(International Theater Institute)…若松美黄…

国
際
舞
踊
ITI舞
学
踊
(Internatinal
会
と
学
日
会
Theater
本
報
告
Institute)
筑波大学
1.参
2.エ
加
1988年6月10日
∼15日,
ITI舞
踊学会が
西 ドイ ツ の エ ッセ ンで行 な われ た。 学 会 の開 催 に
つ いて は舞 踊 学 会 の シュ ミッ ト氏 の講 演 レポ ー ト
に 見 られ るが, ITI日 本 支 部 か ら市 川 雅 氏 の と
ころ に連 絡 が あ っ た の は, 2月 中 頃 と云 う。
学 会 と して 早 急 に参 加 者 を募 る こと に な ったが
急 な こ とで 参 加 者 が 決 ま らず, 市 川 氏 の他, 6月
に パ リに行 く予 定 を立 て て い た私 が, 日 程 を多 少
若
松
美
黄
ッセ ン の 学 会
開会式
学 会 指 定 の ホ テ ル で,
等 を 納 め, 夜6時
terロ
ビ ー で,
た ま ま の1時
事 務 手 続 き 費用
か ら グ リ ロ劇 場Grillo-Thea開 会 式。 ほ と ん ど 席 は な く, 立 っ
間 半 の セ レモ ニ ー は,
日本 で は 不満
が 出 る と こ ろ。
英 語 ドイ ツ 語, 他 ス ペ イ ン 語 で 挨 拶 。Linke,M
(ITIド
イ ツ 支 部 の 実 行 委 員 長)
Reuschenbach,
P(エ
ッ セ ン 市 長)
Cohen,
S.(企
画委
ず ら して 参 加 す る こ と とな った。 私 は, 11世 紀 の
壁 画 修 復 を見 るた め にパ リ郊 外 の ム テ ィ エMoutiers, さ らに 死 の 舞 踏 で知 られて い る ラ ・フ ェル
員 長)
de Alba,
P.(メ
キ シ コ国 立舞 踊 団 ソ リ
ス ト)
Markard,
A.(振
付 師 ・ ク ル トヨ ー ス の
テ ・ル ピ エルLa
で あ った。
夜8時
Fert6
Loupi6reを
訪 れ る予 定
娘)
よ り, 同 劇 場 で ク ル ト ヨ ー ス の 作 品 三 作,
ヨー ス ・バ レエ 団。
ITIド
イ ツ支 部 はベ ル リ ン。書 類 の 往 来が あ
り期 限 を 過 ぎ て, 日本 は例 外 と して 受 け 付 け られ
た。 タイ トル は 「パ フ ォ ーマ ンスを 超 え て: 今 日
の 舞踊 学 」Beyond
Performance:
Dance Sc-
Big
holarship Today。 早 急 に 日本 の 状 況 に つ いて の
ペ ーパ ーを送 るよ う に要 請 され, 市 川 氏 と手分 け
3.
Clty,
fants,
The
Pavane
Green
on
the
Death
of
an
In-
Table/
10時 よ り, 同 劇 場 カ フ ェ テ リア で 懇 談 会。
して, 論 文 を送 付 した の が4月 末。 ベ ル リンよ り,
学 会 プ ロ グ ラム と協 賛 公 演
学 会 は 連 日,
9時 よ り5時
半 ま で,
エ ッセ ン中
参 加 認 定 書 と と もに 学 会 スケ ジュ ール, プ ロ グ ラ
ム, そ して 参加 予 定 者 か らの ペ ーパ ーが 送 られ て
央 美 術 館 会 議 室 で 研 究 会,
来 た。 重量 約3キ ロ, 約30人 分, 手 書 きの コ ピー
を含 む, それ ぞ れ の ス タ イル の, い わ ば 提 出 した
ま ま の コピ ーで あ った。
度 の 近 郊 都 市 に お け る 協 賛 公 演 へ 往 復。 ホ テ ル に
プ ロ グ ラム を読 む と, 率 直 に 云 って, い くつ か
の 疑 問 点 が 沸 い て来 た。
が 通 例 ス ケ ジ ュ ー ル, 極 め て ハ ー ド, し か し7割
ッ セ ン又 は,
夜 は8時
電 車 バ ス 等 の 乗 り物 で 片 道1時
帰 る と 深 夜1時
間 程
を 越 す こ と も あ り, 夕 食 が 取 れ な
い こ と もあ っ た。 朝 は7時
半 に は,
食堂 に行 くの
方 の参 加 者 は 殆 ど この ス ケ ジ ュー ル に従 っ て い る
第 一 に世 界 を 網 羅 して い な い よ うで あ る。 国別
報 告 で, 日本 の レポ ー トを香 港舞 踏 学 院 のMr.C.
