第70期事業報告書

株 主 メ モ
70期事業報告書
第
平成13年4月1日∼平成14年3月31日
決
算
期
配当金受領の株主確定日
定
基
時
公
告
株
主
総
会
日
載
新
聞
準
掲
名 義 書 換 代 理 人
同事務取扱場所
同 取 次 所
株
主
ご
優
待
3月31日
利益配当金は3月31日
中間配当金の支払いを行うときは9月30日
毎年6月
定時株主総会において権利を行使することができる株主は、毎年3月31日現在の株主名簿
に記載又は記録された株主といたします。
その他必要のあるときは、あらかじめ公告して定めます。
日本経済新聞
当期(第70期)より、当社ホームページから「貸借対照表」および「損益計算書」がご覧
いただけます。
東京都千代田区丸の内一丁目5番1号 東京証券代行株式会社
東京都千代田区丸の内一丁目5番1号(新丸ビル7階)
東京証券代行株式会社 本店 電話 03(3212)4611
東京証券代行株式会社 ホームページアドレス http://www.tosyodai.co.jp
東京証券代行株式会社営業所
みずほインベスターズ証券株式会社本支店
3月31日現在の単元株主に対し、年1回「当社製品詰め合せ」を7月に贈呈いたします。
本社事務所
〒101-0048 東京都千代田区神田司町 2-14-3
TEL 03(5296)6800(ご案内)
ホームページアドレス
http://www.wakodo.co.jp/
財務ハイライト
ごあいさつ
平成10年度
平成11年度
平成12年度
(第67期)
(第68期)
(第69期)
平成13年度
当期(第70期)
高 (百万円)
31,375
30,995
31,317
30,501
区 分
売
上
経
常
利
益 (百万円)
1,506
1,513
1,542
1,320
当
期
利
益 (百万円)
485
519
20
570
総
資
産 (百万円)
24,614
25,116
27,164
26,008
純
資
産 (百万円)
12,576
12,773
12,994
13,174
1 株 当 た り 当 期 利 益
(円)
163.60
174.95
6.81
192.19
株 主 資 本 利 益 率( R O E )
(%)
3.9
4.1
0.2
4.4
(注)1株当たり当期利益は、期中平均発行済株式総数により算出しております。なお、期中平均発行済株式総数は、当期第70期よ
り自己株式数を控除した株式数を用いております。
売 上 高
経常利益
(百万円)
35,000
31,375
30,000
30,995
31,317 30,501
(百万円)
2,000
600
1,500
25,000
当期利益
(百万円)
1,506
500
1,542
1,513
1,320
20,000
485
400
300
1,000
15,000
570
519
200
10,000
500
100
5,000
0
0
第67期 第68期
第69期
第70期
(当期)
第67期 第68期
1株当たり当期利益
(百万円)
192.19
200
163.60
第69期
第70期
(当期)
第67期 第68期
総資産/純資産
(円)
総資産
25,000
24,614 25,116
27,164
5
26,008
3.9
3
12,576
12,773
12,994
13,174
2
10,000
50
6.81
第67期 第68期
1
第69期
0
第70期
(当期)
0.2
1
5,000
0
4.4
4.1
4
20,000
15,000
第70期
(当期)
(%)
150
100
第69期
株主資本利益率(R O E)
純資産
30,000
174.95
20
0
0
第67期 第68期
第69期
第70期
(当期)
第67期 第68期
第69期
第70期
(当期)
取締役社長
株主の皆様には、ますますご清栄のこととお慶
び申しあげます。
当社の第70期(平成13年4月1日から平成14年3
月31日まで)における、事業報告書をお届けする
にあたり一言ご挨拶申しあげます。
当期におけるわが国経済は、輸出や生産が一段
と落ち込み、雇用や個人消費にも回復の兆しが見
られないなど、極めて深刻な状況で推移いたしま
