「Lyncを活用したグローバルコミュニケーションシステム」導入事例 CASE STUDY 参天製薬株式会社 様 User Profile 世界各拠点とのコラボレーションへ。 Microsoft Lync Serverを活用した コミュニケーション基盤を刷新 「世界で存在感のあるスペシャリティ・カンパニー」 の実現を目指すことを長期的な経営ビジョ ンに掲げる参天製薬株式会社。2013年、同社ではCSK Winテクノロジの支援のもと、 Microsoft Lync Serverを活用し、 グローバルコミュニケーション基盤を刷新。 世界各拠点 参天製薬株式会社 で働く社員同士のコミュニケーションやコラボレーション促進を実現した。 創業1890年。眼科とリウマチに特化したスペシャ コミュニケーションの促進へ Microsoft Lync Serverを導入 世界10カ国以上に拠点を擁し、製品販売 は50カ国以上におよぶというグローバル そこで数年前から、世界各拠点の社員が リティ・カンパニー として、 人々の目とからだの健康 密に連携ができるコミュニケーション基盤 維持・増進に寄与するための事業活動を行って の検討を続けてきた。そうした中で同社が いる。基本理念は、社名の由来でもある「天機に コミュニケーション基盤として着目したのが 「Microsoft Lync Server」 である。 参与する」。従業員一人ひとりが参天製薬の一員 としての自覚を持ち、理念を理解し、自ら考え、 実行することで、患者さんと患者さんを愛する カンパニー、参天製薬株式会社。ビジネス 「 欧 州リージョン の 中 心 で あるフィン のグローバル展開に伴い、世界各地との ランド(Santen Oy)では以前より、Office を使命と考え、人々の「ひとみ」 と 「からだ」の健康 コミュニケーションが増えていく中で、いく Communications Server(OCS)を導入し、 維持・増進に寄与していく。 つかの改善点が浮き彫りになった。 コミュニケーションに活用していて、 日本でも 「従来は電話とメールがコミュニケーション 試験的に一部のユーザはOCSを使っていま の主体でした。 しかし、 時差があるため、 リアル した。 使い勝手も良く、 コミュニケーション基盤 タイムのコミュニケーションは容易ではあり として優れているということで、OCSの後継 ません。メールを送っても読んでいないの であるMicrosoft Lync Serverをグローバル ではないかという不安もあります。顔を見て で導入することを決定しました」 (亀井氏) 話をする機会が少ないため、信頼感に裏付 Microsoft Lync Serverを導入し、世界各国 けされた本当の意味でのコミュニケーション に点在するCisco社のテレビ会議システム を開始するには時間を要していました」 と語 も活用して、 グローバルで緊密に連携できる こととなった。 チーム 亀井 聡氏だ。 グローバル化が進み、 出席できないというケースがあったという。 裏付けされた技術力と 信頼・安心感が採用のポイント また、同社のコミュニケーション基盤は 同社ではMicrosoft Lync Serverの導入決定後、 大きく日本、米国、欧州と3つのリージョンに その構築にあたるパートナーの選定に入った。 海外への出張も増えたことで他の会議に 分かれており、ITを活用することで、 それぞれ コンペによって、数ある中からパートナーと のリージョンとのさらに緊密な連携を促進 して選ばれたのがCSK Winテクノロジだ。 していきたい想いもあったという。 CSK Winテクノロジの提案は、Microsoft 世界10カ国以上に拠点があり、製品販売は50カ国以上にもおよぶ参天製薬株式会社。眼科とリウマチ領域に特化した スペシャリティ・カンパニーとして、人々の目とからだの健康維持・増進に寄与している。 ■ 代表者/黒川 明 ■ 創業/1890年 ■ 資本金/70億8,000万円 (2013年3月31日現在) ■ 従業員数/3,050名(連結) (2013年3月31日現在) ■ URL/http://www.santen.co.jp 参天製薬株式会社 情報システム本部 インフラシステムグループ インフラシステムチーム 氏 新たなコミュニケーション基盤を構築する インフラシステムグループ インフラシステム ■ 所在地/〒530-8552 大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪 タワーA 亀井 聡 るのは、 参天製薬株式会社 情報システム本部 人たちを中心に、広く社会への貢献を果たすこと 「Lyncを活用したグローバルコミュニケーションシステム」導入事例 参天製薬株式会社 様 CASE STUDY からもタイミングの良いコミュニケーション ■参天製薬様のシステム構成イメージ フィンランド Edge 95 が取れるようになったと評価が高いです。 US VCS クライアント Lync サーバ クライアント Lync サーバ Edge 95 それに、PCからテレビ会議に参加できるの VCS で大変好評です。出張先からでも参加可能 なので、重要な会議に欠席せずにすみます」 Global WAN と亀井氏。 