Wolz, 韓 国 の レ ポ ー トを ハ ワ イ大 学 のMrs.
J.
Zile, そ の他, 各 国 の 代 表 が, どの よ うに 出て く
の は, 大 い な る驚 き で あ っ た。
る の か い さ さか 疑 問, さ らに 一番 近 い, フ ラ ンス,
ス ペ イ ン, な どが 名 を 連 ね て い な い。 第 二 に, 現
ホ フ マ ン, ケ ル ン ・バ レ エ 団,
代 の 学 会 に不 可 欠 な科 学 技 術が 使 われ て い な い よ
うだ。 例 え ば レポ ー トに, ス ライ ド等 の準 備 が無
い, 英 語 のみ の会 議(結 果的 に ドイ ツ 語 の通 訳 は
っ いた が), 又 原 稿 を フ ァ ッ クスで 送れ ば, 即 時
にベ ル リ ンに着 くは ず な の に, 最 初 か らそ の考 慮
が 見 られ な い, 等 で あ った。
前 後 よ り, エ
協 賛 公 演 は, ウ エ ス トフ ァ ー レ ン地 区 第 三 回 ダ
ン ス フ ェ ス テ ィ ヴ ァ ル の 協 力 を 得, 前 述 の ヨ ー ス
バ レ エ 団 の 他,
ツ,
ピ ナ ・バ ゥ シ ュや ラ イ ン ヒ ル ド ・
バ ウハ ウ ス ・タ ン
な ど の ドイ ツ 派 が 多 い。
学 会 ス ケ ジ ュ ー ル を 以 下 記 す(1∼Wは9:00
-17:30ま
で の 四 段 階 の 時 間 帯, *は そ の 時 間 帯
の 司 会 者,;は
JUNE
共 同 発 表)。
11th,
Peters,
K.(西
舞 踊 評 論, 舞 踊 研 究
ドィ ッ)の
舞踊図 書
紹 介 ・挨 拶 に 続 さ
舞踊学位
大学
施 設 教 育 等 に 関 す る 各 国 の 報 告 が お こな わ れ た。
1,
-38-
西 ヨー ロ ッパ 国別 報 告
*Aschengreen,E.(デ
P.(英
国),
Celi,
(西
ド イ ッ),
ー ス ト リ ア),
ポル
Manning,
ン マ ー ク),
Brinson,
タ リ ー),
Muller,
H.
C.(イ
Oberzaucher-Schuller,
Van
Schaik,
E.(オ
G.(オ
ラ ン ダ),
オ ー ス ト ラ リ ア,
*Craig,
J.(ニ
V.(オ
オ セ ア ニ ア報 告
ー ス ト ラ リ ア),
(中
国),
Au,
Wolz,
C.(日
Zile,
J.(韓
ン ド).
W,
ア メ リカ大 陸 報 告
本),
Jian-Ping,
国),
P.(メ
舞 踊 譜 の活 用
Grelinger,
E.(英 国).
B,
1860年 代 か ら1910年
O.
Vatsyayan,
K.
Jackson,
キ シ コ),
Jose'Faro,
Ehrmann,
A.(ブ
W,
H.(チ
ラ ジ ル),
*Cohen,
A,
G.(USA).
再 演-復
B,
12 th,
1,
ま での バ レエ ス タ
活 の 場 合 の表 現 の正 確 さ
Maletic,
V.(USA);Manning,
Novack,
C.(USA).
S.(USA).
JUNE
マ ル キ シズ ム分 析法
イ ル の変 遷
Alba,
リ ー),
精 神 分 析,
S.(USA).
