盛髙 鍛冶 刃物 鍛冶屋 通信

刀匠 金剛兵衛源盛髙700
金剛兵衛源盛髙700年
700年の伝統を
伝統を今に・・・
柄腐れ
れ防止包丁など
柄腐
防止包丁など手打刃物製造販売
など手打刃物製造販売 研ぎ直し修理
もりたか か
じ は も の
か
じ
や つうしん
盛髙鍛冶刃物 鍛冶屋通信
第1号2010年
2010年8月発行
ご挨拶
この度は、第1号の鍛冶屋通信をご覧いただき誠にありがとうございます。
今後は、鍛冶屋の様子や職人の思い、店長の気づきや盛髙鍛冶刃物の日々の
雑感と共に、皆様のお役に立てるような情報を配信していきますのでどうぞよろしく
お願いいたします。
盛髙鍛冶刃物の
盛髙鍛冶刃物の歴史
鎌倉時代の永仁頃(1293年)、福岡県太宰府宝満山の僧門の刀工金剛兵衛
源盛髙(こんごうひょうえみなもとのもりたか)を祖師とし、宝満山の修験道者の刀工と
して筑前国で13代。
寛永(1632年)に肥後国大名細川三斎公に従い、現在地で妙見宮修験道者の
刀工として現在で13代目、合わせて26代700年の歴史があります。
5代前幕末期の忠左衛門盛髙が、「刀工で生計を立てるべからず」の家訓を定め
てから本職用注文鍛手打ち刃物を始め家庭、園芸、農山林用等の一般刃物の
製造を正業として現在に至っています。
盛髙の
盛髙の手打刃物とは
手打刃物とは?
とは?
刀鍛冶の技術を基に、地鉄にハガネの鍛接から、火造り鍛造(型造り)、熱処理
(焼入れ・焼戻し)、研ぎ仕上げまで総手造りで製造しています。
ご案内
包丁やはさみの研ぎ直しや、鎌やクワなど農具の柄付けや修理も承ります。
都会の百貨店等で実演販売をしていると、「最近は研ぎ直しや修理が出来るところ
が近所になくて。」ということで、よくご依頼をうけます。
*包丁の研ぎ直し 600円~ お気軽にお申し付けください。(お預かり翌日のお渡しです。)
盛髙鍛冶刃物の
盛髙鍛冶刃物の人々
後列左より
前列左より
盛髙経博(社 長)
盛髙弘子(副会長)
盛髙経猛(会 長)
盛髙享子(店 長)
盛髙琢象(親 方)
盛髙明子(副社長)
盛髙照博(若職人)
店 長-店頭での丁寧?な接客やインターネットの担当として頑張っています。
親 方-現代の名工。生まれつきの天性の器用さで技術面のトップです。
若職人-生まれつきの器用さに工学部出のインテリ。親方に追いつけ追い越せ。
社 長-日頃は鍛冶職人。出張中は催事で実演販売人。
副社長-事務全般を担当。趣味の英語を生かして海外販売も担当しています。
会 長-店頭での店長のサポートから実演販売までやっています。
副会長-店頭のサポートや裏方の雑用をコツコツやっています。
店長より
店長より
先祖代々続く鍛冶屋の娘として生まれ、常に工場の“トンテンカンテン”という音を
聞きながら育ちました。
学生の頃の家庭科の授業やファミレスでバイトをした時に、あまりにも周りの人々が
切れない包丁を平然と使っているのにビックリした記憶があります。
家で使っている包丁の切れ味が「当たり前」と思っていたからです。
「まだまだ世の中には切れない包丁を普通だと思い込んで使っている人もいっぱい
いるんだろうなぁ…もったいないなぁ…」と常々感じていたときに、長男(社長)から去
年「家業を手伝ってくれないか?」との頼みで現在店舗をまかされるようになりました。
まだまだ分からないことだらけですが、商品への愛情と自信は人一倍あります。
ご来店を心よりお待ちしています。お気軽にお越しください。
これからはこのような鍛冶屋通信や、お得な情報をお知らせしていきたいと思ってい
ますので、皆様のご質問やご要望をお聞かせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
会長の
会長の独り言
毎日毎日暑さが続きます。
鍛冶屋には大変つらい時期になりましたが、何とかがんばって皆様のご期待に沿え
る製品作りに邁進します。
9 月 14 日~20 日 熊本県伝統工芸館の「八代・筑後の技くらべ」に出展します。
職人考
親方のつれ
のつれづれ
親方
のつれづれなるままに
づれなるままに
炎と格闘しながら社長や甥の若職人と包丁を作っております。
一般販売用包丁は、生産に追われながらも手馴れたもので、お互い何もいわずとも
