平成23年第1回女満別地域審議会

平成23年度 第1回女満別地域審議会
日
時 平成23年6月10日(金曜日)9:30~12:00
場
所 大空町役場議事堂文化ホール
【委
会議概要
員】吉田会長、水野副会長、河西委員、福田委員、福士委員、勝田委員、
坂野委員
【
町
】山下町長
(幹事)
川口副町長、渡邊教育長、竹内総務課長、高橋住民課長、大槻福祉課長、
出 席 者
福田産業課長、松野学校管理課長、菊地社会教育課長
(関係課長職等)
日下福祉課参事、川尻建設課主幹、高島建設課主幹
(事務局)
山本総務課参事、藤田総務課企画G主幹、福原総務課主査、日根総務課主査
1
開会
2
会長あいさつ
3
町長あいさつ
会議次第 4
議事
議案第1号
5
その他
6
閉会
新町建設計画における平成23年度予算措置状況について
議
4
議
事
要
旨
事
議案第1
議案第1号
新町建設計画における
新町建設計画における平成
における平成23
平成23年度
23年度予算措置
年度予算措置状況
予算措置状況について
状況について
平成23年度第 1 回地域審議会《資料編》により事務局説明
・新町建設計画における平成23年度予算措置状況表
・新町建設計画における財政計画推計と当初予算等との比較
・基金・町債の状況
・市町村合併推進体制整備費補助金の状況
・合併特例債の状況
【質疑応答】
◆会長: それではただ今事務局から説明がありました内容につきまして、それぞれ委員の皆さんから
のご質問とご意見をいただきたいと思います。
◆委員:
19 ページでございます。昨年開催されました地域審議会で、私から住宅リフォームに関す
る補助金制度はないか、その前段で産業課長に概略は提出させていただきましたが、その後、山
下町長をはじめ担当課のご努力により今年度はじめからの実現に至ったことに関しまして誠に感
謝申し上げます。当初私の中では 1,000 万円ほどで十分ではないかと思っておりましたが、1,200
万円をつけていただき、ずいぶん町長も思いのほか頑張っていただいたと思っていましたが、実
際ふたを開けると2週間も経たないうちに 1,200 万円に見合うだけの申請が上がり私も驚いてい
1
るところです。その後、追加も含めて町が動いていただいているようです。この事業に関する今
後3年間の計画をお話いただければと思っております。
また、5 ページの商工会関連ですが、ポイントカードシステム事業を導入していただいておりま
す。これについては商工会として大変ありがたいと思っており、感謝申し上げますが、私どもの
動きが遅く、担当の方を含めご心配、ご迷惑をおかけしております。現在商工会の担当の職員を
総動員して毎日各会員に回って加入に向けてがんばっているところです。昨日現在の集計では見
込みも含めて 60 件と聞いております。ただまだ足りない状況ですので、一人でも会員を増やそう
と頑張っております。一昨日、議会でもこの関係で審議されている旨ある議員から電話があり、
相当頑張らなければだめだと発破をかけられている状況です。私どもも頑張りますので、ひとつ
よろしくお願いしたいと思います。
◆産業課長: 住宅リフォーム事業は地元経済活性化対策の一環として平成 23 年から 3 年間事業を立
ち上げました。個人の住宅を改修するに当たり助成して促進を図る目的ですが、30 万円以上の改
修工事で 3 分の 1 の助成、上限額 30 万円でスタートしました。それに当たりまして助成業者が商
工会の会員である町内の業者という縛りを付けました。当初 3 年間の予定ですので、40 件の 3 年
間、計 120 件の予想でスタートしました。町内個人住宅 2,000 件ある中で改修を希望する方は約 6%
程度と予想しておりましたが、4 月 1 日に広報し、随時 4 月からは震災の関係もあって、仕事が来
ないという話もありましたので、随時受付をしましたが、4 月 12 日で 36 件の申し込みがあり、途
中で受付を中止せざるを得なくなりました。そのような対応で、未だこの事業の内容もわからな
いという町民の方もおり、今後どのようにしたらよいかといった混乱を招きお詫びを申し上げま
す。
想定外の希望者がおり、今後の対応に際し事業者に調査を依頼したところ、今年の希望者が 81
件、来年は 107 件、最終年度は 89 件、合計 311 件の希望があるという報告がありました。内部で
検討し、予算が無くなって終わりでは混乱を招くこともあり、現在議会とも相談をさせていただ
いておりますが、6 月定例会で増額補正を検討しております。今年につきましては希望のある 81
件の予算を確保したいと思っております。ただし、今年度は最終の受付とさせていただき、制度
を若干変え、予算を超えた場合は抽選をさせていただきたいと思っております。また、24 年、25
年度がありますので、外れた方につきましては当該事業の年に申し込みをしていただきたいと思
います。
ポイントカード事業ですが、スタンプからカードに変えて商工会と進めて参りました。ポイン
トカード準備会で事業を進めており、なるべく多くの事業者の方にご理解をいただいて入会して
もらうよう指導し、7 月のスタートを目処に進めていましたが、商工会が 3 月 31 日に合併しまし
て、役員は決まっていますが、部会が決まっていないこともあり、今、事業所を回っており、商
工会の内部でポイントカードをスタートしていただきたいこと、また、件数が固まっていないこ
ともあり、きちんとした体制の中でスタートして欲しい旨話をしているところです。
◆委員:
今ポイントカードの話がありましたが、実は A コープにもこの話が来まして検討した経緯
がありますが、独自でポイントカードを発行しており、負担の面で加わることができず、現時点
では外して欲しいと説明したところですが、町の消費を考えての発案でしょうが、できれば地域
の消費活動を増やそうとするのであれば、もう少し検討していただければ参加できると思います
のでよろしくお願いします。
