが、
箱を意図した。また、社会全体の環境意識の
ストライプのファサードとなって渋谷の街を演
高まりを受けて、当初からL o w-E複層ガラス
出する。Low-E複層ガラスもフロート板ガラス
の採用を打ち出した。テナント誘致でも、環境
も、一枚あたりの寸法は約1800m m角。ファ
性能の高さを前面に打ち出し、竣工時までに
サード全 体に均 等に割り付けられ、M P G 工
全フロアの入居者が決まっている。
法で支持されている。
所在地:東京都渋谷区道玄坂
建築主:ルイージ
設計者:久米設計
施工者:フジタ
構 造:SRC造・S造
階 数:地下2階・地上9階
延べ面積:6809.19m2
竣 工:2009年10月
9
フジテレビ湾岸スタジオ
使用したペアマルチLow-E
クリアブルー75
(AC)
建物の東側にある、高さ18mの吹き抜けのレストラン
プロムナードに面した西側のファサードはダブル
スキン。室外側は、
屏風状に折れ曲がったフロー
ト板ガラスで、室内側がペアマルチLow-E。こ
こで採用された
「クリアブルー75」の色調は、
ペ
アマルチLow-Eのラインナップ中、
現在、
最も多
く使われている
photo_木田 勝久/FOTOTECA
部屋ごとに環境を整えられる
多機能型ダブルスキン
東京・お台場のフジテレビ本社の近くに、
ガラ
西側ファサードの足元。
ダブル
スキンになる3階以上でペア
マルチLow-Eを使っている
10
がっている。ダブルスキンは、効率的な自然換
フジテレビ湾岸スタジオ
所在地:東京都江東区青海
建築主:フジテレビジョン
設計者:KAJIMA DESIGN
施工者:鹿島
構 造:ハイブリッド・マルチコア・システム(ス
タジオ地上部SRC造・スタジオ地下
部RC造・その他S造、外周一部CFT)
階 数:地下1階・地上7階
延べ面積:7万1060.65m2
竣 工:2007年3月
スのカーテンウォールで包まれた同社の巨大
気を促すほか、電動ブラインドなども内蔵。室
なスタジオがお目見えした。高さは約30m、外
内側のL o w-E複層ガラスのサッシは、手動で
周の延長は約600mにもなる。
開閉できる。
建 物 の 四 方を包むカーテンウォールのなか
強い西日と海 風という外 的 要 因 、
さらには外
でも、西側のファサードは、独特のつくりを見
部からの視線などに対して、
タレントが個々に
せる。そのファサードは、室内側がL o w-E複
最適な室内環境を得られるように、
このガラス
層ガラス、室外側がフロート板ガラスというダ
のカーテンウォールには細かな配慮が尽くされ
ブルスキン。室 外 側は、屏 風のように折れ曲
ている。
11
三井住友海上大阪淀屋橋ビル
淀屋橋三井ビルディング
使用したペアマルチLow-E
クリアブルー75
(AC)
外観のディテール
photo_東出 清彦
CASBEE大阪の
Sランクを取得
大阪の都心部にある2区画を一体的に整備
三井住友海上大阪淀屋橋ビル
淀屋橋三井ビルディング
した再開発事業。1棟は保険会社の本社機
所在地:大阪市中央区北浜
建築主:三井住友海上火災保険
設計者:日建設計
施工者:竹中・鹿島・大林・錢高・鴻池・三井住友・
フジタ・奥村組土木・ノバック共同企業体
構 造: S造・一部SRC造・RC造
階 数:地下4階・地上16階
延べ面積:4万6818.82m2
竣 工:2008年3月
所在地:大阪市中央区今橋
建築主:三井不動産
設計者:日建設計
施工者:大林・竹中・大幸・藤木・錢高共同企業体
構 造: S造・一部SRC造・RC造
階 数:地下3階・地上16階
延べ面積:4万4936.57m2
竣 工:2008年3月
能、
もう1棟はテナントオフィスで、双方の下層
部には商業ゾーン「淀屋橋o d o n a」が入る。
風 格ある御 堂 筋 の 街 並みに調 和した外 観
は、主に花崗岩とガラスで構成。環境計画で
は、L o w-E複層ガラスをはじめ、自然換気や
緑化、太陽光発電などの各手法を採り入れ、
C A S B E E大阪(大阪市建築物総合環境評
汐留芝離宮ビルディング
所在地:東京都港区海岸
建築主:飯野海運、日本土地建物
設計者:竹中工務店
施工者:竹中・清水建設共同企業体
構 造:SRC造・S造
階 数:地下3階・地上21階
延べ面積:3万5015.25m2
竣 工:2006年7月
西から見た全景。ペアマルチLow-Eを全面的に採用している
価制度)のSランクを取得している。
御堂筋に面した東側の外観。写真の
左半分が淀屋橋三井ビルディング、右
が三井住友海上大阪淀屋橋ビル
photo_奥村 浩司
汐留芝離宮ビルディング
使用したペアマルチLow-E
クリアブルー75
(AC)
「エアバリア」とセットで
効率よくペリメータレス化
低層部の商業施設、高層部のテナントオフィ
