【日本ベクトン・ディッキンソン(株)】 【BDB-14-22】 【2010/1/5】 【Human and Mouse Pluripotent Stem Cell Analysis Kit】 製品安全データシート 作成日 2010/1/5 1.化学物質等及び会社情報 製品名 カタログ番号 会社名 住所 Human and Mouse Pluripotent Stem Cell Analysis Kit 〔該当品:BD Cytofix Buffer〕 560477 日本ベクトン・ディッキンソン株式会社 〒107-0052 東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ 担当部門 電話番号 緊急連絡電話番号 FAX番号 推奨用途及び使用上の制限 お客様情報センター 0120-8555-90 0120-8555-90 024-593-5761 研究用試薬 物理化学的危険性 引火性液体 区分外 自然発火性液体 区分外 水反応可燃性化学品 区分外 急性毒性(経口) 区分外 急性毒性(経皮) 区分外 皮膚腐食性/刺激性 区分3 眼に対する重篤な損傷/眼刺激性 区分外 呼吸器感作性 区分1 皮膚感作性 区分1 生殖細胞変異原性 区分2 発がん性 区分1A 特定標的臓器/全身毒性(単回ばく露) 区分1(呼吸器 神経系) 特定標的臓器/全身毒性(反復ばく露) 区分1(呼吸器 中枢神経系) 水生環境有害性物質・急性 区分3 水生環境有害性物質・慢性 区分外 上記で記載がない危険有害性は、分類対象外か分類できない。 2.危険有害性の要約 GHS分類 健康に対する有害性 環境に対する有害性 GHSラベル要素 シンボル 注意喚起語 危険有害性情報 注意書き 安全対策 危険 軽度の皮膚刺激 吸入するとアレルギー、ぜん(喘)息又は呼吸困難を起こすおそれ アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ 遺伝性疾患のおそれの疑い 発がんのおそれ 呼吸器、神経系の障害 長期又は反復ばく露による呼吸器、中枢神経系の障害 水生生物に有害 使用前に取扱説明書を入手すること。 すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 適切な保護手袋を着用すること。 必要に応じて個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。 換気が十分でない場合には、適切な呼吸用保護具を着用すること。 ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 取扱い後はよく手を洗うこと。 環境への放出を避けること。 皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で洗うこと。 皮膚に付着した場合、皮膚刺激又は発疹が生じた場合は、医師の診 断、手当てを受けること。 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。 吸入した場合、呼吸が困難な場合には、新鮮な空気のある場所に移動 し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 呼吸に関する症状が出た場合には、医師に連絡すること。 ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診断を受けること。 気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。 施錠して保管すること。 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者 に業務委託すること。 救急措置 保管 廃棄 3.組成及び成分情報 単一製品・混合物の区別 混合物 化学名又は一般名 濃度又は濃度範囲 化学特性 パラホルムアルデヒド (ホルムアルデヒドとして) 4% (4%) (CH 2O)x (CH2O) 労働安全衛生法 名称等を通知すべき危険物及び有害物(法 第57条の2、施行令第18条の2別表第9) 毒物及び劇物取締法 劇物(指定令第2条) 化学物質排出把握管理 第1種指定化学物質(法第2条第2項、施行 促進法(PRTR法) 令第1条別表第1) 官報公示整理番号 化審法 安衛法 (9)-1941 ((2)-482) (2-(8)-379) CAS番号 30525-89-4 (50-00-0) ホルムアルデヒド(政令番号:548)(4%) ホルムアルデヒド ホルムアルデヒド(政令番号:310)(4%) 4.応急措置 吸入した場合 皮膚に付着した場合 目に入った場合 飲み込んだ場合 呼吸が困難な場合には、新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやす い姿勢で休息させること。 医師の手当、診断を受けること。 皮膚を速やかに洗浄すること。 多量の水と石鹸で洗うこと。 医師の手当、診断を受けること。 汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。 水で数分間注意深く洗うこと。 医師の手当、診断を受けること。 口をすすぐこと。 