枚方地区 氏名 飯田 正敏 住所 大阪府枚方市 年齢 64 意見書 私は、公園やスポーツ施設の充実、拡大を希望します。 私は、月約20日程、軽いランニングで汗を流して、老後の健康を維持し楽しんでいます。場所は、出 口野草地区から鳥飼仁和寺大橋の下までの約3km です。その間には、自然環境を維持した、色んな草 花や小鳥のさえずりを楽しめます。木屋元地区に入ると、親子ずれやお孫さんと遊ぶ老人が砂場、遊具 で楽しんでいます。野球場、サッカー場、テニスコートでは青少年、若者達が白球を追って伸び伸びと プレーを楽しみ、体力、技を磨き健康的に動き回っています。太間地区では、マリーゴールド、葉ゲイ ト、サルビア等々の花が咲き乱れ、訪れる方々を癒してくれます。仁和寺野草に入ると、コスモスが植 えられ10月末には花が咲き乱れることでしょう。朝夕には大勢の方々が散歩に、ランニングにと楽し んでいます。 この様な状況の中で、市民の方々は河川公園を利用して居ります。 淀川河川敷を自然環境保全・再生することが大切です。グランドなどのように、本来河川敷以外で利用 するものについては、縮小を基本としています。 との意見もあるようですが、国はこの広大な土地を市民の憩いの場に提供し、規模を拡大し、施設の充 実を図り、尚かつ治水・利水・防災も含め整備して頂きたく願うものです。しかし最低でも、現状を維 持して戴けないでしょうか。 これからの高齢化社会に向かって、健康で生き生きとした社会作りを、子供たちには、明るい未来作り を淀川河川敷は最高の場所です。 枚方−1 氏名 池貝 浩 住所 大阪府枚方市 年齢 43 意見書について ・ 「川と人との新たな共存関係を目指して」と題された資料が本文です。 ・ 「(別添参考資料)琵琶湖・淀川流域エコミュージアム」と題された資料は補助的な参考資料であり、 もし可能であるならば添付願います。 川と人との新たな共存関係を目指して 1.発言の主旨 ①堤内地での代替が困難なグラウンド等については河川敷きでの一定の利用を認めていく必要があ るが、同時に水辺の自然を連続的に保全・再生する自然生態回廊の形成を図るなどして、自然と人 が共存できる河川敷を目指すべきである。 ②また、パートナーシップによって、環境資源を生かした多様な活動を促進するとともに、それを 地域の活性化につなげていくための仕組みづくりが必要である。 2.枚方市が占用する河川敷グラウンドの状況と堤内地移設の困難性 ①占用グラウンド(2 地区:6 面:2.5ha)の平成 14 年度の年間利用件数は、 5,126 件、平均利用率は 55%(5・6・11 月の土・休日は 90%以上)と高い。 ②市内すべての小学校 45 校の校庭はすでに開放済みだが、なおグラウンドが不足。 ③占用グラウンドは淀川河川公園とともに当市の広域避難場所に指定。 ④占用グラウンドを堤内地に移設するためには、土地代だけでも 40 億円以上が必要。 3.河川敷でのスポーツ活動に関する社会的な合意状況 ①河川敷占用グラウンド等は、急速な都市化により堤内地での公共用地確保が困難な中、増大する スポーツ・レクリエーション需要に対応するために制度化され、最近では、平成 15 年 2 月の「社 会資本整備審議会河川分科会答申」でも、スポーツ等は適切に支援すべき河川利用の一つとして 位置づけられている(同答申Ⅰ.(2))。 ②「平成 12 年度河川水辺の国勢調査(国土交通省)」では、淀川全体での「スポーツ利用の年間推 計値」は 562 万人で、荒川に次ぎ全国第 2 位の利用者数。 ③同調査で、淀川での「今後水辺でやりたいこと」のアンケート結果は、 1 位:ピクニック・キャンプ、2 位:散策・休息・その他、 3 位:スポーツ、 4 位:生物観察、 5:釣り・魚とり、 6 位:ジョギング。 4.自然環境と調和した河川敷利用を図るための方策 ①占用グラウンドに隣接する敷地を含め、水辺沿いの河川敷きの自然を縦断方向に連続的して保全・ 再生することによって、自然生態系の回廊を創り出す。 ②ゾーニングによって、上記の自然保全・再生ゾーンを定めるなど自然と調和した河川敷き利用の方 針を定め、市民や利用者の理解や協力を得る。 ③なお、 「ゾーニングは不要」との意見もあるが、行政手続法第 5 条にあるとおり、公平性・透明性 を確保する観点からも許認可の審査基準としてのゾーニングが必要。 ④また、ゾーニングは、各種要件の変化等に伴い一定期間ごとに見直す。 5.淀川流域の環境資源を生かしたパートナーシップによる地域活性化に向けて ①地域固有の魅力を掘り起こし、それをまちづくりに生かしていくための仕組みと活動であるエコ ミュージアムの手法を用い、川と人との新たな共存関係をめざすべき。 ②そのためには、国、沿川自治体、NPO等からなる「琵琶湖・淀川流域エコミュージアム交流会」 を設置し、相互の連携と活動支援を図ることが効果的。 