(株)竹中工務店 低天井高の既存施設もモジュール型データセンターに 用途変更が可能「SEED BLOCK DC」 建物の補強(耐震・制震・免震等) 目 的 概要 モジュール型データセンター「SEED BLOCK DC」は、サーバラック数台に対して、空調機や 分電盤などデータセンターに必要な機能や免震装置もワンパッケージにした、コンパクトな データセンターモジュールです。既存建物を利用し、必要な時期に必要な台数のサーバを 設置・増設することが可能です。 ① 空調機とサーバラックの一体化 通常は離れた空調機械室にあるサーバ冷却用の空調機を、サーバラック列の端部に配置した 一体型です。当社開発の新型ラック空調機は、冷却用の気流を横方向に旋回する方式のため、 この配置が可能となりました。空調は、パネル等でキャッピング(密閉)したラックの前面及び 背面の保守通路(コールドアイル及びホットアイル)の中のみを行います。 ② 天井高が低くても設置可能 空調機をサーバラック列の端部に設置したため、空調に必要なラック上下の空間(二重床や ラック頂部~天井面高さ)が不要になり、天井高が2.6m以上あれば「SEED BLOCK DC」を 設置することができます。 ③ 高効率な省エネ空調を実現 パネルによりコールドアイル及びホットアイルをキャッピングするとともに、空調機にインバータ 制御が可能な直流ファンを搭載し、高効率な省エネ空調を実現します。サーバラックに空き スペースがある場合は、ブランクパネルを活用し、さらに省エネ効率を高めます。これらにより、 パーシャルPUE※値でトップレベルの1.1台を達成しています。 ④ サーバ等のIT機器と空調機の連動による最適制御 サーバの稼働状況に連動し、空調機の風向やファン風量をリアルタイムで変化させて 各ラックの温度を最適に制御し、最小電力でIT機器の稼働環境を保持します。 ※ パーシャルPUEとは サーバ室全体の電力/IT機器の電力の値。小数点以下がIT機器以外の電力割合を示すため、 1に近いほど省エネ運用が可能。 工法の詳細については、〝戻る〟ボタンにて前画面に戻り施工業者へ直接お問い合わせください。 1/2 特長 1. 2. 3. 4. 5. 最短で約3か月で納入が可能(建物側の設備を追加・変更することが不要な場合)。 「サーバラック免震システム」の採用により、地震に対する高い信頼性を確保。 空調機・分電盤は個別に冗長設計が可能(フェイルセーフを考え冷却コイルの2重化、 ファン台数の追加などを検討)。 空調機をラック列端部に配置することにより、保守作業が容易で、連結ラック同士の 内部配線も可能となりエンドユーザの作業性も向上。 既存建物の状況に合わせ、建物側設備(冷却水・電気・通信等)にも、冗長設計・ 設備構築が可能。 技術研究所内のモックアップ (ハーフモジュール) 工法の詳細については、〝戻る〟ボタンにて前画面に戻り施工業者へ直接お問い合わせください。 2/2
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