2015年第22号

名桜大学 人間健康学部 看護学科学生ニュースレター No.22 発行:2015 年 12 月 18 日
編集/VAG(The volunteer activity group)ちゅら風通信編集委員
〒905-8585 名護市為又 1220-1 Tel0980-51-1116
平成 27 年 10 月 25~26 日に第 22 回名桜祭が開催されました。今回のテーマである「つなぐくる」とは、「つなぐ」と「くくる(沖
縄の方言で意味は“心”)」を掛け合わせた言葉で、“今あるつながりを大切にしようという心(くくる)。これからいろいろな人とつなが
りたいと思う心(くくる)、同じ場所で同じものを見て同じ感動を共有する心(くくる)”を持ってほしい、体験してほしいという願いが込
められています。名桜祭には多くの看護学科の学生が参加し、名桜祭を盛り上げていました。その中からいくつかを紹介します。
出展:宮里朝市
10 月 24 日、25 日に行われた名桜祭で『宮里朝市』ブースに
足を運んで下さった多くの皆様、ありがとうございました。宮里
朝市のブースでは地域の方が丹精込めて作った野菜の販売を初
め、健康測定を行いました。野菜は初日で完売するほどの人気で、
健康測定では毎月朝市に参加している方、初めての方、多くの学
生にも参加いただき大盛況でした。名桜祭の翌月の朝市では「名
桜祭で宮里朝市の事を知って参加しました」という嬉しい声があ
りました!
12 月の朝市では『ゆんたく健康祭り』と題して 1 年間の活動
報告や健康講話等を企画しています。今後も地域の方と一緒に地
域を盛り上げていきたいと考えていますので是非ご参加下さい。
2 年次 謝花千夏(北山高校出身)
出展:チームガッキー
より多くの人に私達の活動を知ってもらう目的で、初めて
名桜祭に参加し、血圧、SpO2、血管年齢、体脂肪率測定な
どを行いました。今回、様々な人にチームガッキーの活動
(公園での健康測定や生活困窮者への健康支援)を紹介で
きました。自分の健康管理に関心を持つと同時に、貧困問
題を考えるきっかけを提供できたと思います。また、自分
たちのスキルアップにも繋がり、参加して良かったと思い
ます。
2 年次 藤井珠美(静岡県立城北高校出身)
チームガッキーの様子
朝市ブースの様子
名桜祭ポスターは、
3 年次山下百華さん
(北海道出身)の
作品です!
←スパイシー
チリナンドック
名桜大学 Ms 決定!
4 年次 安谷春野さん
(那覇西高校出身)
コンソーシアムのメンバー
出店:スパイシーチリナンドック
私たちは、学生コンソーシアムメンバーで、スパイシーチリナ
ンドックを販売しました。各調理班にわかれて協力しながら事前
準備を行い、試作を重ねて当日を迎えました。当日は大好評で、
「おいしかったからまた買いに来たよ!」と言ってくれた方や、
一度にたくさん購入してくださった方もいて、売れ行きも順調で
完売!。売り上げの一部は MESH に募金することができました。
学生コンソーシアム活動の一環にもなり有意義な体験でした。
2 年次 内間結衣(球陽高校出身)
私は第 22 回名桜祭実行委員に、友達と
興味本位で参加しました。
実際は、想像以上に細かい作業が多く
前日や当日にトラブルが発生したりと、
結構大変でした。しかし、実行委員を
体験して、多くの人と出会うことができました。また、
学祭が無事に終わった時の達成感は、今でも鮮明に覚えて
います。学校祭実行委員は、大変なことも多い役割ですが、
それを差し引いても、またやりたくなる程価値がある経験
だと思います。
2 年次 親川樹(首里東高校出身)
名桜大学 人間健康学部 看護学科学生ニュースレター No.22 発行:2015 年 12 月 18 日
平成 27 年度 9 月 4 日に台湾の産後ケアセンターを 3 施