した。
一方、当社を取り巻く関連業界におきましては、
従来から引き続く消費者の低価格志向や企業間の
販売競争激化に加え、狂牛病問題や食品の虚偽表
示事件などの影響により消費の減退傾向に拍車が
かかり、経営環境は一段と厳しさを増しておりま
す。
このような状況の中で当社は、積極的な新製品
の投入を行うとともに、部署横断的なプロジェク
トチームの活用など社内の人的資源の効率的な活
用を図り、また全社的なコストの削減にも継続し
て取り組んでまいりました。一方、製品の安全性
に対する消費者の信頼を確固たるものとするべく、
品質保証体制の強化にも努めてまいりました。
この結果、売上高におきましては、305億1百余
万円と、前期に比し、8億1千5百余万円の減
(2.6%の減)となりました。また、利益面におきま
しては、経常利益は、13億2千余万円と、前期に
比し、2億2千1百余万円の減(14.4%の減)とな
り、当期利益は、5億7千余万円と、特別損失に
退職給付会計の適用に伴う変更時差異を計上した
内田 貞夫
前期に比し、5億5千余万円の増となりました。
当期の利益配当金につきましては、前期と同額
の1株につき35円とさせていただきました。
世界的な景気後退の影響を受けて、悪化の一途
をたどってきたわが国経済は、アメリカやアジア
の一部の景気底入れなどにより、輸出や生産に下
げ止まりの兆しも見えてまいりましたが、雇用・
所得環境は依然として厳しさを増し個人消費も低
迷が続くなど、当社を取り巻く経営環境は今後も
極めて厳しい状況が続くものと思われます。
このような状況の中で当社は、中核となる商品
群の維持拡大を図ることはもとより、事業対象年
齢の拡大、海外マーケットへの進出等を見据えた
事業領域の拡大などに取り組み、
「存在感のある企
業」を目指してまいります。そのために、全社的
なコストの削減を継続するとともに、ITの経営
への活用を一層推し進め、社内組織、制度、運用
の見直しを行い人的資源の効率的な活用を図るな
ど、時代の変化に対応した経営基盤のより一層の
充実に努め、お客様をはじめ、株主の皆様やお取
引先など、当社を取り巻くすべての方々にとって
価値ある企業として、今後の発展に努めてまいり
ます。
何卒、株主の皆様におかれましては、今後とも
一層のご支援とご指導を賜りますようお願い申し
あげます。
平成14年6月
2
営業の概況
当期における部門別の営業状況は、次のとおりであります。
乳幼児用薬粧品
3,206百万円
10.5%
その他
148百万円
0.5%
部門別売上高と
売上高構成比
30,501
「レーベンスミルク」類の育児用粉乳レーベンスミル
百万円
ク「はいはい」およびフォローアップミルク「ぐんぐん」
は、育児用粉乳のパイオニアとして永年にわたって培っ
乳幼児用食品
11,479百万円
37.6%
業務用食品
15,666百万円
51.4%
乳幼児用薬粧品部門
てきた高品質性と、消費者ニーズにマッチした経済性が
支持され、また販促企画などの寄与もあり、出生率の低
などの導入品も寄与して、全体としても前年の実績を上
回る成績を収めました。
ウエットティッシュ類は、一般用の「おしぼりウエッ
ティー」の低下が続き、「除菌用アルコールティシュ」
以上、当期におけるこの部門全体の売上高は、32億6
百余万円で、前期比4.4%の減となりました。
もポケットタイプの落ち込みにより前年を下回りまし
ましたが、「れとると倶楽部」シリーズ類や「手作り応
発売いたしました。
援」シリーズ類などが苦戦したため、全体としてはほぼ
ベビーパウダー「シッカロール」類は、夏場の猛暑な
前年並みに推移いたしました。3月には対象年齢層拡大
どにより前年を上回りました。
の一環として幼児向け市場の確立を図るため、和光堂の
スキンケア商品群では、「清潔応援」シリーズ類や紫
おやつ「寒天デザート」2品目、
「お子さまヌードル み
外線防止クリーム「サンカット」類は振るいませんでし
そ味」
、和光堂のふりかけ「お豆のさちのふりかけ 納豆
たが、7月に「ベビーソープ」と「ベビーシャンプー」
売上高推移
内容充実を図りました。
5,000
4,000
4,094
乳幼児用飲料類は、6月に適量の350mlペットボトル