さらに、 テレビ会議では顔を合わせ ながら進められるので「親近感や信頼感が 日本 VCS SX 20 ADCS サーバ ドメイン Exchange コントローラー 向上する」 と効果を強調する。 今回のコミュニケーション基盤構築では、 既存のIP-PBXと連携することで、Lyncクライ アントから直接電話やテレビ会議に参加 クライアント フロントエンド SCDPM サーバ することが可能で、利便性の高いシステムと バックエンド SharePoint サーバ(SQL) なっている。IP-PBXとの連携はモバイル ワーキング支援という側面で、今回は一部 Lync Server 2010に加え、既存のテレビ会議 多くなり、苦労があったと亀井氏は振り返る。 の利用頻度の高い部門のみに導入したが、 システムを活用するためにCisco TelePresence 「グローバルコミュニケーションの向上と 他の部門にも展開していく予定だ。 Video Communication Server(VCS) を導入。 いう目的では各国一致していましたが、実作 今後は出張費の削減などの効果も現れ 国内外すべてのユーザがLyncクライアント 業に入るとやはり海外とのやり取りというの るはずだ。 を利用してプレゼンスの確認やテレビ会議 は苦労がありました。構築中には海外のテ 「まずはコスト削減というよりも、 コミュニ を行うことが可能となるというものだった。 レビ会議システムの設定やCiscoの仕様変 ケーション基盤の導入により、離れた場所の 亀井氏はCSK Winテクノロジからの提案 更に戸惑いましたが、CSK Winテクノロジに 社員同士がコミュニケーションを密に取れ について、その印象を次のように語る。 ご協力いただき、最終的には想定通りの基 る環境ができたということが大きいと思い 「提案内容1つ1つが技術的に裏付けられ 盤が完成しました」 (亀井氏) ます。 まだスタートの段階です。 これですべて たものでした。CSK Winテクノロジは弊社 構 築 作 業 は 約 4カ月。短 期 間で 新 た な ができたとは思っていませんが、業務効率や からの疑問に対して、確実に『できること』 グローバルコミュニケーション基盤の構築 スピードアップに効果があり、導入は成功と と『できないこと』を明示してくれました。 は完了した。 考えています」 (亀井氏) とても信頼感と安心感がありました。 そして、 最後に亀井氏にCSK Winテクノロジへ に高い技術力を実感しました」 タイミングが良く 親近感・信頼感のある コミュニケーションが実現 しています。 弊社ではIT環境にマイクロソフト コミュニケーション基盤を構築する技術力 コミュニケーション基盤の稼働開始後は、 製品を選ぶケースが多いのですが、マイクロ に加え、信頼感、そして要件となっていた Lyncクライアントを利用する社員向けに、 ソフト製品に強いというところも特に心強く スケジュールマネジメント、コストなどに 亀井氏は製品の紹介や使い方の説明会を 思っています。今後もビジネスを進めていく ついても満足のいく提案を行ったCSK Win 実施。 今では多くの社員がLyncクライアントを ために、IT導入のサポートや、ユーザがいか テクノロジが選ばれたのだ。 活用したコミュニケーションを行っているという。 にこれらのツールをビジネスに活用していく その後、コミュニケーション基盤の構築 「一番の効果はプレゼンス、相手の在席 かに重点を置いて、 活用促進や機能追加など がスタート。構築には海外とのやり取りが 状況が確認できるというところですね。社員 を進めていきます」 と語り、締めくくった。 プロジェクト進行中においてもその姿勢は 変わらず、多数のSIベンダーの中でも非常 の評価と今後の展望を伺った。 「 CSK Win テクノロジの技術力、 サポート力など高く評価 ● 担当者コメント 弊社は、 「Lync Server/Exchange/SharePoint/ DynamicsCRM/SQL BI」などマイクロソフト 基盤を活用し、企業や社員個々人が戦略的 に 情 報 共 有 で きるコミュニ ケ ーション プラットフォームを提供しております。参天 製薬様にも、その一環としてLync Server 導入のご支援をさせていただきました。 今後 も弊社のノウハウや技術力で、参天製薬様 のワークスタイル に 合 わ せ たご 提 案を させていただきます。 株式会社CSK Winテクノロジ 第一事業部 開発部 第三開発課 課長 吉田 幸一 氏 株式会社CSK Winテクノロジ 東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビル Tel:03-3343-2512 Fax:03-3343-2644 株式会社CSK Winテクノロジ ソリューション営業部 西日本営業課 高井 純子 氏 http://www.cskwin.com/ ※掲載されている製品/サービス名称、社名、ロゴマークなどは該当する各社の商標または登録商標です。
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