2016 年 73億人類を真の父母様の懐に導く一年にしよう！ 2 月 15日号 第 72 号 第 49 回「真の天の父母様の日」記念午餐会を盛大に開催 第 49 回「真の天の父母様の日」を迎えた天一国 4 年天暦 1 月 1 日（陽暦 2 月 8 日）午前 11 時から、 天正宮博物館 2 階宴会室に天地人真の父母様をお迎 えし、記念午餐会が盛大に開催され、天一国最高委員、 特命総使、国家メシヤ、元老食口、摂理機関・企業体長、 全国教区長ら韓国を代表する指導者と日本からの責 任者など約 350 人が参加しました。真のお母様は、 新年の敬拝を受けられた後、今年「丙申年」の持つ 意味を強調しながら、「猿は高い木に上がって遠い所 までも見ます。世界 73 億人類を皆、真の父母様の 懐に導くにあたってその才能を発揮して最高の年に してください」と激励してくださいました。 “遠くを見通す猿の能力を発揮しましょう” ユギョンソク [制作] 世界平和統一家庭連合 広報局 （旧 世界基督教統一神霊協会） 柳 慶錫韓国家庭連合会長の司会で、美しい韓服を お召しになったお母様を拍手でお迎えし、全体で「歳 拝（セーベー、新年の敬拝）」をお捧げするとともに、 イ ギ ソ ン 参加者を代表して天宙清平修錬苑の李基誠苑長ご夫 妻が花束を贈呈しました。 ム ン ヨ ナ お母様が文妍娥様と共に記念ケーキをカットされ た後、お母様は「徳談（新年の福を願う言葉）」のみ 言を以下のように語られました。 「丙申年、 『赤い猿』の年に、皆さんすべてが健康に、 皆さん方の夢、天の父母様、天地人真の父母様の夢 を成してさし上げることにおいて、最善を尽くして くれることを願います。 猿はどのように表現されますか？木の高い所にも 上がっていきます。それで地上に暮らす人間たちが 見ることができない、遠い所までも見るようになり ます。（それゆえに）真のお母様の周辺には『申年』 が多いのです。責任を果たさなければならないので す。 地上の人類、世界 73 億人類を皆、真の父母様の 懐に導くにあたって、近くを見るよりは遠くを見る 才能を持っているので、その能力を、その生まれ持っ た気質を、100％、120％、発揮して、最高の年（に しましょう）！ 世界人類の前に堂々と真の父母様を 顕し、この国が神様の祖国であると知らせることが できる（ようにならなければなりません）。この地に 真の父母様が生きていらっしゃるので、どのように ならなければなりませんか？ 真の父母様にお目にか かりに来る行列が、五大洋六大州で絶えることなく 押し寄せてこなければならないのではないですか？ そのような日の訪れを早める今年 1 年となることを 祝願いたします！」 ファンソンジョ 続いて、黄 善祚鮮文大学総長が報告祈祷を捧げ た後、「勝利提議（乾杯）」の発声を行い、「真の父 ばんじゅむきょう 母様のご健康と万寿無彊」、「全世界祝福家庭たちの 2020 年までの新しい出発の覚悟」、「韓半島平和と 世界平和の夢を実現」を願って力強く「勝利」を唱え、 午餐の時間となりました。 公演とユンノリ大会で新年の門出祝う 新年を祝う「トックク（韓国のお雑煮）」を中心に した午餐料理がふるまわれ、食事が一段落すると、 祝賀公演がスタート。 声楽家の母娘の美しい歌を皮切りに、本格的な民 謡や韓国の歌謡曲などが時に踊りを交えて披露され ると、会場は大盛り上がりに。フィナーレは、天正 宮警護チーム「アップルヘブン」が『祖国讃歌』な ど 3 曲を歌い、会場のアンコールにも応えました。 午餐会は、徳野英治日本家庭連合会長が億万歳三 唱を力強く唱え、全体でお母様に敬拝を捧げて終了 しました。 その後、第 2 部としてユンノリ大会が開催され、 真のお母様をお迎えする中、くじ引きで「世界」、 「平 和」、「統一」、「家庭」の 4 チームに分かれた参加者 たちが、優勝賞品をかけて白熱のトーナメント戦で 盛り上がりました。