2013 年 9 月 10 日 急務となる住宅の耐震化と、「九州産素適な木の家」をご提案 9 月 21~22 日、マリンメッセ福岡で「住まいの耐震博覧会」を開催 ■ニュースポイント■ 9 月 21 日(土)、22 日(日)の 2 日間、住宅用の木材・建材・設備機器のメーカーや、工務店、金融機関などが 一堂に介し、地震に強い家づくりに関する情報提供や耐震改修の無料相談をはじめ、木材や建材、ゼロエネルギ ー住宅、リフォームなどの情報発信や、各種補助金、税制、住宅ローンなどのご相談にお応えする「住まいの耐 震博覧会」を、福岡市博多区のマリンメッセ福岡で開催いたします。 中央防災会議による「南海トラフ巨大地震の被害想定」では、最大級の巨大地震の場合、全国で約 182 万棟の 建物が全壊または焼失し、建物などの直接的な被害は東日本大震災の 10 倍におよぶ 169 兆円 5,000 億円と推計 されています。福岡県では、最大で震度 5 弱程度の揺れが発生し、津波などの影響で建物の全壊 300 棟、死者 10 人程 度の被害が見込まれています。 また、 政府の地震調査研究推進本部が発表した活断層が起こす地震の地域別の確率では、 今後 30 年以内にマグニチュード 6.8 以上の地震が九州地方のどこかで発生し得る確率は 30~42%、最大マグニチュー ドは 8.2 程度と推定されています。このほかにも、東日本大震災直後に直下型で局地的に強い地震が発生しているよう に、海溝型の巨大地震が各地の活断層に影響をおよぼしていくおそれもあり、福岡県においても引き続き地震対策は急 務であると考えられます。 「住まいの耐震博覧会」では、旧・新耐震基準の違いが分かる可動式模型などを使用して耐震診断・耐震改修 の解説を行うほか、有識者による地震対策講演会の開催や、大地震の揺れを体感できる地震体験車の設置などを 行い、住まいの地震対策の重要性を訴えます。 ■見どころご紹介■ ①耐震ゾーン(住宅の耐震化・防災対策を促進) 耐震改修などの技術研修や技術者認定を工務店様に対して行うNPO法人住まいの構造改革推進協会が中 心となり、ご自宅の耐震性に関するお客様のご相談に無償でお応えします。1981 年以前の「旧耐震基準」、 1981~2000 年の「新耐震基準」、2000 年以降の「現行の新耐震基準」と、建築された年代による危険性や注 意点などを動く耐震模型を使って分かりやすく説明します。基礎の強化や壁の耐力化など、豊富な種類の耐 震補強材を展示・解説することで、住宅の耐震化について知っていただきます。 福岡市の企画・耐震推進課も出展し、行政サイドによる情報提供と来場者の相談に対応いたします。また、「知って 備えて地震に自信!」と題した耐震セミナーを両日開催し、近隣にお住まいの来場者に対し地震に対する予備知識と防 災対策の周知を図ります。 ②木材ゾーン(九州地産九州地消の家をご提案) 木材ゾーンでは、沖縄県を除く九州全県の自治体が出展し、立体的な家づくりの空間展示や地元の特産品の販売を行 います。また、同ゾーンの中央には「九州産素適な木の家」と題した実物大の木造躯体を展示し、家族が集うスギのリ ビングやヒノキの香る子供部屋の空間演出を行い、木造住宅に住まう快適さや高い環境性能をご紹介します。このよう に、県産材にこだわらず、地元の来場者が慣れ親しんだ九州材を使用した九州地産九州地消の家づくりのご提案を行い ます。また、本年の住宅政策として注目を集めている「木材利用ポイント事業」の制度の解説やご相談受付、対象とな る薪・ペレットストーブや家具の展示を行います。さらに「地域型住宅ブランド化事業」で採択された団体がそれぞれ の「地域型住宅」のコンセプトを紹介します。 このほかにも、学校教室の木質化のご提案や、木の積み木で遊ぶことのできるキッズコーナーなど、大人から子供ま で九州の木材に実際に触れ、木の素晴らしさを体感することができます。 可動式の耐震模型を各種展示 地震体験車で東日本題震災の揺れを体験 「九州産素適な木の家」を展示 ③住まいづくり相談ゾーン(お客様のあらゆる疑問にお答えします) 消費税率の引き上げを控え、住宅ローン減税や住宅リフォーム減税といった各種減税措置や、現金給付措置の「すま い給付金」など関連制度は多様になっています。国や自治体による補助金や支援制度についても、耐震や省エネルギー、 バリアフリーなどへの対策において多様化し、住まいを取り巻く各種制度は複雑になっています。 