平 成 20 年 度 事業活動計画書 ( 平 成 20 年 4 月 1 日 ~ 平 成 21 年 3 月 31 日 ) はじめに 平成20年度は法人制度が抜本的に変わる節目に当たることから、当協会は公益事業の在り方を見直し、 教育検定事業においては、急速に進展する情報化社会の中で真に社会から求められる実践力を持つ人材を 育成するため構造改革を行い、新たな検定の成長へとつなげてゆく活動を行います。 同時に、検定、教科書、カリキュラムを総合的に活用して画像情報技能に関わる人材の育成の底上げを 図り検定受験者、教科書採用の増加を促進して行きます。 一方、文化事業においては11年間を経て前年は、世界43の国と地域から2,000作品を超える応募がある フェスティバルに成長しました。、平成20年度も前年度に引き続き第12回文化庁メディア芸術祭の開催や 新たに地方展として、文化庁メディア芸術祭つくば展、海外展として、Japan Media Arts Festival Singapore 2008などが予定されており、さらなる飛躍の第一歩としての活動を行なって行きます。 1)教育事業部の活動 1-1.画像情報技能に関する検定の実施、技能度の登録及びその証明書の発行 画像情報技能に関する分野の共通知識の明確化と体系化及びその技術保持者の育成と知識の 共通化を目的として全国に於いて検定試験を実施します。 各部門ごと2級、3級(マルチメディア検定はエキスパート、ベーシック)は7月と11月、 1級は11月に1次試験を検定試験を同日で実施するとともに一定水準の知識、技能を 有していると認められる者に対して証明書を交付します。 また2級、3級(マルチメディア検定はエキスパート、ベーシック)では各々の等級ごと、 および等級をまたがって同日に併願受験できるよう実施します。 月 検定試験実施内容 地区 7月 CGエンジニア検定「CG部門」「画像処理部門」2級、3級実施 CGクリエイター検定「ディジタル映像部門」「Webデザイン部門」 全国 2級、3級実施 マルチメディア検定エキスパート、ベーシック実施 11月 CGエンジニア検定「CG部門」「画像処理部門」1級、2級、3級実施 CGクリエイター検定「ディジタル映像部門」「Webデザイン部門」 1級、2級、3級実施 マルチメディア検定エキスパート、ベーシック実施 1-2.画像情報技能に関する優秀成績者および団体への認定と奨励 画像情報技能に関する能力検定試験の成績優秀者及び優秀団体へ協会賞と 文部科学大臣賞の授与によって認定し、人材育成と技能習得を奨励していきます。 全国 1-3.画像情報教育に関する出版物の刊行 CGエンジニア、CGクリエイター、マルチメディア関連の学習書籍を引き続き発行する とともに、平成20年度版各種検定問題集(2007-2008共通書籍)を発行します。 ・ 指導者向け「画像・図版教材」の提供 各書籍を教科書として使用する教育機関へ補助教材(CD-ROM)を提供します。 ・ 重要強化分野に関する教育指導者向け資料の作成と提供 各検定を通じて重要強化学習指導分野の分析を行い、強化ポイントの指導者向け資料を 作成し、教育機関へ提供することで、人材育成の底上げを図ります。 ・ 教育センター、書店、大学生協への業務委託 協会が発行する書籍や補助教材の印刷、学校や書店への発送納品などの業務を、各地の 提携会社、教育センター等に委託します。また販売網としては大型書店、大学生協などの店頭 およびインターネットを利用し、購買者への直接的な販売ルートを整備することにより 効率的な業務運用を図ります。 1-4.オンデマンド教育を通じての画像情報教育の実践と産学協力による人材育成の実施 画像情報教育の普及のためにオンデマンド授業の活用による大学講座を産学で協力して行い、 普及を図るとともに、画像情報教育コンテンツの作成と講座への支援活動を行います。 月 内容 地区 9~ 1月 早稲田大学における「CGクリエイター入門」オンデマンド 寄付講座の開講 早稲田大学 9~ 1月 早稲田大学および立教大学における「CGエンジニア入門」オンデマンド 早稲田大学、 寄付講座の開講 立教大学 1-5.CG-ARTS特別授業の実施 大学や専門学校の学生に対し、現場のクリエイターやエンジニアの特別講義により、 実践的な学習の場を提供します。 月 内容 都度 CG-ARTS特別授業の開催による支援活動 地区 各地 1-6.大学・企業現場レポートのWeb掲載 コンピュータグラフィックスや画像処理、インターネットなど、デジタルの世界の最前線に ついて、大学の研究室や企業の開発・制作部門などを取材し、実際に研究が進む現場を リポートし、Web上にて情報の提供を行います。 月 内容 都度 「ディジタル最前線」大学・企業現場レポートのWeb掲載 地区 Web上 1-7.その他普及活動 画像情報教育の普及のための新たな活動を試みます。 ・ CG、Web業界企業採用説明会の開催 ・ 教育機関におけるCG教育の在り方に関する研究会の実施と報告書の作成 ・ 次世代型CG教育と人材育成、技能習得の在り方の研究と実証への取り組み 2)文化事業部の活動 2-1. 第14回学生CGコンテスト 静止画、動画、インタラクティブの3部門において、学生だけを対象にデジタル作品を公募します。 さらに学生のトップ層の作品を集めるとともに関連業界への認知度を高めることで、 プロへの登竜門として充実させていきます。 月 2月 2-2. 内容 第14回学生CGコンテスト 地区 全国 第12回文化庁メディア芸術祭の主催 アート、エンタテインメント、アニメーション、マンガの4部門のメディア芸術の 総合的な祭典として国立新美術館で実施します。また、新たにアニメ、CG等に関し 国内外の学生、若手クリエイターによる作品制作等の国際コラボレーションを実施します。 月 内容 2月 第12回文化庁メディア芸術祭の主催 地区 東京 2-3. メディア芸術プラザ(MAP)の企画運営 メディア芸術を国内だけでなく海外に向けて広く紹介するためのwebサイトです。 文化庁メディア芸術祭に関する情報発信に加え、データベースとしての機能も充実させます。 月 通年 2-4. 内容 文化庁メディア芸術プラザ(MAP)の企画運営 地区 Web上 文化庁メディア芸術祭つくば展の主催 第11回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展を国民文化祭の開催にあわせて実施します。 月 内容 地区 10月 ~ 文化庁メディア芸術祭つくば展の主催 茨城 11月 2-5. 海外出展の支援 第11回文化庁メディア芸術祭の優秀作品をアメリカ、アジア、ヨーロッパで開催される メディア芸術関連の芸術祭等に出品します。(SIGGRAPH、ARS ELECTRONICA、SICAF 他) 月 内容 地区 アメリカ 都度 海外出展支援 アジア ヨーロッパ 2-6. Japan Media Arts Festival Singapore 2008の開催 日本のアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの最先端を海外で紹介する 展覧会です。 第11回文化庁メディア芸術祭の受賞作品を中心に構成します。 シンポジウムやイベントなども実施します。 月 7月 Japan Media Arts Festival Singapore 2008の開催(新) 2-7. 内容 地区 シンガポール マンガweb資料館開設準備 散逸の危機にある日本のマンガ原画をデジタル化し保存し、活用していくための Web上の資料館開設のための調査や準備を行います。 月 通年 内容 文化庁メディア芸術プラザ(MAP)の企画運営 地区 Web上
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