vol.15 1・2 月号 2 1 世 紀 の 公 民 館 「 ソーシャ ル ・ キッチ ン 」が お 届 け す る 月 刊 新 聞 Inter view Series 1 今・次号の特集では、 “せんだいメディアテーク”の企画・ 活 動 支 援 室 長、甲 斐 賢 治さんへのインタビューを 2 回に分 Q けて紹 介します。 “せんだいメディアテーク”は美 術や映 像 文化の活動拠点であると同時に、すべての人々がさまざまな メディアを通じて自由に情報のやりとりを行い、使いこなせ るようにお手伝いする公共施設です。3 月 11 日の震災以降、 「3 がつ 11 にちをわすれないためにセンター」 (わすれン!) を設置するなど、震災体験や復興への道筋を記録、保存す る活動にも重点を置いています。 Q A 関西からの東北への支援の方法として、どういう 活動や実践を期待していますか? 難しい質問です。最近、仮設住宅への「 慰問 」とし て、さまざまな活 動が 数 多く訪れると聞きます。決し て悪いことではないのかも知れませんが、そもそも生活者であ る被災者の自主性を引き出すことこそが、人々や街の回復の いずれにとっても重要なことだとする考え方もあります。いつま でも、ただ提供される側にいるわけにはいかないのです。 あくまでも私 見ですが、もしかするといま関 西ですべきこと 今、仙台に住む甲斐さんや、甲斐さんの周りの方 の生活の中では、震災や福島原発事故の影響は、 どのように受容され、そこからどのようなアクションが生ま れているのでしょうか? は、杉並での反原発デモ(2012 年 2 月 19 日)※ に見るような 地に足の着いた取り組みに、注力することなのかもしれません。 つまり、問題は既にあったのです。それは福島にだけではなく、 いまの関西にも事実あるのだと思います。ならば、その日が来 る前にすべきことをイメージし、取り組み始める時なのかもしれ A 震 災が 起こり、多くの知 人や若いアーティストが 仙 ません。 台を通 過し、被 災 地へと入っていきました。その経 あるいは、近く、南三陸町では「 観光 」の受け入れを始め 由地のひとつとなったせんだいメディアテークに幾 度となく訪 ると伺いました。とてつもなく大きな被害を受けた街の中心部 れてくれる人々がいます。混乱する一市民である私にとって、 を見てもらおうと企画されているのですが、このような回路を通 それらの人々は、この事態に関わることを通じ、考え続けてい してであっても、現地に立つことによって、初めて考え始めら るように思えてなりません。 れることがあるような気がしてなりません。情報としてではなく、 たしかに、この複雑な問題をはらみながらも転がり続ける状 自身の経験から考え、起こしたことを実践につなげていく道の 況を、一 個 人が 理 解することなどそう容易いことではないよう りをこそ大切にしたいです。 に思えます。そのため、身をもってその地に立ち、人々と関わ (次号へつづく) り、感じ取ることを通し、考えているのだと思います。したがっ て、それらのアクションの数々は、切実でありながらも急いで いないように見えるし、また、それらのアクションはまだ始まっ たばかりのようにも思えます。 ※杉並での反原発デモ http://www.magazine 9 .jp/matsumoto/ 120222 / ■せんだいメディアテーク http://www.smt.jp/ 催し @ Social Kitchen ■野菜市 ■空っぽ「ぽんぽこりん♪」vol. 9 ソーシャル・キッチンの野 菜 市は、地 域 — 常の向上をめざして 月に一度のご招待 — の農家を地域の住民で買い支えていこう どんなことになるのか わからない… という思いから始まりました。農 薬や化 学肥料を使わない、安心でおいしい有機 野菜を適正な価格でお届けします。私た ちも流通や地域経済に関して勉強中ですが、この野菜市を通 して皆さんと一緒に環境に負担の少ない生活、 「地産地消」を 楽しく実践していければと考えています。1 月からは、大原で有 機農業を営む、ヴィレッジ・トラストつくだ農園のお野菜を販売 しています。椋川の減農薬米(白米・玄米/ 1 kg 450 円)も 通常通り販売しています。 ■日 時:3 月 11 日(日)9 : 00~ (売切次第終了) ■詳 細:http://hanareproject.net/information/ 2012 / 01 / 2 .php ■台所大学「勉強会:アートと社会運動の公共性」 Maria Lind (著)「Selected Maria Lind Writing 」THE COLLABORATIVE TURN (p 181 -p 204)を読む。