バンクローン・ファンド (ヘッジなし/年1回決算型)

受益者のみなさまへ
毎々格別のお引き立てに預かり、厚くお礼申し
上げます。
さて、ご投資いただいております『バンクロー
ン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)』
は、2015年6月10日に第2期決算を行いました。
当ファンドは、主として米国企業向けバンク
ローン(貸付債権)に実質的な投資を行い、高水
準のインカムゲインの確保を目指して運用を行い
ます。外貨建資産については、原則として対円で
為替ヘッジを行いません。当作成対象期間につき
ましても、これに沿った運用を行いました。ここ
に期中の運用状況をご報告申し上げます。
今後とも一層のお引き立てを賜りますようお願
い申し上げます。
バンクローン・ファンド
(ヘッジなし/年1回決算型)
追加型投信/海外/その他資産(バンクローン)
【交付運用報告書】
第2期末(2015年6月10日)
基準価額
12,916円
純資産総額
587百万円
第2期
騰落率
21.9%
分配金(税込み)合計
0円
作成対象期間(2014年6月11日~2015年6月10日)
第2期(決算日2015年6月10日)
(注)騰落率は分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみなして
計算したもので、小数点以下第2位を四捨五入して表示してあり
ます。
(注)純資産総額の単位未満は切り捨てて表示してあります。
<お知らせ>
運用報告書は、「投資信託及び投資法人に関する法律」の改
正により2014年12月1日以降に作成期日が到来するもの
から交付運用報告書と運用報告書(全体版)に二段階化され
ています。
この運用報告書は交付運用報告書です。
新
当ファンドは、投資信託約款において運用報告書(全体版)
に記載すべき事項を、電磁的方法によりご提供する旨を定め
ております。右記ホームページの「基準価額一覧」などから
当ファンドのファンド名称を選択することにより、ファンド
詳細ページにおいて運用報告書(全体版)を閲覧およびダウ
ンロードすることができます。
運用報告書(全体版)は、受益者のご請求により交付されま
す。交付をご請求される方は、販売会社までお問い合わせく
ださい。
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光
投
信
株
式
会
社
東京都中央区日本橋1丁目17番10号
http://www.shinkotoushin.co.jp/
当運用報告書の内容についてのお問い合わせ先
ヘルプデスク 0120-104-694(フリーダイヤル)
受付時間は営業日の午前9時~午後5時です。
(18535-9916)
1
2015/08/05
15:11:33
バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
運用経過
(2014年6月11日~2015年6月10日)
期中の基準価額等の推移
(円)
13,500
(百万円)
1,400
13,000
1,200
12,500
1,000
12,000
800
11,500
600
11,000
400
10,500
200
10,000
第1期末
(2014/6/10)
0
第2期末
(2015/6/10)
基準価額(左軸)
分配金再投資基準価額(左軸)
純資産総額(右軸)
期 首:10,597円
期 末:12,916円(既払分配金:0円)
騰落率:21.9% (分配金再投資ベース)
(注)分配金再投資基準価額は、分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、ファンド運用の実質的なパフォー
マンスを示すものです。
(注)分配金を再投資するかどうかについてはお客様がご利用のコースにより異なり、また、ファンドの購入価額により課税条件も異なりま
すので、お客様の損益の状況を示すものではありません。
(注)分配金再投資基準価額は、2014年6月10日の値が基準価額と同一となるように指数化してあります。
(注)上記騰落率は、小数点以下第2位を四捨五入して表示してあります。
○基準価額の主な変動要因
当ファンドは、主として米国企業向けバンクローン(貸付債権)に実質的な投資を行い、高水準
のインカムゲインの確保を目指して運用を行います。
期首10,597円であった基準価額は、概ね上昇基調を維持し、12,916円で期末を迎えました。
(上昇要因)
堅調な企業業績を背景にデフォルト(倒産)率が低位に抑制されていること、2014年12月中旬に
行われたFOMC(米国連邦公開市場委員会)を受けて米国政策金利の早期引上げ観測が後退した