3,817
3,352
3,206
クアライト」を新発売するなど品揃えの強化に努めまし
2,000
たが、販売価格低下の影響により、売り上げは前年の実
1,000
ップ坐剤」が順調に売り上げを伸ばし、また6月に新発
0
売したアレルギー性疾患治療剤「ジキリオンシロップ」
3
タイプ乳幼児用飲料6品目および粉末タイプの「粉末ア
3,000
医療用医薬品は、主力の小児用抗けいれん剤「ダイア
績に及びませんでした。
以上、当期におけるこの部門全体の売上高は、114億
第67期
第68期
第69期
売上高推移
と野菜」を新発売するなど、この分野のさらなる製品の
(百万円)
野の品揃えの充実を図るため、3月には同シリーズ類の
「ベビーローション ライト」を新発売いたしました。
長引くデフレと企業間競争の激化により、市場全体の価
のおやつ」シリーズ類などが、順調に売り上げを伸ばし
にやさしい詰替え用として、
「詰替用130枚」を同時に新
全体としては前年並みの売り上げとなりました。この分
ベビーフード商品群は、優れた品質と豊富な品揃えに
よって、業界トップメーカーの地位を誇っておりますが、
さまヌードル・お子さまうどん」シリーズ類や「和光堂
を向上させて商品力を強化するとともに、経済的で環境
高品質性が評価され引き続き順調に売り上げを伸ばし、
しました。
において、アイテムを追加し品揃えを充実させた「お子
ド再構築を図るべく2月にリニューアルを行い、機能性
た「アットンピーランド」シリーズ類は、その機能性、
迷する逆風下にありながらも順調な売り上げの伸びを示
格の低下傾向が顕著になっております。このような状況
た。「おしぼりウエッティー」につきましては、ブラン
のリニューアルおよびその「詰替え用」の新発売を行っ
乳幼児用食品部門
第70期
(当期)
7千9百余万円で、前期比2.7%の増となりました。
(百万円)
12,000
10,966
10,687
第67期
第68期
11,173
11,479
第69期
第70期
(当期)
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
4
営業の概況
新製品ニュース
下半期の新製品をご紹介いたします。
業務用食品部門
売上高推移
乳幼児用薬粧品
(百万円)
20,000
自動販売機用食品類は、カップ式自動販売機の設置台
ラ・フランスティー
16,261
16,021
数の減少やペットボトル入り飲料との競合などにより、
16,585
15,000
15,666
150枚
(15g×8食)
コーヒーの味わいとバ
ランスのよいミルク感、
そしてココナッツの甘
い香りを楽しむミルク
コーヒーです。
(ホット&アイス)
虫よけモスガード
開拓に努めてまいりましたが、他社競合品との競争激化
5,000
により主力品の「牛乳屋さんの珈琲」が落ち込むなど、
0
前年の実績を下回りました。
セイロンとアッサムをブレンドした
紅茶にラ・フランス他3種類のフル
ーツの香りを楽しんでいただける紅
茶です。
(ホット&アイス)
カフェプレッソ ミルク&ココナッツ
70枚
10,000
と、新製品の投入や販促キャンペーンなどにより市場の
第67期
第68期
第69期
家庭用食品類は、主力品の「牛乳屋さんの珈琲」のリ
第70期
(当期)
ニューアルや「カフェプレッソ ミルク&ココナッツ」
ーザーである畜肉業界が狂牛病等の影響により低迷した
など、プリミックスの新製品の積極的な投入によって市
ため振るわず、全体としては前年をやや下回りました。
場の拡大を図った結果、消費不況という厳しい市場環境
以上、当期におけるこの部門全体の売上高は、156億
6千6百余万円で、前期比5.5%の減となりました。
も前年並みの売り上げを確保いたしました。また、職域
向け販売は、プリミックス類やフリーズドライのスープ
(9.5g×20食)
詰替用
130枚
厳しい市場環境が続いております。このような状況のも
の中、自社ブランド品・OEM(相手先ブランド)品と
業務用食品
その他の部門
赤ちゃんの肌にもやさしい無
香料・無着色。吸い込む危険
10枚
がなく、むらなく塗れます。
キャンプなどの外出時の携帯
