Work in Memory Artist Workshop by Apichatpong Weerasethakul and Uthis Haemamool アピチャッポン・ウィーラセタクン ウティット・ヘーマムーン 文化庁委託事業「アーティストの招聘による多角的なワークショップなどを通じた新進芸術家育成事業」 主催:文化庁 , 京都市立芸術大学 共催:公益財団法人京都市芸術文化協会(京都芸術センター) Work in Memory Workshop by Apichatpong Weerasethakul and Uthis Haemamool 概要 アピチャッポン・ウィーラセタクン※1(映画監督・美術作家)とウティット・ヘーマムーン※2(小説家・ 美術作家)を講師に迎え, コンセプトメインキングから, 映像作品制作※3 , 展示会場構成までを含む, 包括的 なワークショップを実施します。本事業は, 長期に亘り実施され, 講師からの細かなアドバイスを受けること ができるなど, 通常とは異なる条件での制作活動を通し, 大学院生から若手作家まで, 有益な効果を期待す ることができます。5 名の作家を参加者として, プロジェクトの最後には, 個展形式での展覧会を開催する機 会が与えられます。 アピチャッポン・ウィーラセタクン氏は, 自身の作品を創る上で“記憶”が重要な要素であるといいます。 また, 作品を創ることを「新しい記憶をつくること」と表現し, 映画製作など複数の人間が関わりながら一つ の作品を創り上げることを, 「新しい記憶をつくり, 共有すること」といいます。この度のワークショップで は, 講師と参加作家の間で「記憶を創り, 共有すること」をテーマにしています。参加者は, 共通の物語を基 にして作品を制作し, 成果発表として 1 ヶ月間作品展示を実施します。 具体的には, 先ずウティット・ヘーマムーン氏が京都に滞在し, 調査及び参加者とのワークショップを通し, 本プロジェクトの核となる物語を執筆します。 その後, アピチャッポン・ウィーラセタクン氏が京都に滞在し, その「物語」を主題とした作品制作のアド バイス及びレクチャーを実施します。 上記のワークショップ及びレクチャーの後, 参加者は各自作品制作(映像・インスタレーション)を開始 します。作品制作の過程に於いて, ワークショップ参加者は, スカイプ等を活用して両氏からの制作作品につ いてのフィードバック及び講評を受けることが出来ます。 本プロジェクトの最後に, 両氏が再び京都に滞在し, 展示の最終的なアドバイス及びレクチャーを実施し, 展覧会を開催します。プロジェクト終了後に, 制作過程の記録及び作品展示の内容を活動記録集として製作 します。 ※1, 2 ※3 作家プロフィールは書類末尾に記載 映像作品は, 映像のみで完結した作品に限らず, 映像を利用した立体, インスタレーション作品等も含む 募集要項 以下の募集内容をお読みの上, 指定の方法にて申請してください。書類選考の通過者のみ, 下記の日程で面接 を実施いたします。 【募集期間】 締切 7 月 31 日(水) 面接 8 月 5 日(月)17:00 〜 (書類審査を通過した方のみ) 審査結果通知 8 月 6 日(火) ※申請者は, 上記日程の面接に参加できることを条件といたします。 【募集人数】 5 名(グループでも可) 【応募資格】 ・ 英語での簡単なコミュニーケーションスキルを有すること ・ 映像を使った作品制作で一定の経験があること ※注意事項をお読みください ・ 35 歳以下の若手作家であること ・ 下記のスケジュールでワークショップに参加できること ※その他の条件については, 注意事項を参照ください。 【応募方法】 申請書類に記入の上, 下記の提出書類を同封して本学まで送付してください。 若しくは, ウェブサイトからも申請することができます。 提出書類 1. 履歴書 2. 申請者の作品の提出 申請者の主な作品の写し, または DVD(USB メモリー・ビデオ等は不可) 申請者の作品が閲覧できるウェブサイトなどがある場合, その URL でも可。 提出できる作品がない場合は, その代わりになるもの。 【送付先】 〒610-1197 京都市西京区大枝沓掛町 13-6 京都市立芸術大学 教務学生支援室事業推進担当 ☎ 075-334-2204 Fax 075-334-2241 URL http://www.kcua.ac.jp/ 【実施期間】 1. ワークショップ アピチャッポン・ウィーラセタクン氏 平成 25 年 9 月中旬, 平成 26 年 2 月中旬 ウティット・ヘーマムーン氏 平成 25 年 8 月上旬, 平成 26 年 2 月中旬 2. 指導 平成 25 年 8 月~平成 26 年 2 月(作品制作期間 平成 25 年 9 月~平成 26 年 2 月) 3. 個展形式での作品展示 平成 26 年 3 月 【主な支援内容】 ・ ワークショップ/レクチャーへの参加 ・ 制作サポート(作品制作過程で, 招聘講師による指導及び講評があります。) ・ ワークショップ中の制作については, 必要に応じて消耗品を支給いたします。(上限 10 万円) ・ 活動記録集の製作・配布 ・ 作品展示に関してのチラシ・ポスター等広報物の作成と配布 ・ 作品展示会場の提供 ・ (応相談)撮影編集機材は, 京都市立芸術大学の機材が使用できる場合があります。使用については, 本学規則に従うこと。 ※上記以外でも相談に応じて対応できる場合があります。事前にお知らせください。 【注意事項】 ・ 本事業での映像作品は, 必ずしも物語性のある映画作品を意図するものではなく, ビデオアート, 写 真作品, 映像を使用したインスタレーション作品や立体作品なども含みます。 ・ 映像は実写だけではなく, アニメーションでも可 ・ 本学の学生, 卒業生, 修了生である必要はありません。 文化庁委託事業「平成 25 年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」 主催:文化庁, 京都市立芸術大学 共催:公益財団法人京都市芸術文化協会(京都芸術センター) 制作:京都市立芸術大学 招聘講師プロフィール アピチャッポン・ウィーラセタクン アーティスト/ 映画監督/ 映画プロデューサー/ 脚本家 バンコク生まれ, タイ北部のコーンケーンで育つ。チェンマイ在住。1994 年よりビデオ作品の制作を始め, 2000 年に初めての長編映画を製作。映画製作の他に, 1998 年より美術展に参加, インスタレーション作品等 を国際的に発表している。2010 年, 長編映画「ブンミおじさんの森」で第 63 回カンヌ映画祭でのパルムド ール(最高賞)を受賞。 ウティット・ヘーマムーン 1975 年タイ中央部サラブリー県に生まれる。 芸術大学に進学し絵画を勉強する。1999 年の卒業後は, 映画作りと音楽制作に没頭し, 各地の教育機関で上 映活動。さらに, マノップ・ウドムデート総監督の映画『銃口の花』で芸術部門監督を務める。 2000 年, 雑誌に映画批評を掲載し始める傍ら, 短編小説を執筆し始め, 2009 年, 3 作目となる長編小説『ラッ プレー, ケンコーイ』で東南アジア文学賞とセブン・ブック賞を受賞した気鋭の若手作家。 現在はバンコクに居を定め, 引き続き執筆活動に専念。
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