どなた でも参加できます。皆様のご参加をお待ちしております。参加 希望の方は予約不要ですので、直接会場にお越しください。 ■日 時:3 月 7 日(水)20 : 00~ ■料 金: 無料 ※コピー代実費 ■連絡先:[email protected] ■企 画:遠藤水城、中村史子 ■詳 細:http://picasom.exblog.jp/ ■レギュラー出演 : 宮北裕美(ダンス)、鈴木昭男(音) ■日 時:3 月 18 日(日)15 : 00~ ■料 金:1 , 000 円 ■春休みにじみ絵ワークショップ vol. 3 「アートゲーム×にじみ絵」 表現とことばをつなげるためには、一体どんなことが必要なんだ ろう? 美術作品をみることは、自分のこころだけでおこることか な? そして美術って、なにか"もの"をかくことなのかな? 世界の いろんなアート作品(油絵、彫刻、日本画、抽象画などの複製 図版)をみて、自分のことばを見つけよう。それから、自分の中 でできたイメージや、わき上がった気持ちを、にじみ絵にしてみ よう。自分の気持ちを大切にすることと、色 が混ざりあい調和していくことがこころのバ ランスにつながります。 ■日 時:3 月 25 日(日)10 : 30~ ■料 金:600 円(ワンドリンク付)、材料費 400 円 ■対 象:小学生。 小さなお子さまは、保護者さんとご一緒にご参加ください。 ■定 員:10 組 ■持ち物:ジャムなどの空きビン(あれば 3 つ)、ふであらい(バケツなどでも 可)、筆(小学生の方は学校で使っているもの、1から 3 本。小さな お子さまは、太い筆のほうが描きやすく、楽です)、ぞうきん ■服装:よごれてもへいきな服できてね ! ■企画/問合せ:松川 mkhiro 670 @gmail.com ■詳 細:http://hanareproject.net/event/ 2012 / 03 /-vol 3 - 4 .php 各イベントの詳細は、ソーシャル・キッチンホームページ(www.hanareproject.net)のEventページをご覧ください。 1 Fカフェからの お 知らせ 大根、かぶ、人参などの根菜。菊菜、白菜、ほうれん草などの葉野菜。今が旬でとってもおいしい時期ですね。根菜はこと こと炊くと滋味深い野菜のいいダシがでて、体もぽかぽか温まります。これを味わうと寒さが苦手なわたしも、冬もいいなぁ という気持ちになります。だんだんと日の昇る時間も長くなり、春も近づいてきている事を実感していますが、心配しているの は迫り来る端境期(はざかいき)。冬野菜が終わって夏野菜が始まるまでの間、有機栽培の場合野菜が穫れません。今の うちに冬野菜で保存食を作らなければっ、とそわそわしています。旬のものを食べると同じ食材が続く事もありますが、いか に工夫して毎日おいしくいただくか、先人の知恵をお借りしたり考えたりして手を動かすのも楽しいものです。 Social Kitchen ■ 公民館+台所 (ソーシャル・キッチン) 1 F Café & NOT PILLAR BOOKS(営業時間:水~日曜日 12 : 00~22 : 00 ※ 21 : 00ラストオーダー ※日曜のみ 〜21 : 00) 鞍馬口通 Social Kitchenの心臓部として、朗らかで気持ちのいい場所、人が集い、会話や議論が生まれる場所です。保存食を中心にしたメニューで、近郊 地下鉄 鞍馬口駅 農家と信頼できる小売店から材料を仕入れています。世界や日本の面白い印刷物を販売するNOT PILLAR BOOKSの売り場もあります。 2 F Space(使用可能時間:水~日曜日 11 : 00~22 : 00) 誰でもレンタルできます。ミーティング、ダンス公演、勉強会、展覧会、音楽イベント、集会、レクチャー&ワークショップ、政治討論会、卓球(?)、 烏丸通 ■ 上御霊 神社 子育てサークル等。アイデアがある人は、ひとまずご連絡ください。 ■ お寺 3 F Share Office デザイナーやプログラマー達が日々仕事をしています。 京都市上京区相国寺門前町 699 ○月・火定休 ○TEL 075 - 201 - 1430 ○[email protected] www.hanareproject.net ★ 烏丸 中学校 ココ! 京都産業大学附属 中学校・高等学校
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