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和牛の関係ですが、町の牧野で組合のためにお世話になりましたが、指定管理者制度等々がで
き、牧場の場長も歳がいき、誰かいないかという難しい状況ですが、今まで町にお世話になり、
肉牛の振興を考えていただいた経緯があります。東藻琴と合併し、それぞれ農協が分かれた中で
なかなか統一したブランドで和牛の振興は難しいかもしれませんが、農協としても奨励金、交付
金等々が少なくなる中で難しいところもあります。女満別の面積が東藻琴に比べて小さいことも
ありますので、もう一度町が、和牛の振興に向けて考え直していただきたいと思っています。今、
農業の政策も変わり、6 次産業化という話も出ていますが、これらのことに関し、なかなか農協単
独では難しい状況にあります。ホクレン等々にもいろいろお話をし、もっと多くの会員の中で付
加価値を付けた販売も考えておりますが、やはり行政からも付加価値を付けるための方法などを
もう一度産業課等々で検討していただけないかと思っています。
また、グリーンツーリズムが近年謳われておりますが、なかなか農家個々というのは難しいで
すし、女満別の風景も富良野に負けないような景色を持っています。そのような中、観光業者も
農協へ来て話をしますが、やはり町、商工会、観光協会、農協といった形で何かお話ができて、
もう少し大きな形で取り組んでいくことができたらなと思っております。その話の発端を担って
いるのが行政ではないかと思っております。農協も会社と提携し、アスパラ、とうきびの時期に
なると多少はやっていますが、なかなか大きな話にならず、できれば行政ももう少し加わってい
ただいて、観光面と併せて考えていただければと思っています。
◆産業課長:
ポイントカード事業ですが、今、加入促進をしているところですが、独自に始めてい
るお店がございます。自分のところでポイントを発行している店、コンビニのように全国的にポ
イントを発行している、また組織の中で取引先とのポイントを発行している店がございますが、
その中で大変難しいという話も聞こえてきておりますが、準備会でシステムを変えながら入って
いただくことを進めていると思いますので、A コープさんも独自に進めていますが、前向きに検討
していただければと思っております。また、内部的にもシステムについて検討することを商工会
にお願いしたいと思っております。
また、和牛の振興について、肥育の農家は一軒ございますが、あとはそれぞれ素牛農家でござ
います。近年、町営牧野で肥育したものを十勝の市場に出しておりますが、なかなか高い得点の
牛が出ており、十勝では女満別の和牛の評価が上がっていると聞いております。それがサロマ市
場での素牛の単価の高騰につながっていると感じています。ご指摘のとおり、町営牧野の管理体
制については、なかなか素人ではできないこと、現在お願いしている方が高齢であり、今年を目
処に何とか管理体制について検討しております。それには指定管理がいいのか、委託がいいのか、
意欲のある者を全国から公募したらいいのかを検討しているところで、今後、農協さんとも相談
させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。また、付加価値を高めることにつ
いてですが、今年の 7 月 10 日のビッグデーにも女満別の和牛を提供することが決まっております。
現在検討しているのは半分だけ冷凍してお盆や年末の時期に販売できないかを検討しておりま
す。何とか女満別和牛の付加価値を高めて皆さんが手軽に購入できる肉に変えるシステムづくり
にも農協の畜産担当の方と協議をしております。
グリーンツーリズムは今まさに、体験型農業として大変ニーズが高くなっています。震災の後、
こちらに修学旅行の子供たちが来ておりますが、どこかで体験するところがありませんかという
話をいただいております。当面町としては、何とか町の圃場を持てないか、国道 39 号線の共済の
横の町有地を農地にすべく準備に入っております。しばらく農地として使っておりませんでした
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ので、まず、除草をして 1 年間かけて圃場にして体験型の農場にできないか、一般の農家の方は
シストセンチュウの問題もあり、他町村からの出入りに大変神経質になっている中で、一歩でも
前に進めているところです。
◆委員:
町にお世話になって、当地区にも簡易水道、上水道の施設ができてきましたが、これまで
の経緯では井戸水を使っている状況です。やはり将来のことを考えると、今、畑に化学肥料等を
使っていろいろな問題が出ております。最近、エキノコックスの検査をした経緯はありませんが、
せっかく簡易水道の管が敷設されたわけですから、それを有効に使っていただくために、井戸水
の検査の費用を町が負担をし、できるだけ人体に影響のないような形で飲用するのが妥当ではな
いかと思っておりますのでよろしくお願いします。
◆建設課主幹:
今、本管整備がかなり進んだ状況にあります。その中で建設課としては普及率の向
上のために各農家に状況説明し、井戸水の危険性や水質検査を説明しながら上水道に切り替えて
もらえるような PR 活動をしつつあります。
◆委員:
せっかく本管を設置していただいたわけですから、町の水道会計のことも考えてもできる
だけそのようなことで進めていただいたほうがいいかなと思っておりますので、よろしくお願い
いたします。
◆委員:
自治会活動運営交付金は以前からあったのでしょうか。
◆住民課長:
自治会運営費交付金の関係ですが、以前からある交付金です。これに関しましては自
治会の運営に関わるもので交付の基準があります。均等割(自治会の世帯数に応じた三段階)、世
帯割(農村地区の 1 世帯については 2,400 円、それ以外の地区については 1 世帯 1,600 円の算定)
で算定しています。自治会の活動支援交付金ですが、22 年までは、自治会活動補助金ということ
