見 る 地 図 か ら 使 う 地 図 へ ! “地球地図”シンポジウムのご案内 テーマ:『 地球環境SOS!地球地図が地球を救う』 テーマ:『地球環境SOS!地球地図が地球を救う』 「地球地図」は、1992年にリオデジャネイロで開催された「地球サミット」を踏まえ、地球 環境問題に対処するために、日本の建設省(現:国土交通省)が世界に向けて整備を呼びかけた デジタル地図です。現在、世界の178の国・地域の国家地図作成機関等がこの取組みに参画し、 全球陸域データの完成を目指して整備が進められています。 国土交通省では、平成15年に「地球地図アプリケーション戦略委員会」を設置し、地球地図の 利活用について検討し、普及促進の取組みを行ってまいりました。この度、地球地図データ(第1 版)の公表や北海道洞爺湖サミットの開催に合わせ、地球地図の利活用をより一層促進するため に、以下の通りシンポジウムを開催いたします。 シンポジウムでは、研究者、教師、NPO等の様々な主体による環境、防災、教育、国際交流等 の分野における利活用事例をご紹介いたします。ぜひこのシンポジウムにご参加いただき、皆様 の活動に地球地図をお役立ていただきますよう、ご案内申し上げます。 日 時 平成20年3月26日(水) 13:00開演 (12:00開場 ) ∼16:00(終了) 会 場 時事通信ホール 東京都中央区銀座5−15−8 TEL 03-3546-6606 <アクセスマップ> http://www.jiji.com/hall/access.html 内 容 (50音順・敬称略) ●基調講演:「地球地図で観る地球環境」(仮題) 月尾 嘉男(東京大学名誉教授・地球地図アプリケーション戦略委員会委員長) ●パネルディスカッション:テーマ「地球地図の活用事例と今後の展望」 ・コーディネーター 山根 一眞(ノンフィクションライター) ・パネラー 太田 弘(慶應義塾教諭〔普通部〕・フェリス女学院大学講師) 尾崎 清明(財団法人 山階鳥類研究所 標識研究室長) 納谷 淑恵(NPO法人 グローバルプロジェクト推進機構〔JEARN〕 「防災世界子ども会議」〔NDYS〕副代表) 増井 光子(よこはま動物園 ズーラシア園長) 眞鍋かをり(タレント) 小牧 和雄(国土交通省 国土地理院長) ※パネラーは都合によって変更になる場合があります。 ☆ 会場ロビーにて、開演前・休憩時間・開演後、「地球地図」の活用事例のデモ展示を行います。 主 催 国土交通省 協 力 NPO法人 グローバルプロジェクト推進機構(JEARN)、NPO法人 ZERIジャ パン、沖縄尚学高等学校、慶應義塾普通部、財団法人 WWFジャパン、よこはま動物園 ズーラシア (50音順) 入場料 無料(事前申し込み制) ※定員 先着300名様まで 申込み 氏名・所属(勤務先)を明記の上、地球地図シンポジウム事務局宛お申し込みください。 ■申し込みフォーム: http://www.globalmap.org/sympo (みんなの地球地図プロジェクトホームページ) ■eメール: [email protected] ○個人情報の取り扱いについて:当プロジェクトにご提供いただいた個人情報はシンポジウムの参加者把握の目的のみに利用させていただき、 他の目的で利用したり、第三者に提供することはございません。 ■シンポジウム参加者〔プロフィール〕(敬称略) 基 月尾嘉男 調 講 演 東京大学名誉教授・地球地図アプリケーション戦略委員会委員長 東京大学工学部建築学科卒業。1972年に都市システム研究所所長に就任。その後、名古屋大学助教授、教授を経て、東京大 学教授に就任。2003年、東京大学名誉教授。建築デザイン・設計において、コンピューター利用の草分け。また情報通信等を 活用したまちづくりや地域起こしを提唱し、全国各地に自身が塾長に就任した私塾を設けている。情報通信審議会をはじめ、政 府や地方自治体の審議会や懇談会の委員等を歴任。地球環境(水問題)と地域活性化に強い関心を持ち、退官後も幅広い活 動を展開。 パネルディスカッション コーディネーター 山根一眞 ノンフィクション作家 1947年東京生まれ。環境問題を中心に世界各地で取材を続け、温暖化危機を訴える講演は500回を超える。イリオモテヤマネ コなど野生動物を通じて生物多様性を探る原点は取材15回のアマゾン。その活動により現地政府から功労勲章を受章。週刊 誌対談「メタルカラーの時代」は2007年8月まで約17年、およそ800回続き、モノつくり技術者の貴重な証言記録を残し、東京ク リエーション大賞で個人初の大賞を授賞した。NHK総合テレビで通算7年間、ニュースキャスターも務めた。 パ ネ ラ ー 太田 弘 尾崎清明 慶應義塾教諭(普通部)、フェリス女学院大学 講師・「地球地図の学校」実行委員会委員長 1955年生まれ。横浜国大(院)修了。Ph.D. 地図学、 GISが専門。日本国際地図学会常任委員。81∼82年 カナダ留学でICAO(国際民間航空機関) でインター ンシップ。2007年、WAC(国際航空図) を扱った「航空図のはなし」(成山 堂)を上梓。1990年から6年、ニューヨーク勤務。現在、六本木ヒルズ ライブラリーで「地図トーク」を開催。地図文化の普及に努めている。 財団法人 山階鳥類研究所 標識研究室長 1951 年 滋 賀 県 生 ま れ 。 渡 り 鳥 の 生 態 研 究 、 特 にツル類の渡りをカラーリングや人工衛星追跡など で研究。国内および東南アジアでの渡り鳥調査の 指導に従事。ヤンバルクイナには発見当初から関 わり、生態研究を継続中。アホウドリ保全のため、火山噴火の危険 のない小笠原聟島への再導入プロジェクトを推進。 