心の汚濁を洗う石けん

[極秘レポート]
心の汚濁を洗う石けん
二元論、白黒思考を卒業して
心の 袋小路 から脱出し
人生の手綱を取り戻す『抜け道』
小松裕次郎
1
注意
このレポートは、私の個人的経験から蓄積されて
きた知恵をシェアするものです。
レポートに書かれていることを実践するときは、
すべて『自己責任』でお願いします。
実践することで生じるいかなる事態に対しても
『すべては自分の責任』ということです。
このスタンスで実践するのをためらう人は、
今すぐレポートを破棄してください。
『自分の責任で自分自身を変えてみせます!』
という方は、このまま読み進めてください。
理想のライフスタイルを構築する
大きな足がかりになると信じています。
小松裕次郎
2
マイナス→ゼロ領域1
『現実と妄想』 はこちらです。
http://goo.gl/GiDtCY
マイナス→ゼロ領域2
『うつ瞬殺プリウス論』 はこちらです。
http://goo.gl/ILivzr
本コンテンツの前書きはこちらです。
http://goo.gl/gqTUNi
3
原因/目的の
ハイブリッドチェック
前回の『うつ瞬殺プリウス論』に
寄せられた質問です。
------Original Message------
> ・原因/目的
> この複眼でセルフチェックすると
> 心の調和が訪れる
この意味について
もう少し詳しく教えてください。
------End of Message------
わかりました。
4
ここ数年、アドラーが人気です。
心理学者です。
これまでの心理学のアプローチは、
原因、つまりトラウマになった
キッカケとなった出来事にフォーカス
するものが主流でした。
[原因視点]
いじめられたから→学校にいけなくなった
(過去の原因) →(結果)
受動的な立場です。
一方、目的からの視点だと、
にわかに主体性が見えてきます。
[目的視点]
学校に行きたくない→いじめられる
(今や未来の目的)→(正当化)
つまり、現在や未来に望む
5
「自分の欲求」を満たすために
それを正当化する解釈と
現実を作りあげる。
というのが「目的」からの
アプローチになります。
行けなくなった、という
「過去(因果)」ではなく、
行きたくない、という
「未来(目的)」がある
のではないかという視点です。
ドキッて感じですよね。
学校に行きたくないから、
いじめられた事実を理由にする
という見方です。
例は色々あります。
6
─────────────────
[原因視点]
足が臭いから→モテない
(原因) →(結果)
[目的視点]
モテるための努力がメンドーだから、
(今や未来の目的)
足が臭いことをモテない理由にする
(正当化)
─────────────────
[原因視点]
親が過干渉だったから→結婚できない
(原因) →(結果)
[目的視点]
結婚したくないから→過干渉を持ち出す
(今や未来の目的)→(正当化)
─────────────────
[原因視点]
DVのせいで→うつになった
(原因)→(結果)
7
[目的視点]
うつになることで何らかの欲求を
満たしたかったから、DVされた
(今や未来の目的)→(正当化)
─────────────────
この場合、相手からDVやモラハラを
引き出した、というケースも
多々あります。
私はモラハラをしたことも
されたこともあります。
したときは、相手にまんまと
引き出されたと感じ、されたときは
私が引き出したなと感じたものでした。
加害者/被害者って
本当に微妙です。
こういった裏欲求に関しては
もちろん本人に自覚はありません。
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(本人=された側=引き出した側)
だから全身全霊で被害者モードです。
でも実際は、その逆のエネルギーが
発生しているのです。
Aだったから、Bになってしまった。
Bしたかったから、Aを取り上げた。
原因からの解釈、
そして目的からの解釈。
どちらも「妄想」です。
つまりプリウス論でもお伝えしたとおり
「解釈」という、大海から拾い上げた
一滴の雫です。
どちらが真実かなんて言えません。
すべては、真実の一部分を
ピックアップ(解釈)しているに
9
過ぎません。
『ピックアップなんだ。』
ということに気づく。
これって、すごいことだと
思いませんか?
私には地動説から天動説への
シフトぐらいに大きかったです。
そうでもないですけど・・・
という人は、恵まれた環境に
育った人かもしれません。
もしくは、このコンセプトをまだ
よく理解できていない人です。
後者かも‥‥という人は、
やりとりをしていきましょう。
10
驚愕の瞬間まで、ねばり強く
お付き合いします。
* * *
で、
なぜ、アドラーが流行っているか?