枚方−2 氏名 池貝 浩 住所 大阪府枚方市 (別添参考資料) 年齢 43 「琵琶湖・淀川流域エコミュージアム」について 1.「琵琶湖・淀川流域エコミュージアム」の目的 ①川と人との新たな共存関係を築いていくためには、河川の自然の保全・再生を図ることと合わせ て、市民の主体的な取組みを引き出していく必要がある。 ②また、その川と人との新しい共存関係をめざした取組みが、さらに地域での実践的なまちづくり の活動につながっていくことが期待される。 ③エコミュージアムとは、地域固有の魅力を掘り起こし、それをまちづくりに生かしていくための 仕組みであり、地域全体を博物館に見立て、市民主体のパートナーシップによって地域の自然・ 歴史・文化資源の発見・研究・保全・展示を行うものである。 ④以上から、 「琵琶湖・淀川流域エコミュージアム」は、琵琶湖・淀川水系が有する多様な価値 再生 と創造を通じた淀川流域の活性化(持続可能な社会の実現)への寄与を目的として、市民主体の パートナーシップにより、水系に関わる地域資源の発見・研究・保全・展示を行うものである。 2.対象となる地域資源の例 ①水系の自然、及びこれらと生態系ネットワークを形成する周辺地域の自然 ②人と自然とふれあいに関する情報・人材・活動 ③人々の暮らし(川遊び、衣食住、祭り、伝承、習俗、宗教、町並み、名水等) ④産業(漁業、農業、舟運、酒造、工芸、商業等) ⑤芸術・史跡(庭園、茶の湯、絵画、文学、芸能、歴史街道、社寺、史跡等) ⑥過去の水害に関わる体験・記録 ⑦治水・利水に関わる構造物・工法・記録 ⑧景観 ⑨観光・レクリエーション資源 ⑩環境資源を活かした新しい文化の創造(葦の有効活用、エコツーリズム など) 3・「琵琶湖・淀川流域エコミュージアム交流会」の設置 ①交流会の構成と目的 ・国・沿川自治体・NPO等により構成され、エコミュージアムの活性化を図るための交流・連携・ 支援を実施 ・構成員または関係団体からの会費、受託、助成等によって運営 ・河川管理者から独立した組織であり、河川事業の政策決定に関する権限は有しない ②交流会による交流・連携・支援策の例 ・インターネットによる各種資源・施設・情報・人材等の紹介・検索システム ・インタープリターの養成 ・NPO活動への支援 ・各種連携プロジェクト(リレーワークショップ、流域ウォーキングマップ、エコツーリズム、 レンタル・カヌー・サイクル広域運用システム等)の企画・運営 など 枚方−3 氏名 奥野廣造 奥野博明 住所 大阪府三島郡島本町 年齢 46・48 河川敷ゴルフ場として参加するための意見書 河川敷のゴルフ場としてどうあるべきなのか。課題とあり方。 淀川河川敷のゴルフ場は昭和 32 年以降、社会的な大きな流れの中で、国と大阪府の指導のもと、公益性 の観点から、一般市民の健康や体力づくりに貢献できるよう、高齢者から年少者まで老若男女を問わず 利用できるゴルフ場として底料金でパブリック制での運営を基本として設立されました。設立の当初か ら、許可を受け淀川河川敷のゴルフ場は、その役割を果たすため、河川敷でなければ得られない平坦で フラットである立地条件を生かし、一般市民の健康や体力づくり、安全に水と親しむ憩ややすらぎの場 所の提供のために日々努力をして参りました。 淀川三川合流地点から下流の河川敷空間は、都市化が進み日々そのような場所がなくなっていくなか で多くの人々にとって、人としての基本的な要求にもとづいて、一部がグラウンド、ゴルフ場、公園と して整備され利用されてきたことは、公共性と公益性を考えると当然のことであり、その存在と役割に は、大きな意義があると思います。 淀川の河川敷ゴルフ場で言えば、それぞれの地域の中で、どのように利用されているのかを述べます と、年間 40 万人の利用者の方々が、低料金で、歩いてでも利用でき、川と親しくスポーツを楽しめる環 境として、高年齢の方から子供まで幅広く、ご利用いただいております。 特に今日社会環境が変化し高齢化社会や小子化社会をむかえ、高齢者が安心して生活できるような環 境や施設の整備、ならびに、子供たちが自由に遊べるグラウンドや施設が減少しつつある今日の現状を 考えますと、高齢者や子供達が身体と心の健康を維持し、やすらぎや憩の場をどのような形で提供して いくのかが社会的な課題となってきております。このような社会環境下において、河川敷のゴルフ場は 最適な場所であり、今後の社会性、公共性、公益性の観点から考えても、非常に重要な施設であります。 また社会性、公共性、公益性の別の側面から、河川敷のゴルフ場では、自主的な水防訓練を、国土交 通省と地域の水防団長との立会いのもとに行い地域の水防意識の向上に努めたり,農薬問題では、従前よ り水質環境を考え減農薬に取り組み、定期的に水質検査を行なうなど水質管理を自主的に行い、環境基 準値以下に抑えております。さらに、河川堤防のゴミ、不法投棄問題にも取り組み、地域社会とともに 河川の清掃やクリーンキャンペーンにも参加しております。 