マレーシアのババ・ニョニャ

マレーシアのババ・ニョニャ
皆さん、こんにちは。
私の名前はベンジャミンです。
これから、マレーシアのババ・ニョニャについて発表したいと思います。
お う べ い れっきょう
ババニョニャまたはプラナカンとは欧米 列 強 (Western power)、つまりイギリス、ポル
と う ち か
とうなん
しょとう
かくちいき
トガル、オランダなどによる統治下にあった東南アジアの各地域、特にマレー諸島に、
せいきこうはん
すうせいき
いじゅう
ちゅうかけい い み ん
まつえい
さ
15世紀後半から数世紀にわたって移住してきた中華系移民の末裔を指します。
皆さん、私の日本語はわかりますか?
かんたん
はんせん
簡単に言えば、ババニョニャと言うのは、昔中国人は帆船で中国からマレーシアやイン
ひ
こ
よ
ドネシアに引っ越した人々です。ちなみに、ババニョニャは「プラナカンとも呼ばれま
す」。
ち
ず
では、皆さん、この地図を見たらわかりやすいと思います。
みなみ
ほう
ここは、中国の 南 の方、ここは、今のマレーシア、シンガポール、インドネシアです。
げんち
じょせい
どくじ
せいかつ
けっこん
ちゅうごく
ぶん
か
ぶんか
彼らは現地の女性と結婚して、 中 国 やマレーの文 化とヨーロッパの文化をミックスさ
きず
せた、独自の生活スタイルを築きました。
かんたん
けっこん
ちゅうごく
ぶん
簡単に言えば、六百年ぐらい前に、中国人とマレー人が結婚して、 中 国 やマレーの文
か
ぶんか
化とヨーロッパの文化をミックスして、新しい民族ができました。
では、ババとニョンヤとはどう違いと思いますか?
おとこ
おんな
つまり、どちらが 男 でどちらが 女 でしょうか?
答えは: 男性:ババです。 女性:ニョニャです。
みなと
さか
これは、15 世紀のマラッカの 港 の写真です。貿易がとても盛んでした。
こうしんりょうぼうえきこう
さか
い
か
その時、マレー半島のマラッカは、香 辛 料 貿易港として栄えていました。(言い替え
るなら 、大きいビジネスをしていました。)
こうしんりょう
皆さん、香 辛 料 を知っていますか?
こしょう
香辛料はスパイスまたはハーブです。例えば、胡椒、チリ、アニス、カリーリーフ、レ
モングラスなどです。
ふうふ
これは、プラナカンの夫婦の写真です。
いしょう
ふく
いしょう
この衣装は、生活の服ではなくて、結婚する時の衣装です。
ババニョニャ、小さいババ と 小さいニョニャです。
いまから、ババ・ニョニャの文化をご説明したいと思います。
まず、ニョニャ料理について発表させていただきます。
ちゅうかりょうり
ざいりょう
はんたい
中華料理の 材 料 とマレーのスパイスをミックスしたり、反対にマレー料理の材料と中
国のスパイスを使ったりして、作られる料理です。
皆さん、タイ料理を食べたことがありますか?
に
ニョニャ料理とタイ料理はとても似ています。
私は、一番大好きなのはニョニャ・ラクサです。
これは、見ると中華料理のようですが、食べるとマレーの味がします。
とくちょう
ニョニャ・ラクサの 特 徴 は、レモングラスや、カリーリーフなどのさまざまなハーブ
ふうみ
ゆた
を使っていますので風味が豊かなことです。つまり、リッチな味です。
し
あ
つか
(仕上げに使うココナッツミルクでマイルドなテイストになっています。)
けんちくぶつ
これから、ババ・ニョニャまたはプラナカンの建築物について発表したいと思います。
この写真を見てください。
たてもの
これは、ババ・ニョニャの建物です。ババ・ニョニャ・ハウスと呼ばれます。。
たてもの
きれい
皆さん、この建物をどう思いますか?綺麗ですか?
まぐち
せま
おくゆ
ふか
はば
ババ・ニョニャ・ハウスの間口が狭くて奥行きが深い、つまり、家の幅は狭いが、長さ
まちや
がとても長いです、まるで日本の京都の町屋のような建物です。
いっけん
た
すうけん
とな
あ
そして、普通、ババ・ニョニャ・ハウスは一軒ずつ建っていなくて、数軒が隣り合って
た
建てられます。
けんちく
とくちょう
あか
はな
いろ
ババ・ニョニャ・ハウスの建築の 特 徴 は、明るいパステルカラーと華やかな色で建物
かべ
ぬ
の壁が塗られます。それに、中華、マレーとヨーロッパのスタイルをミックスして、家
を建てられます。
せいようしき
まど
ふう
この写真からわかるように、このババ・ニョニャ・ハウスは西洋式の窓、マレー風にア
はな
はしら
ちゅうかしき
や
ね
と
こ
レンジされた華やかな 柱 と中華式の屋根が取り込まれています。
きかい
ぜ
ひ
とう
皆さん、もし機会があれば、是非マレーシア、特にペナン島とマラッカに行って、バ
ため
くだ
バ・ニョニャ料理と文化をお試し下さい。
いじょうで、私の発表を終わりたいと思います。
ありがとうございました。