山染紡の毛糸ができるまで 1 2 10 11

山で染めて紡ぐ
山 染 紡の
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11月11日 曇り時々晴れのち雨
るまで
毛 糸 ができ
栗のイガで染色をすると聞き、見学させて頂きました。
この日の染料と原毛の分量は・・・
・栗のイガ…1kg ・原毛…1kg弱。 淡い茶色に染め上がりました。
牧場からやってきた原毛を丁寧に洗います。
東 京の庭取材陣もスピンドルと紡ぎ
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車を使って原 毛を紡 が せて頂きまし
栗のイガはゴミを取り除いて
た。まずはスピンドルから。
「スピンド
ルの方が難しいかな?私たちもいつも
は紡ぎ車で紡いでいるから、こっちは
あまり慣れてなくて。」
といいながらも、
洗う前の原毛
洗った後の原毛
島崎さんはスピンドルをくるくると回し
ては原毛をのばして回しては伸ばして、
2 洗った原毛はハンドカーダーやドラムカーダーで
毛の方向を える作業をします
(カーディング)。
洗った原毛を計量し、
40℃のお湯に
イガを水から煮出して染液を作る。
浸して温めておく。
と繰り返すうち、だんだんとスピンドル
布等で染液を濾してイガや
に糸 が 巻き付 いていきます。ほほ ー 、
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案 外できちゃうんでは?と思いました
が 、全 然できない… 。手 伝ってもらい
な が ら 紡 ぐ も 、で き た 糸 は ほ ん の
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計量する。
ちょっと。…ムズカシイ。
気を取り直して次は紡ぎ車に挑 戦で
ゆっくり時間をかけて
煮染する
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細かいゴミを取り除く。
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す!
「紡ぎ車は足と手のタイミングが合
ハンドカーダー
ドラムカーダー
うのに一 苦 労なのよ。」
と言います。紡
ぎ車は糸を巻き取る車を足のペダルを
染液に原毛を静かに浸す。
踏んで回しながら、手は原毛をのばし
ていきます。ヨシ、これならば!と意 気
込むも、やはり足と手のタイミングがつ
かめず、車を回す段階で一苦労。やっ
と紡いだ糸も縒りがきつくなりすぎて、
細∼く固∼くなっちゃいました。
「 柔ら
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紡ぎ車やスピンドルで毛糸にします。
原毛を取り出して
洗ったら
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染め上がり!
かな毛糸を紡ぐには空 気を含ませな
火を止めて
がら紡ぐことがコツ。慣れちゃうと結構
40℃まで
自然に冷ます。
すぐ(糸を巻き付けている部分が)いっ
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ぱいになっちゃうのよ。」そうなるまで
は大分時間がかかりそうです。山染紡
さんの毛糸はふんわりやわらかくて気
持ちいい。これ、長 年の経 験と技 術の
スピンドル
紡ぎ車
たまものなんですね。
山染紡の商品はイベント会場や通信販売でご購入いただけます。
セーターなど、
オーダーメイドもOK!
詳しくは右記までどうぞ。
TEL : 0428(83)2004 島崎さん宅
TEL : 0428(83)2193 小峰さん宅
11ページ写真 山崎美幸