ですが、
それは、これまでの後ろ向きな
心理分析では人は救われないことに
私たちが気づき始めたからです。
うつやトラウマの原因を探ると
もはや動かせない過去の出来事に
スポットライトが当たりがちです。
でも、そんなもん、いくら重箱の隅を
つつくようにいじくり回していても
自分の無力感を強化するだけです。
11
だから、当てるべきスポットライトを
後ろ向きなものから、現在と未来に
しましょうよ、という解釈が
脚光を浴びているのです。
私が初めてこれを聞いたときは、
毛様体賦活系がブロックしました。
トラウマなんてなかったんだよ、
ただ自分が作りあげた、思い込み
だけなんだよ。
って、聞かされたとき、
最初は、心が拒否りました。
悪いのは周り人や状況であり、
私では決してないと信じていました。
ハ虫類脳が、そんなハズはない!
って、嫌悪で反応しました。
お前の何がわかる!
ぐらいの勢いで反応しました。
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でもゆくゆく考えると、
もしかすると‥‥と思うように
なりました。
というか、じつは言われた瞬間に
この図星をどうやって消し去ろうかと
下見がちに目をキョロキョロする自分に
うっすらとは気づいていました。
問題は自分の態度にあったんだ
という事実を直視するのは辛いです。
でも、この視点に立てたとき、
同時に自由の力が湧きあがることも
感じられるようになるのです。
私がそうであったように、
他の人びともそういうシフトを
迎えているのです。
だからアドラーが流行っています。
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できるようになる自分。
これを探している人たちの
時代を迎えています。
目的論に立つと「他者のせい」という
受身・依存・他力という依存
から抜け出せます。
そして能動・自立・自力という自由を
手に入れることができます。
量が質に転じる。
といわれるように、体や心の問題も、
社会問題としてある閾値を超えて蔓延
してきたからこそ、これまでは相手に
されなかったアプローチが注目
されるようになりました。
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目的からもアプローチする
流行りのアドラーは目的論ですが
うつを瞬殺するプリウス論としては、
・背景となる原因
・潜在意識での目的(裏欲求)
の両方に注目します。
2つ目の「目的」は先に伝えたように、
本当はこういう裏欲求があるから
それをサポートする事実を選んだり
作り出したりして正当化に活用する
という視点に気づくという
アプローチです。
原因→結果の因果論ばかりではなく、
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目的ありきの解釈や認識の選択が
起きているのでは?
という思考回路にもプラグを
差しましょうっていう感じです。
コンクリートのように固まっている
過去の犠牲者ではなく、目的に
光を当てるスタンスでいくと、
「これからどうするのか?」
に取り組めます。
つまり、主導権を奪回できます。
そして、後ろ向きから
前向きに変わることができます。
例えば、先ほどの例だったら
こんな感じです。
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─────────────────
[目的視点]
学校に行けないのは→いじめられたから
↓
[目的との調和]
学校に行きたくないんだから
行かないでハッピーになる道を模索する
─────────────────
[目的視点]
モテるための努力がメンドーだから、
足が臭いことをモテない理由にする
↓
[目的との調和]
モテるために努力したいかどうか?
本気で自問して、進みたい道を
直視して冷静に選ぶ
─────────────────
[目的視点]
結婚したくないから→過干渉を持ち出す
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↓
[目的との調和]
結婚せずに楽しめる人生を
本気で歩みはじめる
─────────────────
[目的視点]
うつになることで何らかの欲求を
満たしたかったからDVを持ち出した
↓
[目的との調和]
そこにどんな欲求があったのかを
冷静に見つめてカミングアウトする
─────────────────
つまり、ネガティブに因果を
ほじくり回すような、重箱の隅に
スポットライトを当てるのではなく、
いやいや、本当はこうしたいから
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これをやってるのかも!