こと、需給関係など市場環境の改善といった要素が基準価額の上昇要因となりました。また、為替
市場で米ドルに対して円安が進んだことも同様の要因となりました。
1
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
(下落要因)
2014年7月中旬の議会証言でイエレンFRB(米国連邦準備制度理事会)議長が資産バブルに警
鐘を鳴らす趣旨の発言をしたこと、中東地域やウクライナを巡る地政学的リスクの高まり、原油価
格の大幅な下落によってエネルギーセクターに属する発行体の信用力への懸念が高まったことなど
が基準価額の下落要因となりました。
(2014年6月11日~2015年6月10日)
1万口当たりの費用明細
項目
(a)信託報酬
(投信会社)
(販売会社)
当期
金額
137円
(44)
(89)
比率
1.166%
(0.379)
(0.755)
(受託会社)
(4)
(0.032)
(b)その他費用
1
0.006
(監査費用)
(1)
(0.006)
合計
138
1.172
期中の平均基準価額は、11,747円です。
項目の概要
経過日数
365
(a)信託報酬=期中の平均基準価額×信託報酬率×
委託した資金の運用、基準価額の算出などの対価
購入後の情報提供、運用報告書など各種書類の送付、分配金・償
還金・換金代金支払などの事務手続きなどの対価
運用財産の管理、委託会社からの指図の実行などの対価
(b)その他費用=期中のその他費用÷期中の平均受益権口数
監査費用は、監査法人などに支払うファンドの監査に係る費用
(注)期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む)は、追加・解約により受益権口数に変動があるため、簡便法により算出した結
果です。
(注)各金額は項目ごとに円未満は四捨五入してあります。
(注)その他費用は、このファンドが組み入れているマザーファンドが支払った金額のうち、このファンドに対応するものを含みます。
(注)各項目の費用は、このファンドが組み入れている投資信託証券(マザーファンドを除く。)が支払った費用を含みません。
(注)各比率は1万口当たりのそれぞれの費用金額(円未満の端数を含む)を期中の平均基準価額で除して100を乗じたもので、項目ごとに
小数点以下第4位を四捨五入してあります。
2
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
(2010年6月10日~2015年6月10日)
最近5年間の基準価額等の推移
(円)
13,500
(百万円)
800
13,000
700
12,500
600
12,000
500
11,500
400
11,000
300
10,500
200
10,000
100
9,500
2010/6
2011/6
基準価額(左軸)
2012/6
2013/6
分配金再投資基準価額(左軸)
2014/6
0
2015/6
純資産総額(右軸)
(注)分配金再投資基準価額は、分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、ファンド運用の実質的なパフォー
マンスを示すものです。
(注)分配金を再投資するかどうかについてはお客様がご利用のコースにより異なり、また、ファンドの購入価額により課税条件も異なりま
すので、お客様の損益の状況を示すものではありません。
(注)分配金再投資基準価額は、設定日(2013年9月30日)の値が基準価額と同一となるように指数化してあります。ただし、設定日の基準
価額は設定当初の金額、純資産総額は設定当初の元本額を表示してあります。
基準価額
(円)
期間分配金合計(税込み)
(円)
分配金再投資基準価額騰落率
(%)
S&P/LSTAレバレッジド・ローン・
(%)
インデックス(円換算)騰落率
純資産総額
(百万円)
2013年9月30日
設定日
10,000
-
-
2014年6月10日
決算日
10,597
0
6.0
2015年6月10日
決算日
12,916
0
21.9
-
7.6
24.5
12
97
587
(注)上記騰落率は、小数点以下第2位を四捨五入して表示してあります。
(注)純資産総額の単位未満は切り捨てて表示してあります。
(注)騰落率は1年前の決算応当日との比較です。ただし、設定日の基準価額は設定当初の金額、純資産総額は設定当初の元本額を表示して
おり、2014年6月10日の騰落率は設定当初との比較です。
(注)S&P/LSTAレバレッジド・ローン・インデックス(円換算)は、当ファンドの参考指数です。詳細は16ページをご参照ください。