で 1 自治会当たり上限 5 万円でした。23 年度からは自治会活動支援交付金と交付金化されるもの
です。目的は自治会連合会に加入する自治会が、自治会活動への積極的な参加や各自治会の会員
の取組を支援するために行う交付金です。これが 23 年度から新たにできた交付金でして、1 自治
会当たり 5 万円が基本となります。それプラス 5 月 1 日現在の世帯数によって変わりますが、今
のところ町民税の1%還元ということで、按分して 1 世帯当たり 480 円になりますので、5 万円プ
ラス世帯かける 480 円、この部分については新たに 23 年度から各自治会に交付されることで、現
在申請書をいただいている最中です。
◆委員:
それは自治会でやるやらないに拘らず支払われるものなのでしょうか。
◆会長:
自治会で何か目的を持った事業なり、そういうものをやったものが対象なのか、そういう
ものとは関係なく、1 自治会当たりなのかということです。
◆住民課長:
活動支援交付金のことと思いますが、交付金の対象となる事業がございます。大きく
分けて環境、美化を推進する事業、健康、交通安全、防犯を推進する事業、また、スポーツ、レ
クリエーション活動を推進する事業、高齢者、女性、青少年の交流・育成を推進する事業など今
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まで自治会で行われていて、農民休日祭、子供たちのキャンプ、高齢者の旅行等様々な使い方が
ありますが、今までの活動と何ら変わるところはないと思っております。
◆委員:
そのような事業にお金が回ってくることは大変ありがたいことですが、大空町で行ってい
るイベント事業やスポーツ活動振興事業は年間を通じていろいろな行事があると思いますが、そ
ういうところにも僕たちの地区は結構参加させていただいていますが、それに参加することはと
ても時間、人集めなどいろいろかかります。先ほど町長さんの最初の話にありましたように、4
年に 1 回大運動会をやりたいようなお話もありましたが、僕もそれには大賛成ですが、本当に行
事ばかり重なりまして、自治会としてもとても大変になります。ただ、そういうのをやるのであ
れば、何かを削らなければならないという覚悟もしていただきたい。何でも今までやっていたか
らやればいいのでないか、ということはもう少し考えていただき、これをやろうと決めたのであ
ればそれを中心にやっていただきたい。今回の「大空の四季」もそうですが、僕もお手伝いをさ
せていただきましたが、結局最後まで準備不足、準備が追いつかない感じで進められていたよう
に感じています。終わってしまえばとてもよかったなと思うのですが、大変なご苦労をされてい
るのだなと感じています。やるのであれば何かを減らすことも大切なことと感じています。その
ようなこともお考えいただきたいと思います。
女満別高校についてお聞きしますが、1 間口 30 名に達しなかったくらいの入学者だったと思い
ます。僕の子供も今回受験だったのですが、網走の方の高校に行ってしまいました。なぜ行かな
いのかと聞いてもあまりはっきりしませんが、非常に女満別高校の印象が悪い。自分も女満別高
校出身なのでわかるのですが、野球部のように一生懸命頑張っているところもあります。そうい
うところを引き出してもらいたいのが非常に気持ちにあります。秋の大会、春の全道大会と非常
に頑張っていることに対しましても何か地域で協力してやっていただきたい。こんなにいい PR は
ないと思うので、是非とも高校と話をしていただきまして女満別中学校から女満別高校に行くこ
とが増えることも大切だと思います。
◆町長:
自治会の活動支援交付金について、もう少し考え方について私から説明させていただきま
す。今までは 2 分の 1 補助金を出します、その上限が 5 万円ですので、10 万円以上の事業を各自
治会でやれば 5 万円まで補助金を出しますという制度でした。しかし、全ての自治会が取り組ん
でいただいているかというと、取り組んでいただいていない自治会もある。どうしてかとお伺い
をしますと、結果的には自分たちの持ち出しが 5 万円必要になる、そこが大変だという自治会も
ある。さらに、地域の中の年齢構成で、自治会で何かやれといってもなかなか難しい、どのよう
にやっていいのかわからないというようなお話もありました。そういう中で私どもとすれば、地
域のコミュニティの中心となるのは自治会ですので、そこがいろいろなことに携わっていただか
なければならない。今、町も国に対してこの事業をやるから補助金をくれないか、そうすると 2
分の 1 の補助だが、残りの 2 分の 1 は自分たちで出しなさいと、それはなかなか大変なことだと
思っておりましたが、ここ数年来、地域の中ではいろいろ課題があるでしょうが、自分たちで見
つけてその課題を解決するために、定額で交付金という形で国は出してみます、自分たちでアイ
デアを練ってやってみてくださいという交付金がここ何年かありました。その発想をお借りした、
極端にいうと何の事業もしなければ返していただきますが、一定の率でお金は 5 万円とプラス 480
円かける戸数を皆さんのところに一端お渡しをすることは約束いたしますので、是非考えてみて
いただけませんか、何か体育の事業や文化の事業もありますが、例えば町の事業に参加する時に
5
皆でまとまって参加しようという経費であってもいいですし、高齢者の方々の敬老会を企画して
みようじゃないかとか、地域の中でやっている清掃活動、草刈りの時などに合わせてジュースの
一本でも配るような事業展開に使っていただければという思いで交付をさせていただいていこ
う、なおかつ写真をいただきながら次の糧とするために、報告書という大げさなものになると難
しいのですが、活動を記録していただいて、自治会連合会の皆さんが発行している自治会活動の
手引きなどで紹介していけないだろうか、あそこの自治会はこんな取組をしている、ここのとこ
ろはこんなことでやっているというようなことが紹介されれば、それを見て新しい取組をしてみ