というふうに、サクッと
開き直るアプローチですね。
もちろん、他人が突っ込む
ものではありません。
それは大きなお世話です。
逆にプレッシャーとなり
反作用を引き起こします。
本人の選択で開き直る
スタンスが大切です。
悩むのも1つの解釈。
楽しむのも1つの解釈。
何度も言うように、これは
趣味(自由意志)の問題です。
誰一人、犠牲者として
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居残る必要はないのです。
このスポットライトの話を知って
しまったかぎり、選択の自由は、
100%、私たちにあります。
これが、アドラーサイドの
「目的」からのアプローチです。
もう少し、くわしく理解したい方は、
嫌われる勇気
http://goo.gl/C81vDB
幸せになる勇気
http://goo.gl/hJLOip
この2冊をセットで試してください。
この2冊は、
・心理学の世界に新しい光を照らした
アドラーという素材
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・それを卓越レベルで解釈した
日本人学者
・その学者の解釈を超魅力的に翻訳した
名編集者
のエネルギーの統合と調和が絶妙です。
(他の類書とは一線を画しています。)
この「目的」からのアプローチで
半分は力を取り戻すことが可能です。
でもプリウス論的には、もう半分の
「原因」のほうも、解釈を進化させて
力を取り戻す流れに加えたいところです。
そこで、今回の私の山籠もりで
導き出したツールをあなたに
プレゼントします。
グーグルマップのアプリのように。
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自分の現在地を把握したり
まちがいを軌道修正してくれる
非常に使えるツールです。
山籠もり中に、私は
この「原因」のほうからも
主体性を取り戻せないかと考えました。
で、見つけましたので
今回シェアします。
簡単に「見つけた」と書いていますが、
厳しい非日常体験による変性意識から
絞り出してきたものです。
鼓膜が破れるほどの
圧の高い沈黙のなかで、
激痛で意識のブレーカーが落ちる
ギリギリの極限状態における
2時間超えの無動鍛錬の連打など
まさに『非日常』の数々を経て
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紡ぎ出したものです。
感度を高めて受けとって
もらえたら嬉しく思います。
私的にもこれは今しか提供できない
知恵のエネルギーだと思います。
この領域(絶望の淵)には
二度と戻ってこないだろうと
もはや脳が学習しているからです。
アドラーの「目的」からだけでなく、
「原因」のアプローチからも
主導権を取り戻す方法です。
では、いきます。
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3つの脳を統合する
自分との信頼関係を取り戻す。
その感情面における解決の道を模索
する中で一番やっかいな点があります。
それは、3層からなる脳の傾向が、
それぞれ異なるという事実です。
ハ虫類脳、ほ乳類脳、そして人間脳。
その目指す方向がバラバラなのです。
わかりやすいのが、
ハ虫類脳と人間脳の違いです。
ハ虫類脳は、基本的に短期的欲求を
満たすことに重きをおきます。
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一方、人間脳は、長期的進化を
求めることに重きをおきます。
この性質の違いは、
私のメンターのコミュニティでも
混乱を引き起こしてきました。
・心の声に従え
・直感の逆が成功の道
どちらも同じメンターから
教わった心の憲法です。
これは表面的に捉えると
相矛盾するコンセプトです。
なぜこういう矛盾が語られるか?
それはハ虫類脳が優勢な状態と
人間脳が優勢な状態では、直感や、
にじみ出る心の声が真逆だからです。
だから後に改善されて、
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・本能の逆を行け
というので、ひとまず
落ち着きました。
本能というのは、まぁ
ハ虫類脳が優勢の時の、直感や
心の声ということになります。
ハ虫類脳はそもそも、生理欲求も
安全欲求も容易には満たされない
原始的な環境で培われた脳です。
生理欲求:ねる・食う・する
安全欲求:安心できる環境
と解釈してください。
ハ虫類脳は、
食べ物を見つけたら‥‥
好みの相手を見つけたら‥‥
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できるだけ多く、
できるだけたくさんを
全力で自分のものにしろ!
という心の憲法が
刻まれている脳です。
生存のためのDNAといっても
いいぐらいです。
一方、現代社会は、環境の変化に伴い
その「反応」的な行動とは逆の道に
長期的繁栄の扉が開いています。
それは、すべての判断に
「思慮深さ」が求められます。
動物的反応とは異なる行動の選択が
長期的には有利に働きます。
例えば、先ほどの、
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食べ物を見つけたら‥‥
好みの相手を見つけたら‥‥
の例でいくと、
─────────────────
[ハ虫類的反応]
安くて食いごたえのある炭水化物ドカ食い
↓
[人間脳的選択]
自然栽培の一物全体&身土不二の完全食
─────────────────
[ハ虫類的反応]
混乱と興奮の衝動的な恋愛
↓
[人間脳的選択]
尊敬と安心のリラックスした恋
─────────────────
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といった感じです。
酒を飲みたい、タバコを吸いたい、
白砂糖を使ったお菓子が食べたい、
買い物でドバッとお金を使いたい‥‥
家族にグチを聞かせたい、
ラクしたい、寝てたい、
動きたくない、仕事したくない‥‥
これらは基本、とてもナチュラルな
ハ虫類脳の欲求です。
でもこの欲求に対して
放置プレイを重ねていけば
どうなるでしょう?
最終的には高確率で人生レベルの
「痛い結果」に到達します。
結果的には、望むことが得られない、
そして望まぬことが起きる頻度の高い
人生になります。
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こう言うと、人によっては
異論を唱えるかもしれません。
いやいや小松さん。
そんな堅苦しく考えてちゃあ
人生は堪能できませんよ!
自分に正直に、したいことだけして
人生が輝き、経済面でも成功している
人もいますよ。
小松さんの言う「しんどそうな道」より
今やりたいことだけに素直に生きて
やりたくないことはしない人生を私は
歩んでいきますのでヨロシクです!
