としょかんだより Vol.2 県立向陽中・高等学校図書館 平成 22 年5月7日 旅する本たち・・ブッククロッシング・・・ 早いもので新年度が始まって1ヵ月がたちました。 これからは、さわやかな風が気持ちいい季節になってきます。 体調を整えて、いろんなことにチャレンジしていきましょう。 やま つ つ じ み つ ば つつじ 五月を彩る花といえば、つつじですね。「山躑躅」「三つ葉躑躅」・・・ 日本に自生するものだけでもたくさんある上、古くから栽培され、園芸品種もたくさんあるそう ブッククロッシングとは、本を愛する人たちによる「本に世界を旅させる」活動です。 この活動は2001年、アメリカの Ron Hornbake 氏と妻のかおりさんが「世界中を図書館に」を合言葉 に始められたそうです。日本でもブッククロッシングジャパンが広島県に本部をおき、活動されてます。 読み終わった本にID番号を記したステッカーを貼り、全国にあるブックロッシングゾーンにそっと本を 置いてくる。そして、また誰かが本を持ち帰って本を楽しんで、別のゾーンに置いてくる・・・という仕組 みだそうです。HPを調べてみると、和歌山県にも2カ所ゾーンがありました。興味のある人はHPをみて くださいね。http://www.bookcrossing.jp/ 自分が手にした本が今どこの国にいっているのかそのID番号で調べられるそうです。 1冊の本が色んな人を介して世界を旅するというこの活動は最近、色んなメディアで紹介されています。 さつきつつじ です。なかでも「皐月躑躅」は5月に咲くことからこの名がついたそうです。 みなさんも、人におすすめの1冊があれば、是非教えてください。 つつじ 「躑躅」 という漢語は 「てきちょく」 とも読みます。 足踏みしたり、 足を止めて立ち止まったり・ ・ ・。 歩行の進まない状態をあらわす言葉だそうです。 まずは図書館を介して色んな人に感動を与えてみませんか。 てきちょく 昔、羊がつつじを食べたところ、躑 躅 して死んでしまったのでこう呼ぶようになったのだとか。 でも、咲き誇っている姿の見事さに、思わず足を止めてしまう花だともいえますね。 あわただしく過ぎていく時間。ふと立ち止まらせてくれる存在は、本当にありがたいものです。 忘れていた大切なものを気づかせてくれるかもしれないですね。 『美しい暦のことば』(山下景子)より 「図書館だより」のタイトル募集に多数の応募ありがとうございます!!アイデア が満載のすてきなタイトルがたくさん応募されており、みなさんの創造力にスタッ フは驚いています。締め切りが5月10日!あとわずかです。 中学生・高校生のアイデアをもっともっと聞いてみたいなあ・・・と思いますので、 どんどん参加してくださいね。結果は6月号の図書館だよりで発表します!! 採用された人、ユニークな名前を考えてくれた人にはすてきなプレゼントが・・・ 連絡ができるように学年・クラス・名前は必ず書いてくださいね。 ~中学校の部~ ~高等学校の部~ 『明日につづくリズム』八束澄子 著 島を出るか、残るかー夢と現実に揺れ動きな がら、ポルノグラフティの歌を胸に、おとなへ の一歩を踏み出す少女たちの成長物語。 『風をつかまえて』高嶋哲夫:著 海の見えるあの丘に、手造りの風車を回したい・・・。 北の大地で、町の再建と家族の夢をかけた、一大プロジ ェクトが動き出した。 『ビーバー族のしるし』 エリザベス・ジョージ・スピア著 こだまともこ 訳 少年マットはインディアンに文字の読み方を 教えるかわりに森で生きぬく知恵を学ぶ。異な る民族間で芽生えた友情がさわやかな物語。 『ハサウェイ・ジョウンズの恋』 カティア・ベーレンス:著 鈴木仁子:訳 時代はゴールドラッシュ、「物語」の得意な少年と少 女のぶきっちょな恋。二人を待ち受ける、思いもかけな い殺人事件と運命とは・・・? 『奇跡のプレイボール』元兵士たちの日米野球 大社充 著 かつて敵として太平洋戦争を戦った元兵士た ちが、武器をバットとグローブに持ちかえた。 60年以上の時を経て、奇跡の試合が始まる。 『インパラの朝』ユーラシア・アフリカ大陸684日 中村安希:著 アジア、中東、アフリカ・・・。47カ国・約2年間 にわたる旅を、今までにない清新な手法で描いた第7回 開高健ノンフィクション賞受賞作。 図書館に各2冊ずつ置いています。是非みなさん借りにきてくださいね!
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