Application Note Application Note 個数計量 基本原理 はかりによる個数計量の基本原理 はかりによる個数計量の原理は非常に単純で、正確にカウントすることが課題です。ここで は、基本原理とそれに関連した課題を説明します。 0.0 グラム -- 個 50.0 グラム -- 個 50.0 グラム 10 1030.0 206 個 グラム 個 Application Note 1 ページの計量手順の詳細な説明 1. 2. 3. 4. 5. はかりに何も載せていない状態で重量 0 を示していることを確認します。 バルクから 10 個のサンプルを選択します。 選択した 10 個のパーツをはかりのプラットフォームに載せます。 重量が安定した後、表示は 50.0 グラムになりました。 サンプル・キーにタッチして、パーツの平均重量を決定します。 これは単重計量と呼ばれています。 平均パーツ重量(APW)は 5.0 グラムです。50 グラム/10 個 = 1 個当たり 5.0 グラム 6. 7. はかりに重量から個数への切り替えが表示され、「10 個」と表示されます。 バルク量のパーツをはかりに載せると、バルク重量は 1,030 グラムになります。 このバルク重量をパーツの平均重量 5 グラムで割り、結果は 206 個になります。 1,030 グラム/5 グラム = 206 正確な個数計量の使用上の課題 1. エラー: オペレーターは大きなエラーをもたらしてしまうことがあります。 オペレーターは以下のことを確認する必要があります。 • 計量を開始する前にはかりがゼロであること、 • 容器が使用されている場合、容器の風袋きを行なうこと、 • 正確で代表的なサンプルのパーツを選択すること、 • サンプルのパーツを正確に手動で計数すること、 • はかりに適切なサンプル・サイズ・データを入力し、 • すべてのパーツが個数計量用にはかりに置かれていることを確認します。 はかりはオペレーターを助けるように設計されています。ユーザー・プロンプト・ラン プ、自動サンプリング、自動パーツ計量に関する拡張機能など。 2. パーツ重量のばらつき: パーツの重量は、ひとつひとつ異なることがあります。これが、 複数のパー ツをサンプリングする理由です。選択したサンプルはカウントしたバルクの パーツを表し、バルクの数量に近くなるほど、個数の計量結果が「より正確に」なりま す。 3. 環境条件: 作業場所の環境は、主に基準計量の結果としての個数の計量に影響します。 例 えば、ファンの振動や気流ははかりの計量性能、さらには個数計量の精度に悪影響を与 えます。 4. はかりの選択の誤り: はかりの精度は個数計量の精度に影響します。個数を計量するパー ツに適したはかりを選択する必要があります。少量の小さな部品の個数を計量するため に大きなはかりを使用するべきではなく、また、小さなはかりで、はかりのプラットフ ォームサイズまたは計量性能を超える大きな数量の個数を計量することはできません。 www.mt.com Mettler-Toledo AG CH-8606 Nänikon Switzerland Subject to technical changes © 09/2010 Mettler-Toledo AG 詳細情報 メトラー・トレド株式会社 産業機器事業部 東京 TEL:03-5815-5513 FAX: 03-5815-5523 大阪 TEL:06-6266-1099 FAX: 06-6266-1372 東京本社 〒110-0008 東京都台東区池之端 2-9-7 池之端日殖ビル 6F
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