博物館情報・メディア論

2016 年度
科 目 名
担 当 者 名
博物館情報・メディア論
岩槻 歩
科目区分
資格
博物館学芸員
科目分類
授業形態
単位数
配当年次
学期
講義型
校舎
自由
講義
2
3・4
後期
A1(1×15)
白山
履修
条件
―
授業
概要
デジタル技術の発展に伴い、博物館・美術館の在り方は大きく変化しようとしている。作品・資料といった「モノ」を取り扱うことに加え
て、デジタライズされたさまざまな「情報」を蓄積・公開・発信していくことが、これからの博物館・美術館の主要な役割となっていくこと
は自明であろう。本講義では、博物館・美術館における「メディア」の多様な現状を学び、実際に展覧会・上映会などを実施するにあ
たって必要な知識と方法の概要を習得する。
到達
目標
1.博物館・美術館におけるメディア(特に映像について)の歴史と特性、活用方法を把握する。
2.博物館・美術館におけるアーカイヴの現状と課題について把握する。
3.インターネットやデジタルメディアの特徴を知り、博物館・美術館での活用の現状と今後の課題について認識する。
4.展示・上映にまつわる著作権等の知的財産権について概要を把握する。
内 容
回数
授
業
計
画
1
はじめに 博物館・美術館における「情報・メディア」とは
2
視聴覚メディアの歴史的発展
3
博物館・美術館におけるメディアの活用1(展示・上映など)
4
博物館・美術館におけるメディアの活用2(教育普及・広報など)
5
博物館・美術館におけるメディアの活用3(調査・研究など)
6
展覧会の実例分析と課題の抽出
7
アーカイヴとは何か その役割と活用について
8
博物館・美術館資料の取り扱いとその発信方法
9
映像メディアのアーカイヴについて
10
博物館・美術館におけるデジタルメディア・インターネットの活用と実例(ゲスト招聘予定)
11
博物館・美術館とデジタル・ガジェットの可能性 双方向的メディアとは何か
12
情報発信におけるアナログメディアとデジタルメディア
13
知的財産権の概要 著作権・肖像権・所有権と作品展示について
14
総合発表:グループに分かれてひとつの展覧会を企画し、それぞれ展示・広報・教育普及の担当を担って企画書を作る。
15
総合発表とまとめ:企画書のプレゼンテーションと授業全体のまとめを行う
授業外
学習
講義実施期間中に最低3つの博物館展示・美術館展示を観覧すること。その際、当該展覧会のチラシ・webサイト・twitter・Facebook・
雑誌広告・雑誌記事など発信情報の概要を把握しまとめておくこと。
教科書
使用しない。必要なテキストはプリントなどで配布する。
主要
参考書
その都度指示する。
評価
方法
出席状況(20%)、授業期間中の小レポート・演習(30%)、期末レポート(50%)