おしぼりウエッティー
ティッシュがよりソフトで丈 に便利なポケットタイプ。
夫になって、除菌もできる緑
茶エキスを新配合。肌にやさ
しい弱酸性。環境にやさしい
詰替え用もラインナップ。
本格派ミルクココア
(17g×20食)
オランダ産の高級ココアパウダーに
和光堂独自のミルク風味をブレンド
した本格的なミルクココアです。
(ホット&アイス)
フリーズドライ
中華風たまごスープ
アットンピーランド
ベビーローション ライト
海鮮トマトスープ
(6.4g×20食)
(6.9g×20食)
たっぷりの溶き卵と彩り
豊かな具を加えた、チキ
ン風味のおいしい中華ス
ープです。
弱酸性・無香料・無着色。サラサラ
の使用感とみずみずしいうるおいを
両立させた化粧水です。
えびとほたての海鮮風味
に、ざんぎりトマトのお
いしさがぎゅっと詰まっ
たトマトスープです。
類が順調に伸び好調に推移いたしましたが、外食向け販
売がユーザーである外食産業の不振の影響で大幅に落ち
ヘルスフード類は、今後のシルバー市場の拡大を見据
込んだため、全体としては横ばいに推移いたしました。
え、昨年発売した介護食「食事は楽し」シリーズ類の市
業務用粉乳類は、大口ユーザーとの新商品開発の取り
場における基盤の確保に努めてまいりましたが、全体と
組みは引き続き順調に推移いたしましたが、大型の末端
商品に結びついた品目が前期に比べて減少したため、前
年の売り上げを下回りました。
品質改良剤類は、麺質改良剤が大口ユーザーの売り上
して振るわず、低調に推移いたしました。
所有不動産の賃貸料収入等は、前年を下回りました。
以上、当期におけるこの部門全体の売上高は、1億4
千8百余万円で、前期比27.4%の減となりました。
げ好調により若干増加いたしましたが、畜肉改良剤はユ
乳幼児用食品
味覚応援
野菜入り鶏レバー
和光堂のふりかけ
お豆のさちのふりかけ
フリーズドライ製法のベビー
フード。お湯をそそぐだけで
調理したての味がよみがえり
ます。鶏レバーと野菜をトマ
トピューレでくせのない味に
仕上げました。
納豆をフリーズドライ製法で
香ばしく仕上げました。
5種類の緑黄色野菜が入った
栄養豊富なふりかけです。
れとると倶楽部(パウチタイプ)
売上高推移
(百万円)
300
お子さまヌードル みそ味
ノンかんすい・ノンフライ・
国産小麦のヌードルです。塩
分が0.6%とうす味です。環境
にやさしい紙カップを使用し
ています。
和光堂のおやつ
293
250
229
200
204
148
150
100
50
鶏ごぼうの炊き込みご飯
豚肉と野菜のうま煮どん
野菜カレー(ツナ入り)
鶏肉と5種類の野菜を、お米
と一緒にかつお昆布だしとし
ょうゆでふっくらと炊き上げ
た和風ご飯です。
豚肉とごぼう、にんじん、だ
いこんなどの根野菜をかつお
昆布だしで煮上げ、卵でとじ
た和風どんぶりのもとです。
辛み成分を使わずツナとたっ
ぷりの野菜を牛乳とパインア
ップル果汁でマイルドに仕上
げたカレーです。
寒天デザート りんごゼリー
寒天デザート ミルクプリン
“おなかにやさしい寒天”手
作りデザートのもと。りんご
果肉入りのつるんとした食感
のゼリーです。
“おなかにやさしい寒天”手
作りデザートのもと。ミルク
味のやわらかいプリンです。
0
第67期
5
第68期
第69期
第70期
(当期)
6
財務諸表
(単位:千円)
●貸借対照表(平成14年 3 月31日現在)
科 目
( 資 産 の 部 )
動 資 産
現 金 ・ 預 金
受
取
手
形
売
掛
金
有
価
証
券
製 品 ・ 商 品
半 製 品 ・ 仕 掛 品
原
材
料
品
繰 延 税 金 資 産
その他の流動資産
貸 倒 引 当 金
固 定 資 産
有 形 固 定 資 産
建
物
構
築
物
機
械
装
置
車 輌 運 搬 具
工 具 器 具 備 品
土
地
無 形 固 定 資 産
利 用 権 そ の 他
投 資 等
投 資 有 価 証 券
子 会 社 株 式
長 期 貸 付 金
破産債権・更生債権等
長 期 前 払 費 用
繰 延 税 金 資 産
そ の 他 の 投 資
貸 倒 引 当 金
流
資
産
合
科 目
金 額
計
14,068,541
2,000,641