というスタンスですね。
もちろんそれもありだと思います。
私のメンターも、
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自分が嫌なことは絶対しない
というマインドセット、
心の憲法を大切にしていました。
ただ、その輝いている人たちは
しんどい部分(努力の姿)をあなたに
見せていないだけかもしれません。
見せてはいても、あなたの
毛様体賦活系がブロックしている
という可能性もあります。
心の盲点ですね。
もしくは、その人のやりたいことと
世界が良くなることとの統合と調和が
卓越したレベルなのかもしれません。
つまり、ハ虫類脳『優勢』の
「したいこと」ではないかもしれない
という話です。
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人間脳が『優勢』の「したいこと」に
フォーカスしている可能性です。
だから表面に見える二元論ではなく、
その中にある微妙な部分を観て
いきたいのです。
前置きが長くなりました。
「原因」からの
主導権の奪回に入ります。
32
白黒思考を卒業する
「原因」からのアプローチは、
もはや取り戻せぬ、修復不可能な
過去の出来事に答えを求めがちです。
ノイローゼ気味になると・・・
過去にできた心の傷が原因で
もはや、何もできない私。。
っていうスタンスにハマりがちです。
でも、実はあるのです。
主導権を取り戻すアプローチが!
今の苦しみからも逃れ、
過去の心の汚濁も洗い流す方法が!!
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でも、この知恵は、
取り扱いに注意が必要です。
荒削りな理解では誤解が生じます。
また、白黒思考、ゼロ百思考では
見えてこない微妙な部分を扱います。
だから二元論は、どこかにおいて
オープンマインドで聴いてください。
ハ虫類脳と人間脳という、一見、
相反する脳機能が同居する脳に対して
どのようなバランスを模索するのか?
これを試みてみましょう。
34
心の汚濁を洗う石けん
このチャートを凝視してください。
期間限定での配布です。
なくなる前に入手しておいてください。
心の汚濁を洗う石けん
http://goo.gl/lDf1Fa
これは外からの刺激(出来事)から
思考→感情→行動、そしてその先に
事態がどのように展開していくのかを
チャートにしたものです。
ふだん私たちが意識せずに
半ば自動的に繰り返している
パターンをあえて客体化するために
作りました。
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私たちの日常で、瞬間、瞬間に
自動的に起きている事態の展開を
高速撮影して、スローモーションで
再生したようなものです。
左側は、ハ虫類脳が優勢になる
刺激→反応のパターンです。
で、右側は、人間脳が優性になる
刺激→選択→行動のパターンです。
左は途中で2つに別れて
また1つに戻るわだちです。
右は1本道のわだちです。
どちらが良い悪いという話は
誤解を生むのであえてしません。
でも、右側も、
バランスをみながら取り入れて
いきましょうという図です。
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基本的に私たちは、こういった
自動的な行動パターンを意識
してきませんでした。
だれも、こんなこと
教えてくれませんしね。
世の中には、人生が上手くいってないと
感じている人と、あんがい幸せだな∼
と感じている人がいます。
幸せだと心から感じている人は
いまのままで幸せなわけですから、
何も変えなくていいです。
問題は、人生が上手くいっていない
と感じる感性が豊かな人です。
私も、こちらに属する人間です。
人生が上手くいっていない原因を
トラウマなど、過去を固定化させて
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解釈することは簡単です。
責任を負わないことが得策とする
サラリーマン社会の教育に
よく馴染む心の鋳型です。
でも、そのスタンスだと、主導権は
他人や過去の出来事にゆだねられます。
やりたくないことだけど・・・
仕事だからやらねばならない。。
つまり無力感とともに
あきらめの人生を歩まねばなりません。
私は、今回遭遇した、
「重度うつアル中患者」という
セグメントに、いつまでも甘んじて
いるつもりはありません。
だから、山籠もりをして
この展開図を見出しました。
38
いいですか?
いま自分や自分の生きる人生が
嫌だと感じている人に伝えています。
その「嫌だと感じている心」の原因を
過去のだれかにされた悲しい出来事のせい
にする分析をちょっとヨコに
おいておきましょう。
そして、こうするのです。
すべての「心の汚濁」は、
たった2つの心の反応に起因すると
とらえてみるのです。
その2つとは、何でしょうか?
それは・・・
「渇望」と「嫌悪」
です。
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私たちが思い煩うネガティブな感性、
つまり「心の汚濁」は、
私たちが接触する何らかの出来事に
対して、渇望と嫌悪で反応することで
膨らませてきたのです。
と聞くと、
何をバカなことを・・・
オレが苦しんでいるのは
あいつのせいに決まってる
じゃないか!
