DASYLab ソフトウェア 使用準備編

DASYLab ソフトウェア 使用準備編
●目次●
1.DASYLab ソフトウェアの使用方法---------------------------------------------------------------------2
2.ワークシート作成手順-------------------------------------------------------------------------------------3
2.1 ワークシート作成-------------------------------------------------------------------------------------3
2.2 ワークシート上のモジュール追加 (例、計算式モジュールの追加)-----------------------7
3.測定データの保存について-----------------------------------------------------------------------------10
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このマニュアルでは DASYLab ソフトウェアの使用方法を習得します。
より詳細な内容については DASYLab Help に記載しています。
DASYLab Help へは、〔Help 〕→〔Contents〕 もしくは <F1>を押して表示させます。
1.DASYLab ソフトウェアの使用方法
DASYLab ソフトウェアは測定、コントロール、測定に伴う作業をスクリーン上で各モジュール同士
を接続することにより 実現させます。
必要な機能のモジュールを選びワークシートに配置します。
実行したい内容により、モジュール同士の接続順序や設定内容を決めていきます。
DASYLab ソフトウェアがデータを取得するためには、外部からの入力信号が必要です。
そのために必要なインターフェースや標準的な機器との通信をサポートしています。
DASYLab ソフトウェアは 測定、コントロール、分析について多くのモジュールを持っています。
例として
・アナログ、デジタルの入力・出力
・トリガー機能
・数値計算・統計機能
・FFT・デジタルフィルター
・等々
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2.ワークシート作成手順
2.1 ワークシート作成
1) DASYLab ソフトウェアを起動します。
DASYLab ソフトウェア起動後 画面内中央に表示されるワークシートウィンドウ、左側にモジュー
ル、ブラックボックス、ナビゲータの各シートが表示されます。
2) モジュールシート上部のタブをクリックしモジュールシートを前面に表示させます。
デモ設定のため、通常使用される入力モジュールを選択せず、代用モジュールとして Generator を
使用します。
3) 左側の Modules シートにある Control モジュールグループを開きます。
4) 〔Generator モジュール〕を選択(ダブルクリック)し、ワークシート内へ設置します。
その際、Generator のタイプを選ぶ必要がありますので、設置する際に下記のダイアログボックス
が画面に表示されます。
今回は真ん中の Without modulation(ハード製品なし)を選び〔OK〕を押します。
この Generator を代用する方法は、DASYLab をインストールした PC において使用する機器の
ワークシートを作成する場合に有効です。
後ほど接続するハードウェア例えばアナログ入力モジュールが使用可能となった際、置き換える
だけで作成したワークシートが使用可能になります。
5) ワークシート上に配置し〔Generator モジュール〕をダブルクリックし、ダイアログボックスが表
示されます。
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6)1ch目は方形波に設定されております。
右上の〔+〕印を 1 回押すことでチャンネルが追加されます。
表示チャンネル0からチャンネル1へ移すと正弦波が設定されています。
最後に〔OK〕をクリックすることで、このダイアログボックスの設定が保存され閉じます。
Generator モジュールの出力側(右側)に0、1の2ch分が表示されています。
7) 次に Modules シートから Display モジュールグループを開きます。
8) 〔Y/t Chart〕を選択し、ワークシートに設置します。
9) 〔Y/t Chart〕をダブルクリックし、ダイアログボックスを画面表示させます。
10) Generator と場合と同様〔+〕を押し 2チャンネル目を追加します。
11) 〔OK〕を押し、Y/t Chart の準備ができました。
12) Y/t チャートモジュール等ディスプレイモジュールを使うと、DASYLab ソフトウェアの、スクリー
ンの下部に最小化された追加のディスプレイウィンドウが用意されます。
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13) 両モジュールの接続は、〔Y/t チャート〕モジュールをクリックし、マウスへ保持したまま〔Y/t チャ
ート〕のインプットが〔Generator〕のアウトプットに触れさせると、両モジュールが接続されます。
14) 別な方法として、〔Generator〕側出力チャンネルの数値上で一度左クリックすることで配線を
つまみ、相手方〔Y/t チャート〕の入力チャンネル上にマウスを置くと、チャンネル数値の色が
変わりますのでそこでもう一度クリックし、接続させることも可能です。
15) 左上の〔Start〕ボタンで測定を開始します。
16) 測定状態を確認するには下部の追加ディスプレイ画面を拡大表示する必要があります。
もしくはメニューバーの〔Restore All Windows〕をクリックし、表示させます。
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17) Y/t chart の拡大表示画面
〔Y/t Chart〕の表示設定についてはメニューバーもしくは、〔Y/t Chart〕の表示画面中で右クリッ
クし行います。
〔Display〕→〔Window〕→〔Colors and Lines〕は表示画面内の様々な色や線幅等を決めること
ができます。
18) 設定終了後、〔OK〕をクリックで設定画面を閉じます。
19) 左上メニューの〔stop〕をクリックすることで測定を終了します。
<F5>クリックで start、<Ctrl+F6>クリックで pause、<Ctrl+F5>クリックで Stop の動作も可
能です。
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2.2 ワークシート上のモジュール追加 (例、計算式モジュールの追加)
1) 〔Mathematics〕モジュールグループ内の〔Formula Interpreter〕を配置し計算式を追加しま
す。
2) 〔Mathematics〕モジュールグループを開き、〔Formula Interpreter〕をワークシート上に配置
します。
3) 次に〔Formula〕モジュールをダブルクリックします。
4) Input channels 枠内の〔+〕ボタンを押し入力チャンネルを一つ追加します。
5) Formula の枠内にてクリックします。
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6) 下記 計算式モジュール追加設定後の画面
今回は IN(0)-IN(1)の計算式とします。
〔Inputs〕をクリックし計算させる入力チャンネル IN(0)を設定します。
〔Operators〕をクリックし計算式(-)を選択します。
再度〔Inputs〕をクリックし IN(1)を選択します。
もちろん文字をそのまま入力することも可能です。
最後に〔OK〕をクリックし設定完了です。
接続している線上にマウスを持っていき、左クリックするとマウスの矢印マークが手の形状へと変
わり、配線をもった状態となりますので、そのまま接続させたいモジュールの口まで、持っていくと
接続側の受け口の色が変わります。
色がかわった状態を保持したまま、左クリックをすることによって接続されます。
次のチャンネルも同様に接続します。
一方出力側は、〔Y/t Chart〕側に受け口がまだありません。
チャンネル数を増やす必要がありますので〔Y/t Chart〕モジュールをダブルクリックします。
〔+〕を押し、入力チャンネルを一つ増やし、〔OK〕をクリック。
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〔Formula〕モジュールの出力側へマウスをもっていき、配線を〔Y/t Chart〕へ繋ぎます。
つなぎ終わってから〔Start〕をクリックし計測をスタートします。
この状態での計測画面は上記の通りになります。
終了は、〔Start〕同様に 2 つ右側の〔Stop〕を押します。
他のモジュールを追加した場合も、入力/出力間の配線は確実に行ってください。
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3.測定データの保存について
以下のステップを実施することによって、測定データを保存します。
1) 〔File〕モジュールグループより、〔Write Data〕モジュールを選び、ワークシートへ配置しま
す。
2) 〔Write Data〕モジュールをダブルクリックし、〔Write Date〕モジュールのプロパティを開きま
す。
3) 〔+〕ボタンを 2 回クリックし2チャンネル増加させます。
File 名 File format 種類および保存場所を決めます。
これで、測定から保存までの準備が完了しました。
さあ 使ってみましょう!
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