9 第一章 読解の基礎 2 チェックテスト 次の文章を読んで、後の問いに

9 第一章 読解の基礎
チェックテスト
︵
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
・ は、
︶
段落番号。
しょく
﹁植物は動けないので、繁殖のためには﹂﹁大型動物
︵に食べられること︶
に
よ っ て、 種 子 を ほ か の 土 地 へ 運 搬 し て も ら わ ね ば な ら な い。 そ の た め
に﹂果実に﹁甘い味をつけ﹂たり﹁芳香を放つようにしたり﹂﹁目立つような
色をつけ﹂たりしたと説明しています。
問二
線⑵﹁直接役立たない出費﹂とありますが、なぜこのよう
ゆい いつ
はん
段落
文から、﹁種子散布者﹂である大型動物に﹁種子を呑
えれば、 文にあるように、
﹁種子散布者である動物の好みに合うような
にしたり﹂﹁目立つような色をつけ﹂たりしたことがわかります。言い換
み込んでもら﹂うために、果実に﹁甘い味をつけ﹂たり、﹁芳香を放つよう
考え方 エ
果実を食べる動物の繁殖を助けるため。
ウ
果肉を作らず、より多くの種子を生産するため。
イ
果肉を動物に食べられないようにするため。
ア
果実を食べる動物の好みに合うようにするため。
号で答えなさい。
のであるが、 唯一食べられるために作られている器官がある。
にゅうるい
めには風や水の力を借りるか、鳥や哺乳類のような大型動物によ
うんぱん
ほうこう
って、種子をほかの土地へ運搬してもらわねばならない。そのた
あま
こ
めに甘い味をつけ、宣伝用に芳香を放つようにしたり、赤や黄色
といった目立つような色をつけたのである。
の
甘くなくても、また果肉が少なくても種子を呑み込んでもらえ
りょく
①
①
③
るなら、植物は種子を包むだけの小さな果実しか作らなかったで
②
④
あろう。 コストがかかるからである。 ﹁コスト﹂とは、繁殖の
⑵
ために 直接役立たない出費である。 つまり、果肉を作らなく
⑤
てもよいなら、その分を種子の生産にまわせるわけである。 し
み
かし、種子散布者をめぐって、同種あるいは他種の植物の間で競
⑥
争 が 起 こ る 。 種 子 散 布 者 で あ る動 物 に と っ て よ り 魅 力 的 な 果 実
⑦︵まとめ︶
段落で筆者が言いたかったことをまとめるとき、注目すべき
、その理由づけとして⑤⑥。
文のはじめにある﹁しかし﹂の後に、筆
果肉を作るのか
種子散布者としての動物をひきつけるため。結論は
考え方 な ぜ 植 物 は﹁ 繁 殖 の た め に 直 接 役 立 た な い 出 費 ﹂を し て ま で
三つの文を番号で答えなさい。
問三
果実﹂を作ることで、植物は﹁より多くの子孫を残﹂そうとしたのです。
⑦
者の言いたいことが書かれています。
⑤
を作った植物 個体は、より多くの子孫を残す。 こうして種子散
⑴
⑦
布者である動物の好みに合うような果実が進化した。
にし だ としさだ
︵西田利貞﹁動物の﹃食﹄
に学ぶ﹂
より︶
問一
線⑴
﹁唯一食べられるために作られている器官﹂
とあります
段落中からさがし、はじめの五字をぬき出して答えなさい。
が、なぜこのような
﹁器官﹂
が作られたのですか。理由がわかる一
文を
15
ほ
な﹁出費﹂をかけるのですか。最も適当なものを次から選び、記
5
10
果実、正確にいうと果肉である。植物は動けないので、繁殖のた
⑴
防御戦略を持っている。植物の多くの部分は、食べられては困る
ぼうぎょ
植物はほかの生き物に食べられないように、物理的、化学的な
2
考え方 線 の﹁器官﹂=﹁果実﹂﹁果肉﹂が作られたのは、なぜか。
読解の基礎
文章
103 第二章 かなと漢字の知識
かなと漢字の知識
漢字の音訓
⑵
同字異音︵音読みが二つ以上ある漢字︶
いちばん
どういつ
ぶんめい
もんく
たいよう
まるた
はんたい
たんもの
へんか
けしん
たいせつ
分∼
人口
土曜
土地
大学
大半
天女
女子
細工
工場
様子
弟子
知己
自己
万能
万一
元気
元日
じんこう
どよう
とち
だいがく
たいはん
てんにょ
じょし
さいく
こうじょう
ようす
でし
ちき
じこ
ばんのう
まんいち
げんき
がんじつ
分︶
10
⑴
熟語の 読 み 方
次の熟語の読みを、同じ漢字の読み方に気をつけて答えなさい。しお
化身
大切
︵目標所要時間 りなどを用いて、答えをかくして確認しましょう。
レベル
反対
反物
次の熟語の読み方は、ア=﹁音・音読み﹂、イ=﹁訓・訓読み﹂
、ウ=
変化
分︶
ゆ とう
﹁音・訓読み︵重箱読み︶﹂、エ=﹁訓・音読み︵湯桶読み︶
﹂
のどれにあた
分∼
りますか。それぞれ記号で答えなさい。
レベル
いっさい
一切
ぶんるい
屋根
分類
むふんべつ
街角
絵本
無分別
野菜
駅前
雨具
ごぶごぶ
3
︵目標所要時間 台所
十日
五分五分
王様
常夏
人物
けいだい
ないよう
毛糸
境内
内容
手紙
5
5
20 15 10
場面