設訪問してきました。視察のきっかけは、沖縄県に近く,
風土や文化がよく似ており,産後ケア施設が充実している
平成 27 年度看護学科保護者会の会長を努めさせて頂
と伺ったからです。産後ケアセンターでは、母子が宿泊し、
食事,授乳,衣類の洗濯などのサービスを受けています。 いている仲栄真恵美子と申します。
名桜大学看護学科の保護者会は、平成 22 年 6 月に、
病院で出産後、3 日目以降に産後ケアセンターに移り,サ
看護学科の学生は国家資格取得のために実習などの経
ービスを受けます。1 泊 7000~8000 元(日本円換算する
費がかかるため、学生を支援し負担軽減を図るために設
と 28000~32000 円)で自費になりますが、女性は、6 か
立されたと伺いました。教職員の懸命な努力と、学生達
ら 7 割利用されています。国立、公立、私立のセンターを
の自主的な活動を目の当たりにし、何かの形で応援した
視察しましたが、私立の禾馨賀果(産後ケアセンター)産
後護理之家を紹介します。このセンターは民間が経営し, いと思いました。
毎号、学生の一生懸命活動する写真、楽しそうな学生
病院付属ではないですが、産科病院と提携しています。セ
生活の写真を多く取り入れた
「ちゅら風通信」が届くの
ンターは,家庭的で優しい雰囲気を大事にし,インテリア
を楽しみにしています。多くの保護者の方が我が子の様
が落ち着いたものにしているラグジュアリーになってお
り,アメニティは,安全で快適な癒し空間になっています。 子を知るため、通信が届くのを楽しみにしていることと
思います。
センター経営者の設立した動機は、経営者自身が海外(米
看護師は、自分に厳しくないとできない仕事だと思い
国カリフォルニア州)で出産を体験したことから、遠く離
ます。また、その資格も厳しい過程を経て取得すること
れた海外に実母が手伝いに来て,伝統的な産後養生食を作
ができます。名桜大学の看護学科在学の皆さん、お互い
ってもらったことが,非常に嬉しく救いであったこと,実
に切磋琢磨し国家資格取得に向けて頑張ってください。
母の負担も大きく,不安で孤独だったことからセンターの
設立を考えたとのことです。沖縄県北部地域においても, 多くの保護者の皆さんとともに応援しています。
産後ケア施設が開設され、妊産婦に心身のケアや育児サポ
看護学科保護者会 会長 仲栄真恵美子
ート等きめ細かな支援が受けられるよう整備されると嬉
しいです。
母性領域教員:
小西清美
金城壽子
8月に、全国から看護に関するあらゆるテーマの研究
鶴巻陽子
報告が集まる、日本看護研究学会 in 広島に卒論精神領域
長嶺絵里子
のメンバーで参加しました!大学在学時に取り組んだ卒
業研究を、幾つもの看護研究が連なる中で発表するのは
なんだか新鮮で、看護研究という枠組みの中において自
施設訪問時の
分達がしてきた研究も立派な研究なのだと思いました。
集合写真
そして今働いているからこそ、他の方が報告されている
臨床研究はとても興味深く見ることができました。人と
th
繋がる学会ってすごい!あとはなんといっても就職して
4 World Academy of Nursing Science
以降久しぶりの友達との再会に心躍り、宮島観光は楽し
Oct 14-17 2015 Hannover, Germany
かったし、広島名物も堪能できたのが幸せでした★
5 期生:浜尾千春(琉球大学医学部附属病院)、上間亜衣
(琉球大学医学部附属病院) 土肥朝美(琉球病院)
小玉桃枝(南部徳州会病院) 小山旺弥(東京
武蔵野病院)
ポスター掲示:大城有希乃(琉球大学医学部附属病院)
小浜杏菜(元名桜大学)
上:紅葉が美しい並木
左:現存する負の遺産
「ベルリンの壁」
右:鈴木先生の学会発表
学会終了後は打ち上げ!
