グローバルマーケット情報 • 先週の米国株式市場は米企業決算が材料

2012年7月23日
株 価 イ ン デ ック ス
グ ロ ー バ ル マ ー ケ ッ ト 情報
2012年7月20日
米ダウ工業株
1 週間
変動率 (%)
12,822.57 0.36%
米S&P 500
1,362.66 0.43%
米ナスダック
2,925.30 0.58%
英FTSE 100
5,651.77 ‐0.25%
独DAX 30
6,630.02 1.11%
仏CAC 40
3,193.89 0.41%
19,640.80 2.87%
香港ハンセンCEI 指数
9,570.51 3.61%
台湾加権指数
7,164.68 0.85%
オーストラリア ASX 200 指数
4,199.10 2.86%
日経225
韓国総合株価指数
8,669.87 1,822.93 ‐0.62%
0.55%
シンガポール ST 指数
3,015.53 0.67%
タイ SET 指数
1,208.55 ‐0.14%
インドネシア ジャカルタ 総合指数
香港ハンセン指数
4,081.20 1.53%
ブラジル ボベスパ指数
54,194.79 ‐0.25%
インド SENSEX 指数
17,158.44 ‐0.32%
ロシア RTS 指数
1,391.55 1.67%
MSCI ワールド インデックス
1,231.35 0.47%
MSCIエマージング マーケットインデックス
936.87 1.16%
MSCI AC アジア指数
412.05 2.35%
コモデティ と 通貨
2012年7月20日
米国債10年
米国債30年
ユーロ/ 米ドル
米ドル/ 日本円
ポンド/ 米ドル
米ドル/ カナダドル
豪ドル/ 米ドル
金先物
原油先物(WTI)
S&P GSCI
先週の米国株式市場は米企業決算が材料。これまでに
S&P500種指数構成企業の19%が決算発表しており、その65%
が予想を上回る好決算を発表、1994年以来の平均値を若干
上回った。
•
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は18日、下院金
融委員会で半期に一度の金融政策報告を行い、量的緩和政
策の明確な条件については言及しなかった。国内の雇用市場
が改善を見せず、デフレリスクが増加している事が明らかに
なった場合には景気支援に向けて活用可能な一連のツール
を検討すると述べるにとどまった。
•
6月米小売売上高は3ヶ月連続のマイナス、第2四半期の米経
済が減速している事実を反映している。第2四半期の雇用の
伸び鈍化により、消費は継続して今期も大きな伸びは見られ
ないと思われる。
•
国際通貨基金(IMF)は2013年の世界経済の成長率予想を4
月の予想から引き下げ、ほとんどの先進国、新興国経済の成
長率見通しは下方修正された。
•
ドイツの憲法裁判所は欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協
定に反対するグループが違憲だと提訴している問題で、9月12
日に決定を下す方針を明らかにした。
•
スペインのIBEX指数は先週の金曜日に5.8%の下落を見せ、こ
れは1日の下落率としては2年ぶりの大幅下落となった。また、
スペイン国債のリスクプレミアムはユーロ発足以来の最高水
準に達し、借入コストは7.32%まで上昇した。7%を超える水準は
持続不可能とされ、懸念される。ユーロは対ドルで$1.2143ま
で下落し、これは2010年6月中旬以来の低水準となった。
•
石油価格は中東情勢への懸念を受け、2ヶ月ぶりの高値を示
している。世界供給量の約30%を占る中東からの供給が減少し
ている。1週間での石油価格は5.06%の上昇を示した。
1 週間
変動率 (%)
1.46 2.55 ‐3bps ‐3bps 1.2168 78.5650 1.5634 1.0103 1.0403 1580.7
91.56
‐0.62%
0.82%
0.57%
0.37%
2.36%
‐0.70%
5.06%
4942.402
•
4.17%
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2012年7月23日
今 週 の コ メ ント
•
国際通貨基金(IMF)は、世界経済の見通しを発表したが、2012年および2013年のGDP(国内総生産)をそれぞれ
0.1%、0.2%づつ下方修正し、3.5%および3.9%とした。これらの見直しは、主要国の第2四半期予想成長率が思わしく
なかったためである。欧州ソブリン危機による影響は依然として課題であり、米国債、ドイツ国債、英国債、日本国債
の下落傾向が続き、最安値を更新しつつある。株式市場においては、決算発表が始まったものの市場への好材料と
ならず、ゴールドマン・サックスおよびモルガン・スタンレーの第2四半期業績はいずれも取引減少による期待はずれな
ものとなった。
•
株式および債券市場以外では、今夏天候による深刻な課題に直面している。米国の干ばつと熱波の影響で、農作物
の供給不足となっている。6月の価格が急騰したが、価格高騰は今後も続くであろう。例えば、トウモロコシの先物価格
は5月と比べて40%以上値上がりした。米国農務省は1956年以来の干ばつで天候がこのまま悪化した場合を考慮し、
四半世紀のトウモロコシの生産予測量を下方修正した。一般に人々が気付かないところでこのように危機が起こり得
る。
今 週 の 動き
•
今週発表の経済指標データは少ないが、投資家にとって関心事のひとつであるフォード・モーター、UPS、アップルお
よびワールプールなどを含むS&P500種指数構成企業の500社中138社が決算発表予定である。
•
欧州購買担当者指数(PMI)の7月の事前調査は火曜日に発表される。投資家はユーロ圏に対して過剰に期待せず、
ユーロ圏はまだリセッションなのかどうかを示すことを期待する。
出所 : Financial Express / Reuters / Bloomberg / FX Street
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