組み合わせることで、省スペースで合理的な
スからなる複 合 高 層ビル。オフィス階の外 装
ペリメータレス化を図り、環 境 性 能の優れた
ガラスに、L o w-E複層ガラスを採用している。
テナントオフィスを実現。テナント誘致に有利
断熱性の高いL o w-E複層ガラスと、
「エアバ
な、高い競争力を備えた。
リア」
と呼ばれる簡易エアフローシステムとを
開放的な基準階のコーナー部分
12
13
さいたま新常盤ビル
NTT新池袋ビル
コールドドラフト対策で
北面にもLow-E複層ガラス
NTT新池袋ビル
環境の時代をリードしつつ、高い競争力を保
使用したペアマルチLow-E
クリアグリーン68
(AJ)
所在地:さいたま市浦和区常盤
建築主:NTT東日本プロパティーズ
設計者:NTTファシリティーズ
施工者:さいたま新常盤ビル新築工事共同企業体
構 造:S造
階 数:地上8階
延べ面積:1万5205.17m2
竣 工:2008年9月
てるエコロジカルなテナントオフィスを目指し
て、L o w-E複層ガラスを標準化するデベロッ
パーも出てきた。ほぼ同時期に完成した「さい
さいたま新常盤ビル
さいたま新常盤ビル
たま新常盤ビル」
と
「N T T新池袋ビル」は、
そ
んな例だ。
いずれも外 観は、開 口を絞り込んだ横 連 窓
NTT新池袋ビル
と、外部に開かれたガラスのカーテンウォール
所在地:東京都豊島区東池袋
建築主:NTT東日本プロパティーズ
設計者:NTTファシリティーズ
施工者:大林組・第一ヒューテック建設共同企業体
構 造:S造・SRC造
階 数:地下1階・地上9階
延べ面積:3万430.20m2
(うち工事部分は1万1160.89m2)
竣 工:2008年6月
とで構 成 。ペリメータの熱負荷を低 減するた
めに採用したL o w-E複層ガラスは、
日の当た
る東西南の3面だけでなく、北面にも使ってい
る。ガラスとしては高い断熱性に着目して、冬
のコールドドラフト対策にも使った形だ。周辺
のプライバシーや、外観デザインなどを総合的
に判断して、
どちらの建物も、透明性を持ち合
わせた淡いグリーン系の色調を選んでいる。
開放的な雰囲気のオフィス空間
外観の見上げ
さいたま新常盤ビル
NTT新池袋ビル
北西から見た全景。
コールドドラフト対策にもな
るペアマルチLow-Eを使って、大通りに面した
北面を全面ガラスの開放的なファサードとした
北から見た全景。周辺のプライバシーとの兼ね合い
で、大きく開放できる東面と北面の一部を、ペアマルチ
Low-Eを用いたガラスのカーテンウォールとしている
photo_エスエス東京
14
photo_川澄建築写真事務所
15
JDLドミトリ葛西
使用したペアマルチLow-E
シルバー54
(AS)
大開口の開放的な居室で
空調負荷を大幅に低減
I T関連企業の単身者向け社員寮。低層の住
同時に、
その開口部には、
シャープなシルバー
宅が多い立地なので、外装にガラスを多用し
系 の 反 射 色を持つ L o w - E 複 層ガラスを採
て、建物全体に透明感をもたせ、5階建てとい
用。暖房負荷だけでなく、冷房負荷の大幅な
うボリュームを抑えている。40室からなるある
低 減も図っている。この会 社は複 数の社員
居室はすべてスタジオタイプで、眺望と日当た
寮を持つが、社会の環境意識の高まりを受け
りのよい南向きに配置。幅5m、高さ2mの掃き
て、今回の寮で初めてL o w-E複層ガラスを採
出しの大開口を設けて開放感を与えている。
用した。
北側の正面外観。階段室や共用廊
下を半透明ガラスで包み、
周辺に対す
る建物のボリューム感を抑えた
居室の並ぶ南側のファサード見上げ。
シャープな印象を与えるシルバー色のペアマルチLow-Eを採用
photo_篠澤建築写真事務所
JDLドミトリ葛西
所在地:東京都江戸川区東葛西
建築主:日本デジタル研究所
設計者:前澤建築事務所
施工者:清水建設
構 造:RC造・一部S造
階 数:地上5階
延べ面積:2518.58m2
竣 工:2010年3月
16
ペアマルチLow-Eを採用した居室。耐
熱強化ガラス
「パイロクリア」
と組み合
わせることで、3×2mの大開口をワイヤ
レス化。
クリアな視界を確保している
17
東五反田スクエア
新千歳空港国際線旅客ターミナルビル
使用したペアマルチLow-E
使用したペアマルチLow-E
シルバー54
(AS)
特注色
外観の見上げ
ペアマルチLow-Eで日射遮へい
を図った西向きの正面外観
photo_エスエス東京
日射遮へいにLow-E複層ガラス
街並みと調和するカラーを選定
空調負荷を低減する
ターミナルの大空間
再開発の進む地区に完成したテナントオフィ
新千歳空港の新しい国際線ターミナルは、入
スビル。快 適なオフィス環 境を提 供するため
国審査施設を一直線上に並べ、階層移動を