ようじゃないかとか、今までやっていたイベントを統合しようじゃないかとか、さらにそういう
お金が来るのであれば一つの自治会で無理であれば、特に市街地などは例えば栄町なら栄町とい
う一つの括りで事業を展開できないだろうかというところに発展していただけるようにお金を出
していこうではないかということを一つの目標として掲げました。
もう一つ、今回出させていただいているのは、町民税分の1%にしてあります。自分たちが納
めた税金が自治会に還付されてくる、戻ってくるという発想になります。交付の仕方は納めてい
ただいたところとは別のルールですが、毎年、金額は変わっていくことになりますが、そのよう
な中で町民の皆さんが、自分たちが納税したという意識を持っていただく、逆に職員の側からす
れば、そのようなお金の一つ一つは税金で成り立っているという認識をしていくためにも必要で
はないかという理由付けをさせていただいております。
また、先に配置させていただいております担当者、具体的には地域の方々と顔見知りになる程
度しか今のところは活動の場はありませんが、このような事業を例えば相談を受けるなどの中で
そういったものの役割が少しでも増していければいいなということでさせていただいています。
地域の中で一番難しいのはいろいろやってどこか一つのところに負担が集まって、そのことで非
常に疲労感が伴うのはいろいろな事業をやっていて行き詰ってしまう原因になるのではないかと
受け止めています。そういったことのないように、この制度が運用できるようにしていきたいと
思います。
◆教育長:
女満別高校につきまして状況等のお知らせをしたいと思います。女満別高校は道立高校
ですが、定員 80 名、俗に 2 間口という言い方をしていますが、今年の 1 年生は 29 名の入学者で、
2 年生は 45 人、3 年生は 62 人おりますので、3 年生、2 年生は 2 クラス、1 年生は初めての 1 クラ
スになってしまいました。志願者を昨年度と比較しましても、48 名出願者がおり、現在は 45 人在
校していますが、48 名に対して 19 名の出願者が大幅な減となり、また、地元からの出願者は 29
名のうち 15 名、51.7%になります。前年は 18 名で地元からの出願者も減っております。理由は
いろいろ分析していますが、個々の志望校の変動によるものと考えており、新しくなりました美
幌高校への進学者が増えております。女満別高校の特徴としては、地元からももちろん進学でき
ますが、網走、美幌からの入学者も多い、一方地元の子供たちは、女満別高校以外の網走や美幌、
北見にも進学ができるという特徴がありまして、必ずしも地元への高校の進学率が高いといえな
い状況が一つの特徴でもあります。また何より少子化の波、管内どこの高校も間口減の恐怖に晒
されている状況がございます。野球部の活躍が昨年秋の全道大会に出場するなど、この春の全道
大会でもそうですが、地元としての誇りであり、夢ということで地域の皆さんも様々な支援を展
開してくれているわけです。しかし、結果として残念ながら2間口が1間口になるような状況と
なってしまったのもやはり少子化の大きな壁があると思っています。しかし、ただ指をくわえて
いるわけにはいきません。女満別高校は道の教育実践表彰を受けるなど非常に特徴のある中身の
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濃い教育活動を展開している高校でもあります。また、女高タイムなど本当に個性ある教育活動
の展開のために町も教育振興協議会に対する 300 万円の補助を行いながら、毎年度応援をしてお
ります。
また、是非女満別高校で野球も含めていろいろな教育活動をやりたいという生徒も町外に多く
おられます。しかし、住環境が整っていない町でもありまして、下宿については町内で1件やっ
ていただいている方がおりますが、女満別に住んで高校に通いたくても住むところがないという
ことで、同窓会の皆さんが中心になって借家や下宿をやっていただける方の募集や旅館を有償で
借りられないかなど様々な苦労を 2 年前くらいから活動を展開しておりましたが、なかなかやっ
ていただける方も見つからず、また、良好な物件も借りられず、町に対する支援要請も本年 1 月
にございました。行政としても応援していきたいため、今年の 3 月には旅館であった建物、土地
を取得しまして同窓会に有償貸与しまして現在はそこに女満別高校の 1 年生 4 名が入居され、部
活動や教育活動を行っていただいており、住環境の整備に対する支援も行っています。
現在町内には、教育関係者で組織している高校の今後の方向をどう進めていくかという既存の
組織がございますので、それらの関係者の方に集まっていただいて、町内には町立東藻琴高校と
2校ありますので、将来の高校のあるべき姿、ビジョンを現状を踏まえながら考えていかなけれ
ばならないと準備も進めているところであります。女満別高校については野球部の活躍が、非常
に期待が大きいわけですが、やはり多くの地元の生徒さん、町外の生徒さんが是非女満別高校で
勉強したいと、そのような魅力ある高校に内容自体も改善していく必要があるのではないかと思
っておりますし、地元中学校と女満別高校との授業交流などについても検討させていただいてお
りまして、地元にいながらなかなか中学校、高校の教育活動がそれぞれよく熟知できない部分も
ございます。先ほどイメージが悪いというお話もありましたが、そのようなイメージを払拭すべ
く魅力ある高校のために地元大空町としても高校を支援して参りたいと考えておりますので、ご
理解をいただきたいと思います。
◆副町長:
先ほど委員からイベントの関係で少し整理することも必要ではないかというご質問もあ
りました。イベント関係では 4 ページに、ビッグデー、観光夏まつり、芝桜まつり、ふるさとま
つり。町民に参加してもらうのは 14 ページに生涯スポーツの関係でソフトボールや 300 歳バレー、
