発行◆せのお社会保険労務士・行政書士事務所 岡山県井原市岩倉町 1081-1 TEL 0866.63.3213 社会保険労務士せのサポが毎月発行しています 経営と労務の お役立ち情報 せのサポ定期便 平成 23 年(2011 年) 12 月1日発行 《12 月の労務・税務お仕事カレンダー》 ≪12月10日まで≫ ◆10月分の源泉所得税、住民税特別徴収税の 納付→ 郵便局または銀行 ◆雇用保険被保険者資格取得届の提出(前月 以降に採用した労働者がいる場合)→ 職安 ≪12月31日まで≫ ◆11月分健康保険料・厚生年金保険料の納付 → 郵便局または銀行 ◆給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得 者の配偶者特別控除申告書の提出 → 給与の支払者(税務署) 事/務/所/日/誌 11月の動き ●就職支援セミナー講師を務めました 10日、ハローワーク倉敷、29日、ハローワーク 和気で開催された、就職支援セミナーの講師を務 めました。今回は、主に就職前の基礎知識として 社会保険についてと、面接するうえで欠かせない 職務経歴書の書き方についてお話しさせていただ きました。 ●「いばら朝喝同好会」第5回目に参加 24日、当事務所が事務局を担当しています、雑 誌「致知」を使った早朝勉強会の第5回目を矢掛 町内の企業様で開催しました。当日は7名の参加 者がありました。次回、12月21日開催予定です。 ●「賃金制度セミナー」へ参加しました 22日、「中小企業モデル賃金制度セミナー」へ 参加のため、広島へ行きました。 中途採用の多い中小企業にとって、公正な賃金 制度の構築は、やる気を高めるだけでなく、人件 費の抑制という考えにおいても必須です。 今回は「要素別点数法」といういちばん簡易な方 法で役割評価による職務給導入の方法を勉強しま した。 平成 23 年 第 38 号 人事労務の森 イイ人材を募集する方法とは? ◆「採用したくない」人材を明確にする よく募集のとき、「いい人材を採用したい」という言葉 を耳にします。「では、御社にとってのいい人材とは、 どういう人なのでしょう?」 と、急に言われても、すぐに思いつきませんよね。 むしろ、採用したくない人材とは、どういった人かを考 えるほうがすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。 過去にあった労務管理上のトラブルなどから、こう いった人はぜひ避けたいという人物像があるはずな ので、それを考えればよいのです。 いい人材を採用しようと思っても、地方では、理想の 人材が応募してきてくれる機会が少ないため、採用し たくない人を決めること=よい人材を選ぶ判断基準と するほうが理にかなっているといえます。 ◆採用する媒体を考える 人材を明確にしたら、次に採用方法を考えます。 一般的にハローワークを使いますが、ハローワーク の求人票は法律的に様式が決まっていますので、あ る程度、募集内容が制限されます。 そこでハローワークの求人票を使う場合は、会社概 要、仕事内容、その他記入欄など比較的に自由に使 える枠で、上手にPRすることを心掛けます。 文章のうまい下手はあるかもしれませんが、まずは この欄に余白がないほど、びっしり埋めることで、情報 量を他社よりも多くすることが大事です。 ◆入社日は会社の理念を教える日にする 入社日は現場に出さずに、できれば社長さんがマン ツーマンで、会社の理念や方針を教えてください。くれ ぐれも入った初日に、消極的な社員に指導させないで ください。夢と希望を持って入った社員の未来は、いっ ぺんに不安へと変わりますのでご注意! お問い合わせは 0866-63-3213までどうぞ 受付時間●日祝以外、午前 9 時~午後6時 FAX050‐1188‐2050(FAX は 24 時間受付) 組織力向上委員会 ◆今月のポイント 「よい環境づくりが、よい人材を生む」 聖書の次に世界で売れているという書籍、ジェーム 私も以前、苦手な分野で現場に入ることがありまし ス・アレンの「原因と結果の法則」に、「トウモロコシか たが、苦手だと思っていても、やらなければなりませ らはトウモロコシが育たず、イラクサからはイラクサし ん。自然と必要な情報が耳に入ります、自分で調べよ か育たない」というくだりがあります。 うとします。 よい環境を作るのも、悪い環境にするのも、その人 自身の心であると言っています。 十数年間、外界と接することなく育った少女は、普 通の生活を送ることができなかったそうです。人は人 のなかで、人間になっていくのですね。 人がいかに環境に左右されるか、成功法則に「ノミ の法則」という考え方があります。 透明なガラス瓶にノミを入れ、蓋をし、しばらくして外 それを繰り返しているうちに、いつしか、苦手意識も なくなっていました。人は環境によって変わることがで きるのです。 ということは、「逆も真なり」で、会社の組織風土を変 えれば、そこにいる人たちも変わってくるということで はないでしょうか。 そこにいる人たち全員が向上心をもち、お互いに励 ましあい、ともに切磋琢磨する に出すと、ノミはガラス瓶の高さまでしか飛べなくなり 組織風土を作っていけば、自然 ます。再び飛べるようにするには、高く飛ぶノミの仲間 とそういった人材が育っていく の中に混ぜると、飛べるようになるそうです。 のではないでしょうか。 ●社長さん・総務担当者のための知っておきたい「助成金ワンポイント!」 「人材の開発と定着率向上にぴったりの助成金」 ◆社労士せのサポからのワンポイント! 今月の助成金は、パートさんや契約社員に対 し、正社員への転換制度や正社員と共通の処遇制 度などを設け、 実際に制度を適用した事業主に 対して支給する奨励金です。 この奨励金には、次の5つのコースがあります。 ①できる人材を正社員へ登用(正社員転換制度) ②パートのやる気を高める(共通処遇制度) ③パートのレベルアップ(共通教育訓練制度) ④長く働ける環境づくり(短時間正社員制度) ⑤福利厚生の充実で定着率向上(健康診断制度) この助成金を受給するためのポイントは、①就 業規則に制度を規定し、かつ実施前に届け出るこ と、②制度を作るだけでなく、実際に対象者が出る (運用する)ことです。 また、ほとんどすべてのコースが制度導入から2 年以内に実施することとなっています。 制度を導入する+ 実際に運用するこ とが必要です! 【主な要件と支給額】 ①1人目40万円、2人から10人目まで1名につき20 万円が支給されます。 ②導 入時に1回、60万円が支給されます。 ③のべ10人以上、実施した場合に支給されます。 (※平成23年度中は特例があります。)訓練修了者 の半数以上が雇用保険に加入していなければなりま せん。支給額は40万円です。 ④1人目40万円、2人から10人目まで1名につき20 万円が支給されます。(※2人目からの対象者が母子 家庭等の場合 、 割 増 あ り ま す 。 ) ⑤ 健康診断の対象外となっている人や 法定診断を 上回る内容の健康診断を実施した場合、申請できま す。 法定診断を上回る内容とは、人間ドック、生活習 慣予防検診です。支給額は40万円です。 ★詳しくは、当事務所へお問い合わせください ●ホームページは「せのお事務所」で検索してください。すぐに、見つかります。 ホームページ http://www.senojimu.net/
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