参考指数は投資対象資産の相場を説明する代表的な指標として記載しているものです。
(注)S&P/LSTAレバレッジド・ローン・インデックス(円換算)は、基準価額への反映を考慮して、基準価額算出日前日の指数値を基準価額
算出日当日の為替レート(対顧客電信売買相場仲値)で円換算してあります。
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
(2014年6月11日~2015年6月10日)
投資環境
2014年6月11日~2014年12月10日
S&P/LSTAレバレッジド・ローン・インデックスの推移
1.バンクローン市場
2,560
期初は、良好な主要景気指標やイエレンFR
2,540
B議長のハト派的な発言を受けてバンクローン
2,520
市場は、それまでの流れを引き継ぎ2014年6月
2,500
末にかけて堅調に推移しました。しかしながら、 2,480
その後はウクライナや中東情勢など地政学的リ
2,460
2,440
スクの高まりに加え、7月中旬に開催された米
2,420
国議会証言においてイエレンFRB議長が資産
2,400
バブルに警鐘を鳴らす趣旨の発言をしたことな
2,380
どから9月上旬にかけて上値の重い展開になり
2,360
ました。10月半ばにかけては、中国や欧州の景
2014/6/10
2015/6/10
気減速懸念によるグローバル経済の先行き不透
明感もあってバンクローン市場は下落傾向となりました。その後米国の主要景気指標の改善や日銀
による予想外の追加金融緩和の決定などを受けて11月末にかけて持ち直す動きとなりました。ただ、
OPEC(石油輸出国機構)の減産見送りなどを受けて原油相場が軟調に推移したことでバンク
ローンを含めたクレジット市場への懸念、特にエネルギーセクターへの懸念が強まったため、12月
上旬にかけて市場価格は大きく下落しました。
2.国内短期金融市場
国内短期金融市場において国庫短期証券の利
回りは、日銀の金融緩和政策が継続したことか
ら低下傾向で推移し、2014年9月以降はマイナ
ス利回りまで低下する局面もありました。
(%)
0.25
TIBOR3ヵ月物金利の推移
0.20
0.15
0.10
0.05
0.00
2014/6/10
2015/6/10
4
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
3.為替市場
米ドル/円相場は大幅な米ドル高円安傾向と
なりました。その要因の一つとして考えられる
のは日米の金融政策に対する違いです。個人消
費主導で回復傾向を辿る米国経済を見据え、F
RBは2014年10月に開催したFOMCにおいて
量的緩和の終了を発表しました。一方、日本で
は2014年4月の消費増税後に低迷が続く国内経
済の状況を鑑みて、日銀は10月に開催した金融
政策決定会合において市場予想に反して追加緩
和を発表しました。
(円)
130
米ドルの対円レートの推移
125
120
115
110
105
100
2014/6/10
2015/6/10
2014年12月11日~2015年6月10日
1.バンクローン市場
12月上旬はエネルギーセクターに対する懸念の高まりによるバンクローン市場の価格下落傾向が
続きました。12月中旬に入ると、FOMCの声明文やイエレンFRB議長の記者会見を受けて政策
金利の早期引上げ観測が後退したことを背景にバンクローン市場価格は回復に転じました。その後
は企業の低いデフォルト率や需給関係など市場環境の改善を背景に順調に回復基調を辿り、2015年
2月の下旬には下落直前の12月初旬の水準を回復し、その後も上昇を続けました。6月に入り上昇
基調から調整局面に入っていますが、市場価格は当期後半で大きく改善するかたちになりました。
2.国内短期金融市場
国内短期金融市場において国庫短期証券の利回りは、日銀の金融緩和政策が継続したことから低
位で推移し、マイナス利回りとなる局面も見られました。
3.為替市場
米ドル/円相場は大幅な米ドル高円安となりました。2015年に入り円高が進む局面もありました
が、概ね120円/米ドル台で推移し、5月の半ばに米国利上げ観測による急激な米ドル高が進みま
した。
5
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
(2014年6月11日~2015年6月10日)
ポートフォリオについて
ケイマン諸島籍の外国投資法人「イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイラン
ズ)フローティング・レート・インカム・ポートフォリオ - クラスI3$シェアーズ」(以下