力強い応援合戦の中で、結果と して「平和」チームがみごと優勝に輝き、真のお母 様から表彰を受けました。 真の父母様御聖誕日と基元節 3 周年を記念し、全国各地で祝賀行事 真の父母様の御聖誕を全国・全世界の人々に一日でも早く伝えたいとの願いを込めて、真の父母様の御 聖誕日及び基元節 3 周年を記念する祝祭イベントが全国各地で行われています。今回は、2 月 8 日までに 行われたイベントの中から、主なものを紹介します。 北海道 御聖誕記念礼拝に 1100 人 神奈川 記念礼拝で 多彩なプログラム 埼 玉 天一国基元節を 祝賀する音楽祭 第 3 地区（埼玉・栃木）は 2 月 7 日、埼玉県内の会場で 天一国基元節大祝祭「とちた ま音楽祭 2016」を開催しま した。第１部では合唱発表、 第 2 部ではバラエティに富 んだエンターテインメントが 披露。出演者は音楽を通じて 喜びの心情文化を精一杯に表 現、集まった地域の人々にも その想いが届いていました。 第 1 地 区（ 北 海 道 ） は 2 月 7 日、 札幌市内の会場で「慶祝 真の父母様 御 聖 誕 2016」 を 開 催 し、 多 数 の 新 規 ゲ ス ト を 含 む 約 1100 人 が 参 加。 宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長 は記念講演で、 「真の父母様の御聖誕 を感謝し、喜びをこの日本から全世界 に叫んでいきましょう！」と力強く語 りました。閉幕後には参加者にお祝い の紅白のお餅が配られました。 ソンヨンチョン 東 京 岩 手 川崎家庭教会は 2 月 7 日、真の父 母様の御聖誕記念礼拝を行いました。 先輩家庭の証し、壮年部と青年部、 ファミリー合唱団の歌、青年のダン ス、U-Peace の 報 告、 中 高 生 の 原 理講義やスピーチなど多彩な内容で、 ネット中継の参加者を合わせて 440 人が恩恵を受けました。 東 京 自叙伝書写を通じて聖誕祝う 福 井 御聖誕記念で講演会 岩手教区は 2 月 7 日、 「真の父母様御聖誕日記念 大会」を岩手県内の会場で行いました。本部広報局 の加藤誠也部長が、真の父母様と教会を堂々と証し ながら渉外活動が進んでいくことを報告。参加した 300 人の教会員とゲスト 15 人は深い感動に包まれ ました。 3 2016 年 2 月 15 日号 西 東 京 教区は 2 月 5 日、都内 の会場で真の父母様御聖誕記念の 祝賀行事として「自叙伝書写感謝 の集い」を開催。ダンスやソプラ ノ歌手による「母なる祖国に祝福 あれ」の独唱などが披露されると、 会場中が感動に包まれ、涙する人 もいました。 自叙伝とお餅を地域に配布 「統一原理復興会」を開催 西北東京教区は 2 月 7 日、都内の会場で「御 聖誕記念 統一原理復興会」を開催しました。 池袋家庭教会の入山聖 基教会長が「救世主現 る！」と題して講演を行いました。 せ い き 福井家庭教会は 2 月 7 日、真の父母様の 御聖誕日記念礼拝と餅つきを行いました。 真の父母様の御聖誕を近隣の方々にも知ら せるべく、壮年部が中心になって、つきた てのお餅と自叙伝を近所に配って回りまし た。10 年間続いているこのイベントはすっ かり地域でお馴染みになっていて、近隣住 民の反応も上々でした。 4 真の父母様の御聖誕をすべての人々に知らせよう！ 高 知 愛 知 「真の父母様生涯路程」パネル展開催 真の父母様御聖誕祭に 430 人 南愛知教区金山家庭教会は 2 月 7 日、真の父母様御聖誕祭を開催、新 規ゲストを含め約 430 人が集まり ました。 第 1 部のエンターテインメ ントは、 天父報恩太鼓をはじめ、 剣舞、 ボイスパーカッション、デュエット、 合唱を披露。