(左から)上間亜衣、浜尾千春、
土肥朝美、平上久美子先生
名桜大学 人間健康学部 看護学科ニュースレター No.22 発行 2015 年 12 月 18 日
学生コンソーシアムでは、学生が主体となり実践したい活動を積
極的に実施しています。そこで、平成 27 年 12 月 5 日に、沖縄
県看護三大学コンソーシアムのメンバーで、北部にある MESH
サポートへ伺い、沖縄県の MESH の活動や運営体制などについ
てお話を聞かせてもらいました。
平成 27 年 11 月 1 日に福岡県産業医科大学において産業医科
大学祭との共催で開催された「かんたま祭」に、伊波先生と
大城さん、仲宗根さんが参加してきました。
見学の様子
かんたま祭の様子
「かんたま祭」とは、ケアリングアイランド九州沖縄構想(九
州・沖縄の看護系大学)によって構成されている学生コンソーシ
アムのイベントで、「かんたま」とは看護師の卵という意味で
す。イベントの内容は、学生同士の交流、病院紹介、各大学の
実習着のファッションショーなどがありました。
私は、他大学の学生が主体的にイベントの企画・運営を行っ
ている姿をみてとても刺激を受けました。また、他大学の学生
とレクリエーションで交流できたことで、同じ看護職を目指す
学生同士の仲間意識を高める貴重な体験になりました。今後も
学生コンソーシアムの活動を通し、他大学の学生と交流を深め
ていきたいと思います。
2 年次 仲宗根健太(北山高校出身)
MESH サポートの藤田さんは「沖縄県のドクターヘリの緊急要
請の約8割が北部からの要請であり、北部には MESH が必要
である。」と話していました。私も含め、名桜大学の学生の多
くが名護やその周辺の北部地域で生活しています。だからこ
そ、私達は、MESH の活動は北部にとって重要な役割を担って
いることや、MESH の活動が多くの北部の住民の命を救ってい
ることを学んでいく必要があるのではないかと感じました。
また、藤田さんは「皆さんに今回話したことを多くの人に伝え
てほしい。」と述べており、私達は、今回学んだことをより多
くの人に発信し、MESH についての理解を深めてもらう必要が
あると考えました。そして、北部に住む看護学生だからこそ、
北部の医療事情にも目を向け、学生という立場を活かして何か
自分にも貢献できることはないのかと積極的に活動に参加し
ていくべきだと考えました。
2 年次 大城希帆(球陽高校出身)
大北朝市は今年の 4 月から始まった新しいボランティア活動で、大北
区民の健康意識の向上や住民同士がふれ合える、ゆんたくの場づくり
を目標として、毎月 1 回、第 4 日曜日に大北公民館で開催しています。
毎月の住民参加者数は 18 名前後で、60 歳以上の方が半数以上を占めています。健康相
談活動では、参加者はお友だちや夫婦で参加されたり、ゆんたくをしながら過ごされて
いるので、忙しい雰囲気はなく、時間がゆったり流れていくようなリラックスできる雰
囲気です。また、毎月 10 名ほどの学生が活動に参加し、健康測定を行いながら、住民
の方のお話を聞いたり、ゆんたくしています。
11 月は、区長さんからお誘いの言葉をいただき、大北区総合展示会という区のイベント
で、会場の一角をお借りして、「健康創り」のブースを設置し展開しました。区民の方
からも、私達学生の活動を歓迎する声を多くいただき、また、学生自身も笑顔でイベン
トを楽しむことができました。
大北区での健康支援活動は、まだ始まったばかりで参加者も少ないのですが、この活動
を通して、住民の方々が健康について意識し、お互いに交流しゆんたくできる場づくり
をサポートしていきたいと考えています。
1 年生のボランティア参加者が少ないので、興味がある 1 年生の参加お待ちしています
(^^)!
