機能的な文章を書くためのヒント 人口経済論 課題レポート（課題エッセイ）を 書くにあたって 次のスライド以降の説明は、以下の文献の引 用です。 z山田ズーニー，２００１，『伝わる・揺さぶる！ 文章を書く』ＰＨＰ新書．(定価660円) 2007年6月11日(月) [email protected] 2 1 文章の7つの要件と基本構成 要件 z 意見 z 望む結果 z 論点 z 読み手 z 自分の立場 z 論拠 z 根本思想 意見 文章の基本構成 論点 z 論拠 z 意見 z 意見とは何か z z なぜ意見が出ないのか z 意見を発見する方法 問いをたてる 問いをたてるエリアを広げる 3 4 問いをたてるエリアの広げ方 z 時間軸へと視野を広げる 自分 未来 z 空間軸へと視野を広げる 現在 社会 世界 過去 時間軸：過去→現在→未来 空間軸：自分→身の回り→日本社会→世界 5 6 1 論点 z 論点の集め方・絞り方・決め方 第1ステップ 候補を集める 第1ステップ 候補を集める 論点候補の3つのエリア 論点候補の3つのエリア 論点とは何か テーマと論点は違う テーマ 男性ファッション グルメ 1.読み手を洗う、2.テーマを洗う、3.自分の中を洗う 1.読み手を洗う、2.テーマを洗う、3.自分の中を洗う タイトル（論点） ●なぜ、日本男子はカジュアルが 下手なのか ●人はなぜ、焼き肉屋を教えたが るのか 第2ステップ 第2ステップ 最終ステップ 最終ステップ 少子化 z ●日本政府はなぜ少子化を問題視 するのか 論点と意見は呼応する 絞る 絞る 決める 決める 1.自分に切実な動機があるか、2.読み手の要求に叶っているか、 1.自分に切実な動機があるか、2.読み手の要求に叶っているか、 3.自分の力量で扱いきれるか、4.社会的にみて論じる価値があるか 3.自分の力量で扱いきれるか、4.社会的にみて論じる価値があるか 7 論拠 8 より説得力のある論拠 論拠を詰めるこつ z 自分の理由を挙げる z 相手（場合によっては自分と反対意見の持 ち主）の都合からみた理由を想定する z 相手の反対理由を正しく押さえる z 反対理由にあわせた論拠を準備する z 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 問題を多角的にみる 自分の体験・見聞を洗い出す 必要な基礎知識を調べる 具体的事例をみる 別の立場からみる 海外と比較してみる 歴史を押さえる（背景） スペシャリストの視点を知る 9 より説得力のある論拠 z 1. 2. 3. 4. 5. 10 課題エッセイのテーマ 論拠を配列する 優先順位の低いもの→高いものへ 具体的な論拠→抽象度の高いものへ 時間的は配列（問題の背景→現在→未来） ミクロからマクロへ（個人の実感→社会問題→ 社会構造） 賛否（賛成・反対の代表的意見の提示→両者の 共通・差異点→そこから見える問題点） 11 z 国際人口移動、国際労働移動に関して、課題エッセイを提 z 自分のタイトル(論点)を1行つけること z 自分の意見を、根拠(その意見が出てきた筋道)とともに述べることが 重要。自分の意識でもよいし、一般論でもよい。 分量A4サイズで2枚以上。 手書きで。 授業の内容、配布資料の内容を要約しても評価しない。それらは、自 分の意見や授業で出てきていない情報を浮き彫りにするために必要 最小限の引用にとどめるように。提出は7月30日（月曜日）ま で。それ以前に提出してもかまわない。 「です、ます」もしくは「だ、である」を統一すること。 1枚目の最初に、提出日、学年、学籍番号、氏名を書くこと。その次に、 自分のタイトル（論点）をつけること。 z z z z z 出すること。 12 2 主な論点 z 国際労働移動に関して z 日本の取り組み、現状について ・労働力の観点から：外国人、女性、高齢者の 活用 ・生産性向上と人材育成のありかたの観点から、 高度専門技能者の流出、受け入れについての 課題 z 世界のトレンドについてのコメント 13 3
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