J2net-net No.148

[個人・団体からの寄稿]
じゃかるた・じゃぱんネットワーク通信
J2net-net
No.149(2016 年 8 月号)
2
J net はインドネシアの困難な状況に暮らす子どもを支援するグループです
ティムチュリタ
人形劇グループ 活動報告!
邦人の方も多く住む、Cilandakの地域、多くの
方が利用しているモールCITOSからそう遠くない
場所に、ごみ集積場があることをご存知の方は、
ほとんどいないと思います。
昨年、栗コーダーカルテット&フレンズのコンサ
ートイベントがジャカルタで行われました。
メンバーの中にいらした音楽グループ元「たま」の
知久寿焼さんと知り合ったことで、そのことを知り
ました。
知久さんはインドネシアを知ってから、数年に渡り
ご自身の趣味・本職?である昆虫の研究のため
もあり、何度もインドネシアを訪れています。
昨年お会いした時、ある学校を紹介されました。
先ほどのごみ集積所に設置された竹で出来た粗
末な校舎の学校です。学校を運営しているのは、
邦人住民も多いすぐ近くの住宅地に住むイブ・リア。
15年に渡ってボランテイアで子どもたちの指導を行ってき
ています。生徒たちはゴミ集積所に住む子どもたちです。
子どもたちに音楽の楽しさを知って欲しいと、アンクロン
などの楽器も教えています。
知久さんは来るたびに子どもたちとギターで一緒に演奏
をすることを楽しみの一つにしているそうです。
J2ネットも今後何かの形で、支援して行く事は出来ない
か考えていました。
今年初めイブに会いたいと思い、知久さんに連絡を取り
様子を聞きまし
た。
そしたら昨年10月に火事に遭ってしまい、学校も住居も燃えてしま
ったとのこと。そして、その後「この土地は国有地につき、立入禁止」の
看板がかかっていたとのこと。幸い怪我人などはいなかったようです
が、追い出しに遭ってしまったのでしょう。
悲しいことです。
ともかく、子どもたちのことが心配でイブに連絡を取り、会いました。
子どもたちは二人はやめてしまったが、それ以外の子どもは、イブの
家で勉強を続けていると聞きホッとしました。今後、子どもたちのため
にできることがあれば、協力することを約束して強いイヴの意思に感
動し頼もしく、子どもたちのために心強く思いました。
その後、数回アンクロンの演奏日に遊びに出かけたり、一緒にリコー
ダーを演奏したりしていました。
J2ネットのメンバーたちも関心を持ち、6月にはティムチュリタの人形
劇グループが出かけました。(Hori)
**** J2net
じぇい どぅあ ねっと /
Jakarta Japan Network ***
[個人・団体からの寄稿]
6月23日、イヴ・リアの自宅で、ティムチュリの公
演を行いました。子供達のキラキラの瞳の前に、メン
バーはテンションが上がります。
今回は、日本から遊びに来たというメンバーの友人
も交えて、総勢約15名で行きました。
まず最初はチムチュリのオリジナルソング「Ayo kita
pergi」。そして「バングンパギ」「チチャック」など、イン
ドネシアの歌や手遊びなどが続きます。お次はクイ
ズも交えた日本のお話「誰が誰かと思ったら」。もち
ろん、インドネシア語に訳して行われます。そして次
は、ワヤンを使ったインドネシアのお話「ikan」。
このお話はインドネシアではポピュラーなお話らしく
て、それをチムチュで少しアレンジしました。ワヤン
は、ワラで出来ており、メンバーの一人がたまたま観
た「ワヤン・ルンプット(草で出来たワヤン)」のこのお話を演じられたのを見たことがきっかけでした。是非手ィム
チュリタでも演じられたら良いのに!という思いから、ソロのJ2ネット関連施設を訪ねた際、その作り手を訪ね、
製作を依頼した本格的な作りです。
子供達はすっかりお話の世界に見入ってくれ
ました。そしてまたまた歌の時間。インドネシア
の子供達にも大人気のドラえもんソング。
メンバーが、着ぐるみを着てドラえもんに扮して
登場した瞬間、会場は大盛り上がり!!