2 年次 森田侑希(向陽高校出身)
↑大北朝市の活動の様子↓
名桜大学 人間健康学部 看護学科ニュースレター No.22
1年次
は前期の
6月から後期の 11 月にかけてケアリング文化実習を行い
ました。その中で戦跡巡りや愛楽園の見学、朝市健康支援
活動や実習地区での行事への参加など、様々な活動をしま
した。子どもから高齢者まで幅広い年齢の方々と関わるこ
とが出来、看護師を目指す私たちにとってとても良い経験
となりました。
ケアリング文化実習を通して 2 つのことを学ぶこと
ができました。1 つ目は人にわかりやすく伝えること
の難しさです。戦跡巡りや愛楽園の施設見学、朝市や
実習地区の地域行事への参加など様々な活動を行いま
した。その中で得たものはとても多く、15 分間にまと
めて伝えることは難しいと感じました。発表ではゼミ
ごとに発表のスタイルが違い、プレゼンテーションの
工夫も含め、学びを共有することができました。
2 つ目はリーダーシップをとることの難しさです。
今回の発表会では、発表会実行委員長を担当しました。
発表会が始まるまでに各ゼミから
資料を集めたり、教員との日程
調節をしたり、細かな段取りの
大切さを学ぶことができました。
委員長として反省すべき点にも
気づくことができ、自分自身
本当に良い経験となりました。
(↑ランチタイム)
(↓ハイキング中)
1 年次
4月に入学し、あっという間に前学期が過ぎてしまい
ました。私たち 1 年次にとってはすべてが新鮮であり
とても有意義な時間を過ごすことが出来たと思います。
前期は入学したばかりで、周りのことも全く知らな
かったため役員同士もうまく連携が取れず大変でし
た。名桜大学の雰囲気も、どのように学ぶのかもよく
分かってなかったため大学生活に慣れるのに必死で
した。教育研修などを先輩方が計画してくださり看護
学科で交流することも多く、皆と仲良くなることがで
きました。教養演習では、初めてのレジュメ作成に苦
戦しましたが、ディスカッションすることでゼミ内で
の交流の機会にもなりました。そして、学校生活にゆ
とりが出てきた頃には、ゼミで
食事をしたり遊びに行ったりと
さらに交流を深めることが出来た
と思います。夏休みには、一学年
全体で集まることで普段、話をし
ない人と話すことが出来、一学年
全体の親睦が深まったように思い
ます。
1 年次
伊良部裕也(宮古高校出身)
内間大夢(向陽高校出身)
ケアリング文化実習の中で戦跡めぐりや愛楽園見学、
実習地区の本部町での行事参加、健康支援活動など多
くの活動を体験しました。このことから、物事は単に
勉強だけでなく、実際に足を運んで、自分の目で見て、
肌で感じることで物事の理解度が変わることを実感
しました。また、勉強するだけでは
“分かる”が限界であるが、触れる
こと感じることで“理解”すること
ができます。ケアリング文化実習を
通して、看護において自分の足や目、
体を使って患者さんに接し、相手を
理解できる看護師になりたいと思い
ました。そして、これが看護におけ
るケアリングなのではないかと自
分なりに考えることが出来ました。
1 年次
発行 2015 年 12 月 18 日
島仲裕子(普天間高校出身)
私は、名桜大学で過ごした前期を振り返ると非常
に長かったように感じています。しかし、この長か
ったという感覚は、大学がつまらなかったからでは
ありません。むしろその逆で、今までにない刺激を
受けることが出来たからだと思っています。印象的
な体験は、前期副学年長を務めさせていただいたこ
とです。最初は、役員の中で唯一立候補ではなかっ
たこともあり、「まじかー、めんどくさそうだなー」
と思っていました。しかし、同
じ学年役員と協力して課題に取り
組んでいく日々は、とても充実
していて楽しかったことを覚え
ています。私にとって前期は、
多忙ではありましたが、良い思
い出が詰まった充実した楽しい
時間でした。
1 年次
松川官可(浦添高校)
名桜大学 人間健康学部 看護学科ニュースレター No.22
初めての海外旅行で、治安や食文化など心配なことが沢
山ありましたが、東ティモールは気候も沖縄と似ていて過
ごしやすく、なにより人が温かったことが印象に残ってい
ます。子どもたちとの交流がメインに行われ、地方の小学
校や孤児院を訪問しました。どこに行っても盛大に歓迎さ
れ、子どもたちは人懐っこく、みんなの笑顔に私達もつら
れてしまいました。現地に比べると日本は、生活環境も整
い豊かな国かもしれません。しかし、日本には日本の、東
ティモールには東ティモールの良さがあり、それぞれの豊
かさがありました。
二年次 上里優衣(与勝高校出身)
発行 2015 年 12 月18日
成人看護方法論の講義で、「海外へ渡航して臓器移植を
受けることの是非」をテーマにディベートを行いました。
初めてのディベートでやり方もわからず、また本心では
肯定派だけど否定側のチームとしてディベートを行うこ
ととなったので戸惑いが大きかったです。内容が重く、
はっきりとした答えがない議題であったので、証拠を並
べ立てて相手の矛盾をつくのは難しかったのですが、グ
ループでディスカッションを行って考えを深めたり、本
番では自分の意見をはっきり言えて楽しかったです。
今回のディベートでは意見が多く飛び交い、たくさん刺
激を受けることが出来ました。
二年次 山口絵里佳(具志川高校出身)
東ティモールでの交流風景(*´ω`*)!!!