に、開口部を大きくとりつつも空調負荷を抑え
少なくするなど、誰にでも使いやすい施 設 構
る設計がされている。特に、強い日差しを受け
成を追求している。出発ロビーと出発ラウンジ
る西面では、
日射遮へいを目的にLow-E複層
は、
それぞれ46m、28mスパンの大空間。そ
ガラスを採 用した。建 物の外 観を、街 並みと
の外観には、冬場の空調負荷を抑えつつ、自
調和させるために、L o w-E複層ガラスの色に
然採光による照明の省エネルギーを図るため
もこだわった。外壁タイルなど、複数の外装材
にL o w - Eガラスを採 用し、北 海 道の玄 関 口
との組み合わせをモックアップで確認し、
シル
にふさわしい明るく開放的な空間となるよう透
バー系のLow-E複層ガラスを選定している。
明度の高い特注色で対応した。
エアサイドの外観。
プロジェクトに求められた各種条件を満たすために、
特注色のペアマルチLow-Eを使用した
photo_新津写真
18
東五反田スクエア
新千歳空港国際線旅客ターミナルビル
所在地:東京都品川区東五反田
建築主:東五反田二丁目第2地区市街地再開発組合
プロジェクトマネージャー:三井不動産
設計者:日本設計
施工者:鹿島・奥村建設共同企業体
構 造:S造・一部SRC造
階 数:地下2階・地上16階
延べ面積:2万8142.84m2
竣 工:2009年4月
所在地:北海道千歳市美々
建築主:北海道空港
設計者:日建・空港コンサル・アラップ・久米設計監理
共同企業体
施工者:鹿島・宮坂・荒井特定建設工事共同企業体
構 造:S造・一部RC造
階 数:地上4階
延べ面積:6万1119.63m2
竣 工:2010年1月
3階の出発ロビー
19
ペアマルチLow-Eのご採用にあたって
◉採用上のご注意
複層ガラスの封着部は有機材料によってその機
能を保っている関係上、寿命のある製品です。
その機能を長期間保つためには、施工方法が
重要な要因となりますので、複層ガラスの標準
施工に示す必要な最小値、および下記の注意
事項をお守りください。
し、ガラスにたわみが生じて、反射映像がゆがみま
4 必要なかかりしろを取りやすい四方押縁のサッシ
ように、耐シリコーンタイプなど可塑剤のでない良
2 複層ガラスとサッシの止水性が悪くなっている場
す。そのため、反射映像が目立つことがあります
をお選びください。
質のものを選定してください。(推奨:EPDM 耐シ
合には、
シーリング材を打ち直してください。
の後、水で洗い流して乾拭きしてください。な
のでご了承ください。
5 下図に示すようなサッシ溝の底面が平坦でない
リコーンタイプ)また硬度は80°
∼90°
で次の寸法の
2 構造上、干渉縞が見られる場合があります。室
サッシの場合、複層ガラスが不均等な支持になら
ものを2個ご使用ください。
◉メンテナンス上のご注意
ラス面に当たるような使い方をしますと反射膜
内外のガラスを同じ厚さのフロート板ガラスで構成
ないようにしてください。
面やガラス面にキズがつくことがありますのでご
・落ちにくい汚れの場合は中性洗剤を使用し、そ
おスキージーを使用する場合、裏面の金具がガ
・長さ:25×Amm以上(但し、最小50mm 程度)
1 採光、眺望を得るために使用するガラスは、定
する場合が最も生じやすくなりますのでご注意くだ
※A:ガラス面積(m2)
期的に清掃を行わないと汚れが付着してしまいま
さい。品種が異なるガラスで構成する場合、また
・幅 :ガラス厚さ+5mm程度
す。そのまま放置すると付着物が取れなくなること
・砥粒、強酸、強アルカリ、フッ化水素などが含ま
同一品種でも厚さの異なるガラスで構成する場合
・厚さ:7∼12mm程度
もあり、本来の機能を著しく低下させることもあり
れる洗剤でクリーニングすると反射膜面やガラス
◉共通のご注意
はこの現象は生じにくくなります。
断熱性能を高めるため複数枚のガラスを有機材料
3 構造上、温度や気圧の変化により2枚のガラスが
で張り合わせたガラスのため、以下の点に留意が
凹凸にたわみます。比較的大きな寸法で、かつ中
必要です。
空層の厚さが薄い場合、まれにガラス中央部が接
・製造可能形状や寸法
触し、ニュートンリング(虹色の干渉環)が見られる
・高温・高湿・気圧等の使用環境
ことがあります。そのため、中空層が6ミリの場合は、 【Low-Eガラスについて】
・熱割れ
下表にある制約面積内でのご採用をおすすめしま
1 Low-Eガラスは透過光と反射光で色調が異なりま
◉施工上のご注意
・反射映像
す。その範囲を超える面積の場合には、中空層12
す。また、反射光において若干ですが色調がムラ
1 保管は直射日光を避け、風通しのよい屋内に保
汚れが固着した場合、キズをつけずに除去すること
・金属膜付き複層ガラスに関する注意点
