重大事故を想定した事故対応訓練実施

2013 年 12 月 4 日
各
位
飯野海運株式会社
重大事故を想定した事故対応訓練実施
「BLUE ISLAND 号 東京湾での衝突事故」
当社グループにおいては、事業を推進するにあたり、「安全」を経営上の最優先課題としています。海
運業では、とりわけ乗組員らの「人命の安全」、社会全体の資産である「環境の安全」、顧客の資産であ
る「積荷の安全」、船主の資産である「船体の安全」の 4 つの「安全」の追求を重要課題としています。こ
れらの安全を確保するため、今般、当社は当社グループの船舶管理会社イイノマリンサービス㈱と合同
で、事故対応訓練を実施しました。
今回の訓練は、11 月 29 日、イイノマリンサービス㈱で船舶管理を行う石炭専用船“BLUE ISLAND”が
東京湾中ノ瀬西方海域で内航タンカーと衝突、本船から燃料油が流出し、併せて相手船から乗組員 1 名
が海中に転落したという想定のもとで行いました。
<訓練の概要>
09:55 東京湾航行中の BLUE ISLAND が東京湾内で内航タンカーと衝突
10:05 本件を重大事故と判定し、当社代表取締役社長 関根知之を本部長、イイノマリンサービス㈱
代表取締役社長 大島久弘を本部長代理とする緊急対策本部を設置
情報収集と並行し、海上保安庁、国土交通省等の模擬関係官庁や諸機関へ連絡
・海上保安庁に行方不明者の捜索を依頼
・海上災害防止センターその他諸機関に油回収・油濁防止対応を依頼
11:30 当社 HP に模擬プレスリリース(第一報)を配信し、問合せへの対応を実施
13:30 イイノカンファレンスセンターにて模擬記者会見を実施
(今回説明者:当社社長 関根知之、イイノマリンサービス社長 大島久弘、
同社安全管理責任者 山廣寿唯)
16:30 関係者で事故対応訓練の総括を実施
訓練後の総括では、訓練に参加した関係者から、緊急対策本部から指示の伝達手法や通信手段の
確保等についての改善意見が出され、初期対応や本船への指示、関係先への連絡体制等について議
論を深め、今後のより確実な対応に向けての手順の再確認を行いました。
上記のように、当社では重大事故を想定した事故対応訓練を定期的に行っています。今後も 4 つの
「安全」を重視し、常に安全運航を心がけてまいります。
本件に関する問い合わせ先 : 総務・企画グループ
広報・IR 室
03-6273-3069
ステークホルダーリレーションズマネジメント・調査グループ
安全環境室
03-6273-3074
以 上