ここでは、一般消費者から各種税制・法律・補助金・住宅ローンに関するご相談や、地盤や建築面の技術的サポート など、住まいづくりに関する様々なご相談に、各分野の専門家がワンストップサービスを無償で提供します。 ④エネルギーゾーン(太陽光パネルの比較展示、ゼロエネルギー住宅など最新技術の紹介) 創エネルギーのなかでもとくに注目を集めている太陽光発電システムについて、国内外の有力メーカーの太陽光パネ ルを比較展示し、それぞれの特徴を紹介します。また、スマートハウスやゼロエネルギー住宅、認定低炭素住宅といっ た最新住宅の紹介や、自転車を用いた発電体験、環境省が提供するCO2 排出量の削減シミュレーション「しんきゅう さん」の紹介などを行います。 ⑤リフォームゾーン(リフォーム適齢期、メンテナンス方法を提案) 住宅を適切に維持管理し、長期間にわたり快適性を保つためのリフォーム・メンテナンス方法を展示します。屋根や 外壁の塗り替えサイクルや、水回り設備などの「リフォーム適齢期」を解説するとともに、トイレや給湯器、調理器具 などの実物商品を展示し、最適なメンテナンス方法を提案します。さらに、節水トイレやシャワーヘッドの交換など、 手軽に行える簡単リフォームの提案や、省エネ性を高める断熱リフォームの実演を開催します。 ⑥シニアライフ対応ゾーン(シニアライフの疑似体験、便利アイテムを紹介) シニアライフ対応ゾーンでは、手足に重りをつけたり目に特殊な眼鏡をつけ、シニアライフを疑似体験できるコーナ ーを設置するとともに、電動車椅子、階段昇降機、車椅子対応キッチンなどの具体的な商品をカテゴリー別に展示しま す。シニアライフに向けたセミナーや相談会も行い、安全・安心な住まい方の提案を行います。 ⑦メーカーゾーン(最新商品をラインラップ) 日本を代表する建材・住宅設備機器メーカーが、それぞれのブースで最新商品の展示・解説を行います。一度にあら ゆるメーカーの最新機能や見どころを、目で見て触れて確かめることができます。 ■注目セミナー■ タイトル 講師 時間 11:00~11:45 11:00~11:45 13:00~13:45 消費税?給付金??住宅を取り巻くお金の知識 内山 貴博氏(内山FP総合事務所㈱ ファイナンシャ ル・プランナー) 21 日 22 日 住宅瑕疵の紛争事例 秋野 卓生氏(匠総合法律事務所 弁護士) 21 日のみ 13:00~13:45 「知って備えて地震に自信!」福岡市耐震セミナー 福岡市 企画・耐震推進課 九州で発生する地震の話と今日からできる地震対策 エイム㈱ 21 日 22 日 いつまでも元気に暮らすために ~PPKの家づくり~ 伊藤 勝規氏 (NPO法人とちぎノーマライゼーション研究会 理 事) 両日とも 11:00~11:30 「バリアフリーリフォーム減税」を活用して お得にリフォームを! 桜川 茜依子氏(サクラ・ワーク㈱ 代表取締役社長) 両日とも 【開催概要】 両日とも 13:00~13:30 15:00~15:30 10:30~11:00 13:30~14:00 日 時:2013 年 9 月 21 日(土)・22 日(日) 10:00~17:00(最終日は 16:00 まで) 場 所:マリンメッセ福岡 入 場 料:無料 出 展 社数:約 130 社 来 場 者 実 績:2003 年以降 9 回開催し、累計約 20 万人が来場(昨年 9 月開催では 12,973 人が来場) 【住まいの耐震博覧会とは】 住宅資材商社のナイス㈱が主催する住まいの総合展示会で、全国の大手木材・建材・住宅設備機器メーカ ーなどが共同で「木造住宅の耐震化」を推進するための提案と情報発信を行うイベントです。福岡をはじめ、 東京、名古屋、仙台、大阪などの主要都市で 2002 年から開催し、累計来場者数は 130 万人に到達しています。 お問い合わせ先************************************** ナイス株式会社 広報室 渡利・米澤 TEL:(045)501-5048 〒230-8571 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央 4-33-1 ナイスビル 8 階
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