ジェットラインなどここに出ているだけでもこのような行事があります。その他に町民の方が自
主的に集まっていろんな企画をされています。先ほど、いろいろなイベントに参加するのに大変
だということですが、今まで合併後、それぞれ両地域にあったイベントを継承しているのもあり
ますし、それぞれ実行委員会を組織して運営をされております。また、町民向けを主体としたも
の、町民以外を対象にしたもの、両方対象としたものがいろいろありますが、それぞれ中身を検
証しながら、それぞれ参加される方の意図もあると思います。是非多くの方たちの参加というこ
とは町としても大きな願いですし、実行委員の方々についてもそういうことだとは思いますが、
自分に合ったイベントに参加することを選んで今の段階では参加していただくことがベストかと
思っています。この場で、特にどのイベントがどうのこうのという話にはならないかと思います
が、そういったご意見をいただきながら、町のほうでもこのイベントの今後のあり方について、
それは廃止とか廃止しないということではなくて、中身についても十分議論した中で、開催時期
についても検討しながら、今後とも調整を図りながら検討を重ねていきたいと思っておりますの
でご理解ください。
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◆委員:
僕にはまだ小さい子供がおり、幼稚園、小学校と上がっていくと思うのですが、それにつ
いて女満別小学校は立派な小学校になりました。グラウンドの整備と書いてありますが、震災の
影響などもあり、遅れたりすることはあるのでしょうか。また、移動図書館について、子供たち
にとって本は大切なものと思います。利用状況を教えてください。僕が通っていたときのメルヘ
ン号は学校に来て、本を借りてという本当に移動図書館だけだったと思うのですが、今回新しく
新調するということで、メルヘン号が来ました、借りましたというだけではなく、何か具体的に
画期的なアイデアがあるのでしょうか。
◆学校管理課長:
女満別小学校のグランド整備に関しまして、グランドの排水が不十分なため整備
をさせていただきたいと思っております。小学校の整備に関しては外溝、グラウンドも含めまし
て最終年度で予定しております。
また、女満別小学校の整備の関係ですが、現在、旧給食センターの解体を進めているところで
すが、その後、屋体の整備を進める予定としています。この関係につきましては国の予算の配分
が震災の影響かと思われますが、若干未確定の部分がございますので、その部分につきまして確
定され次第、手続きが済み次第、着手をすることの手はずを進めまして、年度内に工事が完了す
るよう、取り進めて参りたいと考えております。
◆社会教育課長:
移動図書館車の関係ですが、現在のメルヘン号につきましては、平成 5 年購入で
18 年経過しております。老朽化に伴いまして、今回、国の補助金をいただきまして更新するとこ
ろですが、図書館の環境充実事業で指定管理に委託している事業費の中にも毎年図書を購入する
金額が載っています。その下に図書等の充実事業として今回国の補助をいただきまして図書の充
実を図るところです。毎年購入しているほかに購入するということですが、中身につきましては
幼児から一般成人までの段階に応じて、読んでいただきたい図書を購入し、学校にも図書を配置
して広く子供たちにも図書に親しんでもらいたいと考えています。また、東藻琴、女満別の各学
校も巡回させることも含み、移動図書館車の更新と充実を図っていくこととしています。
移動図書館車につきましては各学校、地域を巡回して、図書を借りていただいておりますが、
図書の借り入れ実績としては 21 年度、女満別地区については 6,000 冊、東藻琴につきましては
2,000 冊となっています。この中に移動図書館車の部分も加わっております。移動図書館車の割合
につきましてはそれほど多くはありませんが、各学校と連携しまして、各学校に図書を置き、児
童生徒に親しんでもらうという形は進んでございます。今後も図書の購入の充実を図っていく中
で、学校の図書館と町の図書館の連携をより図っていきたいと考えております。その中で何かご
意見がございましたら町にもお伝えいただければありがたいと思っております。
◆教育長:
図書の補足の説明をさせていただきます。移動図書館が定期的に学校を訪問して個々の
生徒さんに貸し出しを行うことももちろんやっておりますが、それとは別に、学校図書にある本
は限られておりますので、真新しく興味のある成長に応じた図書があるわけで、図書館の司書の
方たちにアイデアを出していただいて、毎月、各学級ごとに新しい本を届けてそれを子供たちに
読んでもらうという展開をしています。
また、読み聞かせの町内サークルの方々のご支援をいただいて、授業として読書の時間も設定
しながら子供たちに本に親しんでもらうという機会も設けています。また、全校ではありません
が、朝読書の時間を奨励しながら、毎日本を読んでいただく習慣付けについても今後積極的に進
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めて参りたいと考えています。
◆会長:
◆副会長:
その他なければ、ご意見を伺うこととします。
その他の意見で 3 点あります。
一つは資源ごみの収集に関する件です。私は女満別の東陽地区に住んでおりまして、住んでい
る自治会の名前は東陽自治会です。それで資源ごみの回収の様子を見ておりますと、2、3 年ほど
前から特に目立つ傾向としては、4 月から 6 月くらいに、資源ごみステーションにその日その日に
回収されなかったごみ袋が多い時は 4 袋も 5 袋も残るような状況が見られています。どうして回
収されなかったのだろうかと袋の中を見てみると、全く認識していない。いらなくなったものを
何でも詰め込んでいる。毎月役場からいただいている生活カレンダーで出してよい資源ごみにつ
いて指定されていますが、全然関係のないものを出してあったり、また、収集日は私の地区は火
