エクアドルについて 藤田先生ゼミ 11 期生 正式国名 通 北村 至淳 : Republica del Ecuador エクアドル共和国 称 : エクアドル 南アメリカ西部に位置するエクアドル共和国は、北はコロンビア、東と南はペルーと国境を接している 国である。 エクアドルと言えば、ダーウィンによる進化論研究の舞台となっているガラパゴス諸島が世界的に有名 であるが、本土からは約 1,000 キロも離れたところに位置している。 日本からは 18、420Km、時差はマイナス 14 時間。直行便もなく、気軽に海外旅行という訳にはいか ないエクアドルに、東京・アトランタ経由 27時間の旅を終えて私たちが下り立ったのは去年の 12 月 22 日。その日から約 2 週間、エクアドルの主要4都市を訪ねた旅行で見聞したことを報告。 国旗:1492 年のコロンブスによるアメリカ大陸 発見によりスペインの植民地となった訳だが、 19 世紀に入り、スペインから独立した幾つかの 地域がスペイン語で「グランコロンビア」と言わ れる大コロンビア共和国を建国。1819 年から 12 年間存続した後、グランコロンビアは崩壊。エクアドル は大コロンビア共和国の一部であったことから、 共和国発足時にグランコロンビアの国旗として 制定された黄・青・赤の3色を国旗に使用。コロ ンビアやベネズエラの国旗と同じ色使いである のは、この理由からである。 黄色は太陽と鉱物資源の豊かさを、青は海と空の美しさを表す。そして赤は独立のために流された血を 象徴し愛国心と自由を表している。 大コロンビアから分離独立した 5 年後にあたる 1845 年、中央に紋章が加えられ現在の国旗となる。 紋章にはアンデスの鳥コンドル、エクアドル最高峰のチンボラソ山、山から発するグアヤス川や太陽 などが描かれている。 基本情報: 面積: 283,560平方キロメートル(日本 の約4分の3) 人口: 約1578万人(2013年世界銀行調 べ) 人口密度: 1平方キロメートルあたり47人、 日本は337人 GDP: 941 億ドルで世界64位 民族構成:メスティソ 72% インディヘナ(先住民)14% アフリカ系黒人 7% 白人 6% その他 1% アジアからの移住者などを含んでいる。 言語:植民地だったことから公用語はスペイン語。 先住民族の間では主にケチュア語。 宗教:カトリックが85%を占めている。 これもスペインの影響。 通貨:2000 年 3 月よりアメリカ合衆国ドルを使用。 紙幣は100、50、20、10、5、1の 6 種類、アメリカ発行のものを使用。 硬貨はエクアドル独自のものを発行。合衆国&エクアドル両国の硬貨が混在。 政体:共和制で24州からなる。この 24 州は 4 つの地方に分けられる。 気候: 6~10月が乾期、11~5月が雨期 ★太平洋に面した海岸地帯ラ・コスタ ⇒ 乾期の日中平均気温 25℃前後、雨期 30℃ ★山岳地帯ラ・シエラ ⇒ 中央山岳地帯。年間平均気温 14℃ ★アマゾン地域のエル・オリエンテ ⇒ 高温多湿の熱帯 ★ガラパゴス諸島 ⇒ 冷たいフンボルト海流の影響で水温は低い。 島の気候:12~5 月が乾期で晴天とスコール。 6~11 月は曇った日が続き気温低くなる。 ・2008 年 8 月エクアドル海軍練習帆船 Guayas 大阪入港。 ・所属するボランティア団体 Sail'O'(セイル オー)のメンバーとして一般公開運営補助、 通訳を行いながら乗組員と親交を深めた。 ・彼らとの交流が続き、5 年ぶりの再会を果たす ため今回の旅行を企画。 旅の報告 <キト> ・首都。世界遺産の旧市街と新市街がある。 ・エクアドル第二の都市。 ・人口約180万人。 ・標高2850m、肌寒いし息苦しい ・タクシー料金は 10 ドル/1 時間。 ・近距離なら1~5 ドルぐらい。 ・旧市街は 400 年前の佇まいが残る。 <グアヤキル> ・人口約330万人、エクアドル第一都市 ・海沿いの街で湿気が多く蒸し暑い ・タクシーの助手席脇と後部座席に監視カメラ。 ・日本人新婚旅行者の事件はあったが、街は夜間 も人通りが多く賑やかで明るい。 ・市内には沢山の公園、広場、博物館がある。 ・消防博物館では過去二度にわたる市内大火事の 写真や資料展示あり。 地元ショッピングセンター内スーパーでの物価。 ・エクアドルのビール PILSENER330ml 缶 6 本入りで 0.83 ドル ・ハイネケン 330ml 缶 6 本入りは 1.99 ドル ・びんビールではブラジルの BRAHMA300ml 6 本入りが 2.89 ドル ・メキシコのコロナ、ネグラ・モデロ 355ml 6 本入いずれも 2.09 ドル ・Miller355ml 6 本入りは 2.89 ドル。 ・マンゴー1kg0.39 ドル ・トマト1kg1.19 ドル ・オレンジ1kg2.80 ドル <ガラパゴス諸島> ・入島に際して持ち込み禁止物あり。 ・キトかグアヤキルの管理庁で手続き後、荷物検査 &審査。管理カードとパスポートで入島。 ・入島税100ドル。 ・エクアドル本土から 1,000Km、時差 1 時間。 ・本土から諸島、また島から島へもどんな生物の 持ち込みも移動も禁止。 ・貝殻、砂、植物、石の収集も移動も禁止。 ・プエルト・アヨラの町内をのぞき島内禁煙。 ・動物に触ってはいけない。エサを与えない。 ・島から島への移動にも入島税が必要。外国人は10ドル。 ・島の約97%を国立公園に指定されており島内探訪観光は基本ナチュラリスト・ ガイドと行動しなければならない。ガイドの指示は絶対。 ・島内住民であっても観光ポイントに入る際は名前を登録する。 ・離島なだけに物価は高かった。 ・ガラパゴスでは3つの日帰りツアーに参加し様々な動植物を観察。 <クエンカ> ・旧市街が世界文化遺産に登録。 ・16 世紀スペイン征服当時の街並みが残る。 ・標高 2530mと高地。 ・人口 50 万人にしてエクアドル第3の都市。 ・夜間出歩いても安全で穏やかな町。 ・年越し行事の人形焼きを見学。エクアドル全土で 行われる大晦日の風習で旧年の悪い事を燃やし 忘れてしまうというもの。 ・偶然入ったカフェテリアの店主がバリスタで、 エクアドルコーヒー事情など詳しい話が聞けた。 ・温泉を訪問。エクアドルも火山国で温泉を楽しむ 習慣がある。 参照 URL エクアドル国旗:http://es.wikipedia.org/wiki/Bandera_de_Ecuador エクアドル:http://ja.wikipedia.org/wiki/エクアドル 地図:http://www.ryokuen.gr.jp/external/rca-iec/g_event_news/ecuador603/map2.gif 世界経済のネタ帳:http://ecodb.net/image/ecodb.png
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