MarketAnalyzer 『計算ツール』で使用できる関数

MarketAnalyzerで使用できる関数
MarketAnalyzer
『計算ツール』で使用できる関数
技研商事インターナショナル株式会社
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1.Ifnull関数
Ifnull( num1,num2 )
数値型変数( num1 )の値から空白値を検索し、指定した値( num2 )に置き換えま
す。値が入っている場合は、その値を戻します。
引数
内容
num1
空白値を検索する数値型変数名を指定します
num2
空白値を置き換える数値を指定します。
例:顧客増減数 = Ifnull(顧客数04,0) - Ifnull(顧客数03,0)
『顧客増減数 = 顧客数04 – 顧客数03』という計算式を用いて顧客増減数を算
出した場合、「顧客数04」もしくは「顧客数03」のどちらかが空白値の場合、計算
結果が空白値になります。
「顧客数04」、「顧客数03」に、Ifnull関数を使用して空白値を0に置き換えて計
算することで、計算結果が空白値になることを防げます。
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この行のように、計算に使用する変数のどちらかが空白値の場合
Ifnull関数を使用して計算した場合
『 顧客増減数 = Ifnull(顧客数04,0) - Ifnull(顧客数03,0) 』
「顧客増減数」に値が入ります。
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Ifnull関数を使用せずに計算した場合
『 顧客増減数 = 顧客数04 - 顧客数03 』
「顧客増減数」が空白値になります。
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2.Round関数
Round( num1,num2 )
数値データ( num1 ) の小数点以下を指定した位(num2 )まで求めるように四捨
五入します。num2 が負の値の場合は、整数部 num2 の位を四捨五入します。
引数
内容
num1
データを四捨五入する数値データを指定します
num2
算出する位を指定します。
例:顧客シェア = Round( 顧客数04 / 人口 * 100 , 3 )
顧客数が10人、人口が300人のエリアに対して、『顧客シェア = 顧客数04 / 人
口 * 100』という計算式を用いて顧客シェアを算出した場合、顧客シェアの値は、
「3.333333・・・」となります。。
上記の例のようにRound関数を使用して計算した場合は、少数点第3位までの
値を算出するため、小数点第4位で四捨五入するので、顧客シェアの値は、
「3.333」となります。
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この行のように、
「顧客数04」の値が204
「人口」の値が3099
というメッシュの場合
Round関数を使用して計算した場合
『 顧客シェア = Round(顧客数04 / 人口 * 100 , 3) 』
「顧客シェア」に小数点第3位まで求められた(小数点第4位
で四捨五入した) 6.583 が入ります。
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Round関数を使用せずに計算した場合
『 顧客シェア = 顧客数04 / 人口 * 100 』
「顧客シェア」には 6.58276863504356 が入ります。
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3.Truncate関数
Truncate( num1,num2 )
数値データ( num1 ) の小数点以下を指定した位(num2 )まで求めるように、そ
れ以降の桁を切り捨てます。num2 が負の値の場合は、整数部 num2 の位を切り
捨てます。
引数
内容
num1
データを切り捨てる数値データを指定します
num2
算出する位を指定します。
例:顧客シェア = Truncate ( 顧客数04 / 人口 * 100 , 3 )
顧客数が10人、人口が300人のエリアに対して、『顧客シェア = 顧客数04 / 人口
* 100』という計算式を用いて顧客シェアを算出した場合、顧客シェアの値は、
「3.333333・・・」となります。。
上記の例のようにTruncate関数を使用して計算した場合は、少数点第3位まで
の値を算出するため、小数点第4位以降を切り捨てるので、顧客シェアの値は、
「3.333」となります。
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この行のように、
「顧客数04」の値が204
「人口」の値が3099
というメッシュの場合
Truncate関数を使用して計算した場合
『 顧客シェア = Truncate(顧客数04 / 人口 * 100 , 3) 』
「顧客シェア」に小数点第3位まで求められた(小数点第4位以降
を切り捨てた) 6.582 が入ります。
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Truncate関数を使用せずに計算した場合
『 顧客シェア = 顧客数04 / 人口 * 100 』
「顧客シェア」には 6.58276863504356 が入ります。