御聖誕祭メッセージの 後は、参加者におでんやチジミ、ぜ んざいなどが振る舞われ、団らんの ひと時を過ごしました。 大 阪 自叙伝「心の書写」の会 を開催 北大阪教区は 2 月 8 日、 「第 25 回 幸せを呼ぶ 自叙伝『心の書写』の会」を大阪府内の会場で開催、 オープニングでは正月を祝う舞踊と歌で心温まる雰 囲気となりました。浅川勇男先生は講演で、真の父 母様のみ言「真の愛は、愛を与え、与えたことさえ 忘れる愛」について解説しました。 5 2016 年 2 月 15 日号 三 重 高知家庭教会は 2 月 6 日、 真の父母様の御聖誕日を記念 して「真の父母様生涯路程」 パネル展示会を開催しまし た。午 前、 午 後 の 合 計 3 ラ ウンドで 70 人余りのゲスト が来場。パネルを見ながら説 明員の言葉を一生懸命聞く姿 が印象的でした。 オープン礼拝後、 お餅を近所に配布 四日市家庭教会は 2 月 7 日、御聖誕記念 オープン礼拝を開催し、約 150 人が参加し ました。李 承鉉教会長の説教に続き、餅つ き大会を実施。最後に、お餅を教会と布教 所の近所に配り、真の父母様の御聖誕を広 く伝える良き機会となりました。 イ ス ン ヒ ョ ン 鳥 取 千 葉 御聖誕記念 パネル展を開催 御聖誕記念特別礼拝を開催 鳥取教区は 2 月 7 日、真の父母様の業績を一人でも 多くの人に伝えるため、御聖誕記念パネル展を開催し、 新規ゲスト 76 人を含む 232 人が参加しました。イベ ントの途中、青年部が歌などを披露し、祝祭を盛り上げ、 来場者全員に御聖誕記念まんじゅうが手渡されました。 千葉家庭教会は 2 月 7 日、真 の父母様御聖誕日の記念特別礼 拝を行い、約 220 人が 参 加し ました。南炅卓第 14 地区長が、 救国救世に向けて神氏族メシヤ 勝利のためのメッセージを贈り、 礼拝後は、婦人部が中心となっ てお祝い膳が用意され、参加者 全員に振る舞われました。 ナムギョンタク ほうふ 山 口 教会全館を使って展示会開催 防府家庭教会は 2 月 6、7 日、真の父母 様の御聖誕を祝賀し、防府家庭教会の全館 を使って「真の家庭運動」を紹介する展示 会を開催。全体で約 100 人が参加しました。 6 若者が立ち上がれば、時代は変わる！ ④ ⑦ 救国救世に向け、勝共大学生遊説隊「UNITE」が発足 シ ー ル ズ 「平和安全法制」をめぐって日本国内が大きく揺れ動いた 2015 年、学生団体「SEALDs」がリベラル なメディアや知識人たちのアイコンとなってもてはやされたのは記憶に新しいところですが、彼らは現在、 日本共産党などと共に野党勢力の結集を画策しています。このような憂慮すべき状況から日本を守るため、 ひろかず 量会長）の大学生 「若者が立ち上がれば、時代は変わる」とのスローガンを掲げ、 「国際勝共連合」 （太田洪 ユ ナ イ ト 遊説隊「UNITE」が発足し、1 月 18 日から本格的な活動をスタートさせました。 ⑤ ① ② ⑥ ⑧ ③ 「UNITE」とは？ UNITE のメンバーは、活動を始めた背景について次 のように胸中を明かしています。 『UNITE』は、『一つになる』という意味を持ちます。 日本のこれからの方向性を決める選挙（参議院選挙）を 控えたこの時に、若者も大人も一つとなって日本の未来 のことを考えていかなければならない、そういう信念か ら、この大学生遊説隊 UNITE を発足させました。私た ちの遊説を通して、日本の未来に責任を持とうとする若 者が数多く立ち上がってくれることを信じ、活動してい きたいと思います」（UNITE ウェブサイトより） UNITE 発足メンバーの 4 人全員が東京大学の現役学 生で、それぞれが現在の社会情勢に対する焦りや、若者 としての使命を自覚しながら、社会に声を上げることを 決断したのです。 