ディベートの様子
私は、発展途上国へ興味を持ったことをきっかけに、今回
東ティモールスタディツアーへの参加を決めました。現地の
大学生との交流やゴミ集積所の見学などのプログラムを通し
て、日本人の英語力の低さと日本が豊かな国であるというこ
とを、改めて痛感しました。スタディツアーを通して考えた
ことや学んだことをほかの人と共有し、これからの生活を広
い視野をもって過ごしていけたらいいなと思います。
二年次
道廣帆乃夏(読谷高校出身)
🌺東ティモールでのとある1日
9:00
朝食
10:30
ゴミ集積所見学
12:00
昼食 in インド料理レストラン
13:30
①大学生との交流
②中学生との交流
17:00
トミーさん(東ティモールプラザのオーナー)の
招待で、ツールドティモール親睦会へ参加
「成人看護学方法論」では、
心肺蘇生も学びました♪
最近、看護 2 年次の間で人気の「おやつ工房」について
紹介したいと思います(´▽`)/
店内では、様々なおやつを選ぶ楽しみと沖縄ではここで
しか飲めないと噂の荻原珈琲を飲みながら、ハッピータイ
ム♪を楽しめます♪
子どもも大人も一緒になって、いつまでも変わらない、楽
しいおやつの時間をすごして頂けたら嬉しいです♪
そして夜の喫茶店としても、みなさんに心地よく利用して
頂ける様に、毎日おいしいおやつをつくってお待ちしてい
ます。
場 所:沖縄県名護市大北 2-20-7
営業時間:毎日 13:00~19:00
(2016 年 1 月から)
定休日:毎週木曜日
名桜大学 人間健康学部 看護学科ニュースレター No.22 発行 2015 年 12 月 18 日
領
域
実
習
報
告
3年次は後期から 5~6 名のグループに分かれ、各施設で実習を頑張っています。
成人、精神、在宅・高齢、小児、母性の5領域の実習に行くのですが、日々たくさ
んの学びと課題を発見しています。ここで代表して赤間さんの学びを紹介したいと
思います。
私は、高齢者看護実習で認知症日常生活自立度Ⅳ(日常生活に支障をきたすような
症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、常に介護を必要とする状態)の方を
受け持たせていただきました。これまでの実習ではコミュニケーションを大切にし
て、患者と信頼関係を築いていくことを心掛けてきました。今回も患者さんにあった
ペースで会話を楽しんで信頼関係を築こうと思っていました。しかし、私の質問に対
しての応答がない時もあり、どのように接していくことが患者にとって良いのか考え
る機会となりました。そして、患者の応答だけでなく、しっかりと表情などを見るこ
とで、どのように感じたのかを考えその日の患者の理解度や気分を察知することもコ
ミュニケーションをとるために大切なことだと学ぶことが出来ました。また、実習を
通して認知症の方への対応を知ることは大切ですが、まずは「認知症の患者」という
見方をするのではなく、これまで長い人生を生きてきた人生の先輩という視点でそれ
ぞれの患者にあったコミュニケーションを考えていくことが大切だと感じています。
3 年次 赤間恵 (福岡県立嘉穂高等学校)
赤間恵
お久しぶりです。オーストラリアは 12 月から夏が始ま
り、暑い日は 40 度を超え、風が暖かく苦しいです。
先週から夏学期も始まり、私は大学で心理学の講義を聴
講できることになりました。クラスには心理学専攻の学
生だけでなく、薬学やビジネスを専攻している学生もい
ました。事前に授業のスライドを手に入れることがで
き、進み具合も早いように感じました。教授の話をすべ
て理解することはできませんが、つ付いていけるように
頑張ります。
Hi everyone, I hope you are doing well. It's been 7
months since I came to Australia. I am missing my
family and friends very much. By the way, my new
class has started since last week. Although we have a
lot of homework to do, I am enjoying it. I look forward
to hear from you.
仲地碧 (普天間高校出身)
4 月からオースト
ラリアに語学留学
しています。3 月
に帰国予定です!
