笑顔のある町「三春町」これが私の夢 商業部会長 宗像 美 昔、子供の頃、私は中郷地区に住んでいましたので、町まで出て来るには4kmを歩い てくるか、自転車で来るかでした。一番の楽しみは、町のお祭りの時、親と一緒に来て年 に1度だけ食べさせてもらえるおいしいラーメンを食べることでした。あまりおいしくて つゆの一滴まで飲みほしたことをよく覚えています。 町には色々なオモチャ屋とか金魚すくいとか出店がいっぱいあって、町の中を歩くのに すれちがう人とぶつかり合いながら前に進むのが精一杯で、自分は子供で背が小さかった ので、人の波で前方が見渡せず、ジャンプをして自分の位置を確認しながら歩いたもので す。 時は流れて、昔、おいしいラーメンを食べさせてくれた食堂は、今は更地となってしま いお店はなく。今日お祭りといっても昔のような賑わいもなく、人出が少ないのは何かさ びしい。 現在、商工会として、ベニマル三春店の中町移転問題を抱え、対策に奔走している所で すが、今後の店づくり対応の一環として、今の町の商店について一般消費者はどのように 思い、どのような要望があるのかアンケート調査を8月末まで実施しました。課題は、消 費者アンケートの生の声に各商店がどれだけ応えられるかだと思います。 町おこし、地域社会をどのように活性化させるか。この課題は言われて久しい。バブル 崩壊から20年、リーマンショックから2年、今日の急激な円高、周りは不景気が漂う雰 囲気でいっぱいです。なんか町の中から笑顔が消えて元気がなさそう、私達を取り巻く環 境は今までにない程の速さで変化しています。 だからこそ、自分ひとりでは出来ない事を商工会という組織の中で仲間と共に活動して、 その活力を自分の商売に生かしていければと思います。他力本願ではなく、自らが自らの 力で活性化する努力が今まさに求められています。 笑顔のある町「三春町」を創造し、みんなでハッピーになりましょう。私の夢の実現に 会員各位の皆様のご支援・ご協力をお願い致します。
© Copyright 2024 Paperzz