ココ・ファーム・ワイナリー 2003 オーバード赤

ココ・ファーム・ワイナリー
2003 オーバード赤
ココ・ファームでは品質にこだわり、どのワインも自信をもってお届けしておりますが、その中でも細心の
注意を払い、誇りをもって造られたワイン…オーバードはその最高の作品のひとつです。
オーバードは、2000 年、ミレニアムを記念して初めて作られ、大変好評をいただきましたが、これほど質
の良いものは毎年できるわけではなく、その後は皆様にお届けするまでにいたりませんでした。しかし、こ
の長い充電期間は無駄ではなく、この 2003 オーバードが生まれる助走だったのかもしれません。
フランスで有名なボルドー地方のメルロー種と、フランス南西部のマディラン地方で伝統的に栽培されてい
るタナ種をブレンドすることは大変珍しく、ココ・ファームの葡萄でしかできないもの。
この 2003 オーバード赤はミディアム・ボディでクラシックなスタイルの赤ワインに仕上がっています。
開栓してワインが注がれるときに広がる力強く豪奢な香りから、ヨーロッパで特別にデザインされたボトル
まですべてがこのワインの特性を象徴しているともいえるでしょう。このワインがもつ最大の特徴のひとつ
は、瓶の中で長い歳月を経て熟成し味わいを増していくことにあります。長期貯蔵にふさわしい構造としっ
かりした果実の濃縮度を備えもち、熟成が進むにつれて、ワインはよりいっそうなめらかで複雑になり芳醇
さを増し、洗練されていきます。
テクニカル・データ
品種:
メルロー、タナ
畑:
海外原料、国産原料使用
収穫:
2003/9/19、10/5
発酵:
除梗後軽くつぶし、24℃で発酵し、3 週間マセラシオン。
熟成:
18 ヶ月樽貯蔵。(約 25%は新樽を使用)
瓶詰:
瓶詰日: 2005/06/27
アルコール: 13.8%
収穫時の糖度:
22.7oBrix(平均)
本数: 1,979 本 (750mL)
酸度: 0.59 gm./100 ml.
残糖: 0.25%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
2003 年オーバード赤は、熟成可能なミディアム・ボディの赤ワイン。色調は、深いガーネ
ット。香りはプラムやカシスのようなフルーツ、葉巻やタールといった樽熟成による香ば
しさがある。口に含むと、充分に熟した力強いメルローのコクとやわらかさ、タナの個性
であるミネラル感のあるタンニンがしっかりとしたストラクチャーとして感じる。後味は
非常に長く、ほどよい酸味がアクセントとなっている。
料理との相性:
やや濃い、しっかりとした料理:牛フィレのステーキ、子羊の香草風味、フォアグラのポ
ワレ、鴨焼き、鰻の蒲焼き、 すきやき、チンジャオロースー、熟成した白カビチーズ
飲み頃:
5 年から 20 年後:熟成によって、よりなめらかで複雑な、芳醇なワインとなるだろう。
2005/7/16