曜日ですが、いつ出したのか木曜日とか金曜日にごみ袋が置いてある傾向があり、自治会の役員
もしているので大変頭を痛めております。なぜ、このような傾向が 4 月から 6 月に見られるのか
を私の自治会で考えてみますと、世帯数が 133 から 135 戸くらい。近所の人といろいろ話し合っ
てみましたが、結局この時期は年度替りで人の入れ替えがあります。今までごみを分別する習慣
のないところから引越しをしてきた人、あるいは、今までごみ出しは親任せで一度もしたことの
ない人がたまたまこちらに来て就職するようになったなどいろいろな要因が考えられるのだと思
います。そこで、引越しして来られた方は役場に住民登録に来るはずですから、その時に、大空
町のごみ収集は分別収集ですよ、収集日はきちんと決まっていますので守るようにしてください
と、窓口で一言言っていただけたらありがたいと思います。
二つ目は、大家さんや管理人さんが住んでいないアパートが私の家の近くにあります。そのア
パートの規模は 12 戸で、1 個 1 台分の駐車スペースがあるだけで、お客さんが来た場合や、入居
している方は特に若い方が多いですから、土日になるとお客さんの数が急に増えて、妙行寺さん
の裏から中学校に至る歩道は中学校の通学路になっていますが、そこに 4 台、5 台と車をとめるこ
とが以前から傾向として見られています。そのような状況の中、夕方、日が短くなった頃のこと
だと思いますが、中学生が歩道にとめてあった車に自転車ごとぶつかったとか、朝、中学生が歩
道を通ってきて、歩道に車がとまっているので、車道に降りたり、歩道に上がる過程で転んで怪
我をしたというような話がありました。大家さんが網走にいるのですが、その度に私が大家さん
に電話をして、こういうことで近所の人が迷惑に思っていることがあるから注意してくれないか
と頼むのですが、面倒くさいのが本位でなかなか埒が開かない。特に路上駐車に関しましては、
女満別の交番の警察官の方に 4 回ほど来ていただきました。警察官の方はアパートの下から上に
向かって大きな声で車をとめている者ちょっと出てきなさいということをやっているのを目にし
ておりましたが、いずれにしましても管理の方がいなく、入居している人だけが住んでいるアパ
ートですので、放っておくと近所の住民に迷惑をかけることが起きてくることがあります。今年
の 4 月になって私が大家さんに電話をかけて、ゴミ箱もひどいので、とにかくこっちに来て実態
を見てください、全てはそれからですねと話しました。大家さん来まして、ゴミ箱を見てこれは
ひどいということで改めて片付けていただいて、最近大変良くしていただいています。ただ、こ
のような形のアパートは法で認められているからこのようなアパートがあると思うのですが、規
制する方法はないものか、私どもの自治会で役員会を開いた時に、そのような意見も出てきます。
聞かれた役場の方もいい迷惑かもしれませんが、何か規制する良い方法があれば教えていただき
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たいというのが第二点目の発言の趣旨です。
三点目は役場でも様々な会議が開かれており、その度に日程調整の電話がかかってきます。役
場では会議を開催するときに案内状を出していただきますが、案内状については会議の 1 週間前
だとか、10 日前だとか、原則はあるのでしょうか。その辺、どのような原則で運用されておられ
るか、以上三点よろしくお願いします。
◆住民課長:
1 点目のリサイクルの収集、ごみステーションに対する収集の未徹底についてですが、
本町におきましては環境衛生の対策として推進しております。副会長さんおっしゃられるように、
転入者についてはごみの収集、リサイクルの方法について説明しているわけですが、4 月、5 月に
多いということですので、そのような時期については窓口での説明を充実していきたいと考えて
おります。
また、アパートの違法路上駐車ですが、今のところはなかなか方法はないかと思いますが、警
察と連携しながら取締りを強化するとか、また、大家さんに言うか、そういったことで改善して
いきたいと思いますし、公営住宅も路上駐車がございます。そういったものに対しましても新し
い駐車場を造るとかを考えておりますので、アパートの住人のお客さんということであれば大家
さんの責任もあるかと思っております。これから警察と相談しながらどのような方法があるのか、
検討したいと思っております。
◆副町長: 今、副会長さんからありました会議開催のあり方ですが、事務方のトップとして私から 4
月に庁議、課長職の集まる会議の中で、会議には大勢の方が集まっていただけるように、まず日
程の調整をして欲しいと申しました。当然全員の委員さんが揃うことは不可能ですが、その前段
で調整のお願いと、今、副会長さんが言われたのは日程調整まではよかったということかと思い
ます。通常であれば、私の考えであれば 1 週間前か、遅くても 3 日前に案内が届くのが常識では
なかろうか、議案についてもその時に合わせて送るのが原則ではないかと思っております。その
ような役場でルールがないのかということでございますが、この辺については、副会長さんには
自治基本条例の中でいろいろご苦労いただいておりますが、当然議論になる話なのかなと思って
おります。今、総務課でも町長の指示がありまして、その辺のルールづくりについて早急に進め
させていただきたいと思います。ただ、ルールがなくても今言われたように、私が各課長等に指
示をして今後そのようなことがないように、徹底していきたい思います。
◆委員: 6 月 2 日に北見市長と網走市長の特別対談で、高速道路はオホーツクをどう変えるかという
ことで、北海道横断道路網走線の未着工区間の早期着手云々という文章がありますが、空港まで
はゆくゆくはつながるだろうという思いは皆さん同じように思っていると思うのですが、その後、
実際網走までつながる動きがあるのか、それとも現道の道道や国道を整備する形で持っていくの
