TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 9000 Series Installation and Operation Manual Model 9341D 光ファイバビデオ&データ送受信器 取扱説明書 Ver.1.0.2 IDK Corporation TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 安全にお使いいただくために この製品はクラス 1 のレーザまたは LED 光を発生します。 以下の注意書きを良く読んでご利用ください。 装置に電源が投入されている状態で、光ファイバコネクタの抜き差しを行わ ないでください。 電源が投入されたままコネクタを外すと、クラス 1 相当の 不可視光線を浴びる恐れがあります。 各装置には下記の危険シールが貼られています。 DANGER Invisible Laser Radiation When Open AVOID DIRECT EXPOSURE TO BEAM. この取扱説明書で説明されている本来の目的以外の方法で本装置を使用 したり、調整手順で示された以外の調整を行うことは光線により目等に損傷 をうける可能性があり大変危険です。 ほんの数秒でも目や皮膚に大きな損傷を受ける可能性がありますので十分 に注意してください。 この装置には、静電気により故障する可能性がある部品が使用されていま す。 この装置を使用する際には静電気を与えることがないように注意して ください。 TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 目次 1 はじめに...................................................................................................................................... 1 1.1 概要 .................................................................................................................................. 1 1.2 9341DT パネルと各部の名称............................................................................................ 2 1.3 2 9341DR パネルと各部の名称 ........................................................................................... 3 接続と設定ガイド......................................................................................................................... 4 2.1 9341DT/DR の操作と設定 ................................................................................................ 4 接続情報 ......................................................................................................... 5 2.2 仕様 .................................................................................................................................. 6 2.2.1 2.2.2 2.2.3 光仕様.............................................................................................. 6 電気仕様 .......................................................................................... 6 機械仕様 .......................................................................................... 7 TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 1 はじめに 1.1 概要 TKH USA 社製 9341DT/DR 送信器は、NTSC、PAL または SECAM のコンポジットビデオ 4 系統を BNC コネクタで受け、9 ビット A-D コンバータにより 15MHz でサンプリングし光信号に変換して 1 本の光ファ イバで伝送します。 9341DR 受信器は、9341DT からの光信号を受信し、内部で信号を再変換してコンポジットビデオ信号と、 その他の信号に分けて出力します。コンポジットビデオ信号は 4 系統に分離され BNC コネクタより出力 されます。データ信号は再変換後ハイスピードポートより出力されます。 ハイスピードポートは片方向 15MB の同期 RS-422 信号を伝送します。このポートから最大 1.5Mbps の RS-422 の非同期信号を送信することもできますが、オプションのアクセサリーカードのサポートが主目的 です。必要に応じて 9961-C/9961A-C と 9962-C/9962A-C オプションモジュールのカードを増設できま す。 9341DT/DR は 9000 シリーズラック筐体に装着して使用します。 電源はラック筐体から供給されます。 1 TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 1.2 9341DT パネルと各部の名称 [図 1] 9341DT ① 電源表示 LED シャーシから、電流の供給があると緑色に点灯します。 ② ビデオ入力状態の表示 LED ( 1∼4 ) ビデオ入力コネクタにビデオ信号が検出されたときに緑色に点灯します。 ③ 光コネクタ 光ファイバ接続を行うコネクタです。 ④ ビデオ入力コネクタ ( 1∼4 ) ビデオ入力用の BNC コネクタです。 ⑤ 片方向ハイスピードポートコネクタ ハイスピードポート用の RJ45 コネクタです。 詳しい使用方法は 2.1 9341DT/DR の操作と設定 ( P.4 ) をご覧ください。 2 TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 1.3 9341DR パネルと各部の名称 [図 2] 9341DR ① 通信状態表示 LED 三色で対向する送信器との通信状態を示します。 