医師の手当、診断を受けること。 5.火災時の措置 消火剤 使ってはならない消火剤 特有の危険有害性 特有の消火方法 消火を行う者の保護 大火災:散水、噴霧水、耐アルコール性泡消火剤 小火災:粉末消火剤、二酸化炭素、噴霧水 棒状注水 特別な有害性はないと思われる。 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。 消火活動は、有効に行える最も遠い距離から、無人ホース保持具やモ ニター付きノズルを用いて消火する。 大火災の場合、無人ホース保持具やモニター付きノズルを用いて消火 する。これが不可能な場合には、その場所から避難し、燃焼させておく。 消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。 6.漏出時の措置 人体に対する注意事項、保 護具および緊急措置 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 関係者以外の立入りを禁止する。 密閉された場所は換気する。 風上に留まる。 低地から離れる。 作業者は適切な保護具(『8.ばく露防止措置及び保護措置』の項を参 照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 環境中に放出してはならない。 不活性材料(例えば、乾燥砂又は土等)で流出物を吸収、又は掃き取り 化学品廃棄容器に入れる。 漏出物を取扱うとき用いる全ての設備は接地する。 危険でなければ漏れを止める。 すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の 禁止)。 プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。 環境に対する注意事項 回収・中和 封じ込め及び浄化方法・機材 二次災害の防止策 7.取扱い及び保管上の注意 取扱い 保管 技術的対策 局所排気・全体換気 安全取扱い注意事項 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用 する。 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 使用前に使用説明書を入手すること。 すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 火気注意。 この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 接触、吸入又は飲み込まないこと。 取扱い後はよく手を洗うこと。 空気中の濃度をばく露限度以下に保つために排気用の換気を行うこと。 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 環境への放出を避けること。 『10.安定性及び反応性』を参照。 特別に技術的対策は必要としない。 『10.安定性及び反応性』を参照。 直射日光を避け、容器を密栓して冷暗所に保管する。 乾燥した場所に保管する。 酸化剤から離し、保管する。 施錠して保管すること。 最初の容器内でのみ保管すること。 接触回避 技術的対策 混触危険物質 保管条件 容器包装材料 8.暴露防止及び保護措置 管理濃度、許容濃度 管理濃度(2006年) パラホルムアルデヒド ホルムアルデヒド 未設定 未設定 設備対策 保護具 呼吸器の保護具 手の保護具 眼の保護具 皮膚及び身体の保護具 衛生対策 形状 色 臭い pH 物理的状態が変化する特定 融点・凝固点 の温度/温度範囲 沸点、初留点及び沸騰範囲 引火点 燃焼又は爆発範囲 蒸気圧 蒸気密度 ACGIH(2007年) 未設定 STEL C 0.3ppm この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置す ること。 気中濃度を推奨された管理濃度・許容濃度以下に保つために、工程の 密閉化、局所排気、その他の設備対策を使用する。 適切な呼吸器保護具を着用すること。 適切な保護手袋を着用すること。 耐薬品手袋 必要に応じて個人用の眼の保護具を使用すること。 必要に応じて個人用の保護衣、保護面を使用すること。 取扱い後はよく手を洗うこと。 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 9.物理的及び化学的性質 物理的状態 日本産業衛生学会 (2007年) 未設定 0.5ppm 0.61mg/m3 液体 無色透明 アルデヒド臭 データなし データなし データなし 引火しない 該当しない データなし データなし 溶解度 オクタノール/水分配係数 自然発火温度 分解温度 比重(密度) 蒸発速度(酢酸ブチル=1) 粘度 水溶性である データなし 自然発火しない データなし データなし データなし データなし 10.安定性及び反応性 安定性 危険有害反応可能性 避けるべき条件 混触危険物質 危険有害な分解生成物 安定である。 通常の条件では危険有害な反応は起こらない。 酸化剤から離して保管する。 強酸化剤。 分解によりホルムアルデヒドが放出される。 11.