作成目 2009 年 1 月 1 目 製品安全データシート(例) 1.製品及び会社情報 製品名 : 会社名 : 住所 : 担当部門 : 電話番号 : 緊急連絡先 : 整理番号 : FAX 番号: 2.組成、成分情報 単一製晶・混合物の区分:混合物 化学名 :ウレタン系ホットメルト接着剤 危険有害成分 化学式 含有量(%) 化審法番号 ジフェニ-ル 4.4'ジイソシアネ-ト(MDI) C15H1002N2 通知物質 PRTR2 種 1.0 (4-)118 CAS 番号 通知物質 101-68-8 PRTR2 種、労安法 :第二種指定化学物質(PRTR 法第 2 条第 2 項及び第 3 項に規定している化学物質) 労安法 :通知対象物(労働安全衛生法第 57 条の 2 第 1 項における制令で定めるもの) 3.危険有害性の要約 最重要危険有害性 有害性 :変異原性あり、皮膚、粘膜等に接触すると刺激性があり炎症を起こす。特に、目 に触れると、場合によっては視カ障害を残すことがある。 物理的及び化学的危険性 :可燃性があるので火気に注意。加熱溶融した製品が皮膚に接触すると火傷を起す。 分類の名称(分類基準は目本方式) :その他の有害性物質 4.応急措置 目に入った場合 :清浄な水で直ちに最低 15 分間洗眼し、直ちに眼科医の診断を受ける。 皮膚に付着した場合 :溶融物が皮膚に付着した場合、直ちに水で冷却し医師の診断を受ける。 吸入した場合 :被災者を直ちに新鮮な空気の場所に移す。安静,保温に努め、速やかに医師の診断を受ける。 飲み込んだ場合 :水で口の中をすすぎ、直ちに医師の診断を受ける。吐き出したら、再度飲み込ませないよう 注意する。医師の指示による以外は、無理に吐き出させないこと。 5.火災時の措置 消火剤 :水、強化液、泡、粉末、ハロゲン化物。 消火方法 :大規模火災の場合、溶融した製品に水散布すると、熱水または溶融した製晶が飛散することがある ので、この場合は泡消火剤を用いて空気を遮断することが有効である。消火作業は、付近の着火源 を断ち、有害なガスを吸い込まないように保護具を着用して風上から消火する。消火後は、製品の 内部が冷却するまでロープを張り、人の立入りを禁止する。 6.漏出時の措置 人体に対する注意事項 :暴露防止のため、保護具を着用して作業を行い、 蒸気の吸入や皮膚への接触を防止する。 漏出した場所の周辺にロープを張り、関係者以外の人の立入りを禁止する。付近の着火 源を取り除き、消火器材を準備する。 環境に対する注意事項 :本製品を含む廃水の公共用水域への排出又は地下浸透を防止するため、本製晶がこぼれ た床面などを水で洗い流してはならない。 除去方法 :加熱溶融した製品が漏出した場合、製晶が冷却してから取り除く。溶融状態で回収する 必要がある場合は、保護眼鏡、手袋、長神作業衣、有機ガス用防毒マスク等の保護具を 着用する。 7.取扱いおよび保管上の注意 取扱い 技術的対策 :火気厳禁。電気機材は防爆構造にするほか静電気、スパークなどによる着火源を生じな いようにする。吸入・接触のおそれがあるときは保護眼鏡・保護手袋等の保護具を使用 する。 注意事項 :局所排気装置の設置、設備の密閉化又は全体換気を適切に行うことが望ましい。 安全取扱い注意事項 :暴露防止のため、保護具を着用して作業を行う。蒸気の吸入、皮膚への接触を 避ける。 保管 :凍結、直射目光を避ける。空気中の水分と反応するので、適切な換気のある乾燥した屋 内で密閉保管する。その他、消防法、労働安全衛生法等の法令に定める所に従う。 8.暴露防止および保護措置 設備対策 :蒸気を吸入しないように、局所排気装置の設置、設備の密閉化又は全体換気を適切に行 うことが望ましい。 管理濃度・許容濃度 許容濃度(2006 年版) 物 質 名 管理濃度 ゾフェニールメタン 44'ゾイソシアネート(MDI) TWA 未制定 保護具 呼吸器の保護具 :有機ガス用防毒マスク 手の保麺具 :綿製手袋、耐熱手袋 眼の保護具 :保護眼鏡 皮膚及び身体の保護具 :長袖作業衣、安全靴 適切な衛生対策 :作業中は飲食、喫煙をしない。 9.物理的及び化学的性質 物理的性質 形状 :固形 色 :白色 比童 :約 1.2(20℃) 日本産業衛生学会 0.05mg/m 3 ACGIH 0.005ppm 軟化点 :約 50℃ 溶解度 :水に不溶。ベンゼン、トルエンに可溶。 引火点 :200℃以上 10.安定性及び反応性 安定性 :窒素ガス下で安定。 避けるべき材料 :水分、アミン、アルコール、その他活性水素含有化合物の混入をさける。 危険有害な分解生成物 :データなし 11.有害性情報 項目 2 へ記載の、危険有害成分(ジフェニ-ル 4.4'ジイソシアネ-ト(MDI))の有害性情報 急性毒性:LD50(50%致死量)…15g 以上/kg〈ラット経口) 刺激性 :蒸気は眼および上部呼吸器,気管を刺激し、皮膚に対しても刺激性がある。 刺激あるいは臭気を感じないような低濃度でも敏感な人は喘息様症状を起すことがある。 変異原性:Ames テストで代謝活性化酵素混合物(S-9mix)を添加した場合、変異原性を示す。 また、労働省はMDIを変異原性が認められる既存化学物質としている。 発がん性:IARC:グループ3(ヒトに対する発がん性については分類できない)
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