消灯: 装置の電源が投入されていません。 赤色: 対向する送信器との通信ができません。 緑色: 送受信器ともに適正な光入力信号を検出し、正常に通信しています。 ② 送信器側の入力状態表示 LED ( 1∼4 ) 送信器側ビデオ入力コネクタにビデオ信号が検出されたときに緑色に点灯します。 ③ 光コネクタ 光ファイバ接続を行うコネクタです。 ④ ビデオ出力コネクタ ( 1∼4 ) ビデオ出力用の BNC コネクタです。 ⑤ 片方向ハイスピードポートコネクタ ハイスピードポート用の RJ45 コネクタです。 詳しい使用方法は2.1 9341DT/DR の操作と設定 ( P.4 )をご覧ください。 3 TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 2 接続と設定ガイド 2.1 9341DT/DR の操作と設定 特別な設定は必要ありません。設置後はプラグ&プレイで動作が開始します。 接続方法は下記の通りです。 ■ビデオポートの接続 BNC コネクタ付同軸ケーブルを使用し、ビデオソースと 9341DT の接続、モニタやスイッチャなど の機材と 9341DR との接続を行ってください。 ■ハイスピードポートの接続 9341DT/DR の片方向スピードポートは 15Mbps で同期 RS-422 の片方向チャンネルの通信が できます。また非同期の場合は 1.5Mbps で通信を行いますが、このポートの主な用途は 9341DT/DR の基本機能であるビデオ伝送に加え、データ、音声、コンタクトクロージャ等のアク セサリーモジュールへの入出力です。 このポートを使用し追加できる機能の詳細については弊社までお問い合わせください。 接続についての詳細は 接続情報 ( P.5 ) をご覧ください。 4 TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 接続情報 ピン番号 機能 1 データ送信(+) 入力(9341DT のみ) 2 データ送信(-) 入力(9341DT のみ) 3 クロック送信(+) 出力(9341DT のみ) 4 データ受信(+) 出力(9341DR のみ) 5 データ受信(-) 出力(9341DR のみ) 6 クロック送信(-) 出力(9341DT のみ) 7 クロック受信(+) 出力(9341DR のみ) 8 クロック受信(-) 出力(9341DR のみ) [表 1] 双方向ハイスピードポート 電気ピン配列 ハイスピードコネクタ ピン 1 ピン 8 RJ 45 正面図 [図 3] ハイスピードポート ピン配列 Tx Input + Tx Clk OutRx Clk Out+ RJ ハイスピードポートコネクタ Tx Input Tx Clk Out + Rx Output + Rx Output Rx Output - Tx Clk Out Rx Output + Rx Clk Out + Tx Clk Out+ - RJ ハイスピードポートコネクタ Tx Input - - Rx Clk Out- - 3 4 5 6 7 8 光リンク - 出力 − 1 2 9341DR Tx Input + 出力 + 9341DT Rx Clk Out 接続機器 接続機器 1 2 3 4 5 6 7 8 入力 + 入力 − [図 4] RS-422 片方向ポートとして、双方向ハイスピードポートを使用する接続方法 5 TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 2.2 仕様 2.2.1 光仕様 LD3X 送信器のバージョン ファイバ径 LDL LD LD3 波長 − 1310 1310 1310 1270∼1610 受信器のバージョン − LM L L L 光出力(dB)最小値 正常稼動用 光入力最小値(dB) リンクバジェット 最大延長距離 (CWDM モデル) 50/125 -7 N/A N/A N/A 62.5/125 -7 N/A N/A N/A 09/125 N/A -7 -3 -3 50/125 -28 N/A N/A N/A 62.5/125 -28 N/A N/A N/A 09/125 N/A -30 -30 -30 50/125 -28 N/A N/A N/A 62.5/125 -28 N/A N/A N/A 09/125 N/A 23 27 27 50/125 -28 N/A N/A N/A 62.5/125 -28 N/A N/A N/A 09/125 N/A 54 96 68∼96 延長距離は 62.5/125 マルチモードファイバ使用時、波長 850 nm の時 3.0 dB/km の損失、波長 1310 nm の時 1.0 dB/km の損失として 計算しています。また、シングルモードファイバの場合は、波長 1310 nm の時 0.35 dB/km の損失、波長 1550 nm の時 0.25 dB/km の損 失として計算しています。 3.0dB を安全マージンとしています。光拡散のないファイバの使用を前提にしています。 (1310nm において、 散布ゼロ) 光ファイバの品質および光接続数により延長距離は変化する可能性があります。 マルチモードの場合はファイバの周波数帯域によって変化します。 ファイバの光ビットレート : 720Mbps ※別売りの AC アダプタは本機専用品です。他の機器にはご使用にならないでください。 2.2.2 電気仕様 ビデオ(各チャンネル) ビデオサンプリングレート/解像度 15.0MHz、9 ビット ビデオ入出力信号 NTSC、PAL、SECAM 1Vp-p 75Ω ビデオ入出力コネクタ BNC コネクタ 周波数帯域 2Hz∼6.5MHz、-3.0dB S/N 比 ≧ 63dB 微分位相(ディファレンシャルフェーズ) 通常時:≦1° 最大:1.3° 差動利得(ディファレンシャルゲイン) 通常時:≦1% 最大:2% データ通信部 ハイスピードポート 同期 RS-422 非同期 RS-422 :15Mbps :1.5Mbps 電源部 入力電圧 6VDC (9000 シリーズラック筐体より供給) 9341DT : 750mA 9341DR : 650mA 6 TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 2.2.3 機械仕様 使用温度範囲 -40℃∼74℃ 保存温度範囲 -55℃∼85℃ 湿度範囲 0∼95%(但し結露なきこと) 外形寸法 (mm) 20.3(W) x 218.4 (D) x 154.9(H) 7 TKH USA MODEL 9341D USER'S MANUAL 株式会社アイ・ディ・ケイ TEL (046)200-0764 FAX (046)200-0765 月曜∼金曜 AM9:00 ∼ PM5:00 発行日 2011 年 08 月 01 日 Ver.1.0.2 *本書は改善の為、事前の予告無く変更することがあります。 *本書の無断転載を禁じます。 8
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