このように「川でなければできない利用、川に活かされた利用」という観点から河川敷のゴルフ場と して、私たちは常に努力をしております。 このような状況のなかで、今日の自然環境問題を考えますと、今後の河川整備は、「治水・利水を中心 とした河川整備」から「河川や湖沼の環境保全と回復を重視した河川整備」へ転換していくことが必要 であるとされております。水質保全や生態系保全の視点から河川整備を考えることは重要なことである と思います。しかし、水質保全や生態系保全を重視するあまり、高齢化や少子化などの社会情勢や社会 環境の変化を無視するような施策であってはならないと思います。 私個人としては結論が先にあるような議論ではなく、また、流域委員会と河川管理者が今後の社会情 勢を配慮したうえで良識ある判断と提言によって河川整備計画を進められるように心からお願い申し上 げます。 枚方−4 氏名 小沢 潤一 住所 京都府八幡市 年齢 77 河川敷の整備と活用について!!! 【A】現状認識(2003 年 10 月 1 日現在)①木津川流れ橋→②八幡御幸橋→③橋本小金川橋(大谷川と淀 川の近接附近)→④くずはゴルフ場→⑤枚方大橋河川敷公園まで。 上記、河川敷を実地検証のところ、かなり以前から整備活用されている①左岸域の茶畑!②八幡市川口 木津川左岸の野球グラウンド、御幸橋から三川合流点への背割堤の桜並木!④くずはから枚方大橋河川 敷公園近くまで延々と開発されている広大なゴルフ場!枚方市磯島校区占有グラウンド等について、利 用人口の扁在のきらいはあるもののそれなりに適地・適時に使用されているものと認識いたします。更 にテニスコートやサッカーグラウンド位は拓く余地も見受けられますが!?唯③の上下流域を始め①∼ ⑤全域に亘る河川敷において、放置されている荒蓼たる雑草■や淀んだ水溜り、上流からの流木、枯枝、 近代生活上の雑多なゴミ捨て場と化しつつある起伏に富んだ河川敷を、どう活用できるのか?!みんな で考えたいと存じます。 【B】流域住民の要望!!(浩然の気を養う自然体験学習の場として!!) 近代車社会!パソコン社会!リストラ・不公平・不満・経済至上主義による公害や乱開発による環境劣 化等、イライラ!ピリピリ!途上国の戦乱や地域犯罪のビクビク等ストレス過多の近代社会を少しでも 快適の世紀へと、悠々たる川の流れのように改革するパワーを養えるような自然体験学習の場としての 河川敷を、スポーツのみに限らず、野鳥や赤とんぼも飛びづらいような密生した茨草原を、長期展望の もと、水辺のヨシの森や低灌木、川原よもぎや彼岸花、菜の花等々既存の植物とも共生の思いやりの深 い自然農園や花壇づくり等・バラェティーに富んだ活力ある河川敷へと変革してゆけば、老・若・男・ 女も喜々として参画できる狭い日本の中のせめてもの広い河川敷を市民の健全なる遊びの場、学びの場、 ストレス発散の場としてアセスメントを考慮しつつ開放して頂きたい。 【C】具体化の前提!!(利用者市民として守るべきモラル)!!! イ. みんなの公園だから互譲の精神で、欲ばらない。長期占有化!私有化はしない! ロ. 河川敷活用についての智識・経験・情報交流等、仲よく助け合う、和(環)の精神で!! ハ. 楽しく学び、遊ぶ!自然と共生、環境創造のチャレンジ精神を! ニ. 有害危険物(化学薬品・農薬・爆発物・凶器等)土に戻れないゴミは絶対に持ち込まない!!! ホ. 刈に取った草木等は焼かずに、窪地や水溜まりを利用して堆肥化(ミニ農園や花壇の肥料とする!) ヘ. 土に戻せない化学製品や金属類を発見したら所定の場に分別拾集し定日に行政が回集する! 【D】活動の展開!!!(行政+学識経験+市民パワー)の3味一体で!!! ① 市民への行動計画の呼びかけ!!!(国・地方の行政 意→学識経験 智→市民パワー 労) ② 一気可成の変革造成よりも、自然のリズム・アセスメントを見計らいながら、長期的視野で展開して ゆけば、予算措置も軽微となり、悪意の妨害も起こりにくいのでは?! ③ 河川敷の市民への開放については3味一体の合意判定により、ミニ自然農園、花壇、ビオトープ、ヨ シの森、植林(松・桜・楠等)の並木遊歩道・サイクリングロード、スポーツグラウンド、川原よ もぎ、彼岸花・菜の花畑や白砂の原等自然のままの保全区画と適地・適時の区画割りの設定!! 【E】近未来への展望!!!(現代は未来のために拓くもの!!!) 特に②③の流域辺は大自然と近代感覚の調和した景観が展望され、河川敷観光ルートの目玉として楽し めるのでは?!その昔、30石舟も行き交った歴史的実績もあり、停泊できる名所(桂川の嵐山、宇治 川の伏見、八幡の背割堤、くずは、枚方、守口から大阪湾へと展開すれば近畿圏の観光力を高める事に なるのでは?!就航舟には(10 人∼50 人)乗り位のソーラー・シップ(補助エンジン付)の屋形舟なら川 底の改修も少々の予算で可?! 以上、詳細についてはフォーラムにてと存じます。 