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4.Ceiling関数
Ceiling( num1 )
数値データ( num1 ) の小数点以下を切り上げて、整数値を求めます。
引数
内容
num1
小数点以下を切り上げる数値データを指定します 。
例:顧客シェア = Ceiling ( 顧客数04 / 人口 * 100 )
顧客数が10人、人口が300人のエリアに対して、『顧客シェア = 顧客数04 / 人口
* 100』という計算式を用いて顧客シェアを算出した場合、顧客シェアの値は、
「3.333333・・・」となります。。
上記の例のようにCeiling関数を使用して計算した場合は、少数点以下を切り上
げた整数値を算出するため、顧客シェアの値は、「 4 」となります。
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この行のように、
「顧客数04」の値が204
「人口」の値が3099
というメッシュの場合
Ceiling関数を使用して計算した場合
『 顧客シェア = Ceiling(顧客数04 / 人口 * 100) 』
「顧客シェア」に小数点以下を切り上げた 7 が入ります。
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Ceiling関数を使用せずに計算した場合
『 顧客シェア = 顧客数04 / 人口 * 100 』
「顧客シェア」には、6.58276863504356 が入ります。
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5.Floor関数
Floor( num1 )
指定した数値データ( num1 ) 以下の最大の整数値を求めます。
引数
内容
num1
整数値を求める数値データ を指定します。
例:顧客シェア = Floor ( 顧客数04 / 人口 * 100 )
顧客数が10人、人口が300人のエリアに対して、『顧客シェア = 顧客数04 / 人口
* 100』という計算式を用いて顧客シェアを算出した場合、顧客シェアの値は、
「3.333333・・・」となります。。
上記の例のようにFloor関数を使用して計算した場合は、「3.3333・・・」以下の最
大の整数値を算出するため、顧客シェアの値は、「3 」となります。
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この行のように、
「顧客数04」の値が204
「人口」の値が3099
というメッシュの場合
Floor関数を使用して計算した場合
『 顧客シェア = Floor (顧客数04 / 人口 * 100) 』
「顧客シェア」に は、 6.58276863504356 以下の最大の整数値
6 が入ります。
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Floor関数を使用せずに計算した場合
『 顧客シェア = 顧客数04 / 人口 * 100 』
「顧客シェア」には、6.58276863504356 が入ります。
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6.Abs関数
Abs(num1)
数値型変数( num1 )を、符号が付かない絶対値に変換して返します。
引数
内容
num1
絶対値に置き換える数値型変数名を指定します。
例:増減数絶対値= Abs(顧客増減数)
箇所によってはマイナスが存在する「増減数」に、Abs関数を使用することで
符号を外した絶対値を返すことが出来ます。
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この行のように、数値にマイナスが含まれている場合
Abs関数を使用して計算
『”増減数絶対値” = Abs(“増減数”)』
マイナスの符号が取れた「絶対値」が「増減数絶対値」欄に返されました。
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7.Greatest関数
Greatest(num1,num2,num3…)
複数の数値型変数( num1,num2,num3… )のうち、最も数値が大きいものを返し
ます。
引数
内容
Num1
最大値を比べる対象となる変数を設定します。
Num2
以降
最大値を比べる対象となる変数を設定します。
Num1と同様です。
例: "比較最大値" =Greatest( "07年" , "08年" , "09年" )
例えば「07年」が「1」、08年が「5」、「09年」が「3」となっている場合
この式を使用することで、この中の最大値である「5」が返されます。
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「07年」「08年」「09年」のデータから
その最大値を表示させたい
Greatest関数を使用して計算
『"比較最大値" =Greatest( "07年" , "08年" , "09年" )』
3つのデータを比較した最大値が返されました。
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「07年」「08年」「09年」のうち、一部のデータに
空白がある場合、結果が反映されませんが
Ifnull関数を使うことで、指定した値を代入する
ことが出来ます。
本項では「0」を代入します。
Greatest関数とIfnull関数を併用して計算
『"比較最大値" =Greatest( Ifnull("07年“,0) ,