子供達も大きな声で一緒に歌ってくれました。
そして、最後は「6匹のうさぎ」。お話の最後の
シャボン玉の演出では、会場から大きな拍手が
沸き起こりました。そしてエンディングは「さよう
なら」インドネシア語の歌ですが、タイトルは日
本語です。いつも公演の最後で歌います。
すべての演目が終わり、片付けを始めようとしたら、なんと!!
会場の子供達がお礼にダンスを踊ってくれるというではありませんか?!なんと嬉しいサプライズ!
「ドレミの歌」にあわせて子供達が一生懸命踊ってくれました。彼らのリズム感はとにかく抜群!
ダンスも上手い!!最初は見ていただけのメンバーでしたがいつの間にか一緒になって踊りました。
子供達もメンバーも会場がひとつになりま
した。そしてそして、ダンスが終わると、先
生の1人が、お礼の演奏と言って、竹の縦
笛での演奏を披露してくださいました。お礼
のダンスや音楽にメンバー一同、大感動!
最後はお決まりの写真撮影でこの日の公
演は終わりました。
チムチュリの公演は、演じているメンバーが
いつも元気をもらって帰ってきます。毎回の
新しい出会い、訪問する先々での一期一会
に感謝です。(荻野)
**** J2net
じぇい どぅあ ねっと /
Jakarta Japan Network ***
[個人・団体からの寄稿]
J2 ネット奨学金とは?
現地NGOと連携して意欲のある子どもたちへ奨学金支援をしております。
興味はあるけどよくわからない、CSR 活動の一環として考えているなど。
どんなことでもよいので、まずはご連絡ください。
お問合せ先 : 0811−97−8633
**** J2net
じぇい どぅあ ねっと /
Jakarta Japan Network ***
堀
[個人・団体からの寄稿]
macam2
J2JAPAN
JICA地球ひろば10周年感謝祭
5月28日に「JICA地球ひろば」の10周年感謝祭があり、参
加してきました。内容はグローバルフェスタと同じ、活動紹
介、絵本の貼り付け、フェアトレード商品の販売でした。JICA
からのせっかくのお誘いで、この時期に他のプログラムがなか
ったこともあり参加しました。
「JICA地球ひろば」は、2006年に広尾JICAに設けられまし
た。2006年12月にアチェでインド洋大津波がありました。
2009年にアートディレクターの水谷孝次さん(北京オリンピッ
ク開会式で子どもの笑顔がプリントされている傘を一斉に開く
パフォーマンスを行った方)が、アチェで被災した船(津波パ
ーク)で現地の子どもたちの笑顔の傘で飾ったMerry projectの
報告会が「JICA地球ひろば」でありました。J2のメンバーも
たくさん参加しました。その頃「地球ひろば」は登録団体を積
極的に募集されていて、報告会会場で熱心にお声をかけていた
だき登録をしました。
JICA東京も同じ建物にあ
り、今は子ども支援チェル
クの代表になられた松本さ
んと2010年ころ何回か訪れて、社会啓発のいろいろな展示やカフ
ェ、フェアトレードグッズの販売を横目で見ていました。松本さ
んは、J2のいくつかのプログラムで、子どもの発達に関するセミ
ナーの講師や支援者指導を担当して下さっていました。現在は専
門的にインドネシアの子ども支援を目指されて、専門家だけの団
体を作られて活動をされています。当時は、絵本の普及のプログ
ラムの事業相談で行きました。登録団体は会議室を使うことがで
きるのですが、他の国際協力関係知り合い団体が使っているを見
て、私たちも使おうかなと考えていました。
JICAは建物があちらこちらにあります。本部は麹町、JICA東京
は幡ヶ谷です。以前は広尾や新宿にもありました。現在は東京で
は3か所です。「地球ひろば」のある国際会議場は市ヶ谷、自衛
隊の裏ですごい坂道を上って降りたところ、交通が不便なため、
つい使わずに来てしまいました。登録だけはしています。
2014年度にJICA基金で助成金をいただきました。ソロでの奨学金と障害児のリハビリに関してで
す。そのこともあり、「地球ひろば10周年感謝祭」参加のお誘いがいくつかのルートからやってきま
した。何回もメールがあり、それならと参加した次第
です。グローバルフェスタと同じ形でしたが、建物の
中で小規模で、土曜日の人通りも少ないところで「は
たしてお客は来るのだろうか?」と思いながら参加し
ました。参加団体はアフリカ系が多く、初めてお会い
する団体さんが多かったです。ただ、行っていること
はよく似ていて、展示の仕方や展示品など大変参考に
なりました。右の写真は、エプロン展示に利用した
「地球ひろば」モニュメントの前で完成絵本をもって
記念撮影です。お天気にも恵まれ、そこそこお客さん
もあり、ゆっくりと売り方などを考えることができま
した。JICA関係者もたくさんブースを訪ねてくださり
参加してよかったと感じました。(じゃぱん 小林)
**** J2net
じぇい どぅあ ねっと /
Jakarta Japan Network ***
[個人・団体からの寄稿]
<仲間になりませんか>
“あなたも手をつないでみませんか?”