か、その辺がせっかく町内でも施設を持っていますし、民間の方もいろいろ投資されています。
これから投資したいという民間の方もいらっしゃいますので、こういう流れが変わると非常にま
ずいなと思っているのです。そのような事前の動きなどがあるのかどうか、お知らせください。
◆町長:
国の方からは全く何もありません。私どもは高速道路の要望をしておりまして、全体像と
しましては網走の港までつなげるという大きな目標があって要望はしております。ただ、今現在
要望しているのは道東自動車道でいいますと足寄陸別間が全く着工しないと言われていますの
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で、つながっていない高速道路はいかがなものかということですので、そこをまずつなげていた
だきたい、ぶつ切りでは困るという要望をさせていただいております。その他、部分的に北見道
路が着工してどこかで供用開始になろうかと思います。私どもは順次向こう側からとりあえず女
満別空港までは今の形態の事業の中でつなげて欲しい、これから先について整備はする、という
話でお願いはしておりますが、その手法たるもの、財源の確保も含めていろいろなものがあるの
ではないかと、そこは多様なものの考え方をして欲しいという言い方を現在しております。特に
私どもと網走市については現道の利用の拡幅を含めて考えていくべきではないかという言い方を
しております。ただ、だからといって向こうから何か具体的な回答があるわけではなく、逆に開
発の職員や道の職員、町の職員、いろいろな関係者が集まってどうあるべきかという民間レベル
の協議会、検討会のようなものがスタートしていますので、今後そのような意見も参考にされて
くるのではないかと思います。
◆委員:
子供が小学校に通っており、通学路の中で学校からめちゃいるど館に行くところに横断歩
道があるのですが、信号機がありません。多少カーブが入っているので、子供からすると学校側
から来る車を見づらいと思うのです。お母さん方のお話でもあそこに信号機を付けていただけれ
ば安全に子供たちが渡れるのではないかという話になっています。何度か私もあそこで交通安全
で立ったことがあるのですが、子供たちは左右何回も見ながらやっと渡っている状況です。あそ
こに押しボタン式の信号が付く予定はないのでしょうか。
◆住民課長:
今おっしゃられたところは初めて聞きます。以前要望があったところは女満別小学校
の新しい校舎でいえば表玄関のところですが、そこの歩道につきましては昨日網走警察署と打合
せをし、歩道を移設することによって安全を確保しようということです。併せて信号機の設置に
ついてもお願いしたのですが、北見の公安委員会が決定することで、信号機の設置費もかかるた
めなかなか設置してくれないのが現実です。そこでめちゃいるど館へ行くところの横断歩道です
が、指導員の方も立っていますので、横断歩道を移設して済むのか、またはどうしても信号がい
るのか、実態を確認して協議しながら進めていきたいと考えております。
◆町長:
あそこの場所は 6 年前くらいになるでしょうか、横断歩道を付けたのですがそれまでは横
断歩道もなかったのです。最初、警察や公安委員会に対し、信号が一番望ましいのだが、横断歩
道だけでも付けてくれないかという話をしたのですが、あそこは坂道になっているので横断歩道
を付けるのは本来は望ましくないと言われました。傾斜が何%以上あると通常は、ロードヒーテ
ィングでもしないと横断歩道や信号は難しいと言われましたが、それが基準ぎりぎりの角度だっ
たので、何とか辺りの見通しなどを確保して横断歩道だけは何とか付けさせてくれとやっとお願
いをして付いた状況にあります。
今、小学校から言われているのは、小学校の玄関に入っていくところの下りでいうと市石さん
の角のところから小学校側に渡るところに墓地の方向から勢いよく上がって来る車が見えないの
で、信号を付けてくれないかという要望がありました。一連の通学路ですので、どこのところが
優先順位として高いかもう一度 PTA の皆さん方にも聞いて少し作戦を練って要望していかなけれ
ばならないと思いますので、その辺りの意見をきちんと聞かせていただいて対応したいと思いま
す。ただ、管内で新しいところに信号を付けるというのはオホーツク管内で年間に 1 個くらいだ
そうで、新しいところに付けるのは非常にハードルが高いという状況にあることだけはご承知お
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きいただきたいと思います。その中でなんとか安全確保できるように努力していきたいと思いま
す。
◆委員:
町で電気自動車を購入したのは、エコの問題など町を挙げて環境にいい乗り物を進めてい
こうという発想だと思いますが、今後電気は充電しなければならなく、道の駅の他にどのような
対策を考えているのか、今後どのような形で推進していくのか、どのような形でこういう車があ
ることを発表していくのか、購入するに当たって前のように買いやすいようにする対策があるの
か、そのつながりで前回あったように、新車を購入するときに補助金を付ける話が復活するので
しょうか。
◆総務課参事:
電気自動車を購入した担当で、当町の地域でも開発局を中心として電気自動車の社
会実験を 2 月から行っています。また、7 月から夏の社会実験をしていただくことになっており、
先進的な取組として町としても進めています。電気自動車を購入したのですが、電気の問題が出
ていますが、過去から比べますとガソリン代も非常に上がっています。電気自動車につきまして
は、ガソリンがいらない、エンジンオイルもいらない、消耗品もないなど維持管理経費が非常に
安く、一晩充電しても百数十円で満タンになり、だいたい 150 キロメートルは走るということで
非常にコストが安くなっています。
現在、町の事業所の車庫の中に 200 ボルトの充電設備を設けていますし、また、東藻琴総合支