国際勝共連合主催の研修会に参加 UNITE のメンバーは 1 月 15、16 日の 2 日間にわたっ 7 2016 年 2 月 15 日号 て、国際勝共連合主催の研修会に参加。同連合の太田会 長や渡辺芳雄副会長、中村学教育部長から、勝共理論に 基づく様々な講義――「共産革命史」や「共産主義の人 間観」、「弁証法的唯物論」、「唯物史観」、現実的な問題 として、「中国問題」、「文化共産主義問題」、「日本共産 党問題」「 、沖縄問題」――などを学び、改めて共産主義（思 想）の脅威を強く認識しました。その上で、自らが最も 訴えたいテーマを絞り込み、10 分間程度の演説原稿を 練り上げ、原稿内容を頭に叩き込んで遊説に臨みました。 首都圏を中心に計 34 カ所で遊説、仙台や名古屋 にも遠征 UNITE は今回、1 月 18 日から 29 日までの 12 日間、 計 34 カ所で演説を行いました。 1 週目は渋谷駅や新宿駅、池袋駅をはじめ都内の主要 な駅前を中心に演説。2 週目は埼玉県や神奈川県内、仙 台や名古屋にも遠征しました。 この間、日本列島を大寒波が襲来。厳しい天候のもと、 メンバーたちは 1 日 3 カ所、1 カ所につき 1 時間以上 は立ちっぱなしとなるため、体中にカイロを貼って寒さ をしのぎながら演説に臨みました。 UNITE は、1 月 19 日にウェブサイト（http://www. ynite.org）を開設。随時情報を発信したほか、ツイッ ターのアカウント（@ifvoc_unite）から連日ツイート（発 言の投稿）を行いました。ウェブサイトやツイッターに は、日々激励のメッセージが多く寄せられたほか、上海 やラスベガスなど海外からも応援のメッセージが届けら れました。 また、駅頭で配布する国際勝共連合の機関紙「思想新 聞」に加え、UNITE 独自のビラも制作、配布しました （ウェブサイトでも公開）。 国内外の共産勢力からの脅威に警鐘 「この夏、参議院選挙が行われます。衆参ダブル選挙 の可能性が高いとも言われています。皆さん、ここが勝 ①夜の渋谷 109 前で ②池袋駅前で演説する男性隊員 ③チラシ配布する男性隊員 ④新宿駅西口で遊説する男性隊員 ⑤⑥⑦ JR 恵比寿駅前で街宣車上から遊説 ⑧池袋駅で演説に聞き 入る通行人たち 負です。万が一にでも、日本共産党が与党となることを 許してはいけません。この日本を、一緒に守り抜きましょ う！」 UNITE のメンバー 4 人は、それぞれが「覇権主義国家・ 中国の脅威」や「共産主義の脅威と誤り」、「沖縄の米軍 基地問題」、「同性婚の合法化と文化共産主義」などを中 心的なテーマに据えて演説を行いました。 メンバーたちは、南シナ海での人工島建設など領土拡 張の野心を鮮明にしている中国の軍事的脅威を鋭く指摘 しながら、日本や東アジアの安全保障が危機に瀕してい ると強調。また、中国や北朝鮮、日本共産党の根幹にあ る共産主義思想の“犯罪性”を糾弾しながら、共産主義 国家や共産主義思想から、国内においては選挙・投票を 通じて日本を守っていかなければならないと力強く訴え ました。（9 面に続く） 8 “声を上げることは決して無駄ではない” ⑫ ⑪ ⑨仙台前で演説する男性隊員 ⑩仙台駅前で通行人に向かって演説する男性隊員 ⑪名古屋駅前で支援者らと ⑫ UNITE のチラシを手にする女性 ⑨ 遊説中の印象的な出会いの数々 12 日間の遊説中には様々な出会いがありました。 1 月 19 日に訪れた東京・吉祥寺駅前では、民青（日 本民主青年同盟）から反共主義者に転向したという男子 大学生からの力強い声援がありました。演説後、UNITE メンバーがその学生と話をすると、彼は今後、勝共連 合のセミナーなどに積極的に参加することを約束しまし た。 