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北海道電力配電用品規格(HDS)
平成 24 年 2 月改定
コンクリート柱補強板
1.一
般
事
項
1.1 適用範囲
この規格は、北海道電力配電用品規格(以下、「HDS」と言う)「プレストレストコンク
リートポール」およびHDS「遠心力プレストレストコンクリートポール、遠心力鉄筋コン
クリートポール」(以下、
「コンクリート柱」と言う)の強度を補完する目的で施設する「コ
ンクリート柱補強板」
(以下、
「補強板」と言う)に適用する。
1.2 種
類
補強板の種類は、表 1 のとおり。
表1
種類
地際取付用大
中間取付用大
地際取付用小
中間取付用小
適用
A、B、C、D 型コンクリート柱
地際付近の補強に使用する
A、B、C、D 型コンクリート柱
中間部の補強に使用する
O 型コンクリート柱地際付近
の補強に使用する
O 型コンクリート柱中間部の
補強に使用する
適用径※
ひび割れ荷重
破壊荷重
最大 370 ㎜
最小 295 ㎜
3.43kN
6.86kN
最大 253 ㎜
最小 205 ㎜
1.96kN
4.9kN
※.補強板の中心部
1.3 表
示
補強板には、施設後に製造者と製造年(西暦)および種類を確認出来るよう、容易に消え
ない方法で表示する。
2.構造、材料及び性能
2.1 一般事項
補強板の構造および材料は、次のとおり。
(1) コンクリ-ト柱に出来るだけ密着させ、コンクリ-ト柱に傷を与えない構造。
(2) コンクリ-ト柱に容易かつ確実に取付けできる構造。
(3) 一般公衆が容易に昇柱できず、接触しても容易にけがを負ったり、被服を損傷させたりし
ない構造。
(4) 容易に錆びない材料を使用する。
-1-
2.2 性
能
補強板の性能は、3 の試験方法で試験したとき表 2 のとおり。
表2
耐荷重
項目
ひび割れ
荷重
破壊荷重
防食性※
性能
試験方法
表 1 のひび割れ荷重を加えた時、変位が 300mm 以内で、
かつ変形が継続しない。
3.4(2).(3)
ひび割れ荷重試験に引続き、表 1 の荷重を加えた時、
コンクリート柱が破壊しない。
亜鉛めっき付着量 350g/m2 以上
3.4(4)
※溶融亜鉛めっきを使用した場合の付着量と試験方法について規定しており、溶融亜鉛め
っき以外の防錆処理を行う場合には、あらかじめその効果について溶融亜鉛めっきと相
対比較した技術資料などを提出するとともに、当社と協議の上、了承を得る。
3.試
験
3.1 試験の種類
試験の種類は、次のとおりとし、それぞれの項目について「3.4 試験方法」により試験を
行い、
「1.一般事項」
「2.構造、材料及び性能」の規定に適合する。
(1) 形式試験
品質の良否を判定するための試験
(2) 受入試験
受入を決定するための試験
3.2 形式試験
形式試験は以下の試験を行い、試料数は 2 組とする。
(1) 構造試験
(2) 曲げ強度試験
(3) 破壊試験
(4) 亜鉛めっき試験
3.3 受入試験
受入試験は、構造試験を全数行う。
3.4 試験方法
(1) 構造試験
目視および適当な度器を用い、外観、構造、付属品および表示について 1 の規程に適合す
るか調べる。
(2) 曲げ強度試験
材齢 30 日未満のコンクリート柱(地際取付用大、中間取付用大は A 型 13m、地際取付用小、
中間取付用小は O 型 12m)を図 1 のようにすえ、補強板を施設した上から図 2 の木製まくら
材を当ててこれを固定し、荷重点においてコンクリート柱軸になるべく直角となる方向にゆ
-2-
るやかな速さで水平な荷重をひび割れ試験荷重まで加え、変位が表 2 に適合することを調べ
る。
なお、コンクリート柱は図 3 のとおり、支持点断面の引張側鉄筋を全て切断したものを使
用し、コンクリート柱を水平にすえて試験を行う場合にはコンクリート柱の自重を支えるた
めに適当なローラーを用いる。
(3) 破壊試験
前項の試験が終わったのち、コンクリート柱が破壊するまで荷重を加え、表 2 に適合する
ことを調べる。
(4) 亜鉛めっき試験
JIS H 0401「溶融亜鉛めっき試験方法」により、表 2 に適合することを調べる。
150 ㎜
固定台
固定箇所
補強板中心
荷重
補強板
末口
柱軸
元口
荷重点
まくら材
100 ㎜
(2,200 ㎜)
[2,000 ㎜]
ジャッキ
支持点
250 ㎜
(10,550 ㎜) [9,750 ㎜]
(13,000 ㎜) [12,000 ㎜]
※( )内は地際取付用大、中間取付用大、[ ]内は地際取付用小、中間取付用小の寸法を示す。
図1
荷重
コンクリート柱
接触するポールの外径
↑圧縮側
90°
適当な厚さ
まくら材
適当な長さ
×
×
× ×
×
×
↓引張側
適当な幅
支持点断面の引張側鉄筋を全て切断
図2
図3
4.そ
の
他
4.1 一般事項
製造者は、形式試験項目について本規格に従い、社内試験を実施し、その試験成績書を 2 部
提出する。
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4.2 関連規格
JIS H 0401(2007)
「溶融亜鉛めっき試験方法」
北海道電力配電用品規格 HDS「プレストレストコンクリートポール」
北海道電力配電用品規格 HDS
「遠心力プレストレストコンクリートポール、遠心力鉄筋コンクリートポール」
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【参考付図】
補強板(長)
補強板(短)
参考付図 1 補強板地際取付用大・中間取付用大 寸法図
参考付図 2 補強板地際取付用大・中間取付用大用
高強度ステンレスバンド寸法図
参考付図 3 補強板地際取付用大用 高強度バンド寸法図
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【参考付図】
補強板(長)
補強板(短)
参考付図 4 補強板地際取付用小・中間取付用小 寸法図
参考付図 5 補強板地際取付用小・中間取付用小用
高強度ステンレスバンド寸法図
参考付図 6 補強板地際取付用小用 支線バンド(大)寸法図
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