枚方−5 氏名 小西 孝子 住所 大阪府守口市 年齢 ・ 円卓会議に参加します 【1通目】 ① 理由 スポーツに利用しています。 今から20年前から理容仲間でソフトボールを河川敷で借用しています。 「マスターズ」は小西孝子 が発起人です。 安い費用で月曜日、朝9時∼12時までチームでソフトボールの練習及び試合を続けています。 だから、縮小されるとスポーツをする場所が失いますので球場を残して下さい。 ② 守口門真子ども音頭を作詞して、FM ハナコや有線で流しています。 田舎のない孫達のために淀川は唯一の川であります。 「ぼくらの友達、淀川だ。今日も元気と声かける」 タコあげ大会、マラソン大会、イベントは思い出に残る場所です。 だから広場で残して下さい。 ③ 舟を浮かべて遊覧船で川下りの楽しみを味わして下さい。老人会、町内会、子供会などのイベント をすればよいと思う。そんな楽しみも欲しいです。 ④ 舟の株主は一般公募で何口でも持てばよいと思う。舟会社を設立し、配当をする。 株主となれる。株主優待とする。そんな楽しみ方もあると思う。 ⑤ 「わんど」はそのまま残して生き物の宝庫となる様、自然保護の観察をする。 それもよいと思う。府営釣り場もあればよいかなー 参加したいです。 【2通目】 ①淀川河川敷でソフトボールをさせて下さい ②舟で遊覧させて下さい ③子供達のために川として色々なイベントをして下さい ④魚つり場を常設して下さい 枚方−6 氏名 佐川 克弘 住所 大阪府高槻市 年齢 70 何故淀川の高水敷の自然環境を守るのか 2003.9.30 佐川克弘 1)危機にさらされている豊葦原の国 日本最古の歴史書「日本書紀」 「古事記」で日本は 豊葦原の国 とされていることは周知の通りだ。 しかし淀川の原風景、日本の原風景であるヨシ原は衰退し危機にさらされている。高水敷の施設的 利用、複雑な水際の減少、本川水位と高水敷高の比高の拡大、洪水攪乱域の減少、模型飛行機・モ トクロス・ゴルフ・不法耕作などは河川環境を悪化させている。 全く同じ理由で淀川固有の草原・河原は失われ、セイタカアワダチソウ・メリケンカヤツリなど外 来種の植物が繁茂している。 秋さらば 見つつしのべと 妹(イモ)が植えし やどのなでしこ 咲きにけるかも 大伴家持が詠んだ撫子(カワラナデシコ)は 秋の七草 の一つだが、カワラヨモギなどとともに 淀川特有の野草であった。高水敷の自然環境を取り戻しカワラナデシコが戻って来ることを目指し たい。 淀川には絶滅危惧種にランクされている野草が数多く残っているが、これらも孤立・分断化のため、 このまま放置されれば文字通り絶滅してしまう恐れがある。これらを後世に残して行くことが求め られている。 2)淀川は唱歌の故郷 1あれ松虫が鳴いている。 ちんちろちんちろ ちんちろりん。 あれ鈴虫も鳴き出した。 りんりんりんりん りいんりん。 あきの夜長を鳴き通うす。 ああおもしろい虫のこえ。 2きりきりきりきり きりぎりす。 がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわ虫。 あとから馬おい おいついて ちょんちょんちょんちょん すいっちょん。 秋の夜長を鳴き通す ああおもしろい虫の声。 誰でも知っている文部省唱歌だ。淀川高水敷に残された鵜殿ではこの「虫の声」で歌われている虫 たちが残っている。しかしこれらの虫たちは施設公園・ゴルフ場・グラウンドでは生きて行けない。 生きて行ける環境が失われてしまったからであることは言うまでもない。クツワムシを捕まえた子 供達は目を輝かす。子供達のためにもっともっと「唱歌の故郷」を取り戻してやるべきではなかろ うか。 3)淀川を生き物たちの聖域に 淀川の高水敷は「日本の原風景」 ・ 「虫の声」の世界であるだけでなく数多くの生き物の世界でもある。 ヨシ原はオオヨシキリの子育て・ツバメの塒に利用されているし、カヤネズミの世界でもある。その 他ウグイス・ヒバリ・カワラヒワ・カッコウ・モズ・キジ・ノスリ・トビ・ケリ・カルガモ・バン・ アオサギ・コサギなど多くの野鳥の世界だ。草原では縫いぐるみのようなイタチの子供が遊んでいる。 淀川の高水敷をこの生き物たちの聖域とし、私たち人間はこの生き物たちと仲良く暮らして行きたい ものである。 枚方−7 氏名 高田 直俊 年齢 住所 平野部の河川のほとんどは、かつての「自然」そのものであった氾濫源を人が両側から狭めていって 出来たものですが、堤防内部(堤外)の昔の自然は残り、また残されていたはずです。しかし、治水と 利水の機能を強く求められて堤防の中の「残された、なけなしの自然」は相当変質させられてしまいま した。その上に、いま堤防の中にまで人の活動が、運動場の拡張として強く及び、さらにその圧力が強 まりつつあります。その結果、広い淀川の河川敷もかなりの部分までが、自然からはほど遠いコンクリ ートと茶色の地表面(強く刈り込まれた芝生状の地表面が精々)になっています。 