また同 22 日、東京・池袋駅前では、演説を最後まで 聴いてくれた一般の高校生たちが、「（UNITE メンバー の訴える姿が）カッコ良かった！」と感想を述べ、同年 代の若者に UNITE の訴えが響いていることで、メンバー たちにも大きな力を与えました。 同 24 日、仙台では天候に恵まれたものの、大変厳し い寒さの中を午後 3 時から 7 時までの 4 時間、2 ラウ ンドで演説を行いました。ちょうどこの日は、沖縄県の 米軍・普天間飛行場をめぐる宜野湾市長選挙の投開票が 行われた日であり、日本とアジアの安全保障の観点から 最適の候補者が当選することを願い、いつも以上に演説 に力が入りました。 このほか、愛知県内での演説中、かつて勝共運動に参 加していた人が 1 万円をカンパしたり、都内のある駅で は、勝共連合の機関誌「世界思想」の定期購読を契約し た人もいました。 UNITE の今後の活動 12 日間の遊説を終えた UNITE メンバーは、今後の 9 2016 年 2 月 15 日号 ⑩ 活動について、ウェブサイトで以下の声明文を発表して います。 「私たちはこれで活動を終わらせるわけにはいきませ ん。今回の 12 日間の遊説は、私たちにとって、ほんの 序章に過ぎません。『若者の政治離れが進んでいる』な どとはもう言わせません。強い信念を持った学生や青年 が、もっともっと声を上げていく必要があると思います。 かんせい 今こそ、日本のあちこちで、学生や青年の喊声が上が るべき時です。（中略） 全国の学生や青年の皆さん、ぜひ有志を募り、各地で 一緒にのろしを上げましょう！ 『国と世界を真剣に考えたい』という信念と情熱が私 たちの共通項です。『私がやらなくて誰がやるんだ！』 という気概を持つ人たちを大募集します。（中略） この 2 月は力を蓄え、3 月以降に 7 月の参院選を一 つの天王山として見据えた運動を展開していきます！ 共に救国救世ののろしを上げましょう！」 日本共産党や SEALDs などが、野党をはじめとした 「リベラル勢力の結集」を強く謳うなか、共産主義勢力 から日本を守っていくため、真の団結（UNITE）をする ことができるかどうかが問われています。 これからも日本各地の心ある大学生たちが UNITE と して立ち上がり、救国救世に向けた活動を大きく展開し ていくことが期待されます。 【UNITE メンバーの感想】 若者は救国救世の旗を掲げて立ち上がろう！ 東京大学２年 男性 実際に遊説を終えて、改めて、非常に濃密な期間 であったように思います。 「たった数人が声を上げたところで何も変わらない んじゃないか」と思ったこともあったし、多くの人が まるで広告塔を見るかのように足早に過ぎ去ってい くのを見て、様々な思いが込み上げてくることもあり ました。しかし、全国 35 箇所で演説をし、今思うこ と。それは「声を上げるのは決して無駄ではない」と いうことです。どこであっても真剣なまなざしでこち らを見つめる人々がいました。通りすがりの方の中で、 「若いもんに希望をもらったよ！」「がんばりな！」と 励ましてくださった方々が何人いたかわかりません。 ……日本を憂い、救国救世を掲げて声を上げた第 一歩は、小さな一歩ですが大きな一歩でした。さらに 多くの若者が救国救世の旗を掲げて立ち上がり、共 に戦ってくれることを心から願っています。 日本の未来のために運動の継続を決意 東京大学３年 女性 今回の遊説を通して、自分たちの声が届いた人は、 まだまだ少なかったと思います。その一方で、もちろ ん少数の人たちではあったけれど、私たちの声が確 かに届いたという実感もありました。2016 年は参議 院選挙を控え、日本の政治が大きく動いていく年に なると思います。沖縄の基地問題、憲法改正問題な どに対して、現在関心を持っている若者はどれだけ いるでしょうか。 「私たちの運動はこれで終わってはいけない」と強 く感じています。