ミリを推奨いたします。
となって見える場合がありますが、性能面での支障
管してください。やむなく屋外に仮置きする場合は
は困難になります。
【熱割れについて】
◉特殊施工法
アルミなど
排水可能な寸法を
確保してください。
注意ください。
ますので、定期的な清掃をお奨めいたします。
面にキズをつけるおそれがありますのでお避け
2 大気中の埃、塵は定期的にクリーニングしておけ
ください。
・カッターナイフなどで、反射膜面やガラス面を擦
JASS-17以外の施工法を用いる場合は、特殊施工
ば問題ありませんが、長期間放置しておくと徐々に
になります。特殊施工の場合、封着部の耐久性が
ガラスに埃や塵が固着し水や中性洗剤などによる
低下する場合があるため十分な検討が必要です。
一般的なクリーニングでは落ちなくなる場合があり
3 洗剤
ます。この場合は、研磨剤などで削り取る以外に
汚れの程度にもよりますので、以下の中から適切
方法がありません。したがって、特に反射膜面に
な方法をお選びください。
るとキズが付くことがありますのでお避けください。
使用する洗剤
備考
a.水拭き
一般的なクリーニング
b.中性洗剤
落ちにくい汚れのクリーニング
はありません。
熱割れを防止するため直射日光を避ける措置を講
3 タバコのヤニ・油類はアルコール類や砥粒の含
・維持点検
1 熱線吸収板ガラスなど日射吸収率の高いガラス
2 Low-Eガラスは携帯電話などの電波機器をご使
じてください。特に網入板ガラス・線入板ガラスを
まない食器洗い用の中性洗剤を使用すれば大部分
・交換
や網入・線入板ガラスで構成する場合は使用条件
用時、送受信に障害がでる場合があります。特に
含む複層ガラスは注意が必要です。
の汚れを落とすことができます。
によっては熱割れを生じることがありますので、事
窓ガラス以外の外壁に電波を通しにくい材料をご
※長期保管の場合は下図のような状態で屋内に保
4 頻繁に水道水を浴びる箇所や、噴水の周りなど
a. 水拭き(一般的なクリーニング)
1 ガラスの組み合わせによっては製造できない場
前にご検討ください。特に網入板ガラスの場合、フ
採用されている場合には注意が必要です。
管してください。
濡れ、乾燥を繰り返す場合には水垢によりガラス
①清水(微温湯)を浸した柔らかい布でガラス面
合があります。
ロート板ガラスと比較してエッジ強度が半分程度と
3 Low-Eガラスはテレビ電波などを反射します。詳
表面を白濁させ、一般的なクリーニングでは落ち
2 製造後の切断・加工ができませんので、寸法・
低いため、熱割れ、錆割れが発生しやすいので設
しくはお問い合わせください。
にくくなることがありますのでご注意ください。
②ゴムスキージーで清掃。
形状は正確にご注文ください。
計時点での十分な検討が必要です。
5 ガラス面にセメントやモルタルが固着した場合は
・微細な固形物を水で取り除いた後に清掃してく
・施工法に関するご注意
【発注について】
【使用環境について】
クッション材
2 冷暖房の吹出し空気をガラス面に直接当てたり、
◉標準施工法
1 網入板ガラスで構成する場合、室内温水プール
ガラスに密着するようなロッカーやパーティション
複層ガラスの封着部は有機材料によってその機能
のトップライトなど、使用部位が高温多湿の環境で
の設置は熱割れの原因になります。
を保っている関係上、寿命のある製品です。その
ご採用になられる際には、一般の防錆処理よりハ
3 ガラスの表面にフィルムや紙などを貼ったり、塗
機能を長期間保つためには、施工方法が重要な要
イレベルな防錆処理方法をおすすめします。
料を塗ると熱割れすることがありますのでお避けく
因となりますので、複層ガラスの標準施工に示す
2 トップライト、温室などに使用する場合は、日射
ださい。
必要な最小値、および下記の注意事項をお守りく
や温度の影響上、厳しい使用条件になりますので、
※フィルムの取り扱いについてはフィルムメーカー
事前にご検討ください。
3 温度70℃以上または多湿の環境下での長期間使
壁
4 クリーニング方法
化学的にも除去できなくなります。また、セメント
複層ガラス
やモルタルのアクが雨水などに混じってガラス面に
90°
90°
固着した場合でも同様です。
床
を濡らす。
ださい。
・スキージーの裏側の金具をガラス面に当てない
ようご注意ください。
6 カーテンウォール、タイル、石などの洗浄の際、
・スキージーの先端には汚れが残っていますので、
2 標準施工法に従って施工してください。
薬剤(強酸・強アルカリ・フッ化水素など)によって
その都度汚れを落として使用してください。特
3 複層ガラスを切り欠いたり、キズつけたりしないで
反射膜面やガラス面が侵されることがあります。ま
ださい。
ください。
たサッシ内に浸入した薬剤が複層ガラスの封着材
