霧島山・新燃岳噴火に起因する太陽電池モジュール表面

2011 年 3 月 11 日
既に太陽光発電システムをご購入いただいたお客様
ソーラーフロンティア株式会社
霧島山・
霧島山・新燃岳噴火に
新燃岳噴火に起因す
起因する太陽電池モジュール
太陽電池モジュール表面
モジュール表面の
表面の火山灰清掃
火山灰清掃と
清掃と発電状況について
発電状況について
本年 1 月の新燃岳噴火以来、当社ではこれまで宮崎県内の各地域に設置されたシステム
状況、発電量の具合の調査、及びモジュール面の清掃について実地検証を行って参りまし
た。地場の建築関連の方々との協議も踏まえ、以下の検証結果をご連絡致します。
【検証結果について】
火山灰の種類・状態は、火口からの距離・方位により様々な種類がございます。都城
では砂が大量に降り注ぎました。宮崎市内では常にパウダー状の細かい灰が浮遊し、
清掃しても数時間で再び薄っすらと降り積もる状況が続きました。
砂や大量の灰が積もっている状態では、ほとんど発電しない事が確認されております。
一方、まとまった雨が降りますと、砂や灰は自然に洗い流され、通常の発電量とほぼ
変わらない状況に戻る事が確認されております。
当社では、太陽電池モジュール表面の清掃を様々な方法で試しました。集塵機、ブラ
シ、ワイパー等も試しましたが、作業時間が掛かる割に綺麗にはなかなかなりません。
作業性と効果の点では、高圧洗浄水を吹き付ける方法が一番優れた方法と見られます
が、この方法も作業方法を間違えますと住宅や屋根本体を傷めたり、太陽電池モジュ
ールの周囲シール部を傷める恐れも否定出来ず、一般にお薦め出来るものではありま
せん。また、この方法でも発電量は復活するものの、パウダー状の灰による白い汚れ
が完全に除去出来るものではありません。一方、雨に変わる方法として、水道水をホ
ースで太陽電池モジュール表面に掛けるだけでも、相当効果のある事が判っておりま
す。
【検証結果を受けて】
降灰が続いている状況では清掃後、すぐにまた表面に灰が積もってしまうことが予想され
ます。以上より、噴火終結までの当面の対策としましては、以下をお薦め致します。
降灰後は、降雨による自然除去をお待ちいただき、個人での清掃作業は、非常に危険
ですので絶対におやめ下さい。
雨樋の清掃等を業者に依頼する際、水道水をホースにて太陽電池モジュール表面に掛
けていただけないかご相談ください。
専門業者等から太陽電池モジュール表面の清掃をお薦めされた場合には、上記内容を
考慮の上、慎重に御判断ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
ソーラーフロンティア株式会社
お客様コールセンター:0120-55-8983(受付時間:平日 9:00~17:30)
※GW 期間、年末年始期間はお休みさせていただきます。