第57号 〒950-2087 E-mail 平成 17年9月1日 住所 新潟市西有明町 1 番 27 号 [email protected] 薬 薬 の の 発行 Tel 025-267-1251 ホームページアドレス リリ ス ス ク ク FAX 025-267-3199 www.shinrakuen.com 薬 薬剤 剤部 部長 長 林 林 静 静一 一 薬は病気を治したり、不快な症状を改善してくれますが、本来人間の体にとって は異物でありその使い方や使う量、使う人の体質などによって、体に有害な作用を もたらすことがあります。 病気の治療という目的に沿って現れる作用を主作用、目的に反して現れる体に 都合の悪い作用を総称して、一般的に副作用と呼んでいます。副作用の全くない薬はありません。薬の副作用を少 なくするためには、まず決められた時間に、決められた量をきちんと守って服用して下さい。 万が一にも副作用があらわれた場合は、かかりつけの薬剤師にご相談下さい。 [[ 副 副作 作用 用は はど どん んな な場 場合 合に に起 起こ こる るの ので でし しょ ょううか か? ? ]] ①用量超過: 適正な使用量を超えて薬が使われると、体に機能障害が起こる場合(中毒)。 ②作用の非特異性: 治療の目的で使った薬が、病気を起こしていない部分にも作用してしまった場合。 ③過敏症(アレルギー): 薬に対する感受性が上昇し、免疫機能が異常に反応する場合。 ④相互作用: 複数の薬を併用したために、一つの薬の効果が著しく増減した場合。 [[ 副 副作 作用 用の の一 一例 例 ]] 薬 剤 の 一 例 (用途) 主 な 副 作 用 鎮痛剤 (痛み止め) 胃腸障害、腎障害、肝障害、アレルギー 抗不安薬 (精神安定剤) ふらつき、めまい、妄想 抗ヒスタミン剤 (花粉症、アレルギー) 眠気、頭痛、発疹 強心剤 (心臓の働きを強めます) 胃腸障害、不整脈、視力障害 利尿剤 (尿の出を良くします) 脱水症状、疲労感、起立性低血圧 抗生物質 (細菌の繁殖を抑えます) 胃腸障害、腎障害、アレルギー、難聴 抗コリン剤 (潰瘍、痙攣性の痛み) ステロイド剤 (炎症を鎮め、免疫抑制) 口の渇き、便秘、悪心、食欲低下、頻脈、動悸、排尿障害、緑内障、 視調節障害 胃腸障害、顔などのむくみ、高血圧、心不全、糖尿病など生活習慣 病の悪化、眼圧の上昇、緑内障、ウイルス・細菌感染症 [[ 副 副作 作用 用が が起 起こ こりりや やす すくく、、特 特に に注 注意 意が が必 必要 要な な人 人 ]] 起こりやすい人 起こりやすい理由 アレルギー体質の人 薬に対して過敏に反応することがある。 肝臓や腎臓に病気がある人 薬の代謝・排泄能力が低下しているため、薬が体の中に残りやすく なっている。 高齢者 肝臓や腎臓の機能が低下している。 複数の薬を飲んでいる人 複数の薬を飲むことで、薬の相互作用のため肝臓や腎臓の機能に 影響を与える。
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