1,883,241
6,487,828
145,667
1,960,078
422,149
625,285
238,864
344,785
△ 40,000
11,939,563
9,698,088
6,101,242
328,056
765,210
5,191
171,916
2,326,471
43,663
43,663
2,197,812
1,072,261
132,985
90,331
120,117
12,427
644,138
257,019
△ 131,467
26,008,105
( 負 債 の 部 )
動 負 債
支
払
手
形
買
掛
金
短 期 借 入 金
未
払
費
用
未 払 法 人 税 等
未 払 消 費 税 等
預
り
金
賞 与 引 当 金
返 品 調 整 引 当 金
設 備 等 支 払 手 形
その他の流動負債
固 定 負 債
長 期 借 入 金
退 職 給 付 引 当 金
役員退職慰労引当金
長 期 預 り 金
債
合
計
( 資 本 の 部 )
資 本 金
法 定 準 備 金
資 本 準 備 金
利 益 準 備 金
剰 余 金
圧 縮 積 立 金
別 途 積 立 金
当 期 未 処 分 利 益
( う ち 当 期 利 益 )
評 価 差 額 金
その他有価証券評価差額金
自 己 株 式
資
本
合
計
負債・資本合計
経
8,155,824
80,166
4,447,281
1,634,200
832,754
351,394
87,856
56,768
598,000
12,000
21,766
33,636
4,677,944
1,830,800
2,395,348
304,859
146,937
12,833,768
2,918,465
2,857,873
2,461,019
396,853
7,112,136
372,344
3,520,000
3,219,791
(570,611)
296,840
296,840
△ 10,978
13,174,336
26,008,105
(注)1. 支配株主に対する短期金銭債権
8,588千円
子会社に対する短期金銭債権
221,562千円
子会社に対する長期金銭債権
85,500千円
23,759千円
2. 支配株主に対する短期金銭債務
子会社に対する短期金銭債務
171,367千円
8,964,523千円
3. 有形固定資産の減価償却累計額
4. 貸借対照表に計上した固定資産のほか、乳製品製造設備一式及び自動倉庫機器・制御装置一式などをリース契約により使用しております。
定 期 預 金
7,000千円
5. 担保に供している資産
有形固定資産
320,875千円
投資有価証券
430,646千円
194,718千円
6. 保証債務
192円19銭
7. 1 株当たり当期利益
296,840千円
8. 商法第290条第1項第6号に規定する純資産額
9. 期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理をしております。なお、当期末日は金融機関の休日であったため、期末日
満期の受取手形231,388千円が、期末残高に含まれております。
7
科 目
金 額
流
負
●損益計算書 (平成13年 4 月 1 日から平成14年 3 月31日まで)
常
営
営
業
損
益
の
部
損
益
の
部
特
別
損
益
の
部
収
売
益
30,501,678
上
業
売
費
高
30,501,678
価
21,312,255
7,610,921
用
上
28,923,176
原
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費
営
営
業
外
損
益
の
部
金 額
業
営
業
営
業
利
外
益
収
1,578,502
益
201,770
受 取 利 息 及 び 配 当 金
そ の 他 の 営 業 外 収 益
営
業
外
支
費
459,933
利
息
そ の 他 の 営 業 外 費 用
経
常
利
益
特
別
損
失
定
資
産
処
228,888
分
損
施 設 利 用 会 員 権 評 価 損
貸
倒
引
当
金
繰
引
前
当
期
利
益
入
法人税、住民税及び事業税
法
人