今年も入賞できたこと、嬉しく思います。よく「看護科
なのに小説を書くの!?」と驚かれますが、私にとって
小説を書くことは読書の延長上にあります。小説が好
き。だから読む。そして書く。高校時代から文芸部とし
て活動してきた私にとって、学科は関係ないのです。今
回審査してくださった先生方、コンクール関係者の
方々、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。頂
いた多くの講評は今後の創作活動に大いに活かしてま
いります。
3 年次 佐藤優紀 (福島県立橘高等学校出身)
『あらすじ・・・』
平安の始め。都から遠く離れた北
東の地には、古来の慣習を守り暮
らす蝦夷がいた。彼らを律令の支
配下に置くため、帝は 5 人の武人
を将軍に据えて蝦夷征討を命じ
る。しかし、その征討の裏には、
皇位に在る自分の立場を守ると
いう帝の思惑も含まれていた。そ
んな帝の勅命に、眞叢は副将に名
指されながらも命がけで反発す
る。眞叢にもまた、守りたいと願
うものがあるためだった。――自
分が守りたいと願うもののため
に、人は何を犠牲にするのか。突
きつけられた選択の果て、眞叢が
出した答えと、最後に辿った結末
は……。
第
⒒
懸回
賞
作名
品桜
コ大
ン学
ク
ー
ル
優
秀
賞
『
合
わ
せ
鏡
』
名桜大学 人間健康学部 看護学科ニュースレター No.22 発行 2015 年 12 月 18 日
平成 27 年 11 月 14 日(土)、平成 27 年度名桜大学人間健康学部看護学科卒業研究発表会が行われました。2 月にゼミが
決まってから約 9 か月間に及ぶ研究の集大成として、学生一人ひとりが堂々と発表を行っていました。また、研究テーマ
も興味深いものばかりで、仲間の発表を聞くことで新たな発見や、大きな刺激となりました。
卒業研究に取り掛かった当初は研究とは何なのか、
どの様に進めたら良いのかもさっぱり分からず戸惑う
事もありましたが、ゼミ担当の平上先生や精神領域の
教員方、ゼミメンバーなど本当に多くの人に支えられ、
無事に研究論文を完成することが出来ました。卒業研
究を通して、ゼミメンバーと一緒に研究を続ける体験
をして、グループで一緒に取り組む面白さや卒業研究
論文を完成させることができたという達成感を得るこ
とが出来、とても有意義な経験となっています。
4 年次 比嘉綾香(普天間高校出身)
卒業論文の発表会が終わり、4 年次も徐々に国試モー
ドに切り替わってきました。今年は看護師・保健師国家
試験合格率 100%を目標としています。そのため、早い
時期から解剖生理などの基礎知識を補う夏期講座など
を実施しました。卒業論文の発表会が終わった現在でも
領域ごとの講座や強化クラスなどを設けて基礎力強化
を目指しています。また、今年は「みんなで勉強する雰
囲気を作る」といったことを意識して国家試験対策委員
を中心に様々な取り組みを計画しています。全員合格と
いう目標に向かって一致団結して頑張ります。
4 年次 安慶名浩太(具志川高校出身)
卒業研究では、自分の興味のある内容を研究したい
と考えていたため、養護教諭の先生方にインタビュ―
調査をさせていただきました。現場の生の声を自分の
研究視点で分析したり、結果や考察をまとめたりする
ひとつ一つの過程が学びになりました。はじめは、卒
業研究を難しく捉えていましたが、分析をしていると
きに新たな発見があったときは面白い!と感じまし
た。研究をする中で、大変なときはゼミで支え合いな
がら、論文を完成させることができたときは大きな達
成感があり、この研究をしてよかったなと思えまし
た。
4 年次 東恩納加奈(具志川高校出身)
保健師国家試験対策委員の今後の方針としては、講
座の調整や模試の運営等の取り組みをスムーズに行
うことで、「みんなで合格!」という雰囲気作りを行
っています。現在は、看護師
国家試験と並行して本格的に
保健師国家試験対策を行って
います。保健師選抜クラス全
員国家試験合格を目指してみ
んなで支え合い頑張っていき
楽しんで勉強する(^▽^)
たいと思います!(^^)!
4 年次 宮城亜衣李(名護高校出身)
那覇マラソン
完走!!!
国試モードで頑張っ
ています(^^♪
みんなの応援と沿道の差し入れのお
かげで完走できた!ありがとう!
