PTS(共通棚割情報)の入出力 ハンディターミナルから読み込まれたり、ホストマシンで管理されていた配置情報(現 状棚情報)を入力して現在編集中の棚割モデルに再現したり、編集している棚割モデルの 配置情報をファイルに出力したりします。配置情報の読み込みには、ゴンドラを作成しな がら入力する方法と、棚設定で配置したゴンドラに、入力ファイル内に指定されている商 品を陳列する方法があります。また、複数の配置情報を、棚割モデルを開くことなく取り 込むこともできます。 入出力ファイルの形式としては、StoreManagerEX独自の形式の他、棚割システムとも やり取りできるPTS(Planogram Transporting Specification:共通棚割情報)の配置 情報ファイルを扱うことができます。 ● PTS(共通棚割情報)を入力するには ● PTS(共通棚割情報)を出力するには ● PTS(共通棚割情報)を一括入力するには ◆メモ◆ ◇商品配置モード中は、配置情報ファイルの入出力を行うことができます。棚設定 モード中は、入力だけ行うことができます。 ◇PTS(共通棚割情報)のファイルとは、1999年1月に「棚割システム研究会」が 決定した形式に準拠した、配置情報ファイルのことです。 ◇StoreManagerEXでは、Ver1およびVer2形式のPTSファイルを入出力することが できます。ファイル形式の詳細は、別冊のマニュアル『レコードフォーマット集』 を参照してください。 ★ご注意★ 配置情報ファイルのデータを投入すると、現在編集中の陳列情報はなくなりま す。 本ドキュメントは、StoreManagerEX Ver9をベースとしています。今後の製品改 良などにより、画面や操作手順は変更になる可能性があります。 1/9 日本総合システム株式会社 ● PTS(共通棚割情報)を入力するには PTS(Planogram Transporting Specification:共通棚割情報)の配置情報ファイル を入力し、商品配置画面に再現します。 1. 〔StoreManagerEX〕ウィンドウの[配置情報]-[PTS(共通棚割情報)]-[入力]サ ブコマンドをクリックします。 〔棚板の数えかた〕ダイアログボックスが表示されます。 2. 未登録商品の扱いなどを確認します。 3. ゴンドラの自動生成をするかどうかを指定します。また、必要に応じて[サイズ設 定]ボタンをクリックして、自動生成されるゴンドラのサイズを指定します。 ◆メモ◆ ◇自動生成されるゴンドラのサイズ設定については「 ◆〔自動生成ゴンドラサイズ 設定〕ダイアログボックス」を参照してください。 ◇Ver2形式のPTSファイル入力時は、ファイル内の什器情報を元にゴンドラが自 動生成されます(〔自動生成ゴンドラサイズ設定〕ダイアログボックスでの設定内 容は無視されます)。 ◇[ゴンドラ自動生成]で[しない]を指定したときは、[棚板移動]や[フック重なり配 置]チェックボックスの選択が可能になります。入力された商品サイズに応じて棚板 2/9 日本総合システム株式会社 を移動したり、フックに対して重なり配置をしたりするかどうかを選択できます。 ★ご注意★ ☆[ゴンドラ自動生成]を[する]と指定して配置情報ファイルを入力すると、現在編 集中のゴンドラはなくなります。 ☆配置情報の入力は、棚割モデル内にゴンドラが配置されていなくても行うことが できます。例えば、棚割モデルの新規作成直後は、[ゴンドラ自動生成]の[する]ラ ジオボタンはかすれていてチェック状態のまま変更できません。したがって、配置 情報ファイルを入力すると、常にゴンドラの自動生成が行われます。 4. [設定]ボタンをクリックします。 〔開く〕ダイアログボックスが表示されます。 5. 入力ファイルを指定します。 6. [開く]ボタンをクリックします。 共通棚割情報が読み込まれます。 ◆メモ◆ ◇陳列スペースが足りなくなってしまった商品は、床置きに移動されます(床落 ち)。床落ち商品は〔床置き商品一覧〕ダイアログボックスで確認することができ ます。 ◇配置情報の入力中にエラーが発生したときは、以下のダイアログボックスが表示 されます。必要に応じて[表示]ボタンで確認してください。 3/9 日本総合システム株式会社 ◆ 〔自動生成ゴンドラサイズ設定〕ダイアログボックス 配置情報やPTS(共通棚割情報)の入力時にゴンドラ自動生成を「する」と指定した ときの、ゴンドラのサイズを設定します。 ◆メモ◆ ◇Ver2形式のPTS(共通棚割情報)ファイル入力時は、ファイル内の什器情報を 元にゴンドラが自動生成されるため、このダイアログボックスの設定は使用されま せん(無視されます)。 [ゴンドラ1台の最小サイズ]([幅]、[高さ]、[奥行]) 自動生成されるゴンドラの最小サイズ(台幅、台高、台奥行)です。入力ファ イル内の商品が少ないときでも、ここで指定したサイズよりも小さなゴンドラ は生成されません。 [1段の最小段間隔] 多段ゴンドラの1段あたりの最小棚間隔です。入力ファイル内の商品の高さが 小さいときでも、ここで指定したサイズより狭い段は生成されません。 [壁厚(左右)]、[棚板の厚さ]、[袴の高さ]、[陳列可能高さ] それぞれ、自動生成されるゴンドラの壁厚、棚厚、袴高、陳列可能高さを指定 します。 4/9 日本総合システム株式会社 ◆ヒント◆ ◇[陳列可能高さ]は、新形式の配置情報入力のときだけ指定できます。 [ゴンドラ設定]-[天板無し] 自動生成されるゴンドラに天板を設定するかどうかを指定します。 [ゴンドラ設定]-[一番高い棚に合わせる] 自動生成されたすべてのゴンドラの台高を、一番高いゴンドラに合わせるかど うかを指定します。 [設定] 自動生成されるゴンドラのサイズを保存し、ダイアログボックスを閉じます。 [取消] 入力内容を破棄して、ダイアログボックスを閉じます。 5/9 日本総合システム株式会社 ● PTS(共通棚割情報)を出力するには 編集中の棚割モデルの配置情報を、PTS(Planogram Transporting Specification: 共通棚割情報)形式のファイルに出力します。StoreManagerEXでは、Ver1およびVer2形 式のファイルを出力することができます。 1. 〔StoreManagerEX〕ウィンドウの[配置情報]-[PTS(共通棚割情報)]-[出力]サ ブコマンドをクリックします。 〔ファイル名を付けて保存〕ダイアログボックスが表示されます。 2. [ファイルの種類]から、出力形式(Ver1またはVer2)を選択します。 3. 出力ファイル名を指定します。 4. [保存]ボタンをクリックします。 現在編集中の共通棚割情報がファイルに書き出されます。 6/9 日本総合システム株式会社 ● PTS(共通棚割情報)を一括入力するには 指定されたフォルダ内のPTS(共通棚割情報)ファイルについて、得意先企業、店 舗、モデル名称などの管理情報を指定して、新規の棚割モデルとして保存します。 1. 〔StoreManagerEX〕ウィンドウの[外部データ]-[PTS(共通棚割情報)]-[入力] サブコマンドをクリックします。 〔フォルダの参照〕ダイアログボックスが表示されます。 2. 配置情報ファイルのある場所(フォルダ)を選択して、[OK]ボタンをクリックし ます。 〔PTSデータファイル選択〕ダイアログボックスが表示されます。 リストボックスには、指定されたフォルダ内のファイルが一覧表示されています。 3. [入力設定]ボタンをクリックします。 〔PTS(共通棚割情報)入力設定〕ダイアログボックスが表示されます。 7/9 日本総合システム株式会社 4. 未登録商品の扱いなどを確認します。 ◆メモ◆ [ゴンドラ自動生成]の[サイズ設定]ボタンをクリックすると、〔自動生成ゴンド ラサイズ設定〕ダイアログボックスが表示され、自動生成されるゴンドラのサイズ を確認、変更できます。 5. [設定]ボタンをクリックして、〔PTSデータファイル選択〕ダイアログボックス に戻ります。 6. 取込対象の配置情報ファイルを選択します。 7. [取込]ボタンをクリックします。 〔棚割モデルの新規作成〕ダイアログボックスが表示されます。 8/9 日本総合システム株式会社 8. 各項目を指定します。 ◆メモ◆ [得意先]の[企業]と[店舗]、および[自社]の[売場]は必須入力項目です。それぞ れ該当するコードを指定してください。 9. [新規作成]ボタンをクリックします。 棚割モデルがデータベースに保存され、〔棚割モデルの新規作成〕ダイアログボッ クスが閉じます。〔PTSデータファイル選択〕ダイアログボックスの[取込]に “取込済”と表示されます。 10. 上記の操作を、取り込みたい棚割モデルについて繰り返します。 11. 取り込み終了後は、〔PTSデータファイル選択〕ダイアログボックスの[終了]ボ タンをクリックします。 〔StoreManagerEX〕ウィンドウに戻ります。 9/9 日本総合システム株式会社
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