全中貿ニュース - (社)全国中小貿易業連盟

JAPAN FOREIGN TRADERS ASSOCIATION, INC. 略称:JAFTA
(社)
全中貿ニュース
平成 27(2015) 年
1.
3 月号
発行人:代表理事
伊藤
紀忠
全中貿主催経済講演会のご案内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全中貿大阪連盟は、他の経済団体と共催し、以下の経済講演会を開催します。開催日が迫っておりますが、
直前まで受け付けますので、参加ご希望の方は事務局までお知らせ下さい。
日
時
平成 27 年3月4日(水)14:00~19:00(受付 13:30~)
場
所
講演会: 大阪商工会議所
4階 401 号会議室
交流会: マイドームおおさか レストラン
大阪市中央区本町橋 2-8
電話(06)6944-6268
大阪市中央区本町橋 2-5
電話(06)6947-4329
第【講演会】
(受付 13:30~)
次
14:00~14:10
主催者代表挨拶
(一社)全国中小貿易業連盟 理事長
伊藤紀忠
◆講演1
14:10~15:00
(一財)日本貿易関係手続簡易化協会(JASTPRO)
渡邊 浩吉 様
「貿易手続にかかる電子インボイスの利用促進」
~アジアでの現地調査を踏まえて~
シニアアドバイザー
◆講演2
15:10~16:00
(公財)地球環境産業技術研究機構(RITE)
システム研究グループ
秋元 圭吾 様
「地球温暖化対策動向と COP21(気候変動会議)に向けた見通し」
~人類は気候の変動を制御できるか?~
グループリーダー・主席研究員
◆講演3
16:10~17:15
宮下 俊郎 様
「最近の金融経済情勢と金融政策運営」(仮題)
日本銀行大阪支店
副支店長
【交流会】
17:30~19:00
参
加
費
主 催 団 体
講師を囲んでの交流会
講演会…無料
交流会…3,000 円(当日 受付にて頂戴いたします)
①大阪商工会議所
②日本機械輸出組合大阪支部
③公益財団法人
大阪産業振興機構
⑤一般社団法人
大阪貿易協会
④一般財団法人
⑥自動車部品貿易協会
大阪国際経済振興センター
⑦大阪倉庫協会
⑧全国中小貿易業大阪連盟
共 催 団 体
⑨公益社団法人
関西経済連合会 ⑩日本貿易振興機構大阪本部
連
全中貿大阪連盟
TEL:06-6443-5810
絡
先
お 申 込 先
E-mail : [email protected]
http://www.jafta.jp/seminar/seminar_H27_3_4.pdf
1
[平成 27 年 全中貿ニュース 3 月号]
2.
全中貿会員企業の紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
会員相互間の交流を図るため、各連盟の企業を紹介しています。今月は大阪連盟2社の会員企業です。
【株式会社
テツタニ】
鉃谷 明
・ホームページ: http://www.tetsutani.co.jp/
・業種:顔料、添加剤、測定機器等卸売業
・企業概要【創業:大正 15(1926)年、設立:昭和 16(1941)年
従業員:44 名】
・所在地:〒540-0025 大阪市中央区徳井町2-2-2
・担当者:管理本部 札本 信介
・e-mail:[email protected]
・電話番号:06-6941-9076
・代表者氏名:代表取締役社長
<会社案内>
大正15年に創業し、本年で創業89周年を迎えました。弊社は主として欧州(ドイツ・ベルギー・
フランス)より輸入した塗料・インキ用顔料、樹脂、添加剤及び測定機器など最先端、高品質の製品を提
供致しております。
弊社の展望としては『好感度NO.1企業』を目指すことであり、社員をはじめとし仕入先様、お得意
先様から関係する全ての方々より『好感度NO.1』と評価されるべく常に変革を続けております。
【茶谷産業 株式会社】
・代表者氏名:代表取締役社長
池田
高士
・業種:輸出入貿易商社
・企業概要【創業:大正 8(1919)年 4 月、
設立:平成 19(2007)年 10 月、
従業員:150 名(2014 年 3 月現在)
】
・所在地:541-0052
大阪市中央区安土町1-8-15
野村不動産大阪ビル
・電話番号:06-6271-5321
・担当者:人事・総務ユニット
大野
陽之
・支店、出張所:東京、鳥取、熊本、ロンドン、ドバイ、上海、蘇州
・主要取扱品目:①液晶関連:●液晶ディスプレイ用バックライト
(国内外生産、国内販売、輸出入)
●LED 照明
②自動車・機械関連:自動車、タイヤ、建設荷役、農業関連、空調、冷暖房、精密機械
③建材関連:防水材、止水材、コンクリート補強材(輸入国内販売)
④インテリア・生活雑貨・軽工業資材(輸入国内販売)
<会社案内>
茶谷産業は大正8年4月大阪の地に雑貨の輸出を専業として創業。以来誠実と信頼をうたい文句に
1世紀にわたり貿易に携わってきました。茶谷は貿易商社ではありますが、それ以上に新市場の創出な
どその時代、時代の変化に対応し需要を先取りした事業展開で常に創業家の精神であり続けてきました。
今後ともその精神に基づきお客様の手足となってともに繁栄していく志です。
2
[平成 27 年 全中貿ニュース 3 月号]
3.