「バンクローン・ポートフォリオ」といいます。)米ドル建投資証券(運用:イートン・バンス・
マネジメント)と国内投資信託「日本短期公社債マザーファンド」受益証券(運用:新光投信株式
会社)を投資対象とするファンド・オブ・ファンズの形式で運用を行いました。
2014年6月11日~2014年12月10日
1.当ファンド
運用方針にしたがいバンクローン・ポートフォリオの高位組入れを継続しました。また、日本短
期公社債マザーファンドを組入れました。
2.イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・
インカム・ポートフォリオ
当ファンドは、BB格のローン組入比率を高めに維持し、CCC格のローンについては比率を低
位にとどめる運用を継続しました。この戦略は、クレジット(信用)リスクを軽減するメリットが
ある一方で、その分インカム(利息)収益を犠牲にするデメリットがあります。この様な戦略を採
用するのは、マーケット全体のクレジットリスクが顕在化し、流動性の低下やクレジットコストの
増加が発生しても、ファンドをある程度コントロール可能な状態に維持するために必要であると考
えています。
(米ドル)
10.40
イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)
フローティング・レート・インカム・ポートフォリオ -
クラスI3$シェアーズの基準価額の推移
10.30
10.20
10.10
10.00
9.90
9.80
9.70
2014/6/10
2015/6/10
※当作成期間における分配金(累計)を加算しています。
6
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
3.日本短期公社債マザーファンド
流動性や信用力を勘案し、残存1年以内の短期国債で運用を行いました。このような運用の結果、
10,058円でスタートした基準価額は、2014年12月10日には10,060円となりました。
2014年12月11日~2015年6月10日
1.当ファンド
運用方針にしたがいバンクローン・ポートフォリオの高位組み入れを継続しました。また、日本
短期公社債マザーファンドの組み入れを維持しました。
2.イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・
インカム・ポートフォリオ
当ファンドは、引き続きBB格のローン組入比率を高めに維持する一方、CCC格のローンにつ
いては比率を低位にとどめる運用を継続しました。この戦略により、インカム収益は抑制すること
になりますが、その分クレジットリスクを軽減することができます。こうした運用戦略を採用する
ことで、マーケット全体のクレジットリスクが顕在化し、流動性の低下やクレジットコストが増加
しても、当ファンドの収益をある程度コントロールすることができると考えています。
3.日本短期公社債マザーファンド
流動性や信用力を勘案し、残存1年以内の短期国債で運用を行いました。このような運用の結果、
10,060円でスタートした基準価額は、2015年6月10日には10,060円となりました。
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
(2014年6月11日~2015年6月10日)
当ファンドのベンチマークとの差異
基準価額と参考指数との対比(騰落率)
当ファンドは運用の目標となるベンチマー
クを設けておりません。
グラフは基準価額と参考となるS&P/LSTAレ
バレッジド・ローン・インデックス(円換
算)との騰落率の対比です。
(%)
30.0
25.0
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
-5.0
第2期
2015/6/10
基準価額
S&P/LSTAレバレッジド・ローン・インデックス(円換算)
(注)基準価額の騰落率は分配金込みです。
(注)参考指数の詳細は16ページをご参照ください。
(2014年6月11日~2015年6月10日)
分配金
2015年6月10日に決算を行いましたが、分配方針に従い分配金の支払いは見送りとさせて頂きま
した。
○分配原資の内訳(単位:円、1万口当たり、税込み)
項目
当期分配金
(対基準価額比率)
当期の収益
当期の収益以外
翌期繰越分配対象額
第2期
2014年6月11日
~2015年6月10日
-
-%
-
-
2,915
(注)対基準価額比率は当期分配金(税込み)の期末基準価額(分配金込み)に対する比率であり、ファンドの収益率とは異なります。