手際よく作業が進んでいきます。包丁製造の合間に特注品ナイフの製作をします。
大変な手間がかかりますが時間に余裕があるときは楽しいですよ。
工房を見学されたお客様が「暑いでしょう~」とよく言われます。「は~いあつかですよ
~」とあいさつがわりに答えますが、実は炎と格闘中はあまり暑さを感じていないので
す、多分頭の中で暑さセンサーのスイッチをOFFにしているのだろうと思います。
若職人
鍛冶屋で最も多く使う材料は鉄ですが、その鉄に適量の炭素を加えたものがハガネと
なります。
私たち人がサウナに入って温まったあとに水を浴びると身が引き締まるのと同じように、
ハガネも熱して水などに浸けて急冷すると組織が引き締まり硬くなります。
なんとなく人と似通った性質を持つハガネ。そんなハガネの包丁をよろしくお願いします。
社長と
社長と副社長(
副社長(夫婦)
夫婦)の日々雑感
社長
初の日々雑感にあたり、最近読んだ本の話をしたいと思います。
それは、「ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社」です。
ウチも零細企業ですので、何となくの親近感で手に取りました。
掲載されていた会社は、どこも「利益よりも奉仕を先に考え、社員を大切にし、
お客様を幸せにすることを一生懸命に考えていました。」
中には、採算度外視の会社もありました。
正直にいえば、生活も経営もありますので採算度外視とまでは行きませんが、心の
片隅にでもこのような気持ちを持って仕事をしていきたいと思います。
副社長
現在、デンマークに始まり、カナダ、米国等の包丁専門店に卸売、並びに個人のお
客様(20 カ国超)への直売を行っています。ひょんなことから(運命的に?)主人と出
会い、趣味にしていた英語力を活かして英語版ホームページを国内在住外国人向
けに作りました。偶然、それがハワイの愛好家の目に留まり、折角だから海外へ直売
してはどうか?とアドバイスをいただき、試行錯誤でスタートさせました。言葉や習慣の
違いに戸惑うことも多々ありましたが、多くの方々と出会い、サポートを受け、今の
MORITAKA HAMONO Inc.になりました。偶然にも新婚旅行で訪れた地(カナダ)で多くの
お客様にご愛用いただけているのには素敵な運命を感じています。これからも初心を
忘れず、お客様お一人お一人との出会いを大切にしていきたいと思います。
鍛冶屋のお
鍛冶屋のお話
のお話~包丁考
包丁考
現在、一般家庭で多く使われているのは「ステンレス」製の包丁でしょう。
一方で、「やっぱり手打のハガネの包丁が一番切れる」と思われている方もたくさん
いらっしゃると思います。
ハガネの包丁は、使用後に水分を拭き取っていただくなどチョッとしたお手入れは必要
になりますが、一度お使いいただくとその切れ味のよさに「もう他の包丁は握れない」
などお褒めの言葉も多数いただいています。
更に、盛髙鍛冶刃物の包丁には下記↓のような工夫もしてあります。
え く さ れ ぼ う し ほうちょう
手打包丁の
柄腐れ
れ防止包丁
手打包丁の永年の
永年の悩みを解消
みを解消 実用新案登録 柄腐
・柄入れ部分にはサビて腐らない
ステンレス材、柄には水気に強い、
高級な紫檀(したん)材を使用しています。
・柄腐れによるバイ菌の繁殖を防ぐため
非常に衛生的です。
・柄腐れしないため、通常の手打包丁よりも
格段に長く使用できます。
刃物は
刃物は贈り物に最適です
最適です
古来より、刃物は災いを裁ち切り、幸運を切り開くとして様々な祭り事や式典に使用
されてきました。
今日でも、ウエディングケーキの入刀などに使用されています。
新しい門出を祝い、幸福を願う贈り物として盛髙の包丁は最適な逸品です。
*無料でお名前入れ、贈り物用のラッピングも承ります。
もりたか か
じ は も の
盛髙鍛冶刃物(株)
〒866-0805
熊本県八代市宮地町 434
(八代ICから妙見宮方面
約 1.3Km、妙見宮すぐ側)
TEL 0965‐32‐4643
FAX 0965‐32‐5867
E-mail [email protected]
URL http://www.moritakahamono.com
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