税
当
前
期
中
当
等
期
期
越
配
未
整
利
繰
間
調
処
当
分
額
益
利
益
額
利
87,210
372,723
1,320,338
投 資 有 価 証 券 評 価 損
税
17,475
184,294
用
払
固
(単位:千円)
益
額
8,746
86,024
14,000
120,117
1,091,450
669,658
△ 148,820
570,611
2,753,122
103,942
3,219,791
●利益処分
期
縮
1.支配株主との取引高 売 上 高
仕 入 高
2.子会社との取引高 仕 入 高
営業取引以外の取引高
50,556千円
100,876千円
2,348,980千円
133,822千円
(単位:円)
科 目
当
圧
(注)
未
処
分
利
益
積
立
金
取
崩
額
合 計
これを次のとおり処分いたします。
利
益
配
当
金
( 1 株 に つ き
35 円 )
取
締
役
賞
与
金
監
査
役
賞
与
金
別
途
積
立
金
次
期
繰
越
利
益
金 額
3,219,791,834
13,750,423
3,233,542,257
103,829,635
31,000,000
7,000,000
180,000,000
2,911,712,622
(注)
1.平成13年12月10日に103,942,195円(1株につき35円)の
中間配当を実施いたしました。
2.圧縮積立金取崩額は租税特別措置法の規定に基づくも
のであります。
8
財務諸表
会社の概況(平成14年 3 月31日現在)
●重要な会計方針
1.資産の評価の方法
(1)有価証券の評価基準及び評価方法
子会社株式
移動平均法による原価法を採用しております。
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部資本直
入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採
用しております。
時価のないもの
移動平均法による原価法を採用しております。
(2)たな卸資産の評価基準及び評価方法
総平均法による原価法を採用しております。
●会社の概要
(5)役員退職慰労引当金
役員に対する退職慰労金の支払に備えるため、内規に基づく期末
要支給額を計上しております。
なお、この引当金は商法第287条ノ2に規定する引当金であります。
4.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファ
イナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に
準じた会計処理によっております。
(1)有形固定資産
定率法を採用しております。
ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を
除く)については、定額法を採用しております。
(2)無形固定資産
商
号
和光堂株式会社
設
立
昭和28年10月19日
金
2,918,465,085円
資
本
事業の内容
本
5.消費税等の会計処理方法
税抜方式によっております。
1. 医薬品、医薬部外品、化粧品および衛生
東 京 支 店
東京都千代田区神田司町二丁目14番地3
2. 乳製品、食品、食品添加物および飲料品
東京都新宿区西新宿五丁目24番18号
電話 03(5388)5171(代表)
用品の製造、加工ならびに販売
仙台営業所
宮城県仙台市青葉区立町23番11号(高速ビル)
電話 022(221)2714(代表)
名古屋支店
3. 飼料、餌料および日用品雑貨の製造、加
工ならびに販売
「株式会社の貸借対照表、損益計算書、営業報告書及び附属明細書に
関する規則」の改正により「自己株式」は、当期から資本の部の末
尾に控除方式により表示しております。
東京都千代田区鍛冶町二丁目7番15号
電話 03(5296)6800(ご案内)
4. 医療用機械・器具、食料品加工機械およ
び化学機械・装置の製造ならびに販売
愛知県名古屋市千種区今池二丁目7番24号
電話 052(733)5211(代表)
大 阪 支 店
大阪府吹田市広芝町16番1