(注)当期の収益、当期の収益以外は小数点以下切り捨てで算出しているため合計が当期分配金と一致しない場合があります。
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
今後の運用方針
1.当ファンド
引き続き、バンクローン・ポートフォリオおよび日本短期公社債マザーファンドへの投資を継続
し、高水準のインカムゲインの確保を目指して運用を行います。
2.イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・
インカム・ポートフォリオ
雇用・賃金情勢が順調に回復していることを受けて個人消費の改善傾向は続いており、米国経済
は引き続き堅調に推移すると見られます。金融政策面では、FRBは2014年10月に開催したFOM
Cにおいて量的緩和の終了を発表しました。市場参加者の関心事は、FRBがどのタイミングで金
融危機後では初めてとなる政策金利の引き上げを決めるかに移っています。
バンクローン市場に関しては、堅調な企業業績などのポジティブな経済ファンダメンタルズや企
業デフォルト率の低位安定などがプラス要因として働くと見られます。デフォルト率については、
米国経済が回復傾向にあることに加え、キャッシュフローの創造が継続し財務健全性を示す指標が
良好な状況にあることなどを鑑みると、今後も低位で推移すると予想されます。ローンの需給面に
目を向けると、個人投資家の動向には注意が必要であるものの、機関投資家などからの需要は堅調
な傾向が続いています。今後の市場は、短期的には原油相場の変動や地政学的リスクの高まりなど
によって市場価格は下押しされることも想定されますが、中長期的には良好なファンダメンタルズ
などを背景に底堅く推移すると見られ、インカム収益も合わせて堅調な展開を示すと考えられます。
当ポートフォリオは引き続きBB格のローンのオーバーウェイト、CCC格ローンのアンダー
ウェイトを継続させる方針です。
3.日本短期公社債マザーファンド
当ファンドでは、引き続き短期国債を中心に投資を行い、安定した収益の確保を目指す所存です。
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
お知らせ
投資信託約款変更について
「投資信託及び投資法人に関する法律」等の改正に伴い、運用報告書(全体版)の電磁的方法等
による交付に関する記載追加を行いました。
(効力を生ずる日 2014年12月1日)
当ファンドの概要
商品分類
追加型投信/海外/その他資産(バンクローン)
信託期間
2013年9月30日から2028年6月9日まで。
運用方針
投資信託証券を主要投資対象として、安定した収益の確保と投資信託財産の成長を目指して運用を行い
ます。
当
主要投資対象
フ
ァ
ン
ド 投資信託証券
イ ー ト ン ・ バ ン ス ・
イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル
(ケイマン・アイランズ)
フ ロ ー テ ィ ン グ ・ 米ドル建ての企業向けバンクローン(貸付債権)
レ ー ト ・ イ ン カ ム ・
ポートフォリオ - クラス
Ⅰ 3 $ シ ェ ア ー ズ
日本短期公社債マザーファンド 本邦通貨建ての公社債
運用方法
以下の投資信託証券を通じて、主として米ドル建ての企業向けバンクローン(貸付債権)に実質的な投
資を行い、安定した収益の確保と投資信託財産の成長を目指して運用を行います。
ケイマン諸島籍外国投資法人 イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイラン
ズ)フローティング・レート・インカム・ポートフォリオ - ク
ラスⅠ3$シェアーズ(以下、「バンクローン・ポートフォリ
オ」といいます。)米ドル建投資証券
内国証券投資信託(親投資信託) 日本短期公社債マザーファンド受益証券
各投資信託証券への投資割合は、資産動向や市況動向などを勘案して決定するものとし、バンクロー
ン・ポートフォリオの組入比率は、原則として高位とすることを基本とします。
外貨建資産については、原則として当ファンドにおいて為替ヘッジを行いません。
分配方針
分配対象額の範囲は、繰越分を含めた経費控除後の利子・配当等収益と売買益(評価益を含みます。)
等の全額とします。分配金額は、基準価額水準や市況動向等を勘案して委託者が決定します。ただし、
分配対象額が少額の場合などには、分配を行わないことがあります。留保益の運用については、特に制
限を設けず、運用の基本方針に基づいた運用を行います。
10
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