これからも多くの若者がこの日本の 未来に共に責任を持ち、日本の未来について深く考 え、立ち上がっていけるよう、活動を続けていきたい と思います。 困難な中でやりがいを発見、“無駄ではなかった” と実感 東京大学２年 男性 あちこちの駅を遊説していると、演説を立ち止まっ て聴いてくれる人が多い時、少ない時があります。 人が多い時には、応援だけでなくヤジが飛んでくる ことも多いのですが、それでもやりがいがあります。 しかし、少ないどころか、まったく立ち止まる人の いない時には、演説をしていて辛くなることもありま した。言いたいことを大きな声で叫ぶのだけれど、聞 き流されて歩み去されてしまうことが続くと、この演 説に意味はあるのだろうかと考えてしまいました。 そういう思いにかられる度に、「このままでは終わ れない」と奮起して、一駅一駅、言いたいことを、自 己最高の基準で演説してきました。その中で出会っ た、好意的に接してくれた人たちが忘れられません。 「ああ、無駄ではなかった」と感謝しました。 10 壮年が救国救世の先頭に立とう！ 女子学生に対する信仰の自由侵害で、 佐賀大学の損害賠償支払いが確定 全国壮年部長集会を開催 ② 最高裁の“憲法違反”黙殺で、さらなる宗教差別の懸念も ①福岡高裁判決を受け、記者会 見した A さんの代理人（中央） と 関 係 者（2015 年 4 月 20 日、 福岡市） ②高裁判決を報じる「世界日報」 2015 年 4 月 21 日付の記事 ③ ① 1 月 31 日、宮崎台国際研修センター（川崎市）で、 「神 氏族メシヤ勝利による救国救世基盤造成」をテーマに全 国壮年部長集会が開催され、全国の地区、教区、教会の 壮年部長 270 人のほか、地区長や本部責任者など総勢 330 人が参加しました。全体で 7 時間にも及んだ今回 の集会は、VISION2020 成就に向けた 7 年路程の後半 4 年を出発するに当たっての重要な機会となりました。 集会は、司会の北谷真雄本部壮年部長（当時）の代表 報告祈祷から始まり、「壮年が神氏族メシヤとして救国 救世の先頭に立とう！」というメッセージが込められた 映像が上映されました。 徳野英治会長は開会のメッセージで、今回の全国壮年 部長集会を歴史的な集会と位置づけた上で、「これまで 壮年は脇役でしたが、これからは夫婦一体となって摂理 の主役にならなければなりません」と力強く激励しまし た。 バンサンイル 午後からは、方相逸伝道教育局長（当時）が「神氏族 メシヤの責任完遂」をテーマに今後の方針を説明。続い て、梶栗正義ＵＰＦ事務総長が「救国救世のビジョンと 思想―現代の危機を克服し躍動する日本、そして世界へ」 と題して講演を行いました。その後、講師が登壇し参加 者との間で活発な質疑応答が行われました。 総括として、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長 が、日本食口たちの天に対する絶対信仰を証しながら、 11 2016 年 2 月 15 日号 ①参加した全国の壮年部長 ②宣誓を行う壮年部長の代表 ③講話に耳を傾ける参加者 2020 年までの救国救世基盤造成のロードマップを提 示。「壮年が救国救世の為に先頭に立って出発しましょ う」と呼び掛けました。 これらの内容を受け、地区壮年部長 3 人が決意表明。 最後に、参加者全員で救国救世宣誓式を行い、「ウリヌ ンハナダ（我らは一つ）」の精神で、2020 年のゴール に向かって出発しました。 【参加した壮年部長の感想】 ■壮年にかけられる期待の大きさと責任を強く考え させられました。私自身、これまでの壮年としての 意識を根本から変えなければいけないと感じました。 （11 地区） ■今回の集会に参加して一番感じたのは、私に決意 と執念が足りないことでした。