③必要に応じて乾燥した布で拭く。
へお問い合わせください。
1 エッジクリアランス・かかりしろ
4 サッシ内の排水性を良くするため、サッシ溝を清
に悪影響を及ぼし、寿命を短くしますので、養生
b. 中性洗剤
4 室内側ガラスの近くにダンボール箱等、物を置く
クリアランス・かかりしろなどの数値はJASS-17(日
掃してください。
は十分に行ってください。
①中性洗剤の水溶液に柔らかい布を浸して汚れを
用は封着材に悪影響を及ぼし、寿命を短くします
ことはお避けください。一時的な仮置きの場合で
本建築学会・建築工事標準仕様書17番・ガラス工
のでお避けください。
も熱割れが生じることがあります。
事2003年12月1日第4版)
より引用した数値を最小値
◉使用上のご注意
◉クリーニングについて
・固形物質などは軽く押さえて拭き取るようにして
【サッシについて】
拭き取る。
ください。
(三方押縁の場合)としてください。一方押縁・二
1 冷暖房の吹出し空気をガラス面に直接当てたり、
1 クリーニング頻度
1 複層ガラスは単板ガラスの約2倍の重量がありま
方押縁の場合は、施工時に板ガラスのやり返しが
ガラスに密着するようなロッカーやパーティション
周囲の環境や大気の汚染状態によって異なります
ださい。
すので、それに十分耐えられるサッシ構造が必要
必要となりますので、作業性を考慮のうえ、別途寸
および段ボール箱などの設置は、熱割れの原因に
が、一般に都心・市街地では1∼2カ月に一度程度
5 封着部を突き合わせする施工の場合はペアマル
です。
法をご検討ください。
なります。また、ガラスの表面にフィルムや紙など
のクリーニングが必要です。
◉定期的な点検
チSGをご採用ください。
2 標準施工が可能な溝幅、深さを持つサッシをお
2 水抜き穴
を貼ったり、塗料を塗ることはお避けください。反
2 クリーニング時のご注意点
ガラスが破損したまま放置していますと破片の落下
選びください。
封着部は長期間、水に接していると劣化が早まり
射膜面やガラス面のクリーニングが困難になるうえ、
・ガラス面のクリーニングは、室内外とも一般的な
事故のもとになります。スパンドレル部分や棟屋等
3 水抜き穴のあるサッシをお選びください。
ますので、サッシ溝内に入った水をすみやかに排
熱割れの原因となります。
圧力調整が必要ですので、ご注文の前にご相談く
【反射映像について】
1 温度変化によって、中空層内部の空気圧が変化
出するため、サッシ下辺部に5mmφ以上(推奨:
●中空層6ミリの場合の面積制限
ガラス構成
5ミリ +中空層+5ミリ
6ミリ +中空層+6ミリ
8ミリ +中空層+8ミリ
10ミリ +中空層+10ミリ
12ミリ +中空層+12ミリ
8mmφ)の水抜き穴を3カ所以上設けてください。
中空層6ミリの場合の制約面積
(m2)
4.0
6.0
4.0
8ミリ +中空層+網入、
線入板ガラス6.8ミリ
12ミリ +中空層+網入、
線入板ガラス10ミリ
20
3 シーリング材
湿気抜き穴
(推奨)
複層ガラスは-寿命のある製品です。
リング材はJIS A 5758-1997に規定する9030区分に
高所作業車の届かない高層部位での交換も将来的
シーリング材
を除く)をご使用ください。
※品質を長く保つために、複層ガラスとサッシの止
水性が悪くなっている場合には、シーリング材を打
バック
アップ材
サッシ
水抜き穴5mmφ以上
(推奨:8mmφ)
に以下の点に留意して設計・計画していただけま
すようお願いいたします。
4 バックアップ材
5 セッティングブロック
セッティングブロックは封着部に悪影響を与えない
に必要となります。また、ガラス交換時に床・天井
その他近接する部材も含めて取り外しの必要がな
いように、設計段階でガラスの交換が容易なよう
セッティングブロック
ち直してください。
い。
5.0
◉ガラスの交換
シーリング材によるカーテン
ウォール工法の場合
・破損等交換予定ガラスの落下防止応急処置対策
バックアップ材は発泡ポリエチレンをご使用くださ
8ミリ +中空層+網入、
線入板ガラス10ミリ
10ミリ +中空層+網入、
線入板ガラス10ミリ
検を行うことをお奨めします。
合格する良質のシリコーン系シーリング材(酢酸系
5.0
②a.水拭きの手順に準じてクリーニングする。
室内側から目視できない部分を含めて日常的な点
●施工図
封着部を保護するため、サッシとガラスの間のシー
5ミリ +中空層+網入、
線入板ガラス6.8ミリ
6ミリ +中空層+網入、
線入板ガラス6.8ミリ
水拭きをおすすめします。
GH
4 海抜1,000m以上の高地に使用する場合、空気
にガラス下辺部の固形物質にはご注意ください。
GW/4
GW/2
GW
GW/4
水抜き穴5mmφ以上
(推奨:8mmφ)
セッティングブロック
