平成 14 年 4 月 12 日・18 日 情報教育センター 1.WWW って? WWW は World Wide Web の略で、通常ダブリュ・ダブリュ・ダブリュ、トリプルダブリュ、ウェブな どと呼ばれます。スイスにある CERN(Centre Europeen de Recherche Nucleaire)という高エネ ルギー物理分野の研究所のスタッフにより命名され、文字通り訳せば世界中に広がった蜘蛛 の巣(Web)という意味になります。情報を満載したページ同士が、リンクと呼ばれる技術によっ て結ばれた様子は、まさに蜘蛛の巣のようだということから名付けられた様です。WWW とは、 ハイパーテキストと言う手法を用いてインターネット上の文字・画像・音声などの情報を探索す るシステムと定義されますが、最近ではホームページの事をさして言うことも少なくありません。 WWWを理解するポイントは、ウェブサーバー、ブラウザ、HTML、HTTP、URL です。 ウェブサーバー: サーバーとはネットワーク上で、サービスを提供しているコンピューターの事 で、ウェブサーバーは情報を提供するサービスを行っているサーバーのこと です。 ブラウザ: 一方ウェブサーバーで提供されている情報を見るためには、ブラウザと呼ば れるソフトが必要となります。それは、公開されている情報はある決まりに基 づいて作られており、その決まりを理解して、見る人がわかるように翻訳しな ければいけないからです。代表的なブラウザが、インターネットエクスプロー ラーであり、ネットスケープコミュニケーターです。 HTML: HyperText Markup Language の略で、ウェブサーバー上で公開されている ホームページなどは、すべてこの HTML で書かれています。HTML の規則 に基づいて書かれた文書は、基本的にテキストファイルですので、メモ帳な どのエディターで見たり書いたりできます。この HTML 文書をブラウザで見 ることにより初めて文字に色が付いたり、画像が表示されたりします。 URL: Uniform Resource Locator の略です。ウェブサーバーへのアクセス方法 (http)とそのサーバーの場所をあらわす表記法の事です。ですから、ブラウ ザのアドレス欄に「http://www.koka.ac.jp/」と書いた場合には、ハイパーテ キストトランスファープロトコルを使って、www.koka.ac.jp/につないで下さい とパソコンに命令したことになるわけです URLの表示について(一例) ドメイン名について(JPNIC) http:// www. koka. ac. jp / 通信プロトコル サーバー名 ドメイン 組織の種類 国名 ○ 2 組織の種類について ac Academy 教育機関 ad Administrator ネットワーク管理組織 co Commercial 一般企業 go Government 政府機関 or Organization 上記以外の組織 gr Group 任意団体(含個人) ne Network プロバイダー 2.ブラウザ(インターネットエクスプローラー)の使い方 まずインターネットエクスプローラーを起動してみましょう。 デスクトップ上の をダブルクリックしてください。 アドレス: 現在表示されているページの URL が表示されています。ここに希望するペ ージのアドレスを入力することでそのページを表示する事が出来ます。リン クで飛んでいった場合には基本的には(フレームなどを使っているサイトか らのリンクでなければ)、飛んでいった先のページが表示されます。履歴に 残っているものは、オートコンプリート機能で、全部入れなくても残りが自動 的に表示されます。 戻る、進む: 右図の様に「戻る」「進む」が薄い表示の時にはこれらのキーは反応し ません。反応するときには濃い色の表示になっています。 ※1 アドレスを入力するときには、「Ctrl キー」と「O キー」または「L キー」を同時に押すと、「場所 3 を指定して開く」の画面が出ます。 ※2 フレームから抜け出したい時には、リンク先に飛ぶときに、右クリックで、「新しいウインドウで 開く」を選びます。 戻る: 直前に表示したページに戻ります。 進む: 戻るボタンで戻ったページから、元のページに進む時に使います。 中止: データーの転送を中止したいときに使います。指定したサイトへのア クセスや大きなファイルなどがあり表示に時間がかかりすぎている時 に便利です。 更新: もう一度そのページを読み込みなおします。頻繁に情報が更新されて いる場合や、キャッシュのデーターを更新する際に使用します。最新 データーが表示されます ※3 「戻る」と「進む」の右に、▼がありますが、これは、9個までこれまで行ったこと のあるサイトを表示させることが出来ますので、一気に戻ったり進んだりできます。 ※4 目的のサイトになかなかつながらない時には、中止&更新が便利。タイミングですぐ につながる時があります。 4 お気に入り: 一度訪れて、気に入ったサイトやページはお気に入りに登録しておくと、次 に行くときにとても便利です。操作はいたって簡単です。登録したいページ を表示した状態で、一番上の列にあるメニューの中から「お気に入り」を選 ぶと、お気に入り関係のプルダウンメニューが現れます(上図)。そこで、「お 気に入りに追加」を選んでやれば登録画面が現れますので、好きな名前を 付けて、登録完了です。どんどん増えていきますので、フォルダーを作成し て、登録するサイトを自分で管理しやすいように分類しておくことをおすす めします。