どんなに優れた地図 やナビゲーションがあっても、私が走り出さなけれ ば、そして走り続けなければ、絶対にゴールに到達 しません。私は走り出します。（8 地区） ■本当に天が準備して下さった集会であると実感し ました。入教した当時の決意を果たす時が来ました。 今日の決意を胸に、VISION2020 勝利を目指して走 ります。（4 地区） ① 当法人の信者である佐賀大学の元女子学生Ａさん（当 時 22 才）とその両親が、信仰について侮辱され、棄教 を迫られたとして、同大学と同大学准教授（当時 53 歳） みちよし に対し損害賠償を求めた訴訟で、最高裁（木内道祥裁判 長）は 1 月 26 日付でＡさん側の上告を棄却、准教授の 不法行為を認め大学側に損害賠償の支払いを命じた高裁 判決が確定しました。 一方、「准教授の行為は憲法違反に該当する」という Ａさん側の主張が退けられる形となったことから、今後 も大学当局の主導で「カルト対策」という名の宗教差別 が継続し、当法人の信者である学生の思想・信条の自由 が侵害されることが強く懸念されます。 福岡高裁は 2015 年 4 月 20 日、Ａさんらの信仰の自 由を侵害する不法行為があったとして、大学に合計 8 万 8 千円の損害賠償の支払いを命じました。しかしながら、 判決内容に国立大学の教員が大学の学生指導の一環と称 して特定宗教を批判することを容認する部分があったこ とから、Ａさん側は同年 4 月 28 日、そうした行為は政 教分離原則（憲法 20 条）違反に当たると主張、最高裁 に上告していました。 今回の判決で、最高裁は「上告理由に当たらない」と して上告を棄却しました。しかしながら、今回の上告は 憲法違反を理由に行ったものであり、これが上告理由に 該当しないとするのは明らかに不当であり、憲法の番人 たる最高裁としての職責を放棄したに等しいと言えます。 ② ○関係者のコメント Ａさんと両親 「国立大学教員による明 かに政教分離に反する行為 が憲法違反として認められ ず、最高裁判所で無視され たことは非常に残念です」 鴨野守・家庭連合広報局長 「このような人権侵害の背景には、大学の『カルト対 策』があります。各大学で行われている『カルト対策』は、 人権侵害を扇動するような内容がほとんどで、女子学生 やご両親もまた、この『カルト対策』によって傷ついた といっても過言ではありません。この度の判決をふまえ て、各大学には抜本的改善をお願いしたい」 中本和誉・CARP 広報渉外担当 「思想や宗教教義について国家や国立大学法人がその 是非を評価することは絶対にあってはいけません。福岡 高裁での判決後、東大 CARP では、世界平和統一家庭 連合の教義である統一原理を研究していることを理由 に、学内での活動の一切を禁止されました。この度の最 高裁判断を放置すると、こうした人権侵害が蔓延してし まう可能性があります。思想・信条の自由があったから こそ、日本は豊かな国になりました。今後、この問題を より多くの方に知って頂き、昔のように自由に思想を研 究できる環境を取り戻せるように取り組んで参ります」 12 劇や踊りで真の父母様の御聖誕日を祝賀 「第 40 回光の子園発表会」開催 南福岡教区で「新春書写奉納コンサート」開催 新規ゲスト 221 人を含む約 1100 人が参加 ③ ② ④ ① ③ ① ①元気に踊る年長組の園児たち ②年長組園児による韓国語劇「沈清伝」 ③年少組園児が披露した踊り「ぼくらは未来の探検隊」 ④出演した園児たち ② 1 月 29 日、真の父母様の御聖誕を祝賀する「第 40 回光の子園発表会」が都内の会場で盛大に開催され、宋 龍天・全国祝福家庭総連合会総会長ご夫妻も駆け付けま した。 座間保裕園長から「精誠を尽くしましょう！」との激 励の言葉を受けながら、毎日練習に励んできた園児たち は、「真の父母様おめでとうございます！