親身
荷物
湯気
火薬
路地
9
17 16 15 14 13 12 11 10
4
言語
何度
10
9
19 14
2
5
8
18 13
A
7
17 12
1
次の熟語の読みを、音読みの部分はカタカナで、訓読みの部分はひ
分︶
1
らがなで答えなさい。
分∼
同一
一番
殺生
文明
毎朝
試合
上着
文句
両側
素顔
小型
太陽
胃腸
損得
益鳥
動物
丸太
2
菜種
野原
役場
親切
3
︵目標所要時間 宿敵
王様
着陸
4
レベル
浜辺
布地
居間
手帳
5
8
30 25 20 15 10
札束
水際
客間
出席
関所
熱湯
天然
茶畑
5
かなと漢
字の知識
34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18
A
4
29 24 19 14
3
28 23 18 13
2
10
9
6
2
A
7
27 22 17 12
5
8
7
第二章
1
6
26 21 16 11
1
6
16 11
4 対義語・類義語 128
熟語の知識
分∼
分︶
レベル
︵目標所要時間
分∼
支出
進歩
成功
寒流
前進
予習
自然
勝利
欠点
安心
賛成
理想
無害
発信
入場
暗黒
全体
内容
合成
平等
祖先
害虫
減少
利益
入学
単純
分︶
10
対義語・類義語
︵目標所要時間
短所
不利
戦争
原因
起点
進化
拡大
4
次の熟語の対義語を漢字で答えなさい。
レベル
赤字
下校
安全
起立
晴天
容易
直接
感情
解散
下車
入院
少量
開会
たか ね
高値
6
早春
8
12
16
直線
当番
発車
満足
下山
出席
有名
10
14
18
22
3
20
5
26
7
24
9
13
17
21
11
28
4
25
15
5
2
8
12
16
20
24
19
23
27
2
3
30
西洋
一部
軽視
悪意
幼虫
10
A
1
7
5
2
6
10
14
18
11
27
1
22
15
19
23
29
4
A
26
30
28
第三章
1
5
9
13
17
21
25
29
1 慣用句 132
4
3
2
1
語句の知識
次の
2
ね
分∼
分︶
に身体の一部を表す言葉を入れて、下の意味を
︵目標所要時間 が高い⋮自分に関して得意げにしている様子。
を洗う⋮よくない仕事をきっぱりやめる。
に抜ける⋮りこうで、判断や理解がはやい。
ぬ
を切る⋮あまり好ましくない人間関係をやめる。
から
に付く⋮あきあきしていやになる。
がすべる⋮言ってはいけないことをうっかり言ってしまう。
にたこができる⋮同じことを聞かされ、うんざりする。
をさぐる⋮相手の考えをそれとなく知ろうとする。
が広い⋮つきあいが広く、多くの人に知られている。
をのばす⋮遠くまで出かけていく。
を曲げる⋮きげんをそこね、言うことを聞かなくなる。
が痛い⋮どうしていいのかわからずになやむ。
を並べる⋮そばにならんで立つ。同じくらいの実力をもっ
おどろ
が高い⋮すぐれたものを見分けるだけの力がある。
に乗る⋮相手の計略にひっかかる。
に縒りをかける⋮力や技術を示そうと張り切る。
よ
に水⋮突然のことで、驚く。
とつぜん
が利く⋮もののいい、悪いを見分ける能力がある。
をこまね︵ぬ︶
く⋮何もしないで、ただ見ている。
ている人が、対等の関係でならぶ。
を据える⋮おちついてゆっくりやる体勢である。
寝
が下がる⋮相手が立派なのに感心し、尊敬の念をもつ。
を長くする⋮実現を今か今かと期待しながら待つ。
の荷が下りる⋮責任や負担から解放される。
をひっぱる⋮他人の前進や成功のじゃまをする。
10
A
慣用句
1
5
レベル
2
に身体の一部を表す言葉を入れて、下の意味を
3
持つ慣用句を完成させなさい。
4
分∼ 分︶
5
6
次の
はじ
7
︵目標所要時間 を明かす⋮まわりの人を出しぬいて、あっと言わせる。
が出る⋮予定以上の出費で赤字になる。
を焼く⋮手だてがなくて困る。もてあます。
に余る⋮あまりのひどさにだまっていられない。
を割る⋮かくしていたことをしかたなしに話す。
をかける⋮特にかわいがってめんどうをみる。
が痛い⋮自分の欠点を言われて、聞くのがつらい。
を割る⋮かくさないで心の中をすっかり打ち明ける。
じ まん
にかける⋮自分で自分のことを自慢する。得意がる。
いか
に余る⋮自分の力では解決できない。
けいはく
が立つ⋮心のなかに怒りの気持ちがわく。
う
が浮く⋮軽薄な言動を見聞きして不快な気持ちになる。
ぬ
が鳴る⋮自分の才能や力を示したくて、むずむずする。
どろ
8
がない⋮我を忘れるほど好きである。見分ける力がない。
す
に泥を塗る⋮相手にがまんできないような恥をかかせる。
10
レベル
5
持つ慣用句を完成させなさい。
6
7
9
13 12 11 10
19 18 17 16 15 14
8
5
1
1
A
第四章
9
20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10