と嫌悪で反応されるかもしれません。
でも、一度直視してみてほしいのです。
私も自分自身を救い出したいために
直視に直視を重ねて、ここに
行き着いたのです。
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だからちょっとだけ、
今までの前提を疑って
みてほしいのです。
いろんな人の問題に対して
これまで私なりに寄り添ってきて
一番感じていることがあります。
それは・・・・
本人が「ここだけは絶対に大丈夫!」
と思っているところに裏ボスが
いるという恐ろしい真実です。
私も含めて、あまりにも、
みな同じパターンです。
もう最初っから本人に、
「ここだけは絶対に大丈夫」
というポイントだけ聞いていけば
41
いいかなと感じはじめている
ぐらいです。
まぁこれだけでは、シッポは
つかめないのですが。。
ちょっと私の話に寄り道します。
私も自分がうつになるなんて・・・
それだけは絶対にないと
思っていました。
なぜなら、うつは自分が嫌なことを
している人がなるものだという
固定観念があったからです。
もう確信に近いものでしたからね。
で、私は自分の仕事を
心の底から愛しています。
自分の仕事やお客さんに接しているとき、
私は、親友に感じるのと同じ類いの、
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「喜びの震え」を感じます。
そんな私が、うつになど
なるはずがないと信じていました。
でもなりました。
気づくのに、16ヶ月にわたる
固定費の浪費と、父とボウイの死を
必要としました。
まぁでも、必要なプロセス
だったと感じています。
そして、この過酷なプロセスを
十二分に味わい尽くしたからこそ、
次のステップに移れるのだと
いまは感じています。
あなたも疑ってみてください。
今回だけは、自分の前提条件を
一度疑ってみてください。
43
真実への『隠し扉』が開けます。
本線に戻りますね。
嫌悪と渇望の話です。
嫌悪とは、遭遇したものに対して
不快を感じとり「うへっ」と反応して
迷わず避けようとする感情です。
渇望とは、遭遇したものに対して
快楽を感じとり「ウキー」と反応して
切れんばかりに尻尾を振る感情です。
タバコやお酒の中毒のある人にとって
渇望とは、それを見ただけで
ドーパミン(中毒性快楽ホルモン)が
じゅわ∼∼っと出て、飲(や)らずには
いられなくなる衝動的な感覚です。
タバコやお酒が嫌いな人にとって
嫌悪とは、その匂いを察知しただけで
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その人の人格や空間すべてを
否定する断定的な感覚です。
どちらも心に汚濁を作る反応です。
あなたが注目している
待望の商品が遂にリリース!
渇望がざわつき始めますよね。
その案内文が巧みな場合、
買わない人がたどる暗い人生を
イメージさせられ、嫌悪の感情にも
スイッチを入れられます。
女性の話でいくと、
例えば貧乳がコンプレックスの人は、
ご自身の胸部を嫌悪しています。
新しい豊胸の技術がリリースされると
渇望の感情にスイッチが入ります。
私は、品のある胸で「品乳」と
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捉える考え方が好きです。
祖チンと同じで、感度はおそらく
こちらの方が高いからです。
ちなみに私は残念なくらい祖チンです。
でも「貧乳ヘイト!」と、自己嫌悪
している人の耳には届きません。
小さなことから人生レベルのことまで
私たちは「渇望」と「嫌悪」で
反応させられています。
[嫌悪系]
・寒さや暑さ
・トイレの汚れ
・まずさを感じとることも可能な食べ物
・まずさを感じとることも可能な出来事
[渇望系]
・寒さに対する温かさ
・暑さに対する涼しさ
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・〆のガッツリにんにくラーメン!
・予算上限なしのセレブランチ!
・より良いと妄想する女/男が欲しい
・より高いと妄想するスペックの
人間になりたい
・より高いと妄想するスペックの
モノ/環境が欲しい
良い/悪い
高い/安い
おいしい/まずい
快適/不快
これらを私たちは絶対的な基準
として捉える癖(へき)があります。
でももし、すべて「妄想」と
捉えることができたら?