・交換ガラスの運搬経路
・ガラスの揚重方法と空間の確保
・交換時の安全対策など必要な部品の事前取り付け
・交換容易な床・天井・サッシなど周辺部材の設計
21
光学的性能・熱的性能
品質保証について
●ペアマルチLow-E Low-E膜第2面使い(Low-Eガラスを室外側とし、Low-E膜を中空層側とした値です)
●ペアマルチLow-E
光学的性能
ガラス
品種
RSFL12AJ*+A12+FL12
RSFL6AS*+A12+FL6
RSFL8AS*+A12+FL8
熱的性能
日射
紫外線
熱貫流率
透過率 反射率(%) 吸収率 透過率 W/(m2K)Kcal/m2h℃
(%) OUT (%) (%)
冬
冬
遮蔽係数
S・C
夏
冬
保証性能項目
夏
冬
24
76.0
12.3
12.2
51.0
20.0
29.0
26.9
1.8
1.5
0.66
0.66
0.58
0.58
28
74.4
12.1
12.0
47.7
18.4
33.9
24.4
1.8
1.5
0.64
0.64
0.56
0.56
32
72.7
11.9
11.8
44.7
17.0
38.3
22.3
1.8
1.5
0.62
0.62
0.55
0.54
36
71.2
11.7
11.6
42.0
15.7
42.3
20.4
1.8
1.5
0.60
0.60
0.53
0.52
24
68.3
23.7
22.1
55.4
17.7
26.9
28.1
1.9
1.7
0.72
0.72
0.64
0.63
28
66.7
23.3
21.6
51.2
16.7
32.1
25.5
1.9
1.6
0.69
0.69
0.61
0.60
32
65.3
22.8
21.2
47.6
15.9
36.5
23.3
1.9
1.6
0.67
0.66
0.59
0.58
36
63.8
22.4
20.8
44.3
15.1
40.6
21.4
1.9
1.6
0.64
0.64
0.57
0.56
24
54.2
21.7
13.3
32.4
27.2
40.4
17.5
1.8
1.6
0.45
0.44
0.39
0.38
53.0
21.3
13.1
30.4
25.1
44.5
15.9
1.8
1.6
0.44
0.43
0.38
0.37
32
51.8
20.9
12.9
28.7
23.2
48.1
14.5
1.8
1.6
0.43
0.42
0.38
0.36
RSFL12AS*+A12+FL12
36
50.7
20.6
12.7
27.2
21.6
51.2
13.3
1.8
1.6
0.42
0.41
0.37
0.36
RSFL6AC*+A12+FL6
24
74.6
12.1
11.6
50.3
18.5
31.2
23.7
1.8
1.5
0.66
0.65
0.58
0.57
28
73.0
11.9
11.4
47.0
17.1
35.9
21.5
1.8
1.5
0.64
0.63
0.56
0.55
32
71.4
11.7
11.2
44.1
15.8
40.1
19.7
1.8
1.5
0.62
0.61
0.54
0.53
36
69.8
11.5
11.0
41.4
14.7
43.9
18.1
1.7
1.5
0.60
0.59
0.53
0.52
RSFL10AS*+A12+FL10
RSFL8AC*+A12+FL8
RSFL10AC*+A12+FL10
保証期間
補償範囲
日射熱取得率
η
28
免責事項
(保証期間内でも有償となります)
・ 弊社指定の標準施工法及び設計上、施工上、使用
上、
メンテナンス上の注意事項を満足していない場合
・ 使用上の誤り及び不当な改造や修理等、人為的原
因に起因する不具合
(ガラス表面にフィルムを貼るこ
とや塗料を塗ること等を含みます)
保証期間内の製品に、保証性能
項目を守れない不具合が生じた
場合には、代わりの製品を無償で
出荷させていただきます。
内部結露
(ガラスとガラスの間の中
空層での結露)
が発生しないこと。
10年
但し、施工費用につきましては、補
償対象外とさせていただきます。
尚、不具合が生じた製品を既に
販売中止とさせていただいている
場合には、同等品種または近似
品種でのお取り替え、
または販売
金額の払戻しで補償させていただ
く場合があります。
・ 火災、地震、風水害、
その他天変地異に起因する不
具合
・ 品質保証対象外であることを事前にご了承いただい
ている場合
・ 実用化された技術では予測困難な現象に起因する
不具合
・ 熱割れなどのガラスの破損
・ 中空層に面していないガラス面に発生した結露
・ 複層ガラスを構成する板ガラスに亀裂または破損があ
る場合
・ 海抜1,000m以上でのご使用で、事前にお打ち合わ
せが行われなかった場合
・ 垂直以外でのご使用で、事前に弊社が了承していな
