理想の机の高さと椅子の関係

● リハビリテーション部
~知っていますか?理想の机の高さと椅子の関係~
暑くなると、ついだらだら過ごしがちですが、良い環境を整えるとやる気
も出てくるものです。今回は、身体にあった机と椅子のみつけ方をご紹介します。
●椅子の座面高
椅子に座るとき基準になるのが、椅子の(座面の)高さです。人間工学で
椅子の座面高の理論上の理想値を算出する計算式をご紹介します。
【椅子の座面高】=【下腿高】−2.5cm+【クッション高】+【履き物高】
【下 腿 高】…膝から床までの高さ
膝の折れる部分からかかとの先まで
【クッション高】…椅子の座面のクッションの厚さのこと
座った状態のクッション部分の厚み
【履 き 物 高】…靴の底の高さ
●机と椅子の関係
ほとんどの机は、高さの調節ができません。
作業内容によって差尺(さしゃく)の高さを
調節すると最も理想に近い環境が得られます。
※差尺:机と膝の間のゆとりを数値で表したもの
●作業内容別、机と椅子の差尺の求め方
A【本 を 読 む 場 合】=座高÷3
B【書 き 仕 事 を 行 う 場 合】=座高÷3-2.5
C【キーボード作業を行う場合】=座高÷3―5
皆さんも、自分にとって理想の『座面高』を
一度測ってみてください。調整の出来ない机
や椅子に関しては、『差尺』をもとに、
クッションなどで厚みを調整し、足元が届か
なくなった分は足台を利用されると姿勢が安
定します。まずは、A~Cのどの用途を中心
に行うかで机に合わせた座面の高さを決めま
しょう。
座
高