刺激と反応の間に「選択」という
スキマを作ることができます。
実は信じられないかもしれませんが
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このスキマが人生の主導権を取り戻す
『抜け道』となるのです。
その抜け道にご案内しましょう。
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反応しないという
『抜け道』
私のメンターが「Mr.X」
という名で活躍している教材に
アドバンスマインドという
自己啓発プログラムの
名作があります。
いや、暗黒マーケティング
だったかもしれません。
私は10年ぐらい前に、この2つの
教材を同時に学んでいました。
だから、すべてで1つに
なってしまっています。
どちらに収録されていたか
忘れましたが、
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世界一、モテる男になるには
世界一、興味深い男になれ
という心の憲法(マインドセット)
がありました。
その「どのように」の部分が
今お伝えしているものです。
つまり、刺激に対して反応
させられない自分を磨いていけ
ということだと
私は理解しています。
なぜなら、それがふつうの
人がやることとの「違い」を
作ることになるからです。
その視点で、改めて
心の汚濁を洗う石けんチャートの
右側の流れを凝視してみてください。
50
刺激に対するハ虫類脳的な反応を
一度やめてみる。
そして、それとは異なる行動を
選択してみるのです。
これを試してみてください。
そうすると、新しい感情に
遭遇することになるでしょう。
それは、例えると・・・
心の器がふわっと広がったような‥‥
大いなるものと一体になるような‥‥
愛の波動がほとばしるような‥‥
そんな世界に包まれます。
顔の側面や頭部の表面が
51
しびれるような感覚が
あるかもしれません。
理屈を越えて嬉しい境地です。
スピ系ほどふわふわした話では
ありません。
でも、本物のスピ系に
負けない効果があります。
世界の見え方が変わります。
例えば、これまで嫌いだった相手に
嫌なことをされたとします。
その相手に対して、フフっと
子どものいたずらに微笑むような、
ゆとりのあるまなざしを投げかけて
いる自分に遭遇するでしょう。
そして、引き寄せる現実は
これまでの真逆になるでしょう。
52
中毒性のある「右コース」
ただし、
チャートにある右コースは、
左の「刺激」→「反応」とは
別の意味での中毒性があります。
それは、大いなるもの、
一(いつ)なるものとの
境がなくなっていくという
幸福感です。
セロトニン(幸せホルモン)が
ドピュドピュ出て嬉しい悲鳴です。
これに「渇望」で
反応したくなります。
でもあえて、完璧な平静さで
対応するのです。
53
これをマスターしたら
対人でのどんな場面でも
最強のパフォーマンスが
発揮できるようになります。
叶えたくても叶わなかったことが
逆張りすることによって叶い始めます。
多少タイムラグがありますが、
願いごとがジワジワ叶っていくので
取り組むことの喜びが高まっていきます。
また、うつの人にとっても、
すばらしい効果が期待できます。
SSRIやSNRI薬という他力のアプローチ
に対してこちらは、完全に自力の
アプローチになります。
うつの人、トラウマのひどい人ほど、
「渇望」と「嫌悪」による反応の
経験値が高い人だと理解しています。
54
頼まれごとを断っている自分への嫌悪や
頼まれごとをこなしている自分への渇望
とかも含めてね。
例外もあるかもしれませんが、まだ
そういう人には遭遇していません。
だから私は、この
「渇望」と「嫌悪」の反応を
手放していくプロセスに生きる
という実践を始めています。
メンターの言う、世界一興味深い男に
なりたいという強い「渇望」による
ものではありません。
(ちょっとあるかもしれません。)
ただ、「渇望」と「嫌悪」で反応する
人生は、もう十分だと思うように
なりました。
もちろん、ハ虫類脳をスグにすべて
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除去できるとは思っていません。
そんなことは心理的にも生理的にも
まだまだ不可能です。
また、ハ虫類脳には私たちにとって
重要な機能がぎっしり詰まっています。
だからそのバランスのテクニックを
今からお伝えします。
* * *
で、ここで問題が出てくるのが
白黒思考、ゼロ百思考の二元論です。
渇望や嫌悪で反応しない生活というと、
私はそんな聖人ぶったのは嫌ですとか、
私はもっと低次元な人間なので関係
ありませんという誤解です。
もちろん、それで
56
「私は自分を知っている」と
捉えるのもありだと思います。
でも、これを見ている人は
自分の人生に変化を起こしたいと
感じている人だと思います。
そうであるなら、このテクニックは
ぜひオープンマインドで
受けとってください。
なぜなら、このアプローチは
ハ虫類脳の短期的欲求の世界でもなく、
人間脳の崇高な精神世界でもない、
すべてを味わい尽くす
『おいしい世界の追究』
だと思っているからです。
どちらか1つの二元論ではない、
ハイブリッドなプリウス論であり、
今日はさらに深いところを共有します。
57
過渡期に生きる
もっともおいしい道
私たちは、物質中心の世界から、
エネルギー中心の世界への
過渡期に生きています。
その過渡期を生きる私たちにとって
もっともおいしい道は何か?