納谷淑恵 NPO法人 グローバルプロジェクト推進機構 (JEARN)「防災世界子ども会議」副代表 1983年兵庫県に教諭として奉職。03年第10回アイ アーン国際会議副実行委員長。05年より「防災世界 子ども会議」副代表。06年Microsoft W orldwide Innovative Teachers’forumにてコミュニティ賞2位受賞。現在、兵 庫県立川西高等学校宝塚良元校教諭。NPO法人 JEARN理事。大 阪大学にて言語文化学博士号を取得。 増井光子 よこはま動物園 ズーラシア園長 1959年、東京都に奉職。86年日本初パンダの人工 繁殖で都知事表彰受賞。90年に多摩動物公園園長、 92年上野動物園園長となる。96年より麻布大学獣 医学部教授、99年よこはま動物園ズーラシア園長と なり、兵庫県立コウノトリの郷公園長も兼任。2001年より日本野生動 物医学会会長。 2007年環境大臣賞受賞。近年は馬の長距離レース 「エンデュランス」の選手として世界選手権出場など国内外で活躍中。 眞鍋かをり 小牧和雄 タレント 国土交通省 国土地理院長 愛媛県出身。横浜国立大学卒業。趣味はパソコン、 料理、好きなスポーツは、剣道。特技はアナウンス、 イラスト。血液型A型。趣味はモータースポーツ観戦。 NTV系 「 おもい ッきり イイ!!テレビ」、CX系「とくダ ネ!」、TX系「メガスポ!」などのTV番組にレギュラー出演中。 1951年生まれ。東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、京都 大学博士(理学)。国土地理院地理地殻活動研究センター長、測地 部長、企画部長、参事官などを歴任、現職に至る。長年測量行政に 携わる中で、測地観測データ解析手法の高度化、地殻変動の解明、 国際標準に適合した位置情報基盤である世界測地系の導入などに 貢献した。「最小二乗法の理論と応用」(共著、東洋書店)などを執筆。 ■「地球地図」の活用事例等展示(会場ロビー) 「地球地図を使った、観光情報の発信と 国際交流」 上野浩司(沖縄尚学高等学校・NPO法人 グローバルプロジェクト推進機構 〔JEARN)副理事〕) 「地球地図」データの紹介 国土交通省 国土地理院 ※この他、シンポジウムでの事例発表者の展示も予定しております。 <会場へのアクセス> ●時事通信ホール 〒104-8178 東京都中央区銀座5-15-8 TEL 03-3546-6606 ○東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」 (6番出口)から徒歩1分 ○都営大江戸線「築地市場」駅から徒歩4分 ○東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 「銀座」駅から徒歩7分 ○JR「有楽町」駅から徒歩12分 地球地図活用例 ●森林マップ(「地球地図・樹木被覆率データ」〔試作〕) ●地球地図によるレイテ島大規模地すべり 被害地周辺図 (国土地理院、千葉大学、地球地図国際運営委員会事務局) (国土地理院) ●渡り鳥マップ(ツバメ) ●「地球地図の学校」生徒作品 (山階鳥類研究所) (左:慶応義塾普通部の生徒作品 右:タイのPrincess Chulabhorn’s College Nakhon Si Thammarat 校の生徒作品) ■地球地図とは: 1992年に開催された「地球サミット」をきっかけとして、日本の建設省(現在の国土交通省)が世界に呼びか けた、地球環境問題に対処するための「地球地図構想」が地球地図プロジェクトの始まりです。国土地理院が 地球地図国際運営委員会(ISCGM)の事務局を務めるなど、我が国はプロジェクトの中心的な役割を果たし ています。 2008年2月29日現在のプロジェクトへの参加国・地域は178で、世界の大部分の国が参加しており、2008年 に全球陸域のデータを含む地球地図(第1版)を完成・公表することとしています。 ●8つの地理情報を持つ地図 「地球地図」は、標高、土地被覆、土地利用、植生、境界、交通網、人口集中地区、水系の8つの情報からなっています。 標高 土地被覆 土地利用 植生 境界 交通網 人口集中地区 水系 ●縮尺100万分の1のデジタル地図 ●世界各国が協力して作成 デジタル地図なので、コンピュータを用いることにより、 拡大・縮小したり、他の地図や画像、統計データを重ねた り、テキストを書きこむことができます。立体地図を作る こともできます。 「地球地図」と他の地図との大きな違いは、世界の国々そ れぞれが自分の国の地図を作成し、持ち寄ることによって 整備を進め、世界で共有しているということです。「地球 地図」はとても<公平>な地図であるということがいえま す。 また、我が国は開発途上国に対し技術的な支援を行うなど、積 極的にサポートを行っています。 ●全世界、同フォーマットで作られている陸域地図 同じルールで作られた地図なので全世界の地図を比較でき ます。 ●誰でも無料で利用できる ●5年ごとに更新 更新したデータが蓄積していくと、地図の時系列データが でき、地球の環境変化を見ることができます。 地球地図は非営利目的ならば、誰でもインターネットから ダウンロードして使うことができます。 お問い合わせ先: 「地球地図シンポジウム」事務局: [email protected] 「地球地図」についての詳細は下記ホームページを覧ください。 みんなの地球地図プロジェクトホームページ: http://www.globalmap.org/
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