ありがとうご ざいます！ぼくたちわたしたちはこんなに大きくなりま した。見てください！」という想いを胸に、それまでの 練習の成果を元気に発表しました。 発表会で、2 歳児は「げんき げんきマーチ」を、3 歳 児年少組は「故郷の春」と「ぼくらは未来の探検隊」の 踊りを披露。また、4 歳児年中組は聖書劇「選ばれた 300 人の勇士たち」（士師記より）と「ルツの物語」（ル シムチョンジョン ツ記より）、5 歳児年長組は韓国語劇「沈 清伝」を捧げ ました。 13 2016 年 2 月 15 日号 イ ヘ オ ク 李海玉総会長夫人は「今日の立派な発表を背後で指導 して下さった先生方に感謝します。子供たちを皆で守り 育て、この国と世界の指導者になれるように、背後から 一生懸命に支えていきたいです」と語りました。 一方、宋龍天総会長は「この場に天の父母様と真の父 母様が共にいらっしゃり、暖かい目で見つめて下さった と思います。本当に多くの精誠が尽くされた最高の舞台 でした」と強調。 その上で、「光の子園は名門幼稚園です。光の子園を 卒園したら、天の父母様の導きを受けて、国と世界の指 導者となるでしょう」と祝福の言葉を贈りました。 発表会は、舞台と客席の参加者 200 人あまりの心が 完全に一つとなり、真の父母様の御聖誕日を真心を込め てお祝いする最高の式典となりました。 南福岡教区は 1 月 31 日、久留米市内の会場で「新 春書写奉納コンサート」を盛大に開催し、新規の参加者 221 人や家族三世代で参加した 40 家庭をはじめ多くの 人々が詰めかけ、1100 席の会場はほぼ満員となりまし た。 第 1 部の書写奉納式では、真のお父様の自叙伝書写の 解説、市議会議員と主催者の挨拶に続き、家族三世代、 氏族十数人で参加した教会員が証しを行いました。 また、浅川勇男先生が講演を行い、NHK 朝の連続ド ラマのモデル「広岡浅子」の生涯を題材にしながら、再 臨主の到来について力説しました。 第 2 部は、4 組の出演者によるコンサートで、声楽家 や男性の合唱団、プロのシンガー・ソングライターの歌 声に会場が沸きました。第 3 部は大抽選会が行われまし た。 「幸せな心づくり、人づくりをなし、健康な家族、地域、 国をつくる」という自叙伝書写の意義を確認し、素晴ら しい音楽を堪能しながら会場一体となった今回のイベン ト。初めての参加者にとっては、家庭連合が目指すもの をつぶさに見聞きする機会となり、教会員にとっても新 年を迎え、神氏族メシヤの勝利を目指して希望をもって 出発するひと時となりました。 ①南福岡教区「新春書写奉納コンサート」 ②会場を魅了した男性合唱団 ③ゲスト出演のシンガー・ソングライター 【参加者の感想】 ■「議員さんも参加され、遠くからも沢山の方が来 られていることが良くわかりました。浅川先生のお 話も良かったです。また続けて話を聞いていきたい です」（学びを中断していた 50 代の婦人） ■「若い女性もたくさんいてびっくり！ とても雰囲 気が良く、みんな良い人ばかりで、家庭連合のイメー ジが変わりました」（ゲスト出演したシンガー・ソン グライター） ■「抽選会で特賞の韓国往復航空券が当たり、驚き ました。夫が最近学び始めてから、色々と良いこと が起きていました。このような企画をされていたの を知り、感動しました」 （初めて参加した教育センター 受講生） ■「本当に感動しました。新しい指導者が育ってい ることを感じました。講演の内容も久留米という土 地柄を含め大関・琴奨菊の優勝のことなど、身近な ニュースも語られ、心躍るものでした。講演の終盤、 御父母様を証しされたのは見事だったと思います」 （777 双家庭の食口） 14
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