もとより、広い河川敷を野球やサッカに使うことや、幼い子供が安全に遊べる芝生地を設けることに 反対しているわけではありません。しかし、運動場が延々と高水敷を占領しており、例えば宇治川の向 島に、ヨシ原を壊した 16 面もの野球場群が設けられているのを見ると、異常としか言えません。自然や 緑、水域の喪失は都市の生活環境の慢性的悪化を意味することを知るべきです。 スポーツは楽しいものですが、いまの子供にとっては競争社会内の脅迫観念を植え付ける行動のひと つと見ることも出来ます。最近の子供の凶悪犯罪の増加は、自然環境の中での命の躍動、命の尊さ、逆 に残酷さなどの体験の欠如が原因のひとつではないでしょうか。都市における河川敷は、いまや、生き 物を保全できる場所として、さらに生き物としての人間の原始的情緒を育む場として、唯一残された場 所です。運動場のオンパレードになってはいけません。 枚方−8 氏名 滝川 正明 住所 大阪府東大阪市 年齢 52 1.20世紀後半わが国は飛躍的な経済成長を実現し我々の生活は大変恵まれたものとなりましたが、 その一方で自然環境が著しく破壊され損なわれてしまいました。 今日では過度の環境破壊は我々の 生活をも脅かすことが広く認識されるようになり、21世紀においては失われた自然環境を回復し、 「自 然と共生する」という生活が求められています。 ここに「自然との共生」とは過去の環境破壊に対する反省に基づくものですから その意味は「人 間が自然を支配し、人間の都合に自然を造り替えるのではなく、人間も自然の一員であるとの認識の下 に、自然を維持保存しながらその環境に合わせて生活ないし活動する」ということが基本的な考え方と 思われます。 そこで河川敷の保全と利用においてもこのような基本的な考え方に基づいて進めるべきと考えます。 2.ところで河川敷の保全と利用を考えるにあたってはまず河川敷の果たす役割を検討する必要があり ます。 河川敷の役割ないし目的としては人間の立場からすれば①治水や防災また②公園などの公共利用の場 として役立っています。しかし他方では③多数の植物や動物の生存の場所としても重要な役割を担って います。そして今日の自然環境保護いう立場からは③の役割が最も検討すべき役割と考えます。 そこで以下、③の動植物の生存の場所としての役割について「自然との共生」という観点から検討し ます。 3.まず生物が生きるためには水が不可欠ですから池、沼、河川など水のあるところは多くの動植物に とり重要な生活の場所です。しかし今日宅地化などにより池や沼はどんどん姿を消しており、都会では 多くの動植物にとり河川敷が残された数少ない生存の場所となっています。 そこでこのような植物や動物を保護し後世に残していくには、動植物の生存の場所として河川敷を保 全利用することが今日の我々にとり最も重要な課題であると考えます。 そして前述の「自然との共生」という観点からすれば、人間の都合に合わせて河川敷を造り替えるの ではなく、河川敷の自然を維持保存し、むしろ人間の側がそれに適合するという結論が得られるといえ ます。 4.もちろん公園やグラウンドなども我々の生活には必要な施設です。しかしこのような人為的施設は 河川敷以外の場所に代替地を求めることは十分可能です。 また、等しく河川敷であっても上流中流下流それぞれの地域で気象条件や地質が異なり生育する植 物や動物も様々に異なりますから、生物の多様性を確保するには上流中流下流すべての場所が動植物の 生存の場所として保存される必要があると考えます。 5.以上により「自然との共生」という観点からすると河川敷は動植物の生存の場所として保全利用す べきであり、公園やグラウンドなどのに人為的施設に利用すべきでないと考えます。 以上 枚方−9 氏名 寺嶋 賢司 住所 大阪府枚方市 年齢 33 「河川敷保全と利用の方向性について」の意見書 寺嶋賢司 今後の方向性として、河川が本来もつ自然環境と人の営みとの共生が重要だと考えます。 私が想像する昔の暮らしとは違い、水道の整備や交通手段の発達などのインフラ基盤が整った現代社 会では、人が河川と接する機会や必要性が、釣り人など一部の人を除いてはほとんどないといって良い でしょう。接する機会がなくなると河川に対する興味や関心、恐れもなくなってしまいます。たまに夕 方ごろ堤防近くや橋を通っているときに川に映る夕陽がきれいやなぁと景色として遠目に川をみるくら いしかありません。経済が成長し河川流域の人口が増加すればするほど、行政は必要な利水、治水のた めにダムや堤防などの大規模工事をすすめてきたので、さらに人と河川との距離が遠くなってきました。 今の河川敷は至るところにグラウンド等のスポーツ施設が整備され、人と河川の接点が増えたかのよ うに見えます。しかし、それが勘違いであったということに気がつきました。実は人がレジャーを楽し む場所として河川敷という広大な土地が有効利用されているだけであって、そこには依然として人と河 川の間には近づきあえない境界線が存在し、両者の接点はなく、その存在も営みも全く別であるという ことです。 