Ifnull("08年“,0 , Ifnull("09年“,0) )』
空白部に「0」が代入された上での最大値が返されました。
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8.Least関数
Least(num1,num2,num3…)
複数の数値型変数( num1,num2,num3… )のうち、最も数値が小さいものを返し
ます。
引数
内容
Num1
最小値を比べる対象となる変数を設定します。
Num2
以降
最小値を比べる対象となる変数を設定します。
Num1と同様です。
例: “比較最小値" =Least( "07年" , "08年" , "09年" )
例えば「07年」が「1」、08年が「5」、「09年」が「3」となっている場合
この式を使用することで、この中の最小値である「1」が返されます。
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「07年」「08年」「09年」のデータから
その最小値を表示させたい
Least関数を使用して計算
『“比較最小値" =Least( "07年" , "08年" , "09年" )』
3つのデータを比較した最小値が返されました。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
「07年」「08年」「09年」のうち、一部のデータに
空白がある場合、結果が反映されませんが
Ifnull関数を使うことで、指定した値を代入する
ことが出来ます。
本項では「0」を代入します。
Least関数とIfnull関数を併用して計算
『“比較最小値" =Least( Ifnull("07年“,0) ,
Ifnull("08年“,0 , Ifnull("09年“,0) )』
空白部に「0」が代入された上での最小値が返されました。
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9.IIf関数
IIf( 論理式,num1,num2 )
設定した論理式に数値が該当する場合は( num1 )で設定した値を、該当しない場
合は( num2 )で設定した値を返します。
引数
内容
num1
論理式が該当する場合(正の場合)の値を設定します。
num2
論理式が該当しない場合(負の場合)の値を設定します。
例:増減数切分け=IIf(“増減数”>10,1,0)
この式により、顧客増減数が10以上の場合は「増減数切分け」変数に「1」を返し
10以下(マイナスを含む)場合には「0」を返すことができます。
こうして切り分けることによって、顧客数が大きく増えた場所はどこかを
判別しやすくなります。
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算出された「増減数」の数値から
10人以上増えた場所を強調したい
IIf関数を使用して計算
『IIF = Iif(“増減数”>10,1,0)』
「増減数」が10以上の場所には「1」が立てられ、切り分けが付けやすくなりました。
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10.Log関数
Log( num1 )
数値型変数( num1 )の「自然対数」を返します。
具体的には( num1 ) が「e(約2.718)(自然対数の底といいます)」の何乗と
なるかを示す値を返します。
数値を対数化し、相関分析を行う際に使用される値です。
引数
内容
num1
自然対数に置き換える数値型変数名を指定します。
例:増減数の自然対数= Log(“増減数”)
この式により「増減数」が「e」の何乗となるかを示す値(自然対数)を返します。
これにより、比較したい数値を縮約する際の幅が狭まり、より精度の高い統計を
行う基準とすることができます。
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算出された「増減数」の自然対数
(「増減数」が「e」の何乗かを示す値)を
計算したい
Log関数を使用して計算
『Log = Log(“増減数”)』
「増減数」に対する「自然対数」が求められました。
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11.Log10関数
Log10( num1 )
数値型変数( num1 )の「常用対数」を返します。
具体的には( num1 ) が「10」の何乗となるかを示す値を返します。
数値を対数化し、相関分析を行う際に使用される値です。
引数
内容
num1
自然対数に置き換える数値型変数名を指定します。
例:増減数の常用対数= Log10(“増減数”)
この式により「増減数」が「10」の何乗となるかを示す値(常用対数)を返します。
これにより、比較したい数値を縮約する際の幅が狭まり、より精度の高い統計を
行う基準とすることができます。
Excelで使用される「LOG10」関数と同様の機能です。
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算出された「増減数」の常用対数
(「増減数」が「10」の何乗かを示す値)を
計算したい
Log10関数を使用して計算
『Log10= Log10(“増減数”)』
「増減数」に対する「常用対数」が求められました。
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12.Power関数
Power( num1,num2 )