日本・EU、EPA交渉
2015年内の大筋合意に期待
~日・EU、EPA 講演会をベルリンで開催~・・・・・ジェトロ通商弘報(平成27年2月10日)
先般開催の日・EU、EPA 講演会で日 EU 経済連携協定(EPA)交渉の意義と進展を日独両国はどのように評価し
ているかについて、日独の有識者が見解を述べました。2015年内の大筋合意を期待する意見も出ました。
<2015年大筋合意に向け日・EU 双方が交渉加速を>
経済産業省赤石浩一大臣官房審議官(通商政策局担当)は、日・EU、EPA の意義と交渉
の進捗状況について講演しました。赤石審議官は、前回ベルリンで講演会が開催された
2014年3月以降、4つの点で情勢の変化がみられたと指摘しました。
第1に、ウクライナ・ロシア情勢の変化、
「アジアインフラ投資銀行」構想など、多極化
が進む地政学的変化、第2に、依然難航する WTO 交渉、新サービス貿易協定(TiSA)や
情報技術協定(ITA)などの複数国間交渉の進展や、EU カナダ自由貿易協定(FTA)と中
韓 FTA の進展などの貿易に関する課題、第3に、経済全体の観点から、物価の下落の進行
などにより経済の「日本化」がいわれ始めた欧州経済と、成長のために日欧が推進する構
造改革、第4は、既存の標準や規制など仕組みそのものの本質的な改革を求める IT 革命等
の急激な改革の進行であり、これらの情勢変化は日・EU、EPA に影響をもたらすとの考えを示しました。
赤石審議官は、日・EU が協力して直ちに取り組まなければならない多くの課題があり、世界の貿易の規則作りに
貢献するためにも、日・EU、EPA 早期妥結が重要と述べました。また、日・EU、EPA 交渉の現状について、欧州
側の検討を経て交渉は後半戦に入り、より本質的な議論が行われているとの認識を示しました。さらに、目標とする
2015年中の大筋合意を実現するためには、日・EU 双方が速度を上げて現在よりも交渉を加速する必要があり、
本講演や「日・EU ビジネス懇話会」などにおける、産業界や学会による日・EU、EPA に対する支持が重要であると
の考えを述べました。
<「日本を過少評価すべきでない」とドイツ連邦議員>
ドイツ与党のキリスト教民主同盟(CDU)所属のマルク・ハウプトマン連邦議員は、最近、EU とカナダが大筋合
意した EU カナダ FTA(CETA)と比較して、EU カナダ間の貿易総額は約850億ユーロ、カナダの市場規模は
3,500万人であるのに対し、日 EU 間の貿易総額は1,480億ユーロに上り、日本の市場規模は1億
2,700万人に達すると説明しました。EU にとって、日本の市場規模や国際的規則作りへの影響力は対カナダのそ
れらと比べて非常に大きく、日本を過小評価すべきでないとし、日・EU、EPA にドイツはより高い関心を持つべきだ
との見解を述べました。
2013年4月に始まった日・EU、EPA 交渉はこれまでに8回の交渉を重ね、最近の欧州委員の交代、日本の衆議
院選挙に加え、ドイツも2013年12月という比較的最近に新政権が発足し、日本、EU、ドイツとも新体制で交渉
を進めています。その中で、2014年には日・EU 電子機器対話、日・EU 宇宙政策対話なども開始していることを
紹介しました。
日・EU、EPA の交渉内容については、自動車、鉄道、加工食品、電子機器や金融の分野、役務関連法で日本側に解
決すべき障壁があるとの認識を示し、いずれも中小企業に裨益(ひえき)する事項だと述べました。鉄道分野の調達
については、日・EU 双方が相手国市場での競争に参加できることで、互いの質を高める効果が期待できるとしました。
また、アジアの中で高い水準、知的財産権の保護などを有している国は日本以外になく、アジアなどで日独が共通
の貿易の議題に取り組んでいく意義があり、ドイツが進める情報通信連絡網の連結と生産技術の電算化を目指す取り
組み「インダストリー4.0」などの新しい分野でも協力の余地があると指摘しました。さらに、EU が既に FTA を結ん
だ韓国とは、輸出入とも金額が増加し、GDP や雇用の増加にも貢献したことを挙げ、EU は米国との FTA だけに目を
向けるのではなく、アジアとの関係、つまりは日本との関係に着目すべきだと訴えました。
ハウプトマン議員は、日本は21世紀の貿易問題に取り組む上で EU の重要な仲間、重要な競争相手であり、
「2015年は日・EU、EPA の大筋合意に最適な年だ」と講演を締めくくりました。
3
[平成 27 年 全中貿ニュース 3 月号]
4.