J2net には複数のグループがあり、活動はそれぞれ独自に運営されています。
グループ単独の活動だけでなく、いくつかのグループがジョイントしての活動もあります。
その他にも、バザーの開催・チャリティーイベントへの参加など、さまざまな分野の方達とも
相互に協力しながら多様な活動を行っています。
活動を末永く広い範囲で続けていくためには、ひとりでも多くの方のご参加と
ご協力が何よりも必要になります。私たちは、「できることをできる範囲で」を
モットーに、自分のできる範囲で、やりたいと思えることや出来ることを、
楽しみながら実行しています。現地の人とふれあい、温かな笑顔に出逢える
ことが、次の活動への原動力です。グループへの参加や見学はいつでも可能で
す。ぜひ私たちと一緒に手をとりあってみませんか?
グループ名
活動内容
人形劇グループ 子どもの集まる場所へ出かけ、インドネシア語での人形劇を
TIM CERITA
上演します。歌やゲーム、手遊びなどでの交流もあります。
活動日・連絡先
木曜 午前
田熊 087780531477
J2net 奨学金
子ども達の顔が見える確実な奨学金活動を目指しています。
随時
堀 0811 97 8633
工作隊
おにぎり
施設や幼稚園・学校などへ出かけ工作や遊びを通して、子ど
もたちとふれあいます。日本からの留学生や社会人の方たち
も参加しています。
月 1-2 回 土曜午前
越智 081310392495
移動図書館
本を持って、子どもたちの所へ出かけていく移動図書館。
くりりん・ぶんこ 本の楽しさを届けています。現在2ヶ所で活動中です。
火曜午後、土曜午前
山崎 081514474618
子どもの集まる場所に文庫を設置し、子どもが本を読める環
文庫プロジェクト
境をつくり、周囲の大人たちへも本の重要性を理解してもら
Bibit-Bunko
えるよう働きかけます。
堀 0811978633
翻訳された日本の絵本のレイアウトを作成し絵本に仕上げま
絵本プロジェクト
す。現地のヤヤサンを通してインドネシアの子どもたちへ届
Kawan Baca
けます。
月 1-2 回 土曜午前
久美子 0816844423
随時
雑貨販売支援
Zakka Pelangi
現地施設で作られた製品のアイディア提供、商品開発から販
月 1-2 回 金曜 午前
売支援のほか、自らの手作り品のチャリティー販売を行いま
酒井 0811 109 4830
す。
その他の活動
その他 団体や個人・NGO などとの協力関係を保ち、情報交
換やイベント・セミナー等さまざまな活動をします。
J2net じゃかるたで活動していたメンバーを中心に、インド
J2net じゃぱん ネシアへの支援と日本でのインドネシア理解のため活動をし
ます。
http://j2net.cloud-line.com/
**** J2net
じぇい どぅあ ねっと /
Jakarta Japan Network ***
堀 0811978633
日本事務局
小林 03(3687)8658