有害性情報 急性毒性 経口 経皮 吸入 皮膚腐食性/刺激性 眼に対する重篤な損傷/刺 激性 呼吸器感作性又は皮膚感作 性 生殖細胞変異原性 発がん性 生殖毒性 特定標的臓器/全身毒性 (単回ばく露) 特定標的臓器/全身毒性 (反復ばく露) 吸引性呼吸器有害性 成分のLD50値をそれぞれ、ホルムアルデヒド(4%)600mg/kg、水(96%)∞と すると、ATEmix=15000mg/kgとなり、5000mg/kg<区分外であるため区 分外とした。 成分のLD50値をそれぞれ、ホルムアルデヒド(4%)270mg/kg、水(96%)∞と すると、ATEmix=6750mg/kgとなり、5000mg/kg<区分外であるため区分 蒸気:データがなく分類できない。 ミスト:データがなく分類できない。 区分2のホルムアルデヒド(4%)がカットオフ値3%≦区分3<10%であるため 区分3とした。 ホルムアルデヒド(4%)が区分2Aであるがカットオフ値10%以上含まれて いないため区分外とした。 呼吸器感作性:区分1のホルムアルデヒド(4%)がカットオフ値0.1%以上含 まれるため区分1とした。 皮膚感作性:区分1のホルムアルデヒド(4%)がカットオフ値0.1%以上含ま れるため区分1とした。 区分2のホルムアルデヒド(4%)がカットオフ値1%以上含まれるため区分2 とした。 区分1Aのホルムアルデヒド(4%)がカットオフ値0.1%以上含まれるため区 分1Aとした。 データがなく分類できない。 区分1のホルムアルデヒド(4%)がカットオフ値1%以上含まれるため区分1 とし、標的臓器は神経系、呼吸器とした。 区分1のホルムアルデヒド(4%)がカットオフ値1%以上含まれるため区分1 とし、標的臓器は中枢神経系、呼吸器とした。 データがなく分類できない。 12.環境影響情報 水生環境急性有害性 水生環境慢性有害性 ホルムアルデヒド(4%)は区分2であるため単純加算法により25%を超える ので区分3とした。 ホルムアルデヒド(4%)は区分外であるため区分外とした。 13.廃棄上の注意 残余廃棄物 廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方 公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 廃棄物の処理を依託する場合、処理業者等に危険性、有害性を充分告 知の上処理を委託する。 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基 準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 汚染容器及び包装 14.輸送上の注意 国際規制 国内規制 特別安全対策 海上規制情報 航空規制情報 陸上規制情報 海上規制情報 航空規制情報 非危険物 非危険物 毒劇法の規定に従う。 非危険物 非危険物 輸送の前に容器の破損、腐食、漏れ等のないことを確かめる。 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れを生じない ように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 運搬中に事故が発生した場合、その旨を直ちに保健所・警察署または 消防機関に届出ると共に製造業者、荷送人等関係先に至急連絡をと り、指示を仰ぐこと。 食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 重量物を上積みしない。 輸送時にイエローカードを携帯する。 15.適用法令 労働安全衛生法 毒物及び劇物取締法 消防法 大気汚染防止法 化学物質排出把握管理促進 法(PRTR法) 労働基準法 特定化学物質第3類物質(特定化学物質等障害予防規則第2条第1項第 6号)(ホルムアルデヒド) 変異原性が認められた既存化学物質(法第57条の5、労働基準局長通 達)(パラホルムアルデヒド) 名称等を表示すべき危険物及び有害物(法第57条1、施行令第18条) (ホルムアルデヒド) 名称等を通知すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条 の2別表第9)(ホルムアルデヒド) 劇物(指定令第2条)(ホルムアルデヒド) 非危険物 特定物質 (法第17条第1項、政令第10条)(ホルムアルデヒド) 第1種指定化学物質(法第2条第2項、施行令第1条別表第1)(ホルムア ルデヒド) 疾病化学物質(法第75条第2項、施行規則第35条・別表第1の2第4号1・ 昭53労告36号)(ホルムアルデヒド) 16.その他の情報 連絡先 参考文献 その他 日本ベクトン・ディッキンソン株式会社 NITE GHS分類結果公表データ BD Biosciences 製品MSDS(2004/05/12) 記載内容は、一般に入手可能な情報及び自社情報に基づいて作成して おりますが、現時点における科学又は技術に関する全ての情報が検討 されているわけではありませんので、いかなる保証をなすものではあり ません。又、注意事項は、通常の取り扱いを対象としたものであります。 特殊な取り扱いの場合には、この点のご配慮をお願いいたします。 製品はホルムアルデヒド(10%)溶液としてGHS分類をし、関連法規につ てもホルムアルデヒドとして扱いました。
© Copyright 2024 Paperzz