III, A,
(イ
De
記 号学
Foster,
S.(USA);Kant,
M.(東
ド イ ッ).
B, イ コ ノ グ ラ フ ィ ー の 例 証 と 根 拠
Shennan,
ュ ー ジ ラ ン ド).
川 雅,
11, D.
II, A,
の活 用
III, ア ジ ア 報 告
*市
現代 の伝 記研 究 の 諸 問 題
Sowe
他,
トガ ル の 報 告 あ り。
II,
S.(USA).
B,
S.(USA);
ドイ ツ と ア メ リ カ モ ダ ン ダ ン ス
Bergson,
1.(USA).
東 ヨ ー ロ ッパ 報 告
*Dieners,
(チ
G.(ハ
ェ コ),
H.(ユ
Kant,
ー ゴ),
Raftis,
II,
J.(ポ
リ シ ア),
V.(ソ
Hoskova,
ド イ ツ),
Pudelek,
A.(ギ
lskala,
ン ガ リ ー),
M.(東
JUNE
J.
1,
Neubauer,
E.,
Ura-
(西 ド イ ツ)∼
E.(ナ
S.(ガ
ニ ジ ンス キ ーの
C.
「春 の 祭 典 」:ミ
リセ ン ト ・ハ ドソ ン と ケ ネ ス ・ア ー チ ャ ー(英 国)
連).
の イ ン タ ヴ ュ ー の ヴ ィ デ オ=ミ
ア フ リカ 報 告
Clark,
*Lokko,
復興
ニ ジ ン ス キ ー の 「牧 神 の 午 後 」:Jeschke,
ー ラ ン ド),
Sourits,
15 th,
A,
イ ジ ェ リ ア),
ー ナ).
Grau,
A.(英
国),
リセ ン ト ・ハ ド ソ
ン と ケ ネ ス ・ア ー チ ャ ー 出 演 に よ る ダ ン ス ・テ レ
ビ ・番 組 の こ の 視 点,
Ipiotis,
C.ホ
ス ト, ARC
ビ デ オ ダ ン ス と プ ロ デ ュ サ ー の ご好 意 に よ り 提 供
III, 文 献 研 究
*Oswald,
ト リ ア),
Peter,
W,
/Bush,
G.(USA);Dahms,
Jackson,
K.(西
S.(オ
G.(USA),
ド イ ッ),
Peter,
Pritchard,
M.,
J.(英
Dorris,
イ ツ),
(ポ
Jian-Ping,
ー ラ ン ド),
tes,
J.(イ
J.(チ
ス ラ エ ル),
*Muller,
O.(中
Ralph,
タ リ ー),
国),
R.(英
Zile,
ェ コ),
H.(西
Pudelk,
国),
III/W,
ド
13th,
1,
討 論 形 式,
Odom,
J.
Ruyter,
II,
Schhxndt,
5iegel,
C.(USA)
B,
交 流 プ ロ グ ラ ム,
Wolz,
C.(香
り,
M.(UsA)
力の強さ
さ な が ら女 帝 の 貫 禄。 彼 女 の 個 人 的 親 交 で,
Ruyter,
れ た よ う に 思 わ れ る。 た だ, 社 会 主 義 国 の 人 材 は,
ユ ネ ス コ を 通 じ正 式 な 機 関 の も の ら し い。
N.(USA),
参 加 者 を 見 る とUSAの
Aの 場 合,
M.(USA).
そ れ ぞ れ が,
参 加 会 員 が 多 い。 US
助 成 金 を得 て 参加 出来 る
シ ス テ ム が 発 達 し て い る 為 だ。USA参
1,
14th,
A,
Novack,
遠 来 か ら来 た た め,
文化 人 類 学
社会 学
C.(USA);Sussmann,
Sou-
港)他.
我 々 に 馴 染 み 深 い ヨ ー ロ ッパ の 舞 踊 学 者 が 集 め ら
歴 史 的 舞 踊 理 論 の 取 り上 げ 方
JUNE
ジョ
企 画 の コ ー ヘ ン 博 士 は, 全 体 の 進 行 に も 気 を 配
E.(USA).
Franko,
連),
出版
ドイ ツ)他.