数値型変数( num1 )を、(num2 )で指定した数値で、べき乗した値を返します。
引数
内容
num1
対象となる変数を設定します。
num2
設定した変数に対し、何乗を行うか任意の数値を設定します。
例:増減数3乗= Power(“顧客増減数”,3)
この数式により、例えば顧客増減数が「5」だった場合には、指定された値で
べき乗され、「5」の「3」乗=125が値として返されます。
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算出された「増減数」を3乗した値を求めたい
Power関数を使用して計算
『Power= Power(“増減数”,3)』
「増減数」を3乗した値が返されました。
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13.Ratio関数
Ratio(num1,num2 )
数値型変数( num1 ,num2)同士の除算を行い、その結果を返します。
引数
内容
num1
対象となる変数を設定します。
num2
num1と除算を行う変数を設定します。
例:09年シェア率=Ratio (“09年”,“人口総数H17M4J”)*100
この式により、09年の件数を人口総数で割り、シェア率の作成が可能となります。
また他の関数を併用することにより、シェア率の小数点以下の値を調整すること
が可能です。
例:09年シェア率=Round(Ratio (“09年”,“人口総数H17M4J”)*100,3)
この式により、算出されたシェア率の小数点以下3桁を繰り上げて表示します。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
「09年」の件数と人口総数を使い、シェア率を
算出したい
Ratio関数を使用して計算
『09年シェア率= Ratio(“09年”,“人口総数H17M4J”)』
計算されたシェア率が返されました。
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Ratio関数とRound関数を併用して計算
『09年シェア率=Round(Ratio (“09年”,“人口総数H17M4
J”)*100,3)』
小数点第3位で四捨五入されたシェア率が返されました。
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14.Sheetcount関数
Sheetcount(num1 )
現在選択しているシート内で、指定した変数( num1 )の有効なデータ数を返します。
データに空白値が存在していた場合は、それを含まずにカウントします。
引数
内容
num1
有効なデータ数をカウントする変数を設定します。
例:有効顧客件数=Sheetcount(“本年顧客”)
この式により、指定されているシート内に存在する「本年顧客」のデータから
数値が入っている箇所をカウントし、その総数を返します。
「シート」は機能により範囲が異なります。
・【ユーザーデータベース編集】をお使いの場合は「選択された都道府県」
・【計算ツール】をお使いで、且つ「全変数」を選択されている場合には
「全ての分析地+それに紐付く全ての商圏」
・【計算ツール】内で「レイヤ」を指定されている場合には
「全ての分析地+商圏に含まれる該当レイヤ」となります。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
現在選択している「東京都」に含まれる
「本年顧客」の有効数を求めたい
=数値が入っているメッシュがいくつあるか求めたい
Sheetcount関数を使用して計算
『有効顧客件数= Sheetcount(“本年顧客”)』
「本年顧客」の有効なデータ総数が返されました。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
15.Sheetmax関数
Sheetmax(num1 )
現在選択しているシート内で、指定した変数( num1 )の有効なデータ数の中から
その最大値を返します。
データに空白値が存在していた場合は、それを含まずに検索します。
引数
内容
num1
最大値を検索する変数を設定します。
例:顧客最大値=Sheetmax(“本年顧客”)
この式により、指定されているシート(東京都)内に存在する「本年顧客」の中から
最大値を検索して返します。
「シート」は機能により範囲が異なります。
・【ユーザーデータベース編集】をお使いの場合は「選択された都道府県」
・【計算ツール】をお使いで、且つ「全変数」を選択されている場合には
「全ての分析地+それに紐付く全ての商圏」
・【計算ツール】内で「レイヤ」を指定されている場合には
「全ての分析地+商圏に含まれる該当レイヤ」となります。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
現在選択している「東京都」に含まれる
「本年顧客」の中から、最も件数の多いメッシュの
値を表示させたい
Sheetmax関数を使用して計算
『顧客最大値= Sheetmax(“本年顧客”)』
「本年顧客」のデータの中から、もっとも1メッシュあたりの
数値が高い「87」が返されました。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
16.Sheetmin関数
Sheetmin(num1 )
現在選択しているシート内で、指定した変数( num1 )の有効なデータ数の中から
その最小値を返します。
データに空白値が存在していた場合は、それを含まずに検索します。