電話 06(6386)0833(代表)
福 岡 支 店
5. 前各号製品の輸出入
福岡県福岡市南区清水二丁目15番18号
電話 092(561)8112(代表)
6. 不動産の賃貸および管理
東 京 工 場
7. 前各号に附帯または関連する事業
定額法を採用しております。
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可
能期間(5年)に基づく定額法を採用しております。
東京都調布市若葉町二丁目2番地
電話 03(3300)0111(代表)
栃 木 工 場
栃木県塩谷郡氏家町富野岡286番地
電話 028(682)8911(代表)
静 岡 工 場
3.引当金の計上方法
静岡県榛原郡榛原町坂口2094番地1
電話 0548(29)1111(代表)
(1)貸倒引当金
債権の取立不能に備えるため、一般債権については貸倒実績率に
より、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を
勘案し、回収不能見込額を計上しております。
(2)賞与引当金
従業員に対する賞与の支払に備えるため、支給見込額のうち当期
負担分を計上しております。
(3)返品調整引当金
返品による損失に備えるため、法人税法に定める繰入限度相当額
を計上しております。
(4)退職給付引当金
従業員に対する退職給付に備えるため、当期末における退職給付
債務及び年金資産の見込額に基づき計上しております。
数理計算上の差異については、各期の発生時における従業員の平
均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按
分した額をそれぞれ発生の翌期から費用処理しております。
研
究
所
東京都調布市若葉町二丁目2番地
電話 03(3300)0121(代表)
本社社屋
9
社
(本社事務所)
の製造、加工ならびに販売
追加情報
2.固定資産の減価償却の方法
●事業所
研究所
10
会社の概況
株式の状況(平成14年 3 月31日現在)
●企業結合の状況
●株式の総数
●役 員(平成14年6月26日現在)
親会社との関係
取締役会長
三
木
知
憲
取締役社長
内
田
貞
夫
川
和
雄
当社の親会社は、三共株式会社で、当社の株式を59.49%
(1,766,972株)保有しております。
同社に対しては、商品を販売しており、同社からは商品および原材料
専務取締役
品を購入しておりますが、全体の売り上げ、仕入れに占める割合は僅少
常務取締役
石
井
克
男
常務取締役
小
畑
紘
一
取
香
取
秀
雄
であります。
●主要な借入先
借入先が有する当社の株式
借 入 先
借入額
株式数
百万円
持株比率
株
%
締
役
取
締
役
取
締
取
里
見
嘉
彦
役
田
善
秀
締
役
橋
征
男
取
締
役
金
子
誠
一
農 林 漁 業 金 融 公 庫
1,675
_
_
取
締
役
黒
田
康
彦
株式会社東京三菱銀行
975
65,132
2.19
取
締
役
岡
田
惠
株式会社第一勧業銀行
585
32,444
1.09
取
締
役
半
田
恵
章
取
締
役
清
水
宣
雄
常勤監査役
渡
辺
崇
常勤監査役
岡
村
宗
祐
監
査
役
高
藤
鉄
雄
監
査
役
安
藤
敏
郎
●従業員の状況
従業員数
495名
前期末比増減
+5名
平均年齢
38.0才
平均勤続年数
15.4年
会社が発行する株式の総数
発行済株式総数
●株主数
7,000,000株
2,969,793株
3,978名
●大株主
当社への出資状況
持株数
三共株式会社
株式会社東京三菱銀行
小谷知也
株式会社第一勧業銀行
松岡輝重
株式会社大和銀行
朝日生命保険相互会社
ゴードー不動産株式会社
垣内幸子
草間千恵子
1,766,972
65,132
47,959
32,444
29,480
23,754
17,300
12,004
10,350
10,000
当社の大株主への出資状況
持株比率
株
59.49
2.19
1.61
1.09
0.99
0.79
0.58
0.40
0.34
0.33
持株数
%
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