今後、河川が本来持つ自然環境を再生していくためには、そういった既存の施設を廃止しなければな らず、多くの利用者からの存続を求める要望が強いとのことですが、実際にどれくらいの数の人がこう いった施設を利用しているのでしょうか。おそらく、全体から見ればほんの一部の人が、レジャーのた めに繰り返し利用しているのではないかと思います。その一部の人のレジャーのために河川が護岸まで 追いやられて自由に身動きが取れなくなっているのが現状だと思います。まさに、人が力で自然を押さ え込むという従来の発想そのものです。行政が公共事業を行う際に担うべき住民への公平性、公共性と いう意味からしても、一部の人にしかその便益を還元できないグラウンド等の存続ではなく、施設を利 用しない他の住民へも還元できる自然環境の再生を優先して河川環境の整備をすすめていくべきだと思 います。 しかし、だからといって逆の発想で、河川の自然環境を再生するために、河川敷から人を完全に排除 してしまうことにも少しばかりの疑問を抱かざるを得ません。現代社会において人がほとんど忘れかけ ていた自然に対する畏敬の念をもつことで、環境保全の重要性を認識することができるからです。河川 敷の利用以外にも河川環境をよくしていくためには、流域の住民による節水や水のリサイクルといった 生活上の心がけや活動などの水質保全のための環境に対する意識が必要不可欠だからです。 そこで、河川環境を保全、回復、創造しながら、河川が本来もっていた生態系を徐々に取り戻し、そこ に人と河川との親水性豊かな場を接点として設けることで、自然と人との共存共栄が可能になるでしょ う。河川を再生するプロセスで、例えば学校教育の一環として生徒が「ビオトープづくり」に参加した り、住民がボランティア活動として参加できるようなしくみを作ることができれば、理想的な自然と人 との深い共生が可能になるのではないかと考えます。今まで人と川の間に引かれていたコンクリートの 直線的な境界線を取りはらって、そこにはっきりとした境界線のない自然空間を安全性に留意しながら 創造していくことが望まれます。河川環境の瀬や淵での生き物の生態系に悪影響がない範囲で人が水辺 に接することができるような場が少しずつできていくことを期待します。そして、近い将来に淀川の河 川敷で身近な生態系を観察できるエコツアーなんかができればいいなと思います。 枚方−10 氏名 飛田 幸雄 住所 大阪市西区 年齢 58 淀川河川敷利用に関する意見書 河川敷はバリアフリーの空間だ「誰でも自由に快適に」 私は今まであまり機会の無かった弱者の立場から述べさて頂きます。定番の有識者では無く、無識者で す。 ご容赦を。 > 河川敷に於ける車止め(バイクバリア)< 現状は外周に於けるバイク侵入防止が不完全である。依って河川敷を走行するバイクが後を絶たない、 外周の不備を放置し内部で小刻みにバリアを増設する矛盾、原因は元から断たねば解決しない。 自転車道に原因は無い。(調査済み) 自転車道にバリアが設置されたり増強される原因はバイクの侵入を放置している国土交通省に有ると理 解する。管理者が絶対に入れないと決断すれば可能なことである。外周での侵入防止は国の責任では 無いのか。解決法は物理的に河川敷に侵入させないこと、これ以外なにをしようと無駄である、即実行 有るのみ。進入と侵入の違いを考えるべきである バリアに依り迷惑を受ける者に対する差別意識が根底に有ると弾劾する。差別、偏見、等の意識は自覚 が無いのが特徴である。追求すればそんなつもりは有りません。答えはいつも決まっている。ゲートも 設置したつもりで済ませばよい。やっていることは、つもり等という観念的な事でなく物理的にゲート を増やしているこの矛盾。 物理的結果(ゲート)にそれが出ている現実、悲しいことである。 * * 日本国はバリアフリーを推進していると思うのは誤解で有ったのか。 差別、偏見の無い国を望むのは間違いか。 >「身近な自然空間を利用して、公園やグラウンドなどを作ってきましたがこれからは自然環境保全・ 再生することが大切です。 グラウンドなどのように、本来河川敷以外で利用するものについては、縮小を基本としています」。 。。。 HP より引用 このような原則を決めたので有れば断固貫くべきである。 過去には強い声に押されそれを歪めてきた事は無いのか。 それによって弱者がどれだけ泣いてきたか把握しているのか。 公平性が行政の大原則と標榜し現実はどれだけ公平を実現したか疑問である。弱者に配慮するのが公平 性の原則では無いのか。 弱者の人権を無視するのが国家の方針とは先進国が聞いてあきれる。 弱者も人間である、人権は無いのか。 >提案します。 欠陥自転車道は放置し新たに国土交通省の責任において毛馬から枚方まで障害物の無い、バリアフリー と言われる道を造ることです。 水面に近い位置ならゲート無しは可能です。 (調査済み)バイクを絶対に入れないのが前提だからそれを やらないのなら無理ですね。 この意見書が無駄かもしれませんが。 河川敷 一歩入れば バリアフリー。 無理でしょうか? 枚方−11 氏名 中谷 たか子 住所 大阪府寝屋川市 年齢 52 私の母の里の奥津町は、あのダムの問題が今だに続いている所です。建設が口にされてからもう40 年が来ようとしています。子供の頃に見たその川には美しい水が流れ、たくさんの魚が泳いでいました。 子供心にも、こんなすてきな川がダムになるなんてもったいない、またここに住む人達の生活はどうな るのだろうと思いました。この時から、私は全国の川とダムの問題へと関心を持つようになりました。 22歳で結婚して大阪に来てからは、ほとんど川らしい川にはめぐりあえませんでした。子供ができ て川で遊ばせてやりたいと思っても、足さえつけられない状態でした。仕方なく、川に遊びに行く為に 兵庫県や奈良県に行く有り様でした。 河川は水を流す為だけの場ではない筈です。そこには魚や他の生物が住み、岸辺には植物も必要です。 そして子供達を含め様々な人が集まり、いやしを含め、河川からの恵みを受ける場なのです。その恵み を受ける為に私達はどんな努力でもすべきだと思うのです。自然に学ぶという気持を謙虚に受け止め、 今こそ実行できる時だと思っています。 枚方−12 氏名 中西 俊毅 住所 大阪府枚方市 年齢 59 枚方少年野球連盟 理事長 中西俊毅 昭和60年3月淀川河川敷に永年の夢であった専用球場が完成しました。以来連盟としても、個々の チームにしても大変重宝し、枚方少年野球連盟に加盟する全ての団でその運営、管理に努めてまいりま した。 そもそも淀川河川敷専用グランド設立に当たっては、完成の数年前から枚方少年野球連盟加盟団は勿論 のこと、私たちの活動を理解し支援してくれる多くの団体、個人の署名活動をし、建設省(当時)、枚方 市の深いご理解のお陰で念願の専用グランド完成にこぎつけました。 以後、私たちはこのグランドを幾度もの台風による被害を全員の力で整備し、日常的にも心をこめて 管理に努めてまいりました。そして何よりも選手たちが、その整備されたグランドで全力でプレーする 姿を見るとき、このような施設の有る喜びと尊さを肌で感じます。それは、我々少年野球に携わる大人 だけでなく、選手たちも草引きや石拾い、トンボかけなどを通じて体感しているものと思います。 また、枚方少年野球連盟では年間6つの大会を実施していますが、相当数の試合を消化する上で、こ の河川敷グランドは今や無くてはならない存在となっています。 このように、青少年の健全育成をスローガンに25年に渡り活動してきた枚方少年野球連盟は多くの 人々に支持されています。 淀川河川敷の施設が無くなる事により、多くの団体・サークル・個人の活動に支障をきたすことは誰の 目にも明らかです。 自然の尊さは誰もが百も承知しています。自然を破壊することなく、自然と共存する途を多くの人たち と考える事が大切だと思います。 枚方−13 氏名 西川 治 住所 大阪府枚方市 年齢 52 私は52才の男性です。生まれは豊中市です。 子供の頃から魚釣りが好きで、近くの池によく釣りに行きました。 中学生の頃、姉が枚方に嫁いだので時々遊びに行っているうちに、義理の兄が「淀川にたまり(池)が あるから行ってみないか」と言われ、連れていってもらいました。その時の感動が忘れられません。そ の場所はよく覚えていませんが、夜明け前、土手の上に車を止めて釣り道具を持って降りていくと、高 さ2∼3mのヨシで前が見えません。かすかに人の通った跡があり、それをたよりにヨシをかきわけな がら約15分位進むと、前がぱっと明るくなりました。そこはヨシ原の真中がぽつんと開け、まるで鏡 のような水面に、水鳥が浮かび、ヨシが映っていました。それは今まで見た事も無い美しい風景でした。 適当な場所を見つけて釣りを始めると、小ぶなはもちろん、もろこやハスがたくさん釣れました。水も 綺麗で飲めそうでした。 その時から私は将来、淀川の近くに住みたいなと思い、25才の時、枚方に移り住みました。 しかし、その頃から少しずつ河川工事が始まり、昔の面影がどんどん無くなっていきました。私は寂し く悲しく、腹だだしくさえ思う時もありました。その反面、私もゴルフをしますので、河川敷のゴルフ 場へはよく行きます。時々複雑な気持ちになりますが、何でもかんでも自然に人の手を加えてしまって は、本当の自然の美しさや神秘性がなくなり、至っては人の心にも悪影響を及ぼすのではないでしょう か。また、最近動物の問題でも外来種が増えて生態系が狂ってきていますが、これもすべて人間の責任 ではないでしょうか。それもここ20∼30年の間です。今のうちに何とかしなければとり返しがつか なくなってしまいます。今回の河川敷の問題でも今までのようなコンクリートで固めてしまうような公 共事業はやめて、自然に戻す事業に切り替えていってはどうでしょうか。