(参考情報)
○当ファンドと代表的な資産クラスとの騰落率の比較
(%)
100
(2010年6月末~2015年5月末)
80
60
40
20
0
-20
-40
当ファンド
日本株
先進国株
最大値(当ファンド)
新興国株
最大値
日本国債
最小値(当ファンド)
先進国債
最小値
新興国債
平均値
(単位:%)
最大値
最小値
平均値
当ファンド
22.4
11.2
15.6
日本株
65.0
△17.0
13.6
先進国株
65.7
△13.6
19.4
新興国株
47.4
△22.8
10.6
日本国債
4.5
0.4
2.4
先進国債
34.9
△12.7
8.5
新興国債
43.7
△10.1
8.7
(注)全ての資産クラスが当ファンドの投資対象とは限りません。
(注)2010年6月から2015年5月の5年間の各月末における直近1年間の騰落率の最大値・最小値・平均値を表示したものです。なお、
当ファンドは、2014年9月以降の年間騰落率を用いています。
(注)上記の騰落率は決算日に対応した数値とは異なります。
(注)当ファンドは分配金再投資基準価額の騰落率です。
《各資産クラスの指数》
日 本 株:東証株価指数(TOPIX)(配当込み)
先進国株:MSCI-KOKUSAI インデックス(配当込み、円ベース)
新興国株:MSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)
日本国債:NOMURA-BPI国債
先進国債:シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
新興国債:JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッ
ツ・グローバル・ディバーシファイド(円ベース)
※各指数についての説明は、P16の「代表的な資産クラスとの騰落率の比較に用いた指数について」をご参照ください。
(注)海外の指数は、為替ヘッジなしによる投資を想定して、円換算してあります。
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
当ファンドのデータ
(2015年6月10日現在)
組入資産の内容
○組入上位ファンド
銘柄名
第2期末
%
イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)
フローティング・レート・インカム・ポートフォリオ - クラスI3$シェアーズ
日本短期公社債マザーファンド
96.7
0.2
組入銘柄数
2銘柄
(注)比率は、純資産総額に対する割合です。
(注)組入銘柄に関する詳細な情報等につきましては、運用報告書(全体版)に記載してあります。
○資産別配分
親投資信託受益証券
0.2%
○国別配分
その他
3.2%
○通貨別配分
その他
3.2%
日本
0.2%
外国投資信託証券
96.7%
その他
3.2%
円
0.2%
ケイマン諸島
96.7%
米ドル
96.7%
(注)比率は当ファンドの純資産総額に対する割合です。
(注)国別配分につきましては発行国もしくは投資国を表示してあります。
(注)その他は、純資産総額から有価証券等を差し引いた数字です。
(注)比率は、小数点以下第2位を四捨五入しています。なお、合計は、四捨五入の関係で合わない場合があります。
純資産等
第2期末
項目
2015年6月10日
純資産総額
587,212,773円
受益権総口数
454,640,792口
1万口当たり基準価額
12,916円
*期中における追加設定元本額は488,016,191円、同解約元本額は125,009,389円です。
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
組入上位ファンドの概要
イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・インカム・ポートフォリオ - クラスⅠ3$シェアーズ
【基準価額の推移】
(米ドル)
10.50
【1万口当たりの費用明細】
(2013年11月1日~2014年10月31日)
(2013年11月1日~2014年10月31日)
当該期間の1万口当たりの費用明細について
は開示されていないため、掲載しておりません。
10.40
10.30
10.20
10.10
10.00
2013/10/31
2014/10/31
【組入上位10銘柄】
(2014年10月31日現在)
銘柄名
業種/種別等
通貨
比率
%
1
Asurion LLC
バンクローン
米ドル
1.33
2
3
4
5
6
7
8
9
10
Transdigm, Inc.