もっともおいしい道の追究。
それが私の感覚としては
自社名にしたメンティウェイであり、
コアとともに生きることの
実践だと思っています。
では、ハイブリッド時代を生きる
プリウス論の最後のテクニックを
お伝えします。
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6・3・1の黄金進化律
惰性で生きている人生を変えたいと願う
クライアントさんと何万件にも及ぶ
セッションを通して得た知恵です。
基本的な考え方としては、
全体を「10」と捉えたときに
すべては、おおむね「6:3:1」
に分布するという黄金律です。
ロク・サン・イチの黄金律です。
6割:初心者
3割:中級者
1割:上級者
と定義しています。
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また相似形で、それぞれの区分けの
中にもおなじ「6・3・1の分布率」
が宿っています。
────────────────────────
※ 相似形(フラクタル)とは、
全体→部分→そのまた部分に同じパターン
が宿されていることを指します。
ブロッコリーなどがイメージ
しやすいかもしれません。
────────────────────────
ビジネスでもこの分布率を
意識して戦略を立てることが
結果を最大化させます。
今回は、このコンセプトを
依存→自滅への道から脱出する
テクニックとして紹介します。
結論を先にいうと、
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6割:人間脳
3割:ほ乳類脳
1割:ハ虫類脳
という分布を意識しながら
自分の生活を管理していくという
アプローチです。
今回の私が患ったのは
「重度うつ×アル中」という
ある種、最悪の組み合わせでした。
西洋医学の医者なら
どの科も「それは私の専門外です」を
連呼してくるだろう複合病でした。
そして、予測通り医者は
さじを投げ出しました。
あとは自力で治療するのみです。
肉体面(生理作用)と
感情面(心理作用)の両方から
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アプローチしていくことは
当然、考えていました。
肉体進化のアプローチは、
これまで自分が説いてきたことの
実践の精度を高めるのみです。
感情進化は、ここまで落ちたことが
なかったので、今回の山籠もりで
向き合うことになりました。
そこでできたのが今回のチャートです。
心の汚濁を洗う石けん
http://goo.gl/lDf1Fa
このチャートも使い方を把握しないと
人生の改善に役立てられません。
今からお伝えする
「6・3・1の黄金進化律」を活用することで
心のわだちを引き直し、心の汚濁を
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洗い流すことが可能になります。
私のコミュニティでは、どのテーマでも、
基本、自力で改善する知恵のエネルギーに
フォーカスしてきました。
だから、自力での起業、自力での
エンザイム作り、自力でのデトックスなど
基本は自力ベースで、ときどき他力も
楽しもうというハイブリッドですね。
これをもう一段階、高い精度で
管理していくアプローチです。
6・3・1の黄金進化律を
こんなふうに活用します。
3ステップからなります。
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6・3・1の黄金
進化律の使い方
[ステップ1]
生活の質の悪化に影響を与えるレベルで
依存を深めている一番のハ虫類脳的な
渇望ポイント/嫌悪ポイントを
ピックアップする
例:
お酒に依存している
[ステップ2]
それを人間脳的/ほ乳類脳的な
進化ポイントに置き換えてみる
例:
身体や心の声を聞く聴力を高める
瞑想/練氣運動/自力整体/
背腹運動/ヤムナボールなど
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[ステップ3]
その置換を軸とした
6・3・1の黄金進化律の
週間(習慣)メニューをつくる
例:
─────────────────
6割(4日/週):
人間脳・優性モード
(酒なしで体や心の声を聞く)
─────────────────
3割(2日/週):
ほ乳類脳・優性モード
(臨機応変で調整する)
─────────────────
1割(1日/週):
ハ虫類脳・優性モード
(がっつりノーリミットで飲む)
─────────────────
この3ステップです。
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これなら、絶対的な強さをもつ
ハ虫類脳の欲求にも応えているので
三日坊主にならないのです。
お付き合いでの飲酒も可能なので
ほ乳類脳もざわつかないです。
これぐらいシンプルかつ
各脳の性質にバランス良く対応
したものでないとできる気がしません。
そして、このアプローチは、
長期的視点で見ると、さらなる
特典があります。
それは、濃度がジワジワと
シフトしていく点です。
例えば、毎日お酒を飲むアル中の
人の高アルコール濃度の血液を
墨汁100%の液体とします。
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タバコのニコチン濃度でも良いです。
その墨汁の6割を捨てて、
水で満たすとします。
少し全体は薄まりますね。
また、6割を捨てて水を足します。
これを繰り返していけば、
どうなるでしょうか?
どこまでも水に近づいてきます。
完全には消えないのですが(笑)。
まぁでも、
ドラッグやお酒、白砂糖などの中毒も
このアプローチを続けていくと
濃度はゼロに向かいます。
そうすれば、体の中からの渇望も
ゼロに近づいていきます。
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白砂糖でもニコチンでも
アルコールでも体の中に入っている
濃度の高さが、渇望の強さに
比例しています。
だから実践していけばいくほど、
渇望は薄れていくのです。
ハ虫類脳が気づかぬうちに、
ジワジワ「骨抜き」にされるのです。
いかがでしょうか?