自然の中で人が暮らしている ような社会か、せめて自然を楽しめる場所が必要ではないでしょうか? 例えば、公園にしてしまった一部にワンドをつくり、そこにヨシを植え、魚の産卵場所にして、それ を観察できるような施設が作れないものでしょうか。確かにスポーツ施設や公園にするほうがいいと言 う方もおられますが、私のように自然が好きだから自然に戻して欲しいと言う方もかなりおられると思 います。そもそも自然を壊して人工的なものにしてしまうのは、公共事業をとりまく政治と企業の問題 もありますが、他にももう一つ大きな問題があると思います。 住宅地にあった池で遊んでいた子供がケガをしたり、不幸にも亡くなってしまった事故が頻繁におこ った時がありました。そのとき悪者になるのは池です。役所も責任を問われるのを恐れて、すぐに柵を 作ったり、ひどいのは埋めてしまって、公園になってしまっているところもたくさんあります。 しかし、本当に池が悪いのですか?池はもともとそこにあったのです。人があとから来たのです。それ で本当の教育やしつけができるでしょうか。危ない所は無くしてしまい、ケガをしそうなところには行 かせない。万一ケガをしたら行政が悪い。こんな考え方で子供がきちんとした判断ができる大人になれ るでしょうか。 小さな頃から自然に親しみ、自然の中で遊んでいると、自然がいろんな事を教えてくれます。 私は淀川が好きです、いいえ好きでした。もう一度好きな淀川に戻ってほしいですね。 枚方−14 氏名 宮本 弘 住所 大阪府枚方市 年齢 59 北牧野河川敷グラウンド利用について 平素は、当協会の運営に対し、多大なご理解・ご協力を賜り深く感謝申し上げます。 当協会は、昭和47年に枚方市軟式野球連盟(少年部)より青少年の健全な育成を基本理念とする独 立した組織(協会)として設立し、その趣旨に基づき活動いたしております。 その間に活動場所として、昭和61年に北牧野河川敷グラウンドとして整備提供していただき、小学 生チームの専用グラウンドとして永年利用させていただいておりましたが、近年の堤防付近の住宅建設 等の諸事情により、昨年より貴重なグラウンドの使用ができない現状であります。 現在の枚方市のグラウンド事情では、当連盟で抱える一般社会人チーム(現在130チーム登録)の 大会会場確保も容易ではなく、市内の民間企業等のグラウンドを借用し日程消化に苦慮している状態で あります。このような状況下において、学童大会の日程を組み入れることは非常に困難であり、今後河 川敷グランドが使用できない状況になれば、学童の大会数を減らさざるを得なくなり、子供達の活躍の 機会を奪い取ることになり兼ねません。汗と泥にまみれ、歓び、汗を流す場となるグラウンドの維持継 続をご考慮くださいますようお願い申し上げます。 平成15年10月2日 枚方市軟式野球連盟 枚方市少年軟式野球協会 会 長 宮本 弘 枚方−15 氏名 吉川 正之 住所 大阪府茨木市 年齢 66 河川敷保全と利用の方向性について(意見) 私は「くらわんか船発祥の地」の記念碑の近くで生まれ育った。手長エビ、イタセンパラの棲むわん どや農家への牧草の供給地であった河川敷は、私の少年時代の遊び場であった。また集落の周囲に広が る水田を耕作する農家にとっては淀川の水は欠くことのできない大事なものであった。いろ々の恵みを 与えて■れる淀川も、台風時に大雨が降ると犬走りにある水位計の危険水位を越え濁流がおしよせるこ ともたび々あった。 その後40数年が経過した現在は、当時に比べ、治水対策の大幅な高上、周辺の水田、森林の開発、 など淀川をとりまく状況は大きく変化した。今後はこの変化に対応した施策が必要であると思われる。 先づ治水対策は格段に高上し、毎年冠水が常態化していた河川敷はダムの築造などの効力により、年中 利用が可能となった。そしてグランド、公園など様々な形態で利用されている。このことが、本来河川 敷以外の利用について、環境保全再生という理で減少されようとしている。私はこの意見にすべて反対 するものではないが、一方淀川周辺は大都会化し、淀川は京阪神1400万人の暮らし、産業活動を支 え、広大な河川空間は人々に安らぎと癒しを与えてくれているという現実がある。 この現実と自然環境保全とをどう調和するかが求められている。 そこで私は、市民が淀川について、次に掲げるような様々な活動に参加し、淀川に親しみ、淀川につい て正しい認識と理解を深めることで環境保全に寄与できる、このことが住民の交わりを通して心豊かな 社会の創造に■がると思われる。河川敷の利用方法についても住民参加型の活動展開が基本であると考 える。 1.淀川クリーン活動 2.水辺鳥類昆虫植物の出前講座 3.簡単な水質検査 4.淀川の民話など芸能文化 5.淀川歴史ウォーク 6.子供の為のたこあげ等 5.30石船下り 枚方−16
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