際 舞 踊 学 会 につ いて
1)USA勢
A.(USA),
舞 踊 史 の領 域 規 定
Thomas,
記 録,
K.(西
J.(USA).
ナ ダ);KaepPler,
N.(USA),
A,
展 示,
Vial,
近 い 将 来 の 企 画:
ritz, E.(ソ
Saspor-
舞 踊 学 者 養 成
S.(カ
文 献,
R.(USA),
イ ン ト ・プ ロ ジ ェ ク ト, 国 際 的 組 織
Cohen,
S.(USA),
Oswald,
G.(USA),
4.国
JUNE
作。
C.(USA).
II, 近 い 将 来 の 企 画:
Grauer,
G.(USA);Hoskova,
G.(イ
C.製
現代の舞踊美学刊行物
Carter,
国).
舞 踊 ジ ャー ナ ル報 告
Manor,
J.とIpiotis,
B,
ー ス
文 化 史 の 活 用
も良 く, 全 体 と し てUSAの
っ た。
L.(USA),
-39-
加 者 は,
意 欲 も高 く, 会 議 へ の 出 席 率
学 会 の 様 な 印 象 とな
相 対的 に, ドイ ツの 学 者 との 交 友 が 薄 か っ た。
隣 国 の フ ラ ンスか らの報 告 は プ ロ グ ラ ムに はな く,
12日, コー ヘ ン博 士 が, Jaqueline, R.さ ん を 飛
び 入 りで 指 名 した。 こ う した進 行 は, 国 別 報 告 が
そ の 国 を 代 表 した 意 見 なの か ど うか 疑念 を 与 え ら
れ た。
ブ ル ノ ンブ ィー ユの 研 究 者 と して 著 名 な デ ンマ
ー クの ア シュ ング リー ンさ ん は, 率 直 に, 会 議 が
世 界 を代 表 して い る の か疑 問 だ と語 っ た。
文 献紹 介 は英 文 が 中心 で, 業 を 煮や した の か,
イ ン ド代 表 バ チ ア ヤ ン は, 「英 文 で 書 か れ た イ
ン ド舞 踊 紹介 な ど は, 殆 ど意 味 もな くま た, そ も
そ も分 析 的 に舞 踊を 研 究 す る こ と に疑 問 が あ る。
それ は全 体 性精 神 性 を 絶 え ず 問 題 に しな けれ ば な
らな い 」 と時 間 オ ーバ ーの 演 説 を 打 ち, 参加 者 の
拍手 を 受 け た。
しか し, 一方, 中 国, ソ連, な ど は, 英 文 の ダ
ン ス 出 版 物が 存 在 し, 世 界 に知 って も らう努 力が
合 し, 個 々の ダ ンス に 即 した もの が 出来 な い で あ
ろ うか。
ダ ンス ・ノ ー テ ィ シ ョ ンに関 わ る領 域 は, プ ラ
ク テ ィカル な面 で, す で に一 つ の 潮流 を 占め, ま
た, ラバ ンセ ンタ ー 出 身者 も活 躍 して い た。 ニ ュ
ー ジ ラ ン ドか ら来 た ジ ェ ニ フ ァ ー助 教 授 は, 昼 食
の会 話 で,
「国 際 会 議 の 後,
ラバ ン ・セ ンタ ー に
学 位 論 文 の た め 長 期 滞 在 す る」 と語 っ た。 これ は
会 議 の一 つ の動 向 を示 す 例 で あ る ま いか。
3)日 本 を知 って も ら う
上 林 澄 雄氏, 市 川 雅 氏 な どが, 欧米 雑 誌 の寄 稿,
舞 踊 団 の紹 介 等 を 行 な い, 日本 の現 状 に つ いて の
資 料 は あ るの だ が, 全 体 と して 日本 につ いて, 知
られ て い な い。
東 京 バ レエ 団, 舞 踏 派, あ ち こち の フ ェ ステ ィ
ヴ ァル に顔 を 出 す 舞 踊 団等 も, 限 られ て お り, そ
れ らは, 日本 全 体 を知 って も ら う もの と云 え な い。
-方,