4 年次 佐々木蒔萌(青森県出身)
(写真左)
祝!完走!来年も…(*^。^*)
4 年次 森本瑞穂(コザ高校出身)
(写真右)
名桜大学 人間健康学部 看護学科ニュースレター No.22 発行 2015年 12月18日
他学部・他学科の友人や先輩と話をしていると、
「看護学生は忙しい」というイメージが定着して
いるを感じることがよくあります。看護師になる
ためには膨大な知識が必要です。そのため、他の
学部・学科に比べると、必然と勉強量も多くなっ
てきます。しかし、忙しい看護学科でも、皆それ
ぞれサークルや部活動、バイトやボランティアな
ど、学習面以外でも頑張っています。
そこで、今回は、文科系、体育会系、福祉系の
サークル・部活動に所属している3人から、看護
学科の学習と部活動との両立について、話を伺い
ました。
文科系×福祉系
体育会系
看護と勉強の両立は大変だとよく言われますが、時間
の使い方を考えたら、難しいことはないです。私は、
バスケ部に所属し、週に5回の練習があります。授業
の課題などは、部活までの時間や空きコマを利用し、
終わらせるようにしています。また、看護棟の図書館
は 24 時まで開いているため、20 時半に
部活が終わった後、図書館で勉強したり
して、テストを乗り切っています。私に
とって部活は勉強のいい気分転換です。
これからも両立し、好きなことを思いっ
きりやろうと考えています。
1年次 渡久地結香(那覇高校出身)
福祉系
私は、放送研究会と手話サークルに所属していま
す。手話は、少しでも手話ができることで、看護師
として働くときに役立つのではないかと思って入り
ました。どちらも週3回ほど、活動に参加していま
す。課題や小テスト、ゼミ活動などもあって大変で
すが、どちらも自分の好きなこと
なので、続けられます。勉強で疲れ
ていても、好きなことをやれば、気
分転換にもなります。少しでも手話
ができる看護師になることが目標です。
私は、ヘルスサポートという団体に所属しています。
活動内容は、北部 12 市町村の住民の方々の健康増進
への支援です。具体的には、ジョイビートという運動
プログラムや、BMI・血管年齢、血圧・
血中酸素濃度・ストレスチェックなどの
測定を行っています。後期の学年長に
なったので、看護の勉強に加え、学年
役員としての仕事もあり、両立が大変
だと思う時もあります。しかし、時間を
有効活用し、乗り越えています。
1 年次 島袋陸海(名護高校出身)
1年次 小﨑愛美(長崎県出身)
編集後記
・ちゅら風通信編集委員になり半年を迎えることができました。今回は、
自分にとって2回目の発行となりますが、前回より効率よく編集できたと
思います。先輩方から教えていただいた、今までの編集の反省点や編集技
術を活かして、今後も、さらにパワーアップした編集をしていきたいと考
えています。名桜大学看護学科の学生の頑張りや、楽しい大学生活の様子
を全国にお届けできるように頑張ります!
・初めてちゅら風通信のメンバーとして活動して、新聞を作る大変さを知
りました。読者が読みたくなるような話題を考え、インタビューを行い、
見やすいように構成を考えることは、これまで経験したことがなく、貴重
な体験でした。今後も、ちゅら風通信の制作に積極的に参加し、多くの人
と関わりながらいろんな知識を得られるように頑張ります。
・今年からちゅら風通信編集部の一員になりました。まだ2回しか発行し
たことはありませんが、来年からは、新1年生も加入してくることと思い
ます。先輩たちが私たちに優しく色々なことを教えてくれたように、私も
後輩にとっていいお手本になるように頑張りたいと思います。名桜大学看
護学科をもっと知ってもらえるように楽しめる記事作りをしていきたい
です。
・ちゅら風通信編集委員になり、以前よりパソコンの技術が向上しました。
活動を通して自分自身の成長に繋がることができました。今後も頑張りた
いと思います。
1年次 今村美香(鹿児島県出身)山内美優(中部農林高校出身)
古堅佑奈(球陽高校出身)勝連愛里奈(コザ高校出身)
*ちゅら風編集委員募集中*
パソコンが苦手・文章能力が
ないという方でも、優しい先輩
が教えます♪(^^)興味がある方
は、ちゅら風編集委員または大
城先生に声をかけてください★