小出 コイデ 小 ショウ (2)

1 研究の
研究の仮説と
仮説と検証方法
①指摘,②変換,③理由付け,の3つの読解プロセスを踏まえた授業を系統的に行うことで,
根拠を明らかにしながら,自分の知識や経験と結びつけて論理的に考える力が養われ,読解力を
育てることができるであろう。
本年度の研究仮説
問題や課題について,テキストを根拠として,自分の考えをもち,書いたり話し合ったり
する授業を重ねていくことにより,読解力が育つであろう。
具体仮説1
<「理由付け」の段階への取り組み>
具体仮説2
テキストを根拠に,理由を付けて自
具体仮説3
読書意欲を高めたり, 分の考えを書いたり,話し合ったりす
生徒指導の機能した授
「言葉のシャワータイム」 る機会を充実させることにより,論理 業づくりをすることで,
での言葉を増やしたり使 的に考える力が高められ,読解力が育 学習意欲が高まり,学び
ったりする活動をするこ つであろう。
合う集団づくりができ,
とで,読書生活や言葉が
読解力を支える基盤をつ
豊かになり,読解力を支
くることができるであろ
える基礎的な力が育まれ
う。
るであろう。
検証目標と検証方法
検 証 目 標
読書生活や言葉が豊かに
テキストを根拠に,自分の考え
になっているかどうかを調 を表現することができているかど
べる。
うか調べる。
検 証 資 料
・読書記録
・読解力アンケート
・読書冊数
・授業中のシートやノート,発言
・「言葉のシャワータイム」 ・授業評価
におけるシートや発言
・授業の振り返り
・諸検査結果
学び合う集団づくりがで
きているかどうかを調べ
る。
・学習意識調査
・観察
・授業の振り返り
・授業評価
2 研究の
研究の基本方針と
基本方針と具体的な
具体的な取り組み内容
(1)
読解力を育てるために
○ 国語科を中心とした授業において,3 つの読解プロセスの「指摘」「変換」する力をさ
らに伸ばすとともに,「理由付け」の段階に重点的に取り組んでいく。
○ 学習過程において「話す」
「聞く」
「書く」
「読む」などの言語活動の充実を図っていく。
○ 指導過程や支援のあり方などについて,教育専門監とともに探り授業力を高めていく。
○ 他教科等においても読解力プロセスを意識しながら意図的・計画的に指導を行ってい
く。
(2) 読解力の質を支える基盤として
○ 読書活動を推進し,読書の習慣付けを図ったり,読書意欲を高めたりしていく。
○ 語彙力を豊かにする毎日の「言葉のシャワータイム」などの取り組みを工夫したり,自
分の考えをもったり書いたりしていくことを日常化していく。
○ 自分の考えを意欲的に話し合えるように,学習意欲が高まる学級づくりに取り組んでい
く。
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