この作業は、「お気に入りの整理」で行うことが出来ます。このほ かにアドレス欄の左端にあるIEのマークをお気に入りにドラッグ&ドロップし ても登録出来ます。(下図で□の所を○へ) 5 ※5 お気に入りの追加は表示している画面上で右クリックを押してもできます エクスプローラーバー: 検索・お気に入り・履歴の 3 つのボタン は押すとブラウザ左側にエクスプローラ ーバーが現れます。消すときはもう一度 ボタンを押すか、エクスプローラーバー の「×」ボタンを押して下さい。お気に入 りの使い方はメニューの「お気に入り」と 基本的には同じですが、エクスプローラ ーバーですと常に表示して置くことがで きます。但し、その場合は画面がせまく なります。 ファイルの保存: 気に入ったサイトやページを保存するときの操作もいたって簡単で す。保存したいページを表示した状態で、一番上の列にあるメニュー の中から「ファイル」を選ぶと、ファイル関係のプルダウンメニュー が現れます(上図) 。そこで、「名前を付けて保存」を選んでやれば保 6 存画面が現れますので、好きな保存場所に好きな名前を付けて、保存 完了です。 3.検索エンジン(サーチエンジン)の使い方 検索エンジンには「ディレクトリー型(各ページに関する簡単な説明を検索対象とするもので、 カテゴリー毎に整理されています)」と「ロボット型(ロボットで収集したデータから(全文)検索イン デックスを作成して提供する システム)」の2種類があります。前者が本で言えば目次に相当 するもの、後者は索引に相当するものにたとえられます。何か面白い物はないかな、と言う時 や、なるべく良質な情報だけ見たいと言う時には、ディレクトリ型の検索エンジンが良いし、探し たいもののイメージが割とはっきりしている人はロボット型の検索エンジンが良いでしょう。 前者の代表的なものが「Yahoo!JAPAN」で、後者の代表的なものが、「goo」、「Infoseek」です。 検索にはテクニックがあり、キーワードの選び方、2 つ以上のキーワードによるはさみこみ・絞り 込みなどがポイントとなります。 下に検索エンジンの代表的なものをあげておきます。 ○ ディレクトリ型 検索エンジン URL Yahoo! JAPAN http://www.yahoo.co.jp/ NTT Directory(NTT) http://navi.ocn.ne.jp/ Dragon Next http://www.dragon.co.jp/ iNET guide(CyberSpace Japan) http://www.inetg.com/ JOY 検索 http://joyjoy.com/J/search/ Business Web Guide(旧 NIKKEI NeT 検索) http://webguide.nikkei.co.jp/bwg/ てれびぷらす 'てれぷら' http://www.netcity.or.jp/ ○ ロボット型 検索エンジン URL goo(NTT,NTT-AD,Inktomi) http://www.goo.ne.jp/ Infoseek Japan(DigitalGarage,Infoseek) http://www.infoseek.co.jp/ LYCOS(Lycos) http://www.lycos.co.jp/ Excite Japanese Ed.(Excite) http://www.excite.co.jp/ フレッシュアイ(東芝) http://www.fresheye.com/ Infonavigator 疾風(富士通) http://infonavi.infoweb.or.jp/ NETPLAZA (NEC) http://netplaza.biglobe.ne.jp/ 7 検索の方法にも大きく「キーワード検索」と「カテゴリ検索(ジャンルをたどって検索)」があります。 Yahoo!JAPAN を例にとって説明していきます。 ・・・ キーワード検索 ・・・ 1. ブラウザを開き、アドレス欄に「http://www.yahoo.co.jp/(半角小文字で)」と入力し、 [Enter]キーを押し、Yahoo!JAPAN のホームページを開きます。 2. 上図のテキストボックスにキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックします。すると検索結 果が表示され、その中から必要なホームページへ接続することが可能です。キーワードは複 数入力することも可能で、その場合は「空白」でキーワードを区切って入力します。 例として「京都光華女子大学」を検索してみましょう。テキストボックスに「京都光華女子大学」 と入力し、「検索」ボタンをクリックします。すると次ページの図のような検索結果が表示されま す。 8 この画面で「京都光華女子大学」クリックすると、京都光華女子大学のホームページに接続 します。 9 ・・・ カテゴリ検索 ・・・ 探したいテーマのカテゴリが明らかなときはカテゴリ一覧から該当するカテゴリをクリックします。 カテゴリは階層的に整列されているので、次々と該当するカテゴリを絞っていくことが可能で す。 1. ブラウザを開き、アドレス欄に「http://www.yahoo.co.jp/(半角小文字で)」と入力し、 [Enter]キーを押し、Yahoo!JAPAN のホームページを開きます。 2. 上図のカテゴリ一覧から探したいテーマのカテゴリをクリックして検索してみてください。 10
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