米国の2014年の新車販売台数は1,652万台、金融危機前の水準に
~伸び率は2年連続で縮小~・・・・・・・ジェトロ通商弘報(平成27年2月18日)
2014年の新車販売台数は前年比5.9%増の1,652万2,000台で、金融危機前の水準となりました。
繰り越し需要に加え、低金利融資やガソリン価格の低下、労働市場の改善など消費を取り巻く好条件が後押ししたと
みられます。一方で、伸び率は2年連続で縮小しており、この傾向が2015年も続くとする専門家が多いです。
<繰り越し需要などの好要因が後押し>
オートデータの発表(1月5日)によると、2014年の年間新車販売台数は前年比5.9%増の1,652万
2,000台となり、金融危機前の2007年(1,614万9,647台)を上回る水準になりました(図1参照)
。
伸びの背景には、金融危機以降積み上がった繰り越し需要がある、とする媒体や専門家が多かったです。これに、
低金利の新車用の貸出しや、2014年12月に1ガロン(3.785リットル)当たり2.543ドルと2007
年7月以降の最安値になったガソリン価格(エネルギー省発表)の下落による家計の可処分所得の増加のほか、年平
均6.2%と2008年以来の低失業率にみられる労働市場の改善、2007年以来最も高い信頼感指数が示す消費
者意向の上昇など、足元の消費環境の改善が追い風となったといえます。こうした環境の中、各社の平均販売価格は
前年比1.1%増、消費者の平均購入価格は0.7%増とそれぞれ上昇しました。
また、各社が提供する奨励金の増加も購入者の背中を押したとみられています。トゥルーカー・ドット・コムの調
べによると、現金の払い戻しなど各社が提供する奨励金は、1台当たり前年比5.1%増と伸びました。
図2
4
[平成 27 年 全中貿ニュース 3 月号]
表1 車種別新車販売台数
(単位:台、%)
2013 年
台数
2014 年
構成比
前年比
台数
構成比
前年比
小型乗用車
2,997,727
19.2
7.8
3,136,572
19.0
4.6
中型乗用車
3,603,738
23.1
0.4
3,587,469
21.7
△0.5
大型・高級乗用車
1,179,245
7.6
12.9
1,194,560
7.2
1.3
乗用車小計
7,780,710
49.9
4.9
7,918,601
47.9
1.8
830,518
5.3
△0.4
901,749
5.5
8.6
ピックアップトラック
2,175,633
13.9
12.1
2,320,219
14.0
6.6
SUV(スポーツワゴンを含む)
4,813,338
30.9
11.9
5,381,431
32.6
11.8
小型トラック小計
7,819,489
50.1
10.5
8,603,399
52.1
10.0
15,600,199
100.0
7.6
16,522,000
100.0
5.9
ミニバン・フルサイズバン
合計
(出所)図1に同じ
主要メーカー別に販売台数をみると、起亜がフォルクスワーゲン(VW)を上回ったことを除けば、前年から上位陣
に変動はありませんでした(表2参照)。シェア1位の GM が294万台、2位のフォードが247万台、3位のトヨ
タが237万台となりました。以下、フィアットクライスラーが209万台、ホンダが154万台、日産が139万台、
現代が73万台、起亜が58万台、VW が55万台の順。シェアでは、フィアットクライスラー、日産、起亜などが拡
大しました。
表2 メーカー別新車販売台数
(単位:台、%)
2013 年
台数
2014 年
構成比
前年比
台数
構成比
前年比
GM
2,786,078
17.9
7.3
2,935,008
17.8
5.3
フォード
2,485,236
15.9
10.8
2,471,315
15.0
△0.6
トヨタ
2,236,042
14.3
7.4
2,373,771
14.4
6.2
フィアットクライスラー
1,800,368
11.5
9.0
2,090,639
12.7
16.1
ホンダ
1,525,312
9.8
7.2
1,540,872
9.3
1.0
日産
1,248,420
8.0
9.4
1,386,895
8.4
11.1
現代
720,783
4.6
2.5
725,718
4.4
0.7
起亜
535,179
3.4
△4.0
580,234
3.5
8.4
VW
569,419
3.7
△1.9
552,750
3.3
△2.9
(出所)図1に同じ
5
[平成 27 年 全中貿ニュース 3 月号]
白川郷にて
▶本ニュースに関するご照会・ご意見等は、全中貿事務局
全中貿事務局
TEL/ 06-6443-5810
(大洋株式会社内) 鹿内 までお願いします。
E-MAIL / [email protected]
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[平成 27 年 全中貿ニュース 3 月号]