─
%
(注)1.当社は株式会社東京三菱銀行の完全親会社である株式会社三菱東京フィナンシャル・グループの株式(持株数623株、持株比率
0.00%)を所有しております。
2.株式会社第一勧業銀行は、平成14年4月1日付の統合再編により、株式会社みずほ銀行となっております。また、当社は株式
会社みずほ銀行の完全親会社である株式会社みずほホールディングスの株式(持株数109株、持株比率0.00%)を所有しており
ます。
3.当社は株式会社大和銀行の完全親会社である株式会社大和銀ホールディングスの株式(持株数159,463株、持株比率0.00%)を
所有しております。
●所有者別分布状況
外国 0.15%(6名)
証券会社 0.30%(12名)
株主数
3,978名
その他の国内法人 1.89%(75名)
外国人 0.15%( 6 名)
個人・その他 97.41%(3,875名)
株主数
北海道
0.85%(34名)
●地域別分布状況
金融機関 0.25%(10名)
(注)嘱託、臨時員等98名は含みません。
中国地方
2.39%(95名)
中部地方
14.55%(579名)
3,978名
11
持株比率
株
九州地方
3.17%(126名)
東北地方
1.53%(61名)
関東地方
62.22%(2,475名)
近畿地方
14.03%(558名)
四国地方
1.11%(44名)
12
巻末特集 (第三話)
過去 から未来へ
Since 1906
∼ 創業当初からの長寿商品∼
シッカロール
明治39年の発売当初の
シッカロール缶
新デザインと’
65パッケージ展入賞の賞牌
●シッカロールの誕生
子どもの予防医学の啓蒙を図るため和光堂薬局を開
設し、留学先のドイツから「広く育児に必要なものを
●時代とともに
誕生です。ラテン語で「乾かす」を表わす「シッカ」
昭和47・48年ごろには年間1,500万個の出荷量を誇っ
から名付けられました。
つかさ
厳選し輸入する」ことを決めた弘田長博士は、国産第
明治39年の発売当初は、和光堂薬局の片隅にあった
1号の商品として、昔からわが国で愛用されてきた
4畳半の小部屋で原料を乳鉢で混合しながら細々と作
「汗しらず・天瓜粉(天花粉)
」を選び、その改良に取
られていたとのことです。
昭和38年までの58年間使用された基
本デザイン。浴衣の模様や髪型など、
部分的に、時代に応じて修正された。
13
●パッケージの変遷
昔ほどには使われなくなりました。広辞苑・新言海に
商品名が普通名詞として使われることもしばしばです。
発売以来96年を経た今でも「夏にはやっぱりシッカロ
たものにうどん粉を混ぜたものや、天瓜(キカラスウ
明治39年の発売当初のシッカロール缶は直径5.5cmと
リ)の根から取った澱粉などが用いられていましたの
小ぶりで、金太郎の腹巻をした子どもがシッカロール
で、皮膚の表面はサラサラして心地よくなるものの、
の缶を手にしている絵には「たゞれおさへ」と書かれ
成などの変更とともに、お母さんの髪型・浴衣の模
汗や汚れと混じってしまい細菌の温床になりがちでし
ています。従来の単なる汗しらずに殺菌性が付加され
様・赤ちゃんの表情などが時代とともに移り変わって
た。弘田長博士は東京帝国大学薬学科の丹波敬三教授
たことが伺えます。
います。昭和34年にはピンク缶に、38年には新しい時
ール」と家族でご愛用いただいている長寿商品です。
その後昭和38年までの58年間、紺地に白の格子縞を
代を先取りした白地に赤ちゃんの顔の新デザインに刷
を改良し、あせもやただれに有効な処方を作り上げま
背景に、お母さんが赤ちゃんを抱っこしてシッカロー
新されました。この白地のデザインは’
65パッケージ展
した。亜鉛華とタルクを主成分とするシッカロールの
ルをつけている図柄が使われました。この間、配合組
で入賞に輝きました。
とともにドイツ医学の知識を持ってこの「汗しらず」
姿を消し、出生数の減少・クーラーの普及などにより
もシッカロールという言葉が採録されていますので、
り組みました。
当時の「汗しらず」は、蛤や牡蠣殻を焼いて粉にし
たシッカロールでしたが、栄養不良による皮膚疾患が
Continue
to 200X
14