引数
内容
num1
最小値を検索する変数を設定します。
例:最大離脱数=Sheetmin(“顧客増減数”)
この式により、指定されているシート(東京都)内に存在する「顧客増減数」の
中から、最小値を検索して返します。
「シート」は機能により範囲が異なります。
・【ユーザーデータベース編集】をお使いの場合は「選択された都道府県」
・【計算ツール】をお使いで、且つ「全変数」を選択されている場合には
「全ての分析地+それに紐付く全ての商圏」
・【計算ツール】内で「レイヤ」を指定されている場合には
「全ての分析地+商圏に含まれる該当レイヤ」となります。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
現在選択している「東京都」に含まれる
「増減数」の中から、最小数を表示させたい
=最も減少数の多かったメッシュとなります
Sheetmin関数を使用して計算
『最大離脱数= Sheetmin(“増減数”)』
「増減数」のデータの中から、もっとも1メッシュあたりの
数値が低い「-4」が返されました。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
17.Sheetscale関数
Sheetscale(num1 )
現在選択しているシート内で、指定した変数( num1 )の最大値と最小値の幅が
0~1の間に収まるよう、数値を変換して返します。
データに空白値が存在していた場合は、それを含まずに変換します。
引数
内容
num1
数値を変換する変数を設定します。
例:本年顧客割合=Sheetscale(“本年顧客”)
この式により、指定されているシート(東京都)内に存在する「本年顧客」の
最大値、最小値を検索し、0~1に収まるよう変換して返します。
有効なデータ数の中での、割合を算出していることになります。
「シート」は機能により範囲が異なります。
・【ユーザーデータベース編集】をお使いの場合は「選択された都道府県」
・【計算ツール】をお使いで、且つ「全変数」を選択されている場合には
「全ての分析地+それに紐付く全ての商圏」
・【計算ツール】内で「レイヤ」を指定されている場合には
「全ての分析地+商圏に含まれる該当レイヤ」となります。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
現在選択している「東京都」に含まれる
「本年顧客」のメッシュ毎の割合を算出したい
Sheetscale関数を使用して計算
『本年顧客割合= Sheetscale(“本年顧客”)』
「本年顧客」のメッシュ毎の割合が返されました。
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18.Sheetstddev関数
Sheetstddev(num1 )
現在選択しているシート内で、指定した変数( num1 )の標準偏差を算出します。
「標準偏差」とは指定した変数が、どの程度の散らばり(ばらつき)を持つかを
表す数値で、どの程度中央値に近いかを表します。
引数
内容
num1
標準偏差を算出する変数を設定します。
例:本年顧客偏差=Sheetstddev(“本年顧客”)
この式により、指定されているシート(東京都)内に存在する「本年顧客」の
標準偏差を算出し返します。
「シート」は機能により範囲が異なります。
・【ユーザーデータベース編集】をお使いの場合は「選択された都道府県」
・【計算ツール】をお使いで、且つ「全変数」を選択されている場合には
「アクティブになっている分析地+それに紐付く全ての商圏」
・【計算ツール】内で「レイヤ」を指定されている場合には
「アクティブになっている商圏に含まれる該当レイヤ」となります。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
現在選択している「東京都」に含まれる
「本年顧客」の標準偏差を算出したい
Sheetstddev関数を使用して計算
『本年顧客偏差= Sheetstddev(“本年顧客”)』
「本年顧客」の標準偏差が返されました。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
19.Sheetsum関数
Sheetsum(num1 )
現在選択しているシート内で、指定した変数( num1 )の合計数を返します。
データに空白値が存在していた場合は、それを含まずに集計します。
引数
内容
num1
有効なデータ数をカウントする変数を設定します。
例:有効顧客件数=Sheetsum (“本年顧客”)
この式により、指定されているシート内に存在する「本年顧客」データの合計数を
集計して返します。
「シート」は機能により範囲が異なります。
・【ユーザーデータベース編集】をお使いの場合は「選択された都道府県」
・【計算ツール】をお使いで、且つ「全変数」を選択されている場合には
「全ての分析地+それに紐付く全ての商圏」
・【計算ツール】内で「レイヤ」を指定されている場合には
「全ての分析地+商圏に含まれる該当レイヤ」となります。
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MarketAnalyzerで使用できる関数
現在選択している「東京都」に含まれる
「本年顧客」の総数を求めたい
Sheetsum関数を使用して計算
『本年顧客総数= Sheetsum(“本年顧客”)』
「本年顧客」の合計数が返されました。
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