Valeant Pharmaceuticals International, Inc.
Virgin Media Bristol LLC
Rite Aid Corporation
Infor (US), Inc.
Community Health Systems, Inc.
Biomet Inc.
Intelsat Jackson Holdings S.A.
Dell Inc.
バンクローン
バンクローン
バンクローン
バンクローン
バンクローン
バンクローン
バンクローン
バンクローン
バンクローン
米ドル
米ドル
米ドル
米ドル
米ドル
米ドル
米ドル
米ドル
米ドル
1.16
1.11
1.07
1.06
1.03
1.03
0.96
0.94
0.87
組入銘柄数
464銘柄
(注)比率は、イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・インカム・ポートフォリオの純
資産総額に対する割合です。
(注)「イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・インカム・ポートフォリオ - クラス
Ⅰ3$シェアーズ」は、「イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・インカム・
ポートフォリオ」の個別クラスとなっております。
(注)上記の表は、イートン・バンス・マネジメントが作成したデータをもとに記載してあります。
(注)組入銘柄に関する詳細な情報につきましては、運用報告書(全体版)に記載してあります。
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
【資産別配分】
外国株式
0.2%
その他
1.5%
【国別配分】
【通貨別配分】
米国
86.8%
米ドル
100.0%
英国 ケイマン諸島
1.1%
1.1%
オランダ
2.1%
オーストラリア
0.9%
その他の国
0.7%
ルクセンブルグ
2.5%
カナダ
4.9%
バンクローン
98.3%
(注)資産別配分の比率は、イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・インカム・ポート
フォリオの純資産総額に対する割合です。
(注)その他は、純資産総額から有価証券等を差し引いた数字です。
(注)「イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・インカム・ポートフォリオ - クラス
Ⅰ3$シェアーズ」は、「イートン・バンス・インターナショナル(ケイマン・アイランズ)フローティング・レート・インカム・
ポートフォリオ」の個別クラスとなっております。
(注)国別配分につきましては発行国もしくは投資国を表示してあります。
(注)国別配分、通貨別配分の比率は、ポートフォリオ部分に対する評価額の割合です。
(注)比率は、小数点以下第2位を四捨五入しています。なお、合計は、四捨五入の関係で合わない場合があります。
(注)上記のグラフは、イートン・バンス・マネジメントが作成したデータをもとに記載してあります。
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
日本短期公社債マザーファンド
【基準価額の推移】
(円)
10,060
【1万口当たりの費用明細】
(2013年7月4日~2014年7月3日)
(2013年7月4日~2014年7月3日)
該当事項はございません。
10,058
10,056
10,054
10,052
10,050
10,048
2013/7/3
2014/7/3
【組入上位10銘柄】
(2014年7月3日現在)
銘柄名
業種/種別等
通貨
国(地域)
比率
国債証券
国債証券
国債証券
国債証券
国債証券
-
-
-
-
-
円
円
円
円
円
-
-
-
-
-
日本
日本
日本
日本
日本
-
-
-
-
-
34.1
17.0
17.0
8.5
8.5
-
-
-
-
-
%
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
第452回国庫短期証券
第390回国庫短期証券
第411回国庫短期証券
第461回国庫短期証券
第462回国庫短期証券
-
-
-
-
-
組入銘柄数
5銘柄
(注)比率は、純資産総額に対する割合です。
(注)組入銘柄に関する詳細な情報等につきましては、運用報告書(全体版)に記載してあります。
(注)国(地域)につきましては発行国もしくは投資国を表示してあります。
【資産別配分】
その他
14.9%
国内債券
85.1%
【国別配分】
【通貨別配分】
その他
14.9%
その他
14.9%
日本
85.1%
円
85.1%
(注)比率は当ファンドの純資産総額に対する割合です。