い場合
(トップライト使用等)
24
59.5
16.1
10.8
39.6
21.9
38.5
24.9
1.8
1.5
0.53
0.53
0.47
0.46
・ 高温(70℃以上)
または多湿の環境下でのご使用
で、事前にお打ち合わせが行われなかった場合
(温水
プール、
サウナルーム等)
28
58.2
15.8
10.6
37.1
20.3
42.6
22.5
1.8
1.5
0.52
0.51
0.46
0.45
・ 複層ガラスに弊社のマークが打刻されていない場合※
32
56.9
15.5
10.5
34.8
18.8
46.4
20.6
1.8
1.5
0.50
0.50
0.44
0.43
RSFL12AN*+A12+FL12
36
55.7
15.3
10.3
32.7
17.6
49.7
18.9
1.8
1.5
0.49
0.48
0.43
0.42
RSFL6AO*+A12+FL6
24
55.1
13.3
10.8
37.0
19.0
44.0
15.9
1.8
1.5
0.51
0.50
0.45
0.44
28
53.9
13.0
10.7
34.6
17.6
47.8
14.5
1.8
1.5
0.50
0.49
0.44
0.43
32
52.7
12.8
10.5
32.5
16.4
51.1
13.4
1.8
1.5
0.48
0.47
0.42
0.41
36
51.6
12.6
10.3
30.5
15.3
54.2
12.3
1.8
1.5
0.47
0.46
0.41
0.40
RSFL12AC*+A12+FL12
RSFL6AN*+A12+FL6
RSFL8AN*+A12+FL8
RSFL10AN*+A12+FL10
RSFL8AO*+A12+FL8
RSFL10AO*+A12+FL10
グレー系
グレー
55
RSFL10AJ*+A12+FL10
ブルー系
ブルー
60
RSFL6AJ*+A12+FL6
RSFL8AJ*+A12+FL8
ブルー系
クリアブルー
75
RSFL12AL2*+A12+FL12
シルバー系
シルバー
54
RSFL10AL2*+A12+FL10
グリーン系
クリアグリーン
68
RSFL6AL2*+A12+FL6
RSFL8AL2*+A12+FL8
クリア系
クリア
76
品種略号
構成品種
反射 呼び
可視光
色調 厚さ
反射率
(%)
透過率
OUT (ミリ)
(%) OUT
IN
1997年10月以降に製造された製品が対象となります。
RSFL12AO*+A12+FL12
※製品に打刻されたマークにより、
弊社製品であること及び製造年月日等を確認致します。
●ペアマルチLow-E Low-E膜第3面使い(Low-Eガラスを室内側とし、Low-E膜を中空層側とした値です)
光学的性能
ガラス
品種
品種略号
構成品種
FL8+A12+*RSFL8AL
FL6+A12+*RSFL6AM
FL8+A12+*RSFL8AM
FL10+A12+*RSFL10AM
ブルー系
クリアブルー
K76 FL10+A12+*RSFL10AL
FL12+A12+*RSFL12AL
クリア系
クリア
FL6+A12+*RSFL6AL
反射 呼び
可視光
色調 厚さ
反射率
(%)
OUT (ミリ) 透過率
(%) OUT
IN
K75 FL12+A12+*RSFL12AM
K72 FL10+A12+*RSFL10AW
FL12+A12+*RSFL12AW
ブルー系
ブルー
FL6+A12+*RSFL6AW
FL8+A12+*RSFL8AW
24
76.0
12.2
12.3
熱的性能
日射
紫外線
熱貫流率
透過率 反射率(%) 吸収率 透過率 W/(m2K)Kcal/m2h℃
(%) OUT (%) (%)
冬
冬
51.0
21.1
27.9
26.9
1.8
1.5
遮蔽係数
S・C
日射熱取得率
η
夏
冬
夏
冬
0.71
0.71
0.63
0.62
28
74.4
12.0
12.1
47.7
19.3
33.0
24.4
1.8
1.5
0.69
0.69
0.61
0.60
32
72.7
11.8
11.9
44.7
17.8
37.5
22.3
1.8
1.5
0.67
0.66
0.59
0.58
36
71.2
11.6
11.7
42.0
16.5
41.5
20.4
1.8
1.5
0.65
0.64
0.57
0.56
24
74.6
11.6
12.1
50.3
19.8
29.9
23.7
1.8
1.5
0.73
0.72
0.64
0.63
28
73.0
11.4
11.9
47.0
18.2
34.8
21.5
1.8
1.5
0.70
0.70
0.62
0.61
32
71.4
11.2
11.7
44.1
16.8
39.1
19.7
1.8