日本 に来 た 外来 舞 踊 団 に対 す る 批 評 も,
国 の 援 助 で成 立 して い る な ど, 日本 に と って, 参
考 に しな け れ ば な らな い面 もあ った。
2)ダ ンス解 釈学 の 可 能 性
当該 舞 踊 団等 に 知 られ て お らず, 日本 市 場 で の 閉
ざ され たや りと りの感 が強 い。 学 会 誌 「舞 踊 学 」
舞 踊 へ の アプ ロー チ は 多様 で あ る。方 法 的 に は,
古典 文献, 論文 集 ・誌, 教 育訓 練 ・技法, 舞 踊史,
名 作, 心理 的, 生 理 的, 運動 力学 的, 美 学 的, 社
会 分 析 的, 姿 態 論 的, 舞 踊 譜 的, 比 較 舞 踊 的, 等
の研 究 な どが あ る だ ろ う。 今 回, 社会 心 理 学 的 分
ブ ラ ジルの 雑誌 社, ア フ リカの大 学等 か ら 日本
の情 報 を 求 め られ, 個人 的範 囲 で応 答 したが, 日
本 の全 体 像 を知 って も ら う学会 と して の 基礎 的 な
ペ ーパ ーが 必 要 だ と思 った。
野 のデ モ ンス トレー シ ョン と して フ ォ ー ス タ ー,
カ ン ト教 授 達 の 「ジゼ ル 」 の分 析 が 行 な わ れ た。
それ は, ジゼ ル を フロ イ ド左 翼的 立 場 で解 釈 した
もの で, 昼 と夜, 男 と女, カル チ ャー と ネ ー チ ャ
ー, 若 さ と年長, キ リス ト教 と異 教, 支 配 者 と被
世界 各 国か ら 「是非, 日本 に 呼 ん で くれ 」 との
申 し出が あ った。
支 配者, ゴ ーチ ェ とハ イネ, 夢 と死, ソ ロ と コ ー
ル ド, ミル タ: 力 とア ル ブ レヒ ト: 優 雅, 19世 紀
ダ ンス 狂, 性的 願 望 な ど の項 目を 立 て, 面 白 くま
とめ た もので あ っ た。
しか し, 観 点 の一 っ一 つが 妥 当性 を持 つ 充 分 な
論 考 の 時 間 も無 か った た め, 反 論 も多 く 見 られ た。
最 大 の 問 題 は, ジゼ ルの 身 体 表 現 の 特 徴が 抽 出 さ
れ ず, ロマ ン チ ック ・バ レエ全 般 と共 通 して しま
い, そ うな る と彼 女 達 の 分 析 は ス トー リー分 析 に
な り, 舞 踊 的 には 実 りが 薄 くな る欠 陥が あ る。 ダ
ン ス解 釈 学 の 方 法 と して, 巨 視的 立 場 を 導 入 す る
こ と は, 魅 力 的 だ が, 微 視 的 姿 態 ・像 の 研 究 と総
-40-
も, 英文 の 抄録 す らな い。
4)来
日希 望 の人 々
ア シュ ング リー ン さん(デ ンマ ー ク)は ブル ノ
ンブ ィー斗 研 究 の 普 及 の た め, 日本 の 評 論 家 か ら
打 診 を 受 け たが, そ の後, 連 絡 が な い, 是 非, 実
現 に力 を貸 して 欲 しい と, 来 日を 希望 して い る。
舞 踊 譜 に よ る再 演 を 仕事 と して い る グ レ リンガ
ー さん(英 国)は,
か っ て ド リス ・ハ ン フ リーの
舞 踊 団 に居 た が, ハ ン フ リーの 主 要 な作 品 は も と
よ り, ホ セ ・リモ ン等 の作 品 を 指導 再 現す る。 大
抵 は1週 間 もあ れ ば完 成 す る, と い う。 いず れ も,
ギ ャ ラその 他 は, 実 費。
ア フ リカの 民 俗 舞 踊 研 究 の ク ラー ク さ ん も来 日
を希 望 して, 日本 文 化 に つ い て研 究 した い と語 っ
て い る。 交 通 費 さえ 出 して くれれ ば と云 う。
(興 味 の あ る人 は, 御 一 報 下 さい。)