(注)国別配分につきましては発行国もしくは投資国を表示してあります。
(注)その他は、純資産総額から有価証券等を差し引いた数字です。
(注)比率は、小数点以下第2位を四捨五入しています。なお、合計は、四捨五入の関係で合わない場合があります。
※当マザーファンドの計算期間における運用経過の説明は運用報告書(全体版)をご参照ください。
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バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)
<当ファンドの参考指数について>
○S&P/LSTAレバレッジド・ローン・インデックス(円換算)
・S&P/LSTAレバレッジド・ローン・インデックスは、米ドル建てのバンクローンを対象として、S&Pが定める
一定の条件を満たしている銘柄によって構成される指数です。
・上記の指数は、S&Pの知的財産です。S&Pは、同指数の算出、公表、利用などに関する一切の権利を有してお
ります。S&Pは、当ファンドの運用成績などに関する一切の責任を負いません。
・S&P/LSTAレバレッジド・ローン・インデックス(円換算)は、S&P/LSTAレバレッジド・ローン・インデック
スを新光投信が円換算し、指数化したものです。
<代表的な資産クラスとの騰落率の比較に用いた指数について>
○東証株価指数(TOPIX)(配当込み)
東証株価指数(TOPIX)(配当込み)は、東京証券取引所第一部に上場している国内普通株式全銘柄を対象と
して算出した指数で、配当を考慮したものです。なお、TOPIXに関する著作権、知的財産権その他一切の権利
は東京証券取引所に帰属します。
○MSCI - KOKUSAI インデックス(配当込み、円ベース)
MSCI - KOKUSAI インデックス(配当込み、円ベース)は、MSCI Inc.が開発した、日本を除く世界の先進国
の株式を対象として算出した指数で、配当を考慮したものです。なお、MSCI Indexに関する著作権、知的財産
権その他一切の権利は、MSCI Inc.に帰属します。
○MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)
MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)は、MSCI Inc.が開発した、世界の新
興国の株式を対象として算出した指数で、配当を考慮したものです。なお、MSCI Indexに関する著作権、知的
財産権その他一切の権利は、MSCI Inc.に帰属します。
○NOMURA - BPI国債
NOMURA - BPI国債は、野村證券株式会社が発表している日本の国債市場の動向を的確に表すために開発され
た投資収益指数です。なお、NOMURA - BPI国債に関する著作権、商標権、知的財産権その他一切の権利は、
野村證券株式会社に帰属します。
○シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)は、Citigroup Index LLCが開発した、日本を除く世界
主要国の国債の総合収益率を各市場の時価総額で加重平均した指数です。
なお、シティ世界国債インデックスに関する著作権、商標権、知的財産権その他一切の権利は、Citigroup
Index LLCに帰属します。
○JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円ベース)
JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス - エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシ
ファイド(円ベース)は、J.P. Morgan Securities LLCが算出、公表している、新興国が発行する現地通貨建
て国債を対象にした指数です。なお、JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス - エマージング・
マーケッツ・グローバル・ディバーシファイドに関する著作権、知的財産権その他一切の権利は、J.P.
Morgan Securities LLCに帰属します。
本指数は、信頼性が高いとみなす情報に基づき作成していますが、J.P. Morganはその完全性・正確性を保証
するものではありません。本指数は許諾を受けて使用しています。J.P. Morganからの書面による事前承認な
しに本指数を複製・使用・頒布することは認められていません。Copyright 2014, J.P. Morgan Chase & Co.
All rights reserved.
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