所の車庫にも 200 ボルトの充電設備を付けています。満タンにするには 8 時間の充電が必要です
が、道の駅につきましては 30 分から 40 分で満タンになります。また、充電設備については、コ
カコーラさんが自動販売機に付けるようなことも考えているようです。さらに、国につきまして
もエコの車については減税などをしています。町としましてもそれに相乗りをしながら進めてい
ければと考えています。今後、補助があるかどうかは考えていませんが、今後いろいろな対策が
出てくる可能性、検討すべき点があろうかと思いますので、今後の推移を見守っていただければ
と思います。
◆会長:
皆さんからいろいろ活発なご意見等あるのだろうと思いますが、一応ここで一区切りを付
けさせていただきたいと思います。
最後に町長さんから全体の感想をいただきたいのですが、震災に関して 100 万円をはじめとす
る支援や町の施設も利用していただくように手を差し伸べているようですが、遠い地方ですから、
なかなか思うようにいきませんでしょうが、現状を含めて町長の最後の挨拶の中でも触れていた
だければありがたいと思います。
◆町長:
それでは、全体的なご意見の中から今日の私の思い至ったところを少しお話申し上げたい
と思います。行政の役割はいろいろな分野に及ぶわけですが、最近は地域の中の人と人の関係を
取り持つところまで踏み込んで行政が関わっていかなければならない時代になったと感じていま
す。時代が結果的にそういうものを要求してきていると受け止めております。今日の話ではあり
ませんが、前にご意見などをいただいた時に、隣のペットが家の庭に入ってきておしっこをして
困るので注意をしてやってくれないかというようなお話をいただきます。昔であれば直接ご本人
がお隣にお宅の猫が来たんだよというような話で事が収まるのかもしれなかったが、今はなかな
か面と向かってそういうことが言いづらい、お互いの関係をどう取り持っていったらいいのか難
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しい時代になったとも思います。そういうものの要望なども含めて行政に要望されるものが出て
きているかと思います。大変と思う一面、そういうところも行政の配慮をしっかりした中で対応
していかなければならないと改めて感じているところであります。そういう中でどこまで私ども
の力が及ぶかわかりませんが、町民の方々の要望に少しでも応えられるように努力をすることが
大切ではないかと改めて感じたところであります。
また、今回皆さんの方から直接具体的なものはありませんでしたが、災害に関して少しご報告
を申し上げておきます。十分ではありませんが、町が情報を収集して町に連絡などがあった関係
からいいますと4世帯9人の方が大空町に震災の影響から身を寄せたという報告が届いていま
す。直接的に住宅を流されたとかいう方ではないと思っておりますが、余震等が群発している状
況や身重の状態であったなどいろいろな状況から親類や知人を頼って大空町に身を寄せた状況に
あろうかと思っております。震災から三ヶ月経っております。この間、私どもの消防の職員 2 名
が石巻市において遺体の捜索活動に 1 週間ほど携わりました。そのほか、直接的なところではな
いのですが、千葉県に 1 人職員が出向いて、浦安市で事務作業の手伝いを 1 週間行って参りまし
た。これは液状化による罹災証明の発行であります。それに保健師が宮城県の気仙沼で 1 週間支
援活動に携わりました。さらに管内まとまって絆プロジェクトということで地域の特産品を向こ
うで避難されている被災された方々にお届けをするプロジェクトでありまして、そこに職員が参
加をいたしました。また、職員は公務の他にボランティア休暇を取って被災地での作業に当たっ
た職員もおります。また、別な観点から東北に所用があって足を向けた職員など現地の状況など
からも伝わってきておりますが、報道されているカメラのアングルや写真の平面的なもの以上に
実際に津波に遭ったところは大変な瓦礫の山で悲惨な状況である、異口同音にそのような報告が
されております。ただ、実際に復興に向けて十分いろいろなところが機能されているかというと、
どうも受けてきた印象とすればまだまとまった形の行動に至っていない、なかなか組織として一
つのところに気持ちを寄せて作業が進んでいるとはまだまだ思えないなと、それだけ被害が広範
囲にわたり難しい局面を迎えていることなのかと感じて帰ってきた職員がほとんどでした。
そういった中で、私どもの地域にこういったものを置き換えて今後考えていかなければならな
いと思っております。また、防災計画などの想定の地震規模なども今回起きた地震からみるとま
だまだ小さい規模しか想定されていないという状況もあります。そういったものを今後見直して
いかなければならないことにもなりましょうし、町民の皆さん方にもいろいろな形で防災の訓練
や意識を高めてもらう活動にも取り組んでいかなければならないと感じております。また、被災
地の方々、三ヶ月が経過しましたが、日々刻々と状況が変わっていると思います。その時、日に
合った支援のあり方を私どもは遠い地域でありますが、考えながら、小さな町としてできること
は末永く、もう少し長い期間を考えながら応援をさせていただくことにしていかなければならな
いということを今回のこの三ヶ月の間で考えたところであります。
是非、皆さん方も被災地における様々な応援の仕方もあろうかと思いますので、この機会にお
願いを申し上げたいと思いますし、皆さん方の安全を守っていかなければならない、その最前線
にいる私どもとして今回のことを契機にさらにそういった体制づくりをこの場でお約束をさせて
いただいて、今日いろいろなご意見をいただいたお礼に代えさせていただきたいと存じます。本
日は大変長時間にわたりご意見を賜りましたことにお礼を申し上げます。ありがとうございまし
た。
(以上)
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