1.5
0.68
0.67
0.60
0.59
36
69.8
11.0
11.5
41.4
15.6
43.0
18.1
1.7
1.5
0.66
0.65
0.58
0.57
0.57
24
72.2
13.7
14.8
46.5
25.8
27.7
32.5
1.8
1.5
0.66
0.65
0.58
28
70.6
13.5
14.5
43.5
23.5
33.0
29.2
1.8
1.5
0.64
0.63
0.56
0.55
32
69.1
13.2
14.2
40.9
21.6
37.5
26.5
1.8
1.5
0.62
0.61
0.54
0.54
36
67.5
13.0
14.0
38.5
19.9
41.6
24.2
1.7
1.5
0.60
0.59
0.53
0.52
注:光学特性、
および日射特性はJIS R 3106:1998、熱貫流率はJIS R 3107:1998、紫外線透過率はISO 9050:2003に基づいて求めた値です。
本表の数値は光学的及び熱的性能を示す一般的数値であり、
各製品の性能を保証するものではありません。
●ガラス選定のポイントとなる3つの性能
断熱性能
熱貫流率
(W/m2K)
:室内外の温度差によって、
ガラスを通過する熱量です。熱貫流率が小さいほど断熱性能に優れています。
遮熱性能
日射熱取得率
(η)
:ガラスに入射した日射熱が、室内側に流入する割合です。
日射熱取得率が小さいほど、
日射を遮へいします。
採光性能
可視光透過率
(%)
:可視光透過率が大きいほど、
採光性能が高くなります。
22
23
展示ルームのご案内
NSGガラススクエア
三田線
御成門駅
より快適な居住空間を実現するために、真空ガラス
「スペーシア」
をはじめとする機
能ガラスを展示しています。お客様にわかりやすく、
その機能を視覚的、体感的に
理解していただけるように、普通のガラスとの比較展示を中心に展開しています。
御成門
A4
◀出口
P
GS
◀A3出口
浜松町一丁目
所 在 地
↑
三井ガーデン
新
ホテル汐留
橋
イタリア街
芝信用金庫
愛宕警察署
NSGガラス
スクエア
〒105-0013 東京都港区浜松町1丁目2番4号
住友不動産東新橋ビル6号館1F
日本板硝子ビルディングプロダクツ内
日
比
谷
通
り
営業時間
9:30∼12:00/13:00∼17:30
定 休 日
土・日・祝
(夏季・冬季休業有)
アクセス
JR線・東京モノレール「浜松町駅」
より徒歩7分
都営地下鉄 三田線「御成門駅」
より徒歩5分
都営地下鉄 浅草線・大江戸線「大門駅」
より徒歩5分
第
一
京
浜
浅草線・大江戸線
大門駅
A4▶
出口 ※専用駐車場のご用意はございませんのでご了承願います。
公共の交通機関でのご来場をお願い致します。
増上寺前
J
R
山
手
線
・
京
浜
東
北
線
▶
大門 A
3
出
口
文化放送
◀A2
出口
▲
A1
出口
B1
出口▶
北口
世界貿易
センタービル
浜
松
町
駅
日本板硝子 お客様ダイヤル
0120-498-023
受付時間◉9:00∼12:00、
13:00∼17:30 定休日◉土、
日、
祝 ※番号はおかけ間違いのないようにお願い致します。
●ご来場いただくにあたって
製品説明など、アテンドのスタッフを希望される場合は、お電話にてご予約いただきますよう、お願い申し上げます。展示製品は限られており、随時入れ替えをしております。そ
のため、
ご希望の製品をご覧いただけない場合もございますので、事前にお問い合わせいただければ展示中の製品をご案内致します。製品によっては小サイズのサンプルを
ご覧いただく場合もありますので、
あらかじめご了承ください。
詳しくはWEBサイトをご覧ください。 http://glass-wonderland.jp/glass_square/
製品のご使用にあたっては、別冊総合カタログの「ガラスを安全に、大切にお使いいただくために」の注意事項等をご参照のうえ、必ずお守
りください。
( 0 1 1 )3 7 7 - 2 8 6 0
( 0 2 2 )3 5 9 - 8 6 6 5
( 0 3 )6 4 0 3 - 8 5 0 3
( 0 5 2 )2 3 8 - 1 3 9 2
( 0 6 )6 2 2 2 - 7 5 3 4
( 0 9 2 )4 5 1 - 5 5 9 4
●本カタログは2011年7月現在の内容について掲載しています。 ●本カタログに掲載されている性能、数値などは保証値ではありませんのでご了承ください。
●本カタログに記載されている写真は、印刷のため実際の色と多少異なります。 ●製品の仕様等は、予告なく変更することがございますのでご了承ください。
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