日本国内における再肝移植の現状に関する研究

HP 掲載用
第 2 版 2016/11/19
患者さんへ
「日本国内における再肝移植の現状に関する研究」について
はじめに
神戸大学医学部附属病院肝胆膵外科では、現在、入院・外来患者さんのうち再移植・再々
移植を受けた患者さんを対象に研究を実施しております。内容については下記のとおりと
なっております。
尚、この研究についてご質問等ございましたら、最後に記載しております[問い合わせ窓
口]までご連絡ください。
1. 研究概要および利用目的
神戸大学医学部附属病院肝胆膵外科では、劇症肝炎や末期肝硬変患者さんに対して肝移
植を実施しています。
これまでの活動から、再移植や再々移植を行った患者さんの予後が初回移植と比較して悪
くなることが分かっています。しかしながらなぜ悪くなるかについて大規模な検討はこれ
までされてきませんでした。そこで日本全国で 2014 年 12 月 31 日までに再移植・再々移植
を実施された患者さんを対象にこれまでの移植症例に関する検討を行う事になりました。
北海道大学や東京大学、京都大学など日本全国の移植施設がこの研究に参加します。
2. 研究期間
この研究は、神戸大学大学院医学研究科長承認年月日(平成 28 年 5 月 31 日)から
平成 29 年 3 月 31 日まで行う予定です。
3. 取り扱うデータ
・患者背景:生体/脳死別、年齢、性別、疾患、ドナー年齢、ドナー性別、係累、グラ
フト重量、グラフトレシピエント体重比、免疫抑制剤種類、ステロイド・代謝拮抗剤使用
の有無、移植後退院の有無、急性拒絶反応の有無、胆管合併症の有無、再移植前免疫抑制
剤の有無、初回移植から再移植までの経過年数、再移植時の診断名、ドナー年齢、ドナー
性別、グラフト重量、グラフトレシピエント体重比、手術時間、免疫抑制剤種類、ステロ
イド・代謝拮抗剤使用の有無、再移植後退院の有無、2015 年 12 月 31 日での生存別
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第 2 版 2016/11/19
4. 個人情報保護の方法
個人情報、検査結果などの記録、保管は第三者が直接患者さんを識別できないよう登録
時に定めた登録番号を用いて行います。また得られた記録は、インターネットに接続して
いない外部記憶装置に記録し、神戸大学大学院医学研究科肝胆膵外科学研究室の鍵のかか
る保管庫に保管します。
5. 研究へのデータ提供による利益・不利益
利益・・・・本研究にデータをご提供いただいた患者さん個人には特に利益と考えられ
るようなことはございませんが、本研究結果が、今後再移植を受けられる
患者さんの予後向上に有用となる可能性があります。
不利益・・・カルテからのデータ収集のみであるため、特にありません。
6. 研究終了後のデータの取り扱いについて
研究終了後には、データは、患者さん個人を特定できない状態にして廃棄します。
7. 研究成果の公表について
研究成果が学術目的のために論文や学会で公表されることがありますが、その場合も、
患者さんの個人情報の秘密は厳重に守られますので、第三者に患者さんの個人情報が明ら
かになることはありません。
8. 研究へのデータ使用の取り止めについて
いつでも可能です。取りやめを希望されたからといって、何ら不利益を受けることはあ
りませんので、データを本研究に用いられたくない場合には、下記[問い合わせ窓口]までご
連絡ください。取り止めの希望を受けた場合、それ以降、患者さんのデータを本研究に用
いることはありません。しかしながら、同意を取り消した時、すでに研究成果が論文など
で公表されていた場合のように、結果を廃棄できない場合もあります。
9. 問い合わせ窓口
この研究についてのご質問だけでなく、ご自身のデータが本研究に用いられているかど
うかをお知りになりたい場合や、ご自身のデータの使用を望まれない場合など、この研究
プロジェクトに関することは、どうぞ下記の窓口までお問い合わせ下さい。
神戸大学
肝胆膵外科
准教授
福本
問い合わせ窓口;神戸大学附属病院
連絡先:078-382-6302
巧
肝胆膵外科
医員
津川大介