ある種、地味なアプローチです。
でも、健康を取り戻すのに
ワープはないと考えています。
自然界の法に逆らうことはできません。
その中で、どうすれば色んな側面を
考慮して願いを実現させられるのか?
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これを私なりに、必死に工夫して
見出したアプローチになります。
もし、ご自身や身近な方で
深刻な依存を抱えている人がいたら
この知恵とテクニックを試して
みてください。
でもいつも言いますが、あくまでも
自己責任でお願いします。
私はどんなノウハウを紹介するときも
できるだけ副作用のない安全かつ
効果の高いものにこだわります。
でも、リスクがゼロなものなど
世の中には存在しません。
だから、あくまでも
「すべては自分の責任」という
自己責任で楽しんでください。
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本気で苦しんでいる人ほど、
効果があると私は信じています。
もしあなたが
コアとともに生きたい!
でも、何らかの依存によって
それがスムーズに動いていないと
感じているものがあるなら、
一度試してみてください。
連絡いただいたら
私もサポートします。
* * *
今回シェアしたことに関する
感想、コメント、助言、質問など
ぜひお送りください。
また、ご自身で取り組まれるならば、
ステップ1∼3をどのようなものに
するのか?
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これを私にシェアしてください。
メールアドレス:
[email protected]
克服への取り組みは
本当にケースバイケースになります。
あなた専用の答えを積極的に
求めていってください。
私からも何かお伝えできることが
あるかもしれません。
そのときはフィードバック
させていただきます。
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さいごに
いかがだったでしょうか。
これは、もしかすると
本当に闇の中の人でないと
価値を感じてもらえない
かもしれません。
あなたは今、そんな闇には
生きていないかもしれません。
でも、いつ闇が訪れてもおかしくない
世界に、私たちは生きています。
あなたは元気でも、
いや、元気であるがゆえに
周りの人が闇に包まれる
可能性があります。
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そんな、不測の事態のときのために
この知恵のエネルギーを保管
しておいてください。
いつか役立つ日が来るかもしれません。
今回、私がうつを公表しましたら、
驚くほど多くの方にご連絡
いただきました。
そして、過去、もしくは
現在、抱えている病いについて
打ち明けてくださいました。
現在進行中の人にはメールなり、
スカイプなり、お会いするなりで、
お話ししてきました。
最後に、私がなぜこんなことを
しているかをお伝えして
終わりにします。
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愛すべき社会不適合者
これまで、
・現実と妄想
・うつ瞬殺プリウス論
・心の汚濁を洗う石けん
と、お届けしてきました。
これは、マイナス→ゼロ領域と
私は位置づけています。
そして、この上には、
・ゼロ→イチ領域
・イチ→満足領域
の世界があります。
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私はコアとともに生きる仲間とともに
毎瞬、毎瞬を心から楽しむ人生を
歩んでいきたいと思っています。
それを実現させるには、
・肉体面での自立
・感情面での自立
・精神面での自立
・経済面での自立
が、大切だと思っています。
人生軌道を円滑に走るのに不可欠な
4つのタイヤだと感じています。
この4つの進化を統合する知恵を
実践するコミュニティを私は
主宰してきました。
この5年の月日で、
いろんな人と出会いました。
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そして、離れていく人と
長く付き合える人の、区別が
付くようになってきました。
離れていく人は、
元気で渇望が全開の人です。
方法論だけ習得して、
次のステージに進んで行かれます。
長く付き合える人は、
何らかの痛みを経験している人です。
渇望はありますが、不器用だったり
どこかしら社会不適合性を
抱えている人です。
私は自分自身、社会不適合性が
高いからかもしれません。
どこか同じ匂いのする人が
長くお付き合いすることになります。
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彼らはどこかに「不合理さ」を抱えています。
でもだからこそ人に優しくなれる
人たちだと感じています。
私は、そんな不器用な人とともに
歩んでいきたいと思っています。
だからこそ、
マイナス→ゼロ領域のコンテンツ
提供で、挫折や優しさのある人を
引き寄せたいと思っています。
そして、そんな未来の仲間とともに
コアとともに生きる、稼ぐ、導く人生を歩み、
生きていることをだれにも申し訳ないと
思わずにすむ社会を作りたいと想っています。
これから、コアとともに稼ぐための
・ゼロ→イチ領域
・イチ→満足領域
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のコンテンツを提供していきます。
楽しみにしていてください!
あなたとのコアな響きあいを
楽しみにしています。
今回は、以上になります。
最後までお読みいただきまして、
ありがとうございます。
小松より
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