金融円滑化に関する体制の概要のご報告 当金庫は、平成21年12月の「中小企業金融円滑化法」の施行に伴い、お 客さまからのご相談に迅速に対応するために体制の整備に努めてまいりました。 【規定の制定】 平成22年1月25日、「金融円滑化管理規定」を制定しました。 平成22年10月1日、「金融円滑化管理規定」を一部改定しました。 【体制の整備】 ①役職員への周知徹底 「中小企業金融円滑化法」への対応及び、当金庫の中小企業金融円滑化基本 方針について役職員へ説明会を実施しました。 (支店長、融資課長、渉外課長を中心に平成21年12月~22年3月に延 べ6回説明会を実施。平成22年3月~5月に審査部、管理部による営業 店臨店を2回実施) ② 平成21年12月4日「金融円滑化ご相談窓口」を設置しました。 設置場所:営業部店 ―― 各部店融資窓口 本 部 ―― 審査部 応 対 者:営業部店 ―― 次長、融資課長、融資課員 本 部 ―― 審査部、各部店担当者 総括担当者 副部長 【対応について】 ①対応の内容 ・中小企業の取引先への貸出金の条件変更を含めたご支援 ・住宅ローン利用者に対するローン返済の条件変更に対するご相談 ・中小企業者に対する資金繰り、経営改善に対するご相談等 ②対応方針について 条件変更等への対応については、その要請を真摯に受け止め、お客さま の抱えている問題を十分に把握した上でその解決に向けて、貸出条件の 変更等きめ細かな対応をしてまいります。又、他の金融機関や信用保証 協会等と緊密な連携を図る必要が生じたときは、守秘義務に留意しつつ お客さまの同意を得たうえで、緊密な連携を図りながら条件変更等の対 応を行います。 【責任者の設置】 ①金融円滑化管理責任者の設置 審査・管理担当常務 ②金融円滑化対応責任者の設置 営業部店長 【具体的な対応方法】 ①営業店では、「金融円滑化ご相談窓口」にて対応します。 ②渉外課員は、お客さま訪問時にご相談していただければ対応します。 ③電話でのご相談は、融資課・渉外課にて対応します。 ※ ホームページに対応方法の公表をしています ・平成21年12月7日「金融円滑化ご相談窓口」を公表 ・平成22年2月15日「中小企業金融円滑化基本方針」を公表 【管理の方法】 条件変更等の申込の記録と保存及び進捗・管理方法は下記により対応してい ます。 ①お客様からの条件変更等のお申し出に対しましては、 「融資案件進捗管理 リスト表(条件変更用)」に記載するとともに、「条件変更記録票(チェ ックシート)」を作成し、記録、保存してまいります。 ②進捗・管理方法としては、上記「融資案件進捗管理リスト表(条件変更 用)」と「条件変更記録票(チェックシート)」に基づき、進捗・管理し てまいります。 ③「金融円滑化事務フロー表作成及び条件変更円滑化コード設定」を制定 しました。 【報告について】 ①条件変更の対応状況及び金融円滑化への対応状況を定期的に、又は必要 に応じて随時理事会、常務会、及び監事等へ報告します。 ②中小企業金融円滑化法に基づく開示や財務局への適切な報告を実施して まいります。 【お客さまへの説明について】 条件変更等の申込を謝絶した場合等には、適切な対応をしてまいります。 ①お客さまへは十分な説明を実施してまいります。 ②お客さまからの苦情の相談については、営業店では次長を苦情・相談担 当者としております。本部は「お客様ご相談センター」で受付、関係各 部(リスク統括部、審査部、管理部、業務部)と協議した上で、営業部 店とともに対応する体制を整備しております。 ③お申し出の謝絶又は取り下げに至った理由は具体的に「融資案件否決理 由書」に記録、保存してまいります。 【経営改善計画書の策定、支援】 営業部店長、融資課長を中心に、お客さまの経営改善計画書の策定を支援 してまいります。そのため、経営改善計画書の策定状況をチェックする「経 営改善計画書の策定チェック表」を制定しております。又、平成 22 年度業 績査定において、経営改善計画書の策定状況を業績査定項目に取り入れ、 真摯に対応してまいります。 【金融円滑化推進会議の開催について】 平成22年4月13日、事務局を審査部とし、担当常務理事、審査部長、 業務部長、管理部、審査部職員8名により、実効性のある企業再生に向け た取組みを図